多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→LADY〜最後の犯罪プロファイル〜


LADY〜最後の犯罪プロファイル〜

第1話(11/01/07)

 なんか新しく始まるドラマ、文句つけてばっかりで恐縮ですが、このドラマ、主役の性格が
ああなのはどうかと思う。
 プロファイリングするような人間じゃないですよ。
 犯人にいちいち引っ張られていたら、最後自分が犯罪者になります。
 実際アメリカではそういうケースが発生してますんで。
 ニーチェの有名な言葉にもあるように、もっとプロファイルは淡々とすべきです。
 そういう意味では、以前フジがやった「BOSS」というドラマで戸田さんが好演した、木元の
ようなキャラの方がうまくいったように感じます。
 周囲との協調性ゼロ、分析もつまらなさそうにする、でも犯人に対しては思わず熱いところを
見せる、みたいな。
 どうも第一話見る限り、単に熱血すぎる警察官としか見えないんですよね…。
 まだまだ修正可能だと思うので、より魅力的な主人公としてやってって欲しいです。

 ま、引きずられて犯人になってしまう、という意味で「最後の」というサブタイトルがついて
しまうというのなら大した伏線だと思います。レクター博士のようなオチになればさらに面白いと
思いますが。なにもドラマって全部勧善懲悪で終わらないといけないわけじゃないし。

 さてさて。
 物語は、とあるパーティ会場から始まります。
 ある爆弾犯がここにいるのを見つけ出すのが目的で、プロファイリングチームが潜入している
ようなのですが、どうやら主役のしょこたん(しょこたん言うな)がいきなり遅刻した様子。
 爆発の予告までは20分。
 つかしょこたん(翔子さんです)、ハイヒールがどうのって言ってるけど、親指と人差し指が赤く
なってますよ?その靴が足に合ってないと思うのですが。
 
 ともあれチームは素早く犯人の特徴を分析、犯人はテロリスト気取りのバカとかおもくそ
言われてます。
 で、ここで条件にあった人を残してパーティ会場の面子が消えていく映像は面白かった。
こういうのを今後の犯人絞り込みでも使うと視覚的に面白いかもしれませんね。

 んで翔子は、犯人は黄色のネクタイをしているはず、と言う。
 探せばまさにドンピシャの人間が女を口説いてました。
 うわぁ、見るからに頭悪そうなところまであたってる…。(犯人役の人に失礼)
 また、待機している側も、爆弾を仕掛けた場所が東京タワーだということを分析して、避難指示を
出します。
 連携とれていていいですねー。
 翔子は女を口説いている犯人に近づけという指示を出され、巧みに近づいて話しかけ、
興味を自分に向けます。
 ここらはなかなか面白い。
 この後、他のメンバーの寺田、圭祐も加わるのですが。
 やあ陸奥くんじゃありませんか!
 龍馬さん亡きあと、警察官に転職ですか!?細かい性格は変わってませんね!
(圭祐役の平岡さんは龍馬伝で陸奥役を好演されました←って注意書きしないとわからないネタをするな)
 そして沢村さんも久しぶりですのー!やっぱりこっちに転職ですか!?
 つーか龍馬伝率たけぇなこのドラマ!

 指示する結城は、彼が犯人だという決め手が欲しい、と言ってて。
 この後、彼が犯人ならこう言う、「この服いくらすると思ってるんだ、同じ服を今すぐ買ってこい」と宣言。
 犯人はまさにその通りのセリフをはきます。
 お前はジョセフ・ジョースターか結城!

 というわけで確保。
 犯人から爆弾のスイッチが…ってこれ練習用ですよね。
 実験だったらしいですよ!
 実験のわりにエキストラ金かけてますね!
 え、翔子の衣装とかもしかして自腹?(多分もしかしなくても経費で落ちないと思う!)
 しかし一応成功はしたものの、結城としては、大胆すぎる犯人へのアプローチに不満のようです。
 まあ…仕方ないですね。

 んでこのチーム、CPSとライバルといったら変だけど、捜査一課の柘植という、あれぇ別の刑事ドラマ
では署長になられてましたよね、というユースケサンタマリアが(役名と芸名が逆!)現場はプロファイリングに
対しては否定的だと言う。
 まあそりゃ机にいて何がわかるのかって気持ちもあるでしょうし、あくまでも刑事が主導で、
プロファイリングはその補助という位置づけですからのー。

 そんな中ある事件が起きていました。
 両親が殺されている家で、男の子が一人います。
 それに向き合うようにして、マスクと手袋をつけた男が。
 ボクー、君のお兄さんは家の中でマスクと手袋つけて過ごす趣味が?
(どう見ても殺人犯)
 この後この犯人は自分で警察に通報します。
 その手口からして、自分の犯行にプライドを持っていて、絶対に自分だとばれない自信が
あるタイプだと思いますよ。

 こちらは「やな予感がする」と言ってる翔子。
 フレッシュのミルク飛びましたけど!それがやな予感!?しかも被害受けたのは圭祐!
 こっちはこっちで異常なくらいきれいにしまくってる圭祐。お前はドイツさんか!
 そこに結城が、夫婦刺殺、息子行方不明の事件を持ってきます。
 ああ、さっきのやつですか。

 同じような事件はこれまで3件起きていて、いずれも夫婦は殺され、息子は行方不明になって
いるようです。
 これがナルトだとかブリーチとかだと、さらった子供は暗殺者にすべく育てられている設定と
思えなくもないのですが、普通の社会派ドラマなのでそれはないと思います。
 現場にやってきた翔子は現場と関係ないところを歩いてて、一課の連中にバカにされてるの
ですが、藤堂かなぁ、翔子の行動を、犯人の行動を真似ているんだと指摘。
 この人は多少はプロファイリングのこと知ってるみたいですね。

 本部では、複数の外国人グループによる子供誘拐だとみてるらしいです。
 だったら家の中でさらわなくても、外出中さらう機会はいくらでもあるわけで…。
 わざわざ親を殺すというリスクおかして家の中からさらう必要性はないですよ。
 翔子は勝手口外の死角にいってみて、ここで奥さんがゴミを捨てに出てくるのを待ち、その
隙を狙って入ったんだと分析。
 それは、勝手口の壁に、何かを打ち付けたような跡があるのと一致していました。
 おお、すごいですねー。まあドラマのプロファイリングはこんなもんです。
(実際はこんな簡単にパパッと分析できるものではない)

 ゴミ箱を開けてみると、まるっとハンバーグが1個捨ててありました。
 これは…!
 某中学校風紀委員長が見たら間違いなくトンファーで「食べ物を粗末にするな」と
殴られるレベル!なまじ好物なだけに!
 
 刑事らは、両親の遺体にかぶせてあったものに、丸印に星のマークが描かれていた、と
示します。
 ゾディアックに似ているという翔子。
 ゾディアック事件に関しては説明が出ましたから省くとして、これは自分の存在を強く
アピールしているわけですからやっかいですのー。
 こういうのは世間に認められるため、何件も何件も犯行を重ねがちです。
 また、翔子は現場に落ちていた、子供の絵日記の一部らしいものが丸められてあるのに
気づき、匂ってみて、ソーセージの臭いがする、という。
 なるほどねー。
 冒頭で犯人がグチャグチヤ食ってたのはこれか。
 異食は犯人の過去に関係アリですよ。

 翔子はここから、事件当日の犯人の行動をイメージしてみるんだけど。
 犯人と翔子の映像が重なって限りなく怖いですよ!
 ここからテレビつけた人は絶対このドラマ、ホラーだと思うよ!
 何かに乗り移られた女が人を次々と襲う、みたいな…。

 んでCPSでは会議が始まります。
 今までの3件の手口はいずれもバラバラで、一課が外国人犯罪だとみているのはともかく、
翔子は単独犯で犯人は同一だ、と言います。

 まず最初の事件は、両親を拘束し7日間食事なしで餓死させたらしい。
 子供は連れ去られたようです。
 両親には、間のテーブルにおかれた観葉植物を食べた跡があったとのこと。
 ここで普通ならもっと突っ込んで調べると思うんだけどねぇ。
 自分でかじりとったのか、むしったものを誰かに押し込まれたのか、それは葉の形状
みればわかるし。

 ともかく、次の手口は両親はバーナーでジワジワ焼かれたことによる焼死です。
 怖い殺し方ですね。
 これも子供は連れ去られている。

 そして今回は殺した後箱詰めにされている。
 どれも手口は違うが、それでも寺田なども単独犯だと言います。
 複数犯なら殺しを手分けする、ナイフの刺し傷、さし方などが一致するから、複数犯では
ありえないと。
 それに複数なら目撃情報も出るはずだ、ということで、一応単独犯に決まりかけたのですが…。

 模倣犯の可能性もあるとかいってきました。圭祐が。
 根拠はこれだと言って出してきたのが、警察への通報の音声。
 つまり、3件目にして犯人は警察に通報するという行動に出ている。
 今までになかったことだから、模倣犯かもしれない、と。
 確かにそういう可能性がある限りはまだ結論は出ませんねぇ。
 でも翔子は、それは犯人が成長していってるからだ、と言います。
 …このまま成長すれば自分から出頭してくれそうだね!(コラ)
 ともあれ意見バラバラで収集つかなくなったとみて、柘植はまた来ると出て行ってしまいました。

 この後柘植は、岡林というお偉いさんに会います。
 岡林はCPSのことを頼もしく思ってるようで、柘植を励ますのですが。

 えーそれで、皆が延々議論してまして。
 犯人は成長しているから、おそらくメッセージが届くはずだ、と言ってるところにやっぱり届きました。
 郵便?っぽい。
 …窓口で差し出して重量はかってもらったんでしょうか?
 それとも適当に切手張って出したんでしょうか。
 自信満々で出した手紙が重量不足で配達されなかったりしたらちょっと笑う。

 ともかくこれで同一犯が確定だ、と寺田は言います。
 翔子は、犯人は平均的なタイプで、母への幻想を持っているというんだけども、皆は、
この犯人は変わってるだろ、と言う。
 翔子は、変わってる犯人というのは…と例を挙げるんだけど。
 先生!誰も話についてこれてません!
 捜査一課としてはそういう分析よりも、犯人を捕まえるヒントが欲しい、という。
 確かにそりゃそうだ。
 翔子は犯人のことを、母子家庭で、今は母親と住んでいない、と分析します。
 つまり一人暮らしか。

 そして声明文に関しては犯人から「これを新聞に載せろ」という指示があったのですが、翔子は
乗せた方がいいと主張。
 掲載は危険だ、と寺田や圭祐ら海援隊は主張するのですが。(海援隊でくくるな)
 翔子は、掲載されないとまた犯人が人を殺す可能性があると指摘します。
 判断は上層部でする、ということに。

 つーかさー、この手の犯人は単に自分をアピールしたいだけだから、掲載しようがするまいが
それとは別に犯行に至ると思うんですけどね。

 結城は勝手に発言した翔子に怒りますが、翔子は自信満々で結果が欲しいんでしょ、って
感じです。
 犯人にもう少しでたどり着けそう、と。
 そういった、慢心を差し引いてプロファイリングするのがプロファイラーだと思うんですけども。

 この後翔子は岡林と会います。
 で、自分をプロファイリングしてみて欲しいという岡林。
 ヒントだ、といって財布を差し出します。
 え?くれるんですか!どうも!(ヒントだっつーただろうが!)
 ズバズバと繰り出されるプロファイリングにあたってると感心する岡林。
 こういうので理解者が増えればいいんですがねー…難しいだろうな。

 このあと翔子にどうしてプロファイラーになった、と結城が聞いてるんだけど、翔子は
殺人犯は特別な人間じゃなくて弱い人だった、と言ってんですね。
 その時に殺人犯を理解できるのではと思った、と。
 結城は、翔子には理解できない闇を抱えた犯罪者もいる、と言います。
 彼女は「面白い」と言ってましたが…。

 ここの会話を伏線ととらえるなら、結城もしくは翔子が最終回あたりで犯罪者になる
可能性は高いと思います。
 結城は犯人の心の闇をわかっていてうっかり深淵を覗いてしまうとか。
 翔子の場合は知らず知らず踏み入れてしまう可能性が高いですね。
 展開的には翔子が犯罪者になる展開が面白いんですけども。
 ちなみに犯罪者を理解しようとしてはいけませんよ。分析しようとするならいいですが、
理解しようとすると自分が闇に引っ張られます。

 そんな中、また次の殺人事件が起きました。
 警察としては面目丸つぶれで、自信満々に掲載した方がいいといった翔子を罵ります。
 そりゃそうだろうなぁ。
 いくら上の判断だとはいっても。
 また、殺されていた妻が握っていたという暗号文がもたらされます。

 藤堂はCPSには捜査を外れてもらう、と宣言。
 確かに、CPSはいいかもしれないけど、現場で冷たい目で見られながら捜査
しなければならないのは現場の刑事達ですもんね。
 にしてもマスコミは、自分たちの判断で新聞とか掲載したクセに、いざとなると警察
叩きだからやってらんねーよなぁー。

 圭祐は暗号と聞いて分析開始。
 見もしないでジュースパックをゴミ箱に入れるのはすごいと思った。
 計算好きな彼らしい、的確に入れられる角度を計算してゴミ箱おいてると思うのですが、
ぱしっと入れるまでに何回NG出されたんでしょうか!(コラ)
 寺田の方は、どうしていつも手口を変えるのか、ということから分析をしていくみたいです。
 そして翔子は…撃沈中。
 ダメだこりゃ!

 そこに圭祐が暗号が解けたといって入ってくるのですか、示されたワードで、あるサイトに
アクセスしてみると、殺人の様子がアップされていたんですね。
 悪趣味な犯人だなぁ。
 大騒ぎになるから早く分析をと連中がいってるのへ「捜査を外された!」という結城。
 あんたさっきからここにいたんだから、そういう大事なことは入ってきた時点で言えよ!
 寺田たちは、一人のせいでチームの面子丸つぶれだ、と怒るけども。
 結城は鼻で笑う。
 翔子のデスクに、丸めた紙がいっぱい乗ってて、それが犯人同様食べた形跡があるのを
見せ、このチームで犯人と向き合ってるのはあの子だけだ、と言うんですね。
 寺田も圭祐も面子だとか認めさせることばっかりにこだわってると。
 だって海援隊認めてもらうの、苦労したもんねぇ…ホロリ。(だからそれは龍馬伝でやれと)

 結城は翔子のことを危なっかしいが犯人突き止めようとしている、と評価します。
 …どちらかというと危なっかしい方が問題のような気もするのですが。
 捜査は外されたがプロファイリングを辞めるとは言ってない、とまるで一休さんのような
セリフを吐いて結城はまた分析に取り掛かります。
 
 翔子の方は岡林が励ましていて、敵は自分じゃない、犯人だと言います。
 そして、犯人にたどり着いてくれ、と、死亡フラグを数本立てて去って行きました。
 あ、死ぬなこれ。

 CPSチームが会議を始めようとしたところに柘植がやってきて、犯人が逮捕された、と
言います。
 自ら出頭してきたらしいです。
 それでさらにやる気なくしたっぽい翔子。
 家でテレビを見てんだけど。
 妹と二人暮らしというのがここでわかりますが、妹さんは異様に手を洗ってて、何かの
病気であることがわかりますね。
 あと、父親の写真が出てきてました。
 ニュースを見た翔子は、この犯人は違う、と気づきます。
 犯人が両親と同居していると報道されていたためです。
 あくまでも自分のプロファイリングが間違っていたかも、と思わないところが素晴らしいです。
 いやそれはそれであってるんだけど、普通のプロファイラーならもう一度分析しなおして確認
したりするので…。もちろん、翔子だってそれをやってるから確信持ってんでしょうけどね。

 柘植も不自然に思っていたらしくて、犯人の匂いがしないと言う。
 結城も、成りすまし犯だろうと言います。
 あ、結城さんなんか体が悪いのか、薬飲もうとしてたとこに柘植きたんですが、一緒に来て
くれといって出ていくのへ、薬飲んでから行けばいいのに…と思った。
(細かいことはいいから)

 結城は、会見は中止にした方がいい、犯人を刺激する可能性がある、というのですが、中止は
間に合いませんでした。
 やってきた彼らの目の前で岡林が、このような事件を起こす犯人に、正義を語る資格はない、
とズバリ言うんですね。
 それは、見ていた翔子も、犯人を刺激した、と感じていました。

 こういった事件では社会的反響も大きいため、自分が犯人だと名乗り出たり、通報してくる
人が後を絶たないらしいです。半分くらいは便乗したいたずら(大体警察からきつい説教をくらう)、
もう半分くらいは、本当に自分がやったと思い込んでるような人っぽいですね。まあ世の中いろいろ
大変だと思います。

 で、岡林ですが。
 帰宅して家族が縛られているのを見つけて驚いて駆け寄ったところを犯人にやられてました。
 犯人がまだ家の中にいるとか考えないのか…警察官なのに…。
 っていうか第一話だけのゲストだったのかよ!もっと出るかと思ってたよ!

 柘植は結城に力を貸してくれ、と言います。
 絶対犯人を捕まえたい、と。
 自販機の前で落ち込む翔子。
 ゴミ箱を蹴るな!だから流行ってんのかそれは!
 メーカーの人に謝ってゴミ箱戻しておきなさい!
 さすがに自販機メーカーに配慮してか、自販機をガンッとやることはありませんでした。

 圭祐らはデータを分析して、出頭してきた犯人がやはり、今回の犯人とは関係ないことを
突き止めました。
 結城は翔子とともに、こういう事件は第一の現場に犯人の特徴がよく現れる、といって
その現場に向かいます。
 翔子は、鉢植えはもともと別の場所にあったことに気づく。
 そして、犯人の行動をトレース。
 無理に縛っている両親に観葉植物の葉を食べさせたのだ、と気づきます。
 つーかここも相変わらず再現こぇぇよ!チャイルドプレイかよ!(そういうホラー映画がある)
 犯人はこの葉を食べさせないといけなかった、という翔子。
 
 この後CMに変わったんだけど、CMでもものを食ってたからビックリしたよ!
 え?こういう過去?とか一瞬思った。
(メーカーに悪いので何のCMだったかは書きませんが…)

 翔子は、これは虐待と同じ殺し方だ、と気づいたようです。
 数々の虐待死の記事で、葉を食べてうえをしのいだとか、タバコの火を押し付けられたとか、
段ボールに入れられていたとか…。
 犯人からの強いメッセージだと。
 さらに3件目の事件では、両親の胃の中にはハンバーグのかけらがあったが、ゴミ箱に
1つ捨てられていた、あれは子供の分であり、与えられずに捨てられたのだと。
 …虐待しているなら最初から作らない気がするのですが…。
 ともかく翔子は、この犯人は、虐待が行われている家庭をターゲットにしていると分析。
 3件目の子供が書いていた絵日記も、旅行にいった事実はなし、子供の願望だと。
 こういう妄想を絵にするのは虐待の特徴だと言います。
 ここの分析はすげぇ。

 さらに圭祐も、もう一つ暗号が隠されていた、と言います。
 オレンジリボンと、親への怒りだと。
 オレンジリボンってのは説明されてましたけど、児童虐待防止の活動のようです。
 (実際存在する活動です)
 犯人の目的は親への復讐で、虐待された過去があったはずだ、と言います。

 一方藤堂らの方は面白いくらい堂々巡りになってました。
 まさに会議は踊る状態だ。いや踊ってないスけど。
 そこにばばーんと、捜査を外されたCPSが無意味にポーズつけて入ってきました。
 なんですかそのドヤ顔は。
 話を聞いている暇はない、という藤堂に柘植は、一捜査員として聞きたい、聞いたうえで
判断する、と言います。
 どうしたんですかユースケさん!
 なんでこんなかっこいい役もらってんですか!
 最後犯人役になるからですか!?(コラコラ)

 そういうわけで捜査員に座れ、という藤堂。
 切り替えはやっ!

 チームはこの犯人が、両親への復讐目的でやっている、と言います。
 自分の父は幼いころに死んだため、復讐の機会がなかった。
 だから、子供に自分を重ね合わせている、と指摘。
 圭祐らも地域を絞り込んでいて、この中に犯人の住まい、仕事場などがあり、犯人は
虐待を知りえる立場についている可能性を指摘。
 もしくはCPU関係かもと。
 すごいですねー。

 で、どうして10年以上我慢してきたことを今頃になって犯行に至ったかというのは、
犯行が起き始めた2ヶ月前に、こういった虐待事例にかかわるようになったはずだと
指摘します。
 なんか無理やりな感じもしなくはないですが、それなりのヒントにはなりそう。
 藤堂、これだけ言えばどれか一つは当たると憎まれ口は忘れませんが、捜査員に
指示を出しました。

 んで、子供たちに、虐待防止のホットラインのカードが配られていたことがわかります。
 翔子も出ていくわけですが。
 さっき結城が、プロファイリングは捜査を裏から支えるものっていったばっかりなのに
どう見てもこいつ捜査現場に行くつもりだよ!
 プロファイラーが現場に手を出してどうすんだよ!

 この後犯人が、虐待防止ホットラインにかかってきた電話に出るシーンがあるのですが。
 こわっ!
 声こわっ!
 こんなんが電話かけて出たら速攻切るわ!
 もうちょっとこうさぁ、ここはちょい明るめにして、段々低くなってくくらいがよかったような。
 まあそれはいいとして。
 ちゃっかり柘植と合流した翔子は、ホットラインでは男性職員がいないことを聞きだし、
パソコンの修理サービスとして張り付けてある名刺に注目します。
 なるほど、CPU関係って言ってたのそれか。
 勤めてなくてもホットラインを聞けるといえばそういうのにかかわってる仕事だし。

 その頃犯人は、助けを求めてきた男の子と会ってました。
 ここはやっぱり「助けてあげまウィッシュ」くらいはいったんでしょうか?
(それだけで犯人が誰かわかるな…)

 犯人の家にたどり着いた二人は、ホットラインが盗聴されていることを確認。
 盗聴つーかさっき堂々と話していたような…。

 この後、犯人が潜伏して、父親を縛り上げている家に警察官がやってきて、「近所の
人が変な人と一緒にキミがいるのを見たっていったから」と、対応してる男の子に話して
るんですが。
 男の子がなんでもないというので、警察官、帰ろうとする。
 でもまたすぐバッと開けるんですね。
 床に、泥の足跡がついてたから。
 こういうシーン好きだなぁ。
 面白いので。

 で、警察に、犯人が立てこもったという一報がなされます。
 あの警察官、とっさに子供を外に引っ張り出すくらいの機転は利かなかったのか…。
 ともかくSITがずだだだーっと配備につきました。

 犯人がネット見てて、その中に「侍先輩」って単語が出てきたけど。
 え?泡賀 剥ヶ介だったから?(DAIGO出演のCM)

 結城の方は犯人である、国木田の母のところを訪ねていました。
 虐待のことを訪ねるのですが、父親が死んだ年などを聞いて、その報告を受けた翔子は、
年齢にずれがあると感じます。
 翔子としては、虐待を受けていたけど父が死んだその年で国木田の精神年齢が止まって
いて、それと同じ年齢の子供と自分を重ねて復讐をしている、というプロファイリングでした。
 しかし母の話から考えると、父が死んだという時国木田はもう少し年が上で、この推測
とは合わない。
 彼女はもっと隠されたことがあると考えます。

 国木田母は、怒ったら手の付けられない人だったから虐待を放置してしまった、と
言いましたが。
 あんたはそれでも母親か。
 子供が目の前で殴られてんのに、父親が手が付けられないからほっておくって、
それもうすでに人間のやることじゃないですよ?
 どんな理由があろうと子供を守るのが親じゃないの。
 なんかこういうの見てると結局、子供より自分がかわいいだけの人なんだろうなと
思いますね。虐待を放置する親というのは。

 国木田は、外出していた母親に手錠をつけて中に入れさせろ、と要求してきます。
 両親を殺すということをしたいわけですから、父親だけ殺しても意味がないということ
らしい。
 つか今気づいたけど、母親に助けを求めていると分析したのはいいけど、だったらなんで
母親まで殺すんだ?という矛盾か生じてくるわけですけども。
 助けを求めたけど助けてくれなかった、それで憎むという気持ちはわかります。
 ただそれでも助けを求めていた、というのなら、この手の犯人は母親には手をかけない
ことになるんですけども。(正しくは過去のトラウマで、手をかけられない)
 どうも話のつじつまが…。まあドラマだからいいや。

 さておき、翔子は自分が母親代わりになって中に入ると言い出します。
 やるだろうとは思ってたけど、この時点でちょっとしらけてきたなぁ。
 彼女が潜入することを知った藤堂、最悪だ…とつぶやいてます。
 え?お前の性格が?(コラ)

 中に入った翔子、家族写真があるのに気づいて、ちょっとわざとらしくはありましたが
それを叩き落としました。
 
 対策本部のところでは結城が調べてきたことを報告。
 子供に自分を重ねあわせているのではなく国木田は、子供たちに自分の弟を
重ね合わせている、と言います。
 7歳で死んだらしいのだけど、それも父親の虐待が原因のようですね。
 柘植は、翔子の様子から、彼女も気づいている、と指摘します。

 この後ですが。
 翔子は子供に語りかけるフリをして国木田に「お母さんが悪かった」と語りかけ、
揺さぶりをかけるんですな。
 でも警察ってばれましたがな!
 なんかもう三文芝居すぎるというか。
 ここ、悪いけどすごいしらけました。
 話の展開がへたくそなんだよなぁ。
 翔子は、弟を助けたかったんでしょ、でも守れなかった、だから自分を責めた、
と言う。
 ここの会話のシーンで犯人がやっていた奇妙な行動の理由が大体明かされます。
 食べ物を与えられなくて紙に書いた食べ物を食べたりしてたらしいんですね、兄弟で。
 そんで翔子が国木田を説得している中、SITの狙撃犯によって国木田は撃たれ死亡、
SITが突入してきて事件は解決しました。
 相棒だとむしろここから事件が始まるんですが。(相棒違うコレ)

 国木田に同調して翔子があれこれ言ってるシーンはやりすぎだと思います。
 やりすぎて怖い。
 この人マジに犯罪者に引っ張られますよ…。

 解放された翔子は結城にひっぱたかれました。
 そりゃそうだ。
 ここまで勝手なことしたらクビにされてもおかしくない。
 まあクビにされたらドラマ終わるんでそれはないでしょうけど。
 なお、子供たちは無事な姿で見つかりました。
 国木田、やさしいお兄ちゃんだったらしいです。
 皮肉なものですね。

 虐待されていたからといってゆがんだ子供に育つとは限らない、前を向いて生きていこうと
する人もいる、そういうフォローがなされて今回は終わります。
 ま、これはもっともなことだと思いますね。
 虐待から助けられて、カウンセリング受けたりして社会復帰してる人いますし。
 だから、もっと虐待が認知されて、たくさんの子供が助けられる社会であって欲しいと思います。
 子ども手当配って、財源が足りないから消費税引き上げますとかいってるバカ政府に
言ってやりたいですね。

 この後、CPSで電話応対とか事務担当してるマリエが「友達の彼氏の話」とか前置きして
浮気相談してるのですが、限りなくクロ判定だったのめっちゃ笑いました。
 白虎にゴタ消してもらいなさい!

 でもって、翔子の父の事件だとか、翔子のことを楽しくなりそうだという犯人だとか、
伏線を広げたところで今回の話は終わりです。
 全体通して、プロファイリングを勘違いしてるドラマのような気もしましたが、まずは
見守っていきたいと思います。

 すごいなと思ったのがDAIGOさんの熱演ですね。
 こういったドラマでこういった犯人役をした人は大体役者として大成しているので、
DAIGOさんもこれから、役者の道が開けていくんじゃないでしょうか。
 がんばっていただきたいです。




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