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LADY〜最後の犯罪プロファイル〜

第6話(11/02/11)

 正直今回の話、今までの中で一番よかった。プロファイリングの失敗と成功が1つの
話の中にうまく収まってたし。
 犯人のことも、段々真相がわかるにつれて人間らしさが出てくるっていうのも。
 残酷な犯罪ばっかりじゃなくて、こういうのがあると息抜き的にいいですね。

 さて冒頭で、翔子が部屋の中にいる様子を勝手にアテレコして楽しんでいる
一同。
 ミスした前提でアテレコとか笑える。
 しかしデートネタを寺田が持ち出すと圭祐の目がキラーン。
 お前嫉妬するくらいならちゃんと告白しとけや。
 というわけで結城がやってきて。
 翔子がソワソワしている理由は、論文の結果でした。
 翔子の論文が認められたらしいです。
 日ごろあんなムチャばかりしといてよく結果出せたな…。
 ライバルとして先に行かれたと知り、嫉妬メラメラの圭祐。
 今度はそっちに嫉妬かとツッコミばかりの寺田が笑えます。あんたも大変だな…。ツッコミって
メガネ役だもんね、普通。(決まってない、決まってない!)

 そんな中で、裁判のために連れてこられていた、38号という被告人が脱走します。
 しかも拳銃持ってるらしい。
 どんだけ警備に穴があるんだよ!
 彼は無差別通り魔として起訴されており、一人を殺害、数人を切りつけているらしいです。
 …前に「JOKER ジョーカー 許されざる捜査官」っていうドラマがあったけど、それでも
同じ事件があった気が。
 「通り魔」を装っていて最初の被害者が実は目的で、あとは通り魔を装うための被害者、
みたいな。

 38号は逮捕されてから何も話さず、身元がわかるものも持っておらず、戸籍も他人から
買ったものだったらしいです。
 おい、誰だ過去を消したモンスターとか言ったのは。
 理解できないからってすぐモンスターという呼称を使うのはやめろ。
 翔子は、自首してきていながらどうして逃げた、とそれが気になる様子。
 多分やり残したことがあるから脱走したのだろう、と。
 一緒に脱走した中に音羽4号いませんでしたかね。どっかの学校で教師やってると思うの
ですが。

 一同は逃亡した現場ではなく、事件現場に行くと言います。
 そこをプロファイリングすれば、38号の人となりが見えるかもと。
 圭祐は一緒にはいかず、目撃証言だけで潜伏場所を割り出してみせる、と自信満々。
 でもこれ、後でも判明するように、かなり危険な行為なんですよね。
 圭祐のようにデータだけで割り出せるのは、完全に犯人の身元がわかっていて、掌握できて
いる場合。38号のように、全然わかってない場合、計算外の要因とか入ってくるので外す確率の
方がでかくなります。

 ともあれ事件現場にきた翔子ら。
 酔っ払いが通りがかりの人に絡んでいたら、いきなり後ろから38号がさしてきて、それを
見たクラブのねーちゃんとかが「人殺しー!」と叫んで、38号に切りつけられたらしい。
 柘植は、通り魔ほど理不尽なものはない、と言っていますがそれをきいた翔子は、通り魔では
ないかもしれない、と言います。
 一人しか殺してないから、と。
 もちろん柘植は、人数は関係ないというけれども翔子は、最初の人間は何度も刺している
のに、他の人は切りつけられただけ、そして38号は犯行後に平然と職場へ行き仕事をこなして
いる。同僚とも問題なく接していた。
 普通通り魔などは学校や職場で孤立していたりすることが多く、それが動機につながることも
あるのに38号の場合はそんなことはなかった。
 つまり、殺す相手は決まっていた、と翔子は言います。
 つーかそんなことはないとかわきで言ってる刑事がうざい。話終わってないんだからお口チャック!

 自首したのに逃げた、ということは、拘置所でターニングポイントとなる何かがあったはずだ、
と翔子らは見当をつけます。
 その頃圭祐は、いろいろなデータをもとに、38号の潜伏場所というのを絞り込んでいるわけですが、
これを結城に報告すればいいものを勝手に藤堂ら捜査陣に報告してしまう。
 お前…そんなことしたらいかんやろ。手柄焦りすぎです。
 で、捜査員はその絞り込んだ範囲内を徹底的に洗いはじめるのですが…。
 
 そんなこととは知らない翔子らは拘置所で38号のことを調べています。
 4日前からご飯を食べるのをやめたらしいですが、その時に、フリーライターを名乗る恵美という
女性が会いに来ていたことがわかる。
 翔子らはこの女性に何かあるのだと考えます。
 その横で、「裁判を前にしたら緊張でご飯が食べられなくなる人もいますよ」とか言ってる職員、
お前ちょっと黙れ。
 
 他の面会は一切断っているのに、どうして恵美にだけは会ったのか。
 それがキーポイントですね。
 そんな中、たまたま偶然に38号を発見した警察官が撃たれます。
 その連絡をマリエが受けるわけですがなんと、撃たれた場所は圭祐が予測したエリアの外
でした。
 ほらぁぁぁぁ!だから不確定要素が多い中での、データだけのプロファイリングは危険だというのに!
 圭祐、ショックを受けます。
 でもここで素直に謝るならともかく、CPSのみんなに、これはエラーです、僕は間違ってないとか
言っちゃうのはどうかと思う。
 私だったらその場で広辞苑でぶんなぐるぞ。(重すぎて首の骨折れる!)
 犯人が捕まったら警察官にお詫びに行く、という圭祐。
 データ下さい、よこせよ、と翔子に強気です。

 でもそんな圭祐に翔子は言いました。
 データよりもっと大事なものがあるでしょ、そんなこともわからないの、と。
 ここまでは、おお、いいこと言うな、と思ってたのですが。
「私なら自分のミスは自分で取り返す」
 今までスタンドプレーばかりで周囲に迷惑かけまくってきた人が言うと説得力ありますね翔子さん!
 そういうわけで圭祐、自室に引きこもってしまいました。
 まあ、ごめんなさいとすごいつぶやいていたから、龍馬さん助けられなくてごめんなさいってちゃんと
反省してたんだと思います。(龍馬じゃなくて警察官!)
 つーか今までミスばっかりしてきた翔子に言われてもって感じですけどね。

 寺田が、38号に殺された被害者というのは、犯罪の常習犯みたいなもので、いろいろ恨みを
買っていた可能性が高い、と言います。
 被害者の中に38号がいるかもしれない、と話している中柘植が、被害者だけじゃない、と言い出す。
 加害者の家族もまた、犯罪者のように罵られる、と指摘するんですね。
 さすが元交渉人真下さん!踊る大捜査線で学んだことは無駄ではありませんでしたね!

 恵美は、単なる雑誌ライターであり、質問などの内容を読んでみると、例えば本名だとか家族のこと
だとか、そういう質問をしていないことがわかります。
 普通は取材だから聞くはず、と。
 ここで寺田が鋭いことを言う。
「自分(恵美)は(38号のことを)知っているから聞く必要がなかった…?」
 なるほど、つまり二人は面識があった可能性が高いわけですね。
 そして一同は、恵美が最後に変な質問をしていることに注目。
 彼女は、音楽は好きですか、古いレコード、オーバーザレインボーをやっと見つけた、と言ってました。
 この暗号を解読できる圭祐は只今絶賛天岩戸中なので、残りのメンバーで解析することに。
 まああれだけ言った手前、今から情報やるから解析しろ、とも言えませんしね。

 この後翔子がコーヒー飲もうと砂糖入れてるのですが、ガンガンこぼしてるのを見て寺田が、
掃除しとけよ、と言うんですね。
 それに対して「細かい人は嫌い」という翔子。
 細かい以前にお前は半分以上こぼしてんだよォォォォ!!!!
 アリさんに分けてるのか!?慈悲の心で半分はアリさんに、とかいうつもりなのか!?
 圭祐のことを寺田は、今回の失敗はこたえてるハズ、と言ってますが、どちらかというと翔子の
言ったことがグサグサ刺さってるように見えましたが。

 寺田は圭祐がプロファイラーを目指した理由を話してくれます。
 大学時代に交際した彼女が弁護士を目指していたのだけれど、司法試験2度落ちたらしい
です。
 その時に圭祐、「合格の確率は12%だったから仕方ないよ」と。
 …うん、そりゃあフラれるわ!
 この試験に落ちたら田舎に帰ることが決まっていた彼女は、しばらくして手紙をよこし、
数字より大事なものに気づいてね、と書いてたらしいです。
 まあ…理系人間にありがちっていうか。
 圭祐には悪気がなかったっていうのがポイントですね。
 彼らはあいまいなことを言っては失礼だと思うから、数値で出してくるわけですよ。だから
その数値を相手がどう受け取るかなんて考えない。不快に思ったらきちんと伝えれば、学習能力は
高いので、次からはそういう物言いを避けます。つまり、学習能力の高い、A.Iみたいなもんだと
思っておけば…無理か。

 ともあれその事件から、数学と地理で人のためになることをしよう、と思ってプロファイラーになった
らしいです。
 圭祐がやってることは統計学だけじゃなくて行動心理学も必要だと思うんだけど。
 ま、いいや。
 寺田は翔子に圭祐のことを理解してやって欲しい、と声をかけます。
 この後、圭介の部屋をノックする人がいたから、おお、翔子フォローにきたのか!?と思ったら、
結城でした。差し入れ持ってきてくれたらしい。 
 …翔子あのまま帰ったのかよ!普通一言くらいフォロー入れるだろ!ああいう話をふられたら!
 なんでそういうフラグだけはバッキリ折っていくんだよ!
 
 結城は圭祐に、あなたのデータは完璧だったと思ってる、と言います。
 でも人間は計算通りには動かない、と。
 エラーする生き物よ、と言って彼女は帰ります。
 ここで例として、幸せになれなくても好きになる恋もある、と言ってました。
 え?うぬぼれ?2クール前のうぬぼれのこと?恋をしても相手が犯人というオチになる彼の
ことを皮肉ってんの?
 …というのはさておき、これは結城のことじゃないですかね、多分。

 朝みんながやってくると、おこもり状態だった圭祐がいません。
 一人で犯人探しにいったらしい。
 自分のミスは自分で卍解…もとい挽回ってそういう意味じゃないのに!
 翔子がいつも勝手に一人で行動してるから、圭祐も、そうするんだと思い込んでんじゃねーのか!
 圭祐はとある工場で、38号が盗んでいたというバイクを発見するのですが。
 柘植に、犯人見つけました、これで許して下さいと電話してくる。
 柘植が住所言えと言ったとたん、電話の向こうからパーン!という音が。
 おいおい誰だよ景品の風船割ったのは。(撃たれたの!!!!!)

 圭祐、お前アホだろ。
 もっかい言うぞ。アホだろ。
 先にどこそこで犯人の手掛かり見つけましたと報告しとけや!
 携帯がつながらないということでCPSは圭祐の身を案じます。
 一方で、38号に殺された被害者、高井の情報が入ってきて、38号は、彼の息子ではないか
ということがわかります。
 警察官が撃たれた場所も、昔高井が犯罪者になって、家族バラバラになり、38号が一人で
住んでいたアパートの近くだと。彼はそこの場所にいっていたようですね。
 今回の事件も、通り魔ではなく、はっきりと父の高井を殺そうとしたものだ、と翔子らは推測
します。
 家族がバラバラになった原因の父を憎んでいた、と。
 そして母は、子供二人を残していなくなってしまったらしいです。
 かわいそうですね。
 必死に生きてきた38号は、ある時父を見つけ、その父が、昔のことを反省もせず、飲んだくれて
人に絡んでいるのを見て、衝動的に刃物を買って襲ったということらしい。
 なんか気持ちはわかりますね。
 ところがその時に、犯行を見た人が自分を人殺しよばわりした。
 父と一緒にするなと動揺した38号は周囲に切りかかった。
 こうして、通り魔という風に勘違いされてしまったわけですね。
 38号がまったく話さなかったのもあり、警察としては、そういうセンで捜査進めてしまったわけですか。

 圭祐の方はさっきまで転がりまわって痛がっていたのになんかいきなり余裕こいて、38号に
話しかけてますよ。どうしたんだお前は。
 圭祐は38号に、真っ先に向かった場所は昔住んでいた場所だった、過去を捨てたくて捨てた
わけじゃない、と話しかけます。
 お前の名前はわからないけど僕はたどり着いた、僕らから逃げられないよ、と追い詰めるような
ことを言う圭祐。…やっぱお前アホだ。
 38号は圭祐に、探してほしい人間がいる、と言ってきます。
 
 その頃CPSに恵美がやってきていました。
 38号逃走の件を聞いてもしやと思ったらしい。
 この人はやはり、38号の姉でした。
 母に会うために逃亡したのだ、という彼女に翔子は、お母さんは目が見えないんですね、と
言う。
 名乗らなかったのは母に心配をかけたくないからだと。
 目が見えないから、顔がニュースで出ても名前を言わなければわからない。
 その母の失明も父親の暴力によるものらしいです。
 なんかかわいそうですね。
 恵美は母を見つけて、それで38号に会いにきたらしいです。
 末期の肺がんで長くないとか。
 母を見つけたことをともかく伝えようと、昔38号が歌ってあげていた、オーバーザレインボーの
言葉で伝えたらしい。なるほどね。
 母はもうすぐ死ぬ、という恵美さん。
 大丈夫です、この後妊婦さんが3人もやってきてそれの手伝いしてたらシャキッと回復
しますから。(それ、肺がんで死にかけてたジーン・ワルツのマリア先生←息子が逮捕されている
という状況は確かに同じだけども!)

 逃亡した38号から連絡はあったらしいんだけど、母の居場所教えられないといったら電話
切られたらしいです。アホですね、なぜ誘い出さない。
 会うのが目的だから、警察に言っておきさえすればもうそこで暴れず、拘束されて終わり
だったろうに…。
 
 圭祐の方は、一つ条件があると言います。
 それは、CPSに電話をかけることでした。
 言い出したからには絶対何かあるだろうなと思ったのですが、圭介の最後の別れの言葉を
聞いて涙ぐむ一同。
 いやいやいやいや!今圭祐、明らかに居場所のヒント言ってる!泣いてる場合じゃねぇぇぇ!
 特に翔子!左ななめ14度見上げる顔が好きだった、とか言われて「ウッ!」って泣いてる
場合じゃねーっての!数値!数値に注目してあげて!
 ちょっとォォォォ!この人たちマジ泣きだよ!

 というわけで電話切られてしまうのですが。
 柘植は藤堂に掛け合う、といってくれます。
 それでみんなも頭を下げて、圭祐の居場所を探すことをお願いします。
 最終的には受け入れてデレを見せてくれる藤堂さんが好きだ!
藤堂「所轄に通達しろ!全捜査員を投入して38号の捜索にあたれ!責任は俺が取る!」
柘植「いやいやその責任は俺が」
結城「いえ、私が」
藤堂・柘植「どうぞどうぞ」
 …この展開はないの?(どこのダチョウ倶楽部だ)

 ここで翔子、やっとこさ圭祐の話を思い出します。
 電話をもう一度聞かせて、とマリエに言います。

 38号の方は、母に会いたいとか言ってますが、どう見てもこの場で恵美に連絡した方が
早いような気がするのですが。圭祐の命がかかってると言えば絶対言うって!
 圭祐は、罪を償えばきっと会える!と励まします。
 んで柘植らがやってくると「やめろー」とかいう圭祐の声が。
 …さっきまで死にそうだったのに、38号と拳銃の取り合いしてた。元気だなおい!
 38号に、母に会いたければ自殺してはダメだ、罪を償えって母もそういうはずだ、と
言葉をかける圭祐。
 彼のおかげで38号は抵抗をやめて取り押さえられます。

 で、護送されていくのですが。
 この後いいなぁと思ったのが、柘植がそこの道を曲がれ、と指示するんですね。
 その先に、恵美に連れられた母がいた。
 目は見えていないからわからないにしても、一目会いたいと思っていた38号には、どれだけ
うれしかったでしょう。
 窓に張り付いて母の姿を見ている38号を、取り押さえようとしない捜査員もよかったですね。
 38号はオーバーザレインボーを口笛で吹きます。
 きっとそれは母の心に届いたと思います。
 …どうでもいいけどお前、口笛下手だな。(台無し)

 んで、僕のヒントでわかったでしょーと得意げな圭祐ですが。
 好きっていうのは本当だったの?とか結城に言われて飲み物噴出してるの笑えます。
 しかも隣で翔子ごめんなさい宣言。
 圭祐、ご愁傷様です。

 柘植の方は、協はこれが最後とかいいながら盗聴器をCPSチームに仕掛けて
いました。
 それを目撃してしまうマリエ。
 さあ話が動き始めましたよー!
 …っていうかここで話していることはほぼ柘植に報告してるから、盗聴器仕掛けてもあまり
意味がないような気もするのですが…。誰かがこっそりここで屁をこいてたらどうするんだ!

 ともあれ今回の話面白かったです。
 ユースケ・サンタマリアも普段あれだけおちゃらけてっから、今回のシリアス役は引きたち
ますねー。なんかカッコよく見えてきましたよ。メガネの度があわなくなってきてんですかね。(コラ)




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