多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→示談交渉人 ゴタ消し


示談交渉人 ゴタ消し

第7話(11/02/17)

 今回の話は、モンスターペアレント…とみせかけて児童虐待さらに白虎の過去も少しわかるよという、
完成度たけぇなオイというものでした。(ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲かよ)
 
 とある学校にのっしのっしとモンペがやってきます。
 みのりという女性教師がめっさ文句言われてます。
 …ついこないだ、モンペを訴えた教師の話題がありましたが、この話、狙って持ってきたとしたら
完成度高すぎます。(そのフリはもういい)
 ぐったりしているみのりに、うつ病になって自殺した教師もいたとか恐ろしいことほざきやがる
教頭。お前はどっちの味方ですかぁ、コノヤロー!

 そんな中、モトキという子が顔にあざを作って登校してくる。
 驚いたみのりはわけを尋ねます。
 あれだろ、間留井デパートの自動ドアにはさまったんだろ。
(モトキ君は剣術修行とかしてません!)
 友達に殴られたというモトキに、みのりはいじめを心配しますが、彼は誰にやられたか言わずに
立ち去ります。
 で、父親の澤田に連絡するみのりですが。
 どう責任とるつもりですかとか澤田言ってます。
 つーかこういうことは普通学校に親がやってきて解決を図るはずだけど、この澤田っての
最初から態度がおかしいんだよなぁ。
 電話の向こうで誠実な対応をしてください、という澤田。
 わかったわかった、10円やるから帰れ。

 みのり、マッサージ店で愚痴ってるわけですが、その店員が彩乃。
 またバイトか…つーかこういうの資格いらんのですか。
 彩乃はみのりを白虎のとこに連れてくるわけですが。
 子供好きなんて珍しいなとか白虎いってるよ。突っ込むとこ明らかにそこじゃないですよね。
 しかも白虎、的に当たると音の出るダーツやっててうるさい。
 今カウンターで話してんだから静かにしてろや!

 で、モンペがやってきた場に白虎、同席するわけですが、自分は学校の味方ではない、と
モンペに言います。
 中立の立場である、と。
 確かに学校側で話をすると、親の態度って硬化しやすいけど、双方の話を聞く、というので
あれば、胸の内を話してくるでしょうからね。
 それで白虎は、ノートの落書き云々の話は確かに学校の対応がまずかったけれども、
子供は牛乳飲めないから給食に出すなとか、勝手に担任教師リスト作ってきたとか、そういうのは
ふざけんなよ、と言うわけです。
 そんな非常識なこと言って、子供を常識のない子にさせたいのかと。
 モンペが憤ったところで白虎は、しかし親の意見ももっともである、子供への愛情でもって
話をしてるんですよね、と懐柔してくるわけです。
 どうでもいいけど白虎さん風邪でも引いたんですか。声がおかしいですよ。
 
 ともあれ白虎は、子供を思う気持ちは親も学校も同じだから、しっかり話し合いましょう、と
言うわけです。
 親としても話を聞いてもらえるなら、わざわざ大事にすることではないので、みのりの、話し合いの
日程を決めようという提案に乗ってくるわけですが。

 それを横目に、もう帰ろうとか珍しいことを言い出す白虎。
 よっぽどうんざりしたっぽいです。
 ところがそこに澤田登場。
 ガラが悪いったらない。
 自分はそんな策ではごまかされませんと言ったあと、モトキを連れてきて、こんなにひどい目に
あってるのに学校は何もしてくれない、と言います。
 で、教頭に、空気読めとか言い出して、誠実な対応としてお金を払えというわけですね。
 はい、恐喝罪。

 裁判沙汰にするよりいいでしょ、と100万を要求してくる澤田ですが、いじめかどうか立証もされて
いない、病院の診断書もない、公にしたくないでしょなどちらつかせ、一方的な通達で金を請求する
のは恐喝って言うんですよ。
 覚えとけ。
 
 帰りかけた澤田に白虎は、あんたはここにいる親とは考えが違うな、と言います。
 子供のことを思うなら、トラブルが二度と起こらないような対応を学校に求めるはず。
 なのに澤田はお金を求めているだけ。
 だから、その支払いには応じられない、と。
 そんな白虎に澤田は、どっかで見たことがあるなお前、と言って白虎から名刺受けとって帰って
いきました。
 ちなみに澤田は雑誌記者らしいです。記者なのにしょぼい記憶力だなお前。

 澤田はモトキを連れて帰って行きましたが、夕食にピザとろうとか言ってる時点でお前、かなり
ダメな親だと思うぞ。自分が作ってやるとかいっといてそれ宅配ですやん!お父さんが作ってやるとか
いっといて、やることは電話かけるだけ!どんなパパさんクッキングだ!
 みのりは、モトキは澤田になついている、いい親みたいですねっていうけど、あんたさっきの
やり取りみて本当にそう思ったなら耳鼻科と眼科行った方がいいぞ。
 モトキは、奥さんの方の連れ子で、再婚であるということがわかります。
 白虎はまず事実を確認すると言い、みのりに、匿名で子供たちに、モトキがいじめられているとは
言わずに、クラスメイトがいじめられている光景や、トラブルを見てないかアンケートを取ってくれ、
と頼みます。
 一方で彩乃には澤田の家を見張らせることに。
 つーか白虎も一緒にいるっていうか、家の前に堂々といたら通報されるだろうが!

 そんな中白虎のところに澤田から電話が。
 白虎の正体を思い出した、というのです。
 前に外務省の交渉係を担当していたと。
 なるほど!黒田が追っている霜村の事件は白虎に関係して…るわけねぇよ!

 トルネシアの人質立てこもり事件で、白虎は一人で交渉に行き、人質は一人を残して解放
されたっぽいです。
 あれから3年、あの出来事がもとで髪の毛が真っ白になったのか、という澤田。
 白虎の髪の毛は白髪交じりだと思うんですが。
 まあいいわ。
 んで、その一人連れ去られた人というのが大学教授らしくて、未だに戻ってきていない
らしいです。
 なんだ、白虎の母子という設定変わったのかー。いいですけど。
 それでも交渉のプロか、という澤田ですが、ハッキリ言って状況的には白虎の交渉は成功
していると言えるでしょう。こういう風に何も知らない人間が、あれこれいう権利はないと
思いますけども。
 外務省を辞めたのは責任をとったからか、と言ってくる澤田は、この事件から手を引かないと
ネットでばらすぞ、と言います。
 今白虎がゴタ消しをやっていることを。
 でも別に白虎としては、痛くもかゆくもないので、好きにしろと言って電話を切ったのであり
ました。
 確かに、ゴタ消ししてることばらされても、「あの時の交渉人がゴタ消しやってるの!?じゃあ
頼もう」っていう人は出てくるでしょうが、それ以外のことは特にないような気がするんだけど。
 むしろ、今頃になってその事件を掘り返そうとする澤田の方が、公安に消される可能性が
あるわけで…。やべぇ、こいつ本物のアホだ!

 珍しく酒を飲んでる白虎が、彩乃にはばれてない、みたいなことを藤井と話している
わけなんですけども。
 そこに彩乃が入ってきたので、パッと話題変えるのはさすがですね。
 つーか、もしかして彩乃、その大学教授と関係あったりするんですかね。
 ばれてないとか気にしてるあたり。
 
 彩乃が調べてきたところによると、澤田はろくに仕事をしていなくて、奥さんが働いて
家計を支えているようです。
 で、早速白虎は奥さんがはたらいている美容院にいって、奥さんがケガをしている
様子から、家庭内暴力ではないかと見抜きます。
 白虎は、モトキを助けるだけではダメだ、奥さんの意思もいる、と考えたんでしょうね。
 白虎は奥さんを連れてきてモトキの姿を見せる。
 そこには、笑顔を見せて遊んでいるモトキの姿があるのですが、澤田の前でもいつも
ニコニコ笑っていますよという彼女に、白虎は、作り笑いを母親が見分けられないことは
ないはずだ、と指摘。
 要するに、暴力を知っていて黙っていたということになりますね。

 奥さんは、出会ったころは澤田も優しかった、今も優しい時があるっていうけど、これ
典型的なDVの症状ですわ。
 暴力をふるう姿が本物で、時折見せる優しさが、公にされては困るという打算的な
優しさだったりするわけですけど、DVを受けている方は、そのたまに見せる優しさこそが
本当で、暴力をふるうのは虫の居所が悪いからだ、と勝手な判断するんですね。まあ
そういう精神状態に追い込まれるので仕方ないんだけども。
 白虎は、あんたが強くならないとね、何すべきかわかってんだろ、と声をかけました。

 帰ろうとしないモトキにみのりが彩乃とともに声をかけてきます。
 アンケートの結果が出て、誰もクラスメイトが殴られたりするところを見てないそうです。
 で、誰に殴られたのと聞くわけですが。
 今度はモトキ、みのりに殴られたとか言い出します。
 はぁ?目開けたままねぼけてっとゲンコツくらわすぞ!(ダメだろ!)
 そこに澤田がやってきて、この教師にやられたのか、そんなことでは当分学校にはやれ
ないな、といってモトキを連れ帰ってしまいます。
 どう見てもあんたの暴力ですがな。
 帰り際モトキ、めちゃくちゃおびえた目をしてたし。
 白虎も、これでハッキリした、と言います。
 アンケート結果をもとに誰に殴られたか聞いたら、モトキの目が泳いだ、さらに、澤田が
来た時瞳孔が開いていた、モトキのケガは澤田の虐待によるものだ、と。
 事は緊急を要するようです。

 澤田の家に白虎以下が来るのですが、澤田は、単なる躾の延長上といってドアを
開けません。
 しかしそこで白虎の後ろにいた男性二人が、ハンマー使ってドアをぶち破るんですね。
 現実の児童相談所の人らも、これくらい行動力あったらいいんですけどね…。
 びびりすぎてさっきから「おい!」しか言ってない澤田。
 行為を咎めるのだけど、白虎、手抜かりなく、警察を連れてきてました。
 つまり、児童相談所の立会があれば、親が拒否しても、虐待の現場に踏み込めると
いうわけです。
 こうして助け出されたモトキ。
 さらに白虎は、以前住んでいた場所でも、澤田が児童虐待で呼び出されていたことを
突き止めてました。
 前にやってたからこそ、動きが早かったというわけですね。
 今まで企業やなんだかんだと人のスキャンダルをネタに人をゆすってきたが、最近は
企業の警戒も強くなって、思うように金がとれなくなり、そのストレスでモトキに虐待
していたことを指摘する白虎。
 今回それを学校のせいにして金をとろうとしたわけです。
 
 澤田はモトキに、児童相談所に保護されたらうちには帰れなくなるんだぞー、ずっと
施設で過ごすことになるんだよーとか言い出すわけですけども。
 帰る場所がなくなるのはあんただ、とビシッという白虎。
 そこに奥さんがやってきて、キッパリと、澤田と別れるというんですね。
 DVで訴える、と。…警察いるし、被害届出した方が早いと思うけど。
 今までモトキを一人で育てていく勇気がなかったという奥さんですが、だからといって
子供に手をあげるような男と一緒になっちゃいかん。

 白虎は、子供への愛情ゆえにモンスターになる親はまだ可愛げがある、と言う。
 しかし弱い者を傷つけ、金を奪おうとする澤田はクズだと。
 もし奥さんが澤田を訴えた場合、裁判所の命令を無視して近づけば、澤田は罰せられる。
学校にした恐喝もつく、という白虎。
 これで澤田はもう二度と手を出せないでしょう。
 澤田はそんな白虎に、全部暴いてやる、と言ってたけど、暴力振るうような人間が
白虎はこういう人間だ、と言ったところで「逆恨み」と言われたらそれで終わりだと思うけど。
 ま、次回への伏線として受け取っておいてやるよ!(コラ)

 引っ越しをして、奥さんとモトキはうまくやってるようでした。
 この後、子供は親のそばにいるのがいいんですよねー、という彩乃に白虎複雑な顔をして
いたけど、やっぱり彩乃と白虎の過去、どこかで交わりそうな気がします。
 んで藤井は白虎に、大学教授の奥さんに今でも白虎が送金していることについてあれこれ
言ってるけど。
 なるほど、そういう設定になったわけですか。
 
 つーかなんていうか、低予算ドラマであることと(シッ)、今回の設定を考えると、大学教授は
テロリストとグルだったりして…という考えにならないこともないですね。
 ま、どういう風な〆方をするのか楽しみです。



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