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外交官 黒田康作

第2話(11/01/20)

前回までのあらすじ:弥太郎が死んだフリをして他人になりすまして日本へ帰国。
「青島、確保だぁ!」

 安藤が、霜村がやっているのは、ヒューマンロンダリングという、別人になりすますことで、
検死した医師の協力なくしては出来ない、というんですね。
 つまり前回死んだ、吉野がこの計画にかかわっていたというわけです。
 どうでもいいけどテレビ雑誌に、吉野の妹が黒田を訪ねてくるって書いてあったけど、
出てきませんでしたけど…。

 安藤は、しばらくは霜村が生きていたことは警察にも伏せろ、と言います。
 大垣を直接調査協力者に指名したのも、要するにちょっと鈍い感じで事件に首突っ込もうと
しなくて、警察手帳が必要なところで適当に役に立ってくれそうだから、と。
 言っていることはわかるけどひでぇ!

 黒田が着任した領事館の中南米局では、なんか会議のリストがどーのこーのとてんやわんやです。
 油田の話らしいんだけど、要するにうるさいダメリカちゃんとかがいないから、日本がチャンスを得られる
機会らしい。
 んでそこに黒田が紹介されるんだけど、担当者である西園寺は早くも黒田をライバル視している感じで、
上司も、やりづらいかもな、と黒田に言います。
 まー人間関係気にしない黒田にとっては、どうでもいいことだという気がしなくもない。
 
 一方、観上の方は外務省大臣に、ちょ、おめー空気読めよと、こないだのテロ事件のことを怒られてました。
 …容堂公…あなたはここでも殿ですか…。
 容堂公は(名前ちゃんと調べろ)観上に、黒田のことはどういう意図で人事に根回しした、と言います。
 まあこの辺の火花バチバチはあんまり本編に関係なさそうな気もするから、ほっといてもいいんじゃ
ないかなとは思いますが。
 もう少ししたら龍馬が「大殿さまにお目通りを!」てくるかもしれません。(こねぇよ)

 大垣が非番の日に頑張って資料をまとめていると、山路がイヤミチクチク言い出してきます。
 外務省から大垣が指名されたのがよっぽど気に食わないらしい。もっとも、その指名の理由を聞いたら
笑うかもしれませんけど。
 その山路は、湊殺人事件で目撃者が現れたというんですね。
 君島という学生らしいんだけど、午前中に、あの場所に遺体が転がっていたのを見たらしい。
 君島がルイと同じ学校だと知った大垣は興味を持ちます。
 
 で。
 黒田が大垣を呼び出すんだけど何かと思ったら、油田の会議で使うメキシコ料理店に行きたい
らしいんだけど。大垣に同行を頼んできたのですよ。
 ぶっちゃけていうと、行き方がわからない、と。
 大丈夫ですか黒田さん!
 なんかフリーズしてますけど!
 そんなに、行き方わからないの指摘されたのが恥ずかしかったんですか!?

 さらに、行ったはいいけど、料理が出てきて感激している大垣をよそに、メニューを確認したかった
だけみたいで、一口も食べずに会計。
 お前それは料理人に失礼やぞ!
 見た目よくても味はわからんじゃないか!(もっと失礼!)
 黒田は、ここはどうやらついでだったみたいで(ついでのわりに、道がわからないとか…)、これから
行くところは大垣が必要な場所だと言います。
 さすがに「その警察手帳が」とは言いませんでしたね。

 一方本庁の管理官の、えーあなたどなたでしたっけ?室井さんじゃないのは確かだけど…。
 新居田か。ややこしい名前しやがって。
 この人が昼ご飯食べて満足していると、記者がやってきて、湊の事件について外務省が
調べている、ということを話すんですね。
 それで警察としても捜査をこっそりしているのではと思って、話を聞ければって感じだったん
らしいですが。
 新居田にとってみればまさに、寝耳にミミズ状態。(みが一つ多い!水!)
 ノーコメントといって立ち去ったのはさすがですが、面白くないでしょうなぁ。

 黒田の方は入国管理局に来ていました。
 大垣の警察手帳を見せて、ここ最近のアジア系の入国者を探すつもりらしい。
 大垣が、こんなことしたのばれたらやばい、と言ってるんだけど、大垣が処分をうける前に片づける、と
ケロッとしていう黒田が面白いです。
 大垣完全に使い捨てのコマ扱い!
 大垣を待たせて一人、入国者リストを見る黒田。
 踊る大捜査線でも公安に犯人照会させられていたから、大量のリスト見るのはお手の物ですね!
 んで、そこで黒田、見つけます。
 ロベルトというメキシコ系国籍で入国していた霜村を。

 用を済ませた黒田、出てきて大垣にいたわりの言葉をかけるわけでもなく、もう帰っていい、と
言います。
 そして、君島という人間に話を聞いてほしい、あと、ルイのことも気にしとけ、みたいな。
 黒田さんのような人の下につくと、皆大体一月以内にオー人事に電話すると思います!
 つか大垣がいくらアホでも(コラ)こんな風にこき使ってると、途中くらいで裏切られるぞお前。

 油田の会議の打ち合わせ中に、西園寺が、アメリカ政府が参入してくるかもしれないという情報を
つかんできたんだけど、それがどうかは調べられず、機密費を使えば様子がうかがえる、っていうん
ですね。
 黒田はのほーんと聞いてますけど、おそらく彼は、別の方向から調べる方法を考えていると
思いますね。

 大垣の方は君島に接触して目撃情報を確かめています。
 あの日の午前9時ごろに、あの場所を通って酔っ払いが寝ていると思ってみてたらしいです。
 その時間にいたのは、学校さぼってウロウロしていたかららしい。
 状況的には不自然ですが、まったくありえないと否定するだけの要素もないですね。
 ただし、その時に君島が見たのと、死体とが同一人物であるとは限らないというのと、そもそも
その目撃証言自体が嘘である、という可能性はありえますが。
 大垣は、ルイのことを知っているか、と聞きますが、君島は知らない、と言いました。
 つーかあんた同じ学校だからって知ってるかどうかわからんだろ。

 ルイの方はどうやら変な男に尾行されて写真とられてるみたいでした。
 ゴタ消しの白虎呼んで来い!

 この後大垣の私生活シーンが出てくるけど。
 あんまり興味ないっていうか…。
 住んでるアパートによく母親が世話を焼きに来て、夕食作っておいていったりとか、その実家は
目の前にある銭湯だとか。
 あと父も母も、警察官なんてやめなさいと思ってるらしいです。
 それはちょっと職業に理解なくていかんなぁと思いますけど。
 危ないところで働いてるわけではないのだし。
 せめて応援してあげようよ。

 黒田は、西園寺がメキシコ大使館のエルナンドというおっさんと話しているのを見かけます。
 エルナンドだかドナルドだかしらんがこいつは、車運転中、タクシーに衝突したから、そのトラブル
処理を「いつもどおり」やって欲しいと頼みにきたらしいです。
 要するに穏便に(圧力をかけて)黙らせろってことですね。
 でも、油田入札の融通は無理だったという西園寺。
 お前は交渉術を白虎から習ってこいというに!
 黒田はその事故の書類を西園寺から取り上げ、エルナンドを追っていき、「これは処理できない」と
言うんですね。
 この事故が明るみになればいろいろ面倒なことになると。
 んで黒田はアメリカ政府の入札介入についてカマをかけるんですな。まんまとそれに引っ掛かった
エルナンドは、急に決まったことだからと答える。
 つまり、介入は本当だったということになります。黒田がちゃんと向こうの言葉で会話してるのもすげぇ。
 黒田が聞きたかったのはそれだったようで、その情報の代わりに事故処理を引き受けました。
 この後西園寺は黒田に、あんなやり方をしないで欲しい、国交問題にかかわる、みたいなこと言うけど
黒田はしれっと、機密費を使って情報を買う時代じゃない、と言いました。
 要するにやり方次第ってことですよね。
 確かに日本は交渉が下手だからなぁ。黒田に学ぶところはあるかもしれん。

 上司がいさめてましたが、西園寺がカッチーンときたのは間違いないでしょう。
 
 大垣の方はルイと接触。
 ルイは学校休んでブラブラしてるらしい。
 お前は何をしているんだ。
 でも大垣も、「私が高校生の頃は…」とかいちいち言わんでも。
 それだからルイに嫌がられるんだよ。
 ルイはここで、誰かに尾行されている、といいます。
 刑事のクセに振り返って確認しようとして、素人のルイに「振り向かないで」と注意される大垣。
 立場が逆ゥ!
 日本に戻ってから何度も尾行されているというルイ。
 公安ですかね…。もしくは霜村とか。
 大垣は裏道を通って回りまわって元の場所に戻り、尾行者を確認しようとします。
 ここまではなかなかの行動だったのでルイも見直しかけたかにも思えたのですが…。
 対象を見失ってあわてて逃げる尾行者を追おうとして、人にぶつかってこけ、見失う大垣。
 ……………チェーンジ!!!!!刑事をチェーンジ!!!!!
 尾行者を見ていたルイは、それが霜村ではないか、と気づきます。

 安藤はロベルトのことを調べていて、都内のホテルには潜伏していないようだ、という。
 まあ戻ってきてのこのこ泊まるような人もいないと思いますけどね。
 生きてることに気づかれて追われたらやばいの理解しているだろうし。
 こうなると後は個人宅に潜伏していることになり、調べるのは大変そうです。

 黒田は資料庫に来るのですが。
 そこに現れた西園寺が、11年前の事件をチクチク言ってくる。
 鬱陶しいなーこいつ。
 黒田の弱み、みたいな感じで得意げにベラベラしゃべってますけど、簡単に手の内
晒してるあたり、たいしたことないですね。
 あちこち僻地飛ばされて、完全に出世コースから外れてますよね、と得意げな西園寺。
 西園寺の話を右から左へ聞き流した黒田は、「で?」と。
 赴任地で人を判断しているようじゃ外務省はまだまだ変わってないな、と言います。
 西園寺、最後っ屁に、観上はやっかいだから気を付けた方がいい、と声をかけますが。
 そんなもん、黒田が今かかわってる事件に比べったらどうってことねぇっぺよ!
 
 大垣はこのあたりの巡回強化を警察に手配してました。
 さすが地図オタクでも警察官ですな。
 ルイは一人では怖かったと初めて心の内をうちあけます。
 つーか引っ越ししたらどうスかね。
 ルイは、尾行者が霜村に似ていた気がする、と言う。

 この後大垣は黒田に連絡をとり、一瞬だが尾行者を見た、霜村に似ていた、と伝えます。
 でも黒田としては今はまだ真相を明かすわけにはいかないから、その相手が霜村だったと
間違いなく断言できるのか、と牽制。
 そうなったら大垣は反論できませんね。
 ただこれは黒田としても、大垣を危険な目に巻き込まないようにするためもあるのかなーと
思いました。
 霜村が死んだフリまでして何かしなければいけないことがある、ということは、何かの組織などが
絡んでる可能性高いですしね。
 
 ま、ちょっとショックだったらしい大垣は帰り道、やめようかな…とつぶやいてました。
 え?人間を?(コラ)

 君島の方は誰かにゆすられてるっぽいんだけど。
 こいつが隠れてルイの写真をコソコソ撮ってたやつですね。
 何の関係があるのか今はまだわかりません。
 こいつは事件に巻き込まれて一度痛い目にあったらよろしいのに。

 大垣は霜村の手がかりをつかもうと、防犯カメラ映像を回収して回り、調べていました。
 こういう、めげないところはちょっと尊敬しますね。
 警察の捜査に必要なのはこういう、コツコツ頑張っていける人だと思うから。
 その中で大垣は、顔がバッチリ映っているシーンをとうとう見つけます。
 それはやはり霜村でした。
 お前も街中歩くならサングラスくらいかけろや霜村!

 大垣は黒田に、カメラ映像をチェックして、霜村が映っていたことを伝えます。
 ルイに本当のことを伝えたいという大垣。
 それは待てよ。
 何のために霜村が死んだフリしてるかくらいは考えようよ警察官!
 知らないで協力するのは悔しい、という大垣に黒田は霜村の資料を見せます。
 ロベルトとして入国したことを知った大垣。
 ホテルをあたってみるとか言い出しますが、それは黒田に「もう調査済み」と言われて
しまいます。
 で、今度は、メキシコ人が住んでいるところを当たってみると言い出す。
 つまりメキシコ国籍で入ってるわけだから、そういうとこにいるかもしれないと。
 木を隠すなら森の中ってやつですね。
 この発想は黒田もビックリしたんじゃないでしょうか。
 彼らとしては「協力者がいるはずだ、それは誰だ」みたいな感じでいただろうから。
 それで黒田は警視庁のNシステム映像を調べることにします。
 その中で大垣は助手席に霜村が乗っている車両を発見した。
 さらに、運転していたのは、エルナルドでした。
 なるほどねぇ、こいつらグルですか…。

 黒田は大使館に行くと言い出し、大垣にはまだルイには言うなと釘を刺します。
 裏に何があるか見極めてからだ、と。
 確かに、早く安心させたいからといっても、危険に巻き込むわけにはいきませんからね。
 と、歩いていると、新居田らがやってくる。
 捜査一課の新居田です、と黒田に名乗ります。
 お前はいいから室井を連れてこい!
「室井さん!俺はあんたの命令を聞く!」
 …ともかく、新居田から渡された名刺を、ろくに見もせずしまう黒田が面白いです。
 お前ホントに人間関係興味もたねぇな!
 新居田は、素人が調べまわっても迷惑、と釘をさします。
 さらに大垣のことも皮肉を言うのを忘れない。
 嫌な奴だなー。
 殺人事件捜査に所轄の協力は欠かせないはずなのに、君は踊る大捜査線でいったい
何を学んできたのかね!(新居田さんは出てきません!)

 黒田は、霜村は元外務省員だった、こちらの責任で調べる必要がある、とだけいって
さっさと帰って行きます。
 ただこの時に大垣が、自分は刑事に向いてないと、新居田からも両親からも言われた、
というのへ、君のおかげで手がかりを得られた、とナイスフォローしてたのはよかったと思います。
 明日からも手伝ってもらう、と。
 大垣はこの言葉に気をよくしたのか、自分もメキシコ大使館に行きます、と言い出します。
 それで、タクシー運転手に、親と行く予定だった温泉のパンフレットを渡しました。
 お前運転中に渡すなよ!危ないよ!何してんだよ警察が!

 ここで黒田、少し寄り道する、と言い出す。
 つまりこれは大垣の服装の件での寄り道ですかね。

 二人は大使館で開かれていたパーティにさりげなく後から加わります。
 が、大垣、緊張しすぎてまたおなか痛くなってきたと言い出す。
 黒田、来た以上は働けと鬼のような発言です。
 
 黒田はエルナンドに接触。
 事故の処理をしてない、と言い、事故をもみ消したかったのは車に乗っていたやつを
知られたくなかったからでしょう、と。
 ところがいい感じで話を聞き出そうとしていたところへ、トイレから戻ってきて黒田がいなくて
キョロキョロして、人影を目撃し、立ち入り禁止場所に入ってた大垣が警備につまみ出されて
やってきたんですね。
 なぜあと5分待てない!(ドラマの終了時刻が近づいているからだよ!)
 それでも大垣は、侵入したところで霜村を見た、とこそっと伝えるのですが。
 今の状況はまずいと思った黒田はそのまま立ち去ります。
 事件解明に手がかかったところで、手を引くのは残念だったでしょうが、大垣のやり方が
まずかったからなぁ…っていうかお前はそれでも刑事か!

 この後霜村が、監視カメラで出ていく二人を見ているシーンが映るんだけど。
 テーブルの上のリモコンが動いていて、霜村はスペックホルダーか!?とびっくりしたら、
単にカメラが動いてて角度が変わって動いたように見えただけだった。 
 びっくりしたー!スペックバトルになるのかと思ったよ!

 というわけでますます深まる謎が気になりますが、次回はもうちょっと展開してくれると
いいなぁ、と思います。
 考えるに、黒田の背後関係を探ろうとしている人間もしくは、テロ対策室をなくしたい人間が
霜村使って調べようとしてるのかなぁ、と。
 その辺の動機はちょっと気になりますね。




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