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外交官 黒田康作

第9話(11/03/10)

前回までのあらすじ:警視庁に突然現れた男によって、警視総監以下が人質になった。
特命係の長い夜が始まる。
「この仕事は憎しみ合いじゃない、助け合いなんだ。」

 悠木が観上に銃を突き付けて入ってきたため、さすがに周囲も気づくのですが、誰一人
取り押さえようとする人がいないのはさすがです。
 んでここで佐々木と合流して、彼女は長方形のものを取り出す。
 わぁ、キラキラしてきれいですねー。
 あ、爆弾らしいです。
 さすが一時期デスノートを持っていたこともある高田。邪悪な顔です!(コラコラ)

 関係者以外は外に出す悠木は偉いと思うのですが、気づいて悠木君!
 皆が床に座らせられてる中、観上さんだけポツーンと椅子に座らせられてる!
 アウェイ感バリバリだよ!
 この後佐々木がムームー言ってたので、なんですか、ハワイですか、と思ったらムーブムーブ
だった。
 霜村の方は矢田部と対峙していて、アトロンの話をしています。
 当時の厚労省にアトロンの危険性についての資料がきたはずなのに、これを矢田部が
封印したから、結果的に副作用を持っていることは誰にも知られずに、アトロンは日本で販売
されてしまった、と。
 矢田部はそれを認めます。
 
 一方そんなことになってるとは知らないルイらはやっと病院に到達してました。
 まあ、この時間に病院到着してるってことは助かりますよ、うん。
 オペが開始された君島。ちゃんと担当医は朝田か速水なんだろうな!?
 君島母もやってきました。
 
 さて再び会議の会場。
 何も知らない西園寺君、斉藤らを連れてきてビックリです。
 つーか情報おっせ!
 そこに黒田がやってきて、霜村と話をさせて欲しい、と言います。

 霜村の方はまだ矢田部に質問してました。
 早く会議室に連れて行って声明文読み上げさせていれば、計画は成功してたと
思うんですが…。
 なんでそう、時間にルーズなんだ君は。
 霜村は、11年前の立てこもり事件のことを聞きます。
 突入部隊に殺された妻の検案書が日本に届いたはずなのに、誰かによってそれが
握りつぶされ、事件化されなかった、と。
 矢田部はなんのことだって感じ。
 この期に及んで嘘は言わないでしょうから、本当に知らなかったのだと思います。
 つーか当時の総理のとこに届くまでにいくつも部署通るだろうし、その間で握り
つぶされたことは想像に難くない。

 外では斉藤が黒田に、君が何を話すんだねとか言ってるけど、だったらお前が
霜村説得せいや!多分撃たれるだろうけども!
 武市さんの時みたく、とっくり片手に地べた座って交渉とはいかんぞ容堂!
 と、彼らの耳に発砲音が聞こえてくる。
 霜村が発砲したのでありました。
 矢田部は本当に知らない、と言う。
 ここでウソついても何のメリットないからなぁ。おそらく誰かもう一人が噛んでる。
つーか状況的に容堂公しかいないやろがー!
 前回の久保内に、それだけの度胸があるとは思えないし。
 
 というわけで黒田は自分が責任をとるので話をさせてくれ、と言います。
 そこはあれだろ、もっと盛り上がらんといかんやろ!
黒田「私が責任を取ります」
室井「いや私が責任を取る」
斉藤「では私が」
黒田・室井「どうぞどうぞ」(なんか関係ない人混じってる!)
 斉藤は、あくまでも黒田の独断で霜村説得に向かったということでなら良い、と
承諾します。
 11年前も今回も黒田一人悪者にしようってか。
 黒田はそのかわり、警察には手を出さないでと伝えて欲しい、と言いますが。
 おいおい、このおっさんがそんな約束守るわけないやろがー!

 霜村の方は矢田部になんかつけさせてました。
 え?DS?とか思ってたけど無線のようだ。
(ここで通信ゲームとか始めてどうする)
 そして外に出ようとしたとき、黒田がやってきました。
 ほらー霜村があれこれ聞いてモタモタしてるから、黒田が中に入ってきちゃった!
 黒田はまず、君島が倒れたことを告げます。
 おいおい、それ今言うことか!?←言うことだよ!
 霜村は外してください、というのだけど、矢田部につけた無線を?と思ったら、席を外せ
ってことだった。
 ついてこいといったり外せといったり意見がコロコロ変わる奴だな!
 黒田は続けて、君島が湊殺害を自供したことも話します。
 話を聞く気のない霜村に対して、聞かずにいられないネタをもってくるあたりはさすが
ですね。
 そして、霜村さんがしたかったのはこんなことじゃない、違いますか、と問いかけてくる。
 
 病院では大垣、腹がなってました。
 相変わらず緊張感のないやつだ…。
 
 黒田は霜村に、どうしてサンフランシスコで会いにきたのかずっと疑問に思っていた、と言う。
 だって黒田に会いにこなければ霜村が事件起こしても、視聴者には「誰!?」ってなってた
だろうが!(そういう裏事情ではなく…)
 あの、霜村の奥さんが射殺された事件以来、連絡をくれることはないだろうと思っていた、
という黒田。
 最初、絶望的な姿を見せて、本当に自殺したと納得させるためだったのかもと思った、と
黒田は言います。
 悠木は思わず霜村のところに行こうとするのですが、佐々木が止めます。
 つーかぽつーんと座ってる観上さんも床にいるみんなの仲間に入れてあげようよ!

 霜村は、なぜか黒田に会わないといけない気がした、と言う。
 自分がやろうとしていることを理解してくれると思ったからかも、と。
 えーと話の途中で唐突ですが、今回の話は、ずっとこんな感じで、霜村と黒田の会話で
進みます。撮影が早く終わるわけだぁ…。
 
 12年前にブライトンはある発展途上国に治験施設を作ったのですが、薬を無料で分けるとは
建前で、実際実験台だったわけですね。
 その時開発されたのがアトロンらしい。
 悠木の説明によるとアトロンは、その製造段階ですでにウィルスが混入していた。
 つーか普通に考えると、ウィルスはDNAとかを利用して増殖するはずなので、ウィルスが混入
していたとしてもそれ以上数が増えるわけないし、作られたアトロンの量を考えると、副作用が
どれだけ出るかってのかなり疑問ですが…。ま、ドラマの設定に突っ込んでも仕方ないですね。
 霜村はその薬害訴訟が起きたことを知り、日本に帰国して被害者と接触していた。
 観上はどうしてそんな問題のある薬が日本で販売されたのか、と悠木に尋ねます。
 要するに、廃棄することもできないし、もったいないしで、日本に体よく押し付けられたらしい。
 というかあれこれ聞く観上と答える悠木が視聴者への解説者になっとるがな。

 霜村の目的は、こうしたアトロンの薬害の真実を公表することだったはずなのに、君島が
湊を殺したことでその予定がくるってしまった、と。
 なんか時系列が微妙におかしいような気がしないでもないけどまあいいか。
 君島の前で霜村は、湊は自分が殺したことにする、と言う。
 要するに、アトロンに関する新たな資料が見つかって、新しく裁判をしようという時に、君島が
湊を殺しました、じゃ裁判できないから、まったく関係のない霜村が湊を殺したことにして、君島ら
には予定通り裁判してもらおうとしたんですかね。
 だとしたらなんで裁判をせずこんなことになってるか、だなあ…。
 湊殺害現場の偽装を手伝ったのは山路らしいです。
 ここまではわからんでもないですが、実際に遺体を放置したのが深夜だったなら、大垣が
「昼間に何もなかった」という目撃証言もやっぱ間違いってことになりますね。それとも、その
夜のうちに急いで死体を置いたってことですか?
 大垣が残業してる間に湊殺害が起きて、急いで偽装?
 そのあたりの時系列が全然説明されないからわかりにくいです。

 霜村はそのあとサンフランシスコにいって、ロベルトとあった。
 エイズを発症していて余命いくばくもなかったロベルトは、霜村に自分の戸籍を与えて、代わりに
生きて欲しいと言ったわけですね。
 で、ロベルトは霜村と服を着替えて飛び降りたってわけですか。
 第一話で霜村が上を見上げていたのは、飛び降りようとするロベルトを見てたからなんですね。
 なるほどー。
 この時霜村は二度と日本に戻らない覚悟を決めていたけれども、直後にトラブルが発生した。
 君島が柏田に見られていたことを連絡してきたんですね。
 …というかこの時点で霜村は日本に戻らないって、アトロン事実の公表はあきらめたってこと?

 ともかく、急いで帰国した霜村ですが、柏田のアパートにいったところ、すでに彼は殺されていた。
 やはり、殺したのは悠木でした。
 暴力による復讐を望んでいる者がいる、それが悠木だ、と黒田が言った時に、会場にいるみんなが
思わず悠木を見るのは面白いですね。
 その直後「ピンポーン」となった!
 やはり正解ということですか!?
 と思ったらいきなり回想に入ってて、柏田のアパートのチャイムが鳴ってる音でした。紛らわしい!

 霜村が吉村は自分が殺した、と言ってることについて黒田は、暴力にはずっと反対だったはずです、
奥さんの検死調書を見せられるまでは、と言う。
 事故で死んだと思っていた奥さんが故意に射殺されたと知ったということですね。
 やっぱ何度も書類みてたの悠木ですか…。データ調べた時に、死亡検案書のとこに悠木の名が
出てたのは悠木の検案書ってことではなくて、検案書を見てた人のリストに悠木があったってこと
ですか。戸籍乗っ取りじゃなかったよ。わかりにくいなぁ…。

 ブライトンとしては、薬害を知って抗議文書を送ってきた霜村の奥さんの存在は、アトロンを売り出そうと
していた時期にとても邪魔だった。
 だから奥さんを射殺したというわけですね。
 その時から霜村は、暴力による復讐を受け入れたと。
 黒田は、これが私が思う全容です、と言います。
 どうでもいいけどこの回、全部解説で終わりそうだな…。

 ルイの方は大垣に行ってきなとか言ってるので、え?食事に?とか思ったら、現場にってことでした。
 逃げてた私たちを見つけてくれてありがとうとか言ってるけど、私の記憶が確かならばあの時
ルイは逃げた上に、黒田に「見逃して!」とか言ってたと思うのですが…。
 霜村に会えたら私は待ってるからと伝えて、というルイ。
 バリバリ死亡フラグ立てまくりです。

 えー、建物の外で待機してる斉藤に、準備整いました、という報告が。
 絶対こいつSAT待機させてんだろ!

 霜村はここまで丁寧に解説を聞いた後、邪魔するなと言って矢田部を連れ出します。
 なげぇよお前話聞いてる時間が。
 すでに計画グダグダだろうが。
 つーか黒田もここでドアがあかないよう、つっかい棒してやるくらいの嫌がらせしたらよろしいのに。
 出てきた霜村に黒田は、11年前奥さんを救えなかった、理由がどうであれ、撃たれる隙を作った
のは自分だ、と言います。
 身内に敵がいるとは思わんから仕方ないでしょう。
 霜村は佐々木に矢田部を託した後、自分はそこに残ります。
 アメリカで再会してから、ずっと、本当に復讐したいのは俺じゃないかと頭を離れなかった、という
黒田。
 一人称が俺になってますよ?いいんですか?
 命の大切さを知っていたあなたが、なぜ殺人に手を染めたのか、私はいまだに信じられない
と黒田は言います。どうでもいいが一人称統一しよう!
 霜村は、奥さんに「離婚してくれ」と言われた、と言います。
 立てこもりが起きる前日に、いきなり言われたらしい。
 愛想尽かされてやんのーププー(今大事なとこォ!)
 そのまま霜村は出張にいって、そして立てこもり事件が起きた。
 で、奥さんは何も言わないまま亡くなってしまって、霜村には何がなんだかわからなかった、と。
 子供たちにアトロンの副作用が起きていたことも、自分は医者だったのに相談がなかったと。

 黒田はここで衝撃的な事実を告げます。
 奥さんは気づいていたんですね、あなたがあのブライトンの施設に子供たちを送っていたことを、と。
 ブライトン製薬を賞賛するレポートを霜村は書いていて、副作用とかまったく知らなかったらしい。
 知ってたらもちろんいかせなかったでしょう。
 だから奥さんは霜村に相談しなかった。

 霜村は、奥さんの検死調書を見た時、どうして離婚を言い出したか分かった、と言う。
 命をかけて奥さんはブライトンと戦おうとしていた。
 そうすれば霜村と対立することになり、彼を苦しい立場に置くことになるから別れようとした。
 自分は被害者ではない、加害者だという霜村。
 でもそれは違うんじゃないかなぁ。
 
 強く責任を感じた霜村は、日本の被害者の力になろうとすることで、罪悪感を埋めようとしていた
のでしょうね。
「誰かの命を犠牲にしないと訴えられない正義ってなんだよ!そんな国を救うために官僚に
なったんじゃない」
 霜村の言葉が悲痛だなと思いましたが、今の政権の皆さんにはぜひ100回くらい書き取りして
いただきたいところです。
 霜村は、やっと生きがいを見つけたんだ、と言う。
 手をさしのべてもらえない、薬害被害者の力になること。

 えーとこの後大垣が来るんだけど、何ができるわけでもないのに、いきなり建物の中に
入るのってどうなのって思う。普通警察官でも危険だから待機を命じられますよ。
 ましてや斉藤がこっそり手配したSATが取り囲んでいるんだし。
 私このドラマの中では大垣が一番嫌いです。
 いっつもいらんことばっかりするし。

 黒田は霜村に、贖罪のためでも復讐のためでも殺人は擁護できないと、まるで高校生探偵
工藤新一君のようなことを言い出します。
 そんなことが許されていい国を作るために官僚になったんじゃない、と。
 そして、霜村が伝えたかった真実は私が必ず伝えます、とこいつも霜村死亡フラグぶっといの
立ててきました!
 …っていうか自首して下さいって言ってるけど、今回の目的を済ませたらもう逃げる気ないって
さっき霜村さん言ってましたけど。聞いてました?黒田さん。
 言うなら「今の時点で自首して下さい」じゃないのか…。
 
 黒田は、今まで話した内容を国民に公表してもらえますね、と矢田部に言うけど。
 こんなクソ政治家が約束守るわけねーべ。
 で、佐々木も悠木に、生きて見届けよう?と死亡フラグ立てたところで。
 悠木と霜村は、SATに撃たれます。
 悠木なんかどう見ても位置的に重傷レベルのはずなんですが、これで死亡とか言われても…。
 霜村は黒田へ必死に、奥さんの書類を隠したのは矢田部じゃない、と告げます。
 さっしのいい黒田のことだから、もう一人黒幕がいる、と気づいたでしょうね。
 そこに空気読まない大垣がのこのこ現れて(SAT侵入する以上封鎖されてたはずですが…)、
死なないでください、とグズグズ。今頃こられてそんなこと言われましても…。

 現場検証が行われて、佐々木が持っていた爆弾は本物であったことがわかります。
 で、管理官は公安に、殺さなくても止められた、というけれども、公安の方は、人質の安全を
優先した結果だと。
 要するに口封じってことですよね。死んでしまえば都合の悪い内容は「妄想だ」で片づけ
られるから。
 それを命じた人間が絶対いる。

 黒田が出てきて斉藤に、手を出さない約束でしたよね、と言うけれども、斉藤は鼻で笑って
帰ろうとする。
 その腕を強くつかむ黒田。
 かっこいいです。
「なぜあなたが邪魔をした、答えて下さい」
 黒田、MJ5秒前ですよ。(マジ切れする5秒前。←古い)