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JIN -仁-

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第2話(11/04/24)

前回までのあらすじ:第1シーズンで「この時代で生きて行こう」と決意を固めた仁先生がまた
グダグダと悩み続けるお話です。(コラ)

 さて、アンドーナツがナウなヤングにバカウケしている中、松本センセに呼び出された仁は
そこで、ある人の脚気対策にこれを献上して欲しいと言われます。
 和宮様という名前を聞いても「へー」て感じの仁。
 そしてワンテンポ遅れて驚く。
 誰がそんなお笑い芸人みたいなリアクションをしろと言った。
 つーか口ふさがれとる!松本先生!それ死ぬから!つーか今回の展開を予見したような
ことをしないでいただきたい!

 和宮様は甘い物が好きで、芝居を見に行くからその席で差し上げようということらしいです。
 一方奥医者として、仁の失脚を狙う多紀は福田にアンドーナツの作り方を書かせていました。
 つーか別に仁も独り占めしようとしているわけではないので、作り方聞いたら教えてくれた
可能性高いのにねぇ。男の嫉妬はみっともないねぇ。
 その福田、書いたらしくてどうしようと思いながら戻ってくると、皆がポカーンとしていました。
 和宮様への献上話を聞いてびっくりしたらしい。
 ア゛ーとしか言ってないのとかいて笑える。
 パニくりすぎやろ!
 そんな中冷静に、まだ献上するか決めてないという仁。空気読まないにもほどがある。
 松本に、アンドーナツの作り方教えれば済むしとか言ってます。
 福田も、多紀のことがありますから、大奥には関わらないのがいいですよ、と言うのですが。

 仁は別の意味で献上をためらっていました。
 自分は身元もハッキリしないような人間だから、行ってもいいものか、という思いがあるようです。
 あと、いつかいなくなるということを改めて言って咲にショック与えてます。
 仁先生、第二期に入って、あんたさんのボンクラぶりも拍車かかりましたなぁ。
 未来さんがここにいたらニッコリ笑って「こーのバカチンがー!」とか言いながら点滴台
フルスイングしてますな。

 一方龍馬の方は、操練所取り潰しの話に進んでいました。龍馬伝見てたからわかりやすーい!

 仁は注文していた医療器具を買い取りにいってるのですが、500両とか言われてびっくり
してます。薩摩藩にもらったお金底ついちゃうよーって感じで。あ、前回のアレ、それで終わっちゃってんだ…。
 でも咲は自分にまかせておけと。
 普通の人ならまずお金の心配してるはずなのですが、咲にまかせっきりで気にならないん
でしょうか、この医者は…。
 仁としては、アンドーナツが゛和宮様に気に入られたら御用達になるから、そうすっとここも
潤うと考えているようですが、その一方で、これ以上歴史の人物に関わってはという思いが
あるらしい。
 ここに骨をうずめる覚悟かと言われるとわからん、と。
 ここにいたら、未来がどうなったか確認することが出来ないと。
 つーかそうこうグダグダ考えながら10円ほうり上げてるから取り落すんだろうが!大事なものを
そういう扱いすんな!
 そこで仁、フラフラしていた野風を見つけます。
 行く当てがないという彼女を自分の医療所に誘う仁。
 幸せになって欲しいですから、と言ってますが、野風はまだその裏にある、仁の、未来への
罪悪感をまだ知りません。
 同じ顔だから幸せになって欲しいという思いがあることを。

 咲の方はやりくりするために黙って着物を売ったりしていて、本当に頑張ってると思います。
 で、仁に似合いそうな着物を見つけるけど、1両もするらしい。
(この状況で考えるなら10万円以上ですかねぇ…)
 なかなか、気軽には買えませんね。
 ただここで目をつけていたのはおそらく、献上が決まったら、今のボロい服では出られないから
あれを買おうと思ってたんじゃないかな、と。
 しっかりした人です。

 仁は今度歌舞伎を演じてみせる、前回からの出演者、田ノ助のとこにいってますけど、和宮様が
一生大奥の中で暮らすと聞いて自分と同じと思ったらしく、さらに野風も、すでに戻る故郷はない
ことを知り、献上することを決意します。
 だから、決意して松本のとこに走っていくその走り方がヘンだというに。
 今度から後ろ「ダバダバダバダバ」って効果音でもつけたらどうだ。

 多紀の方は福田に、アンドーナツの献上を失敗させろと言ってました。
 自分が先に献上しようとしたら、もう仁に頼んだからって言われちゃったらしい。
 あっはっはーザマーミロ。

 いよいよ献上が明日という段階になって、佐分利がふと仁に「着物どうするんですか」と聞くの
ですが、「え?これじゃダメ?」と小麦粉まみれの着物を差す仁。
 仁先生いいですかー。
 今でいえば、その恰好で天皇陛下にお会いされますか、ということですよー?
 このセンセホントに医学以外はダメだな!
 そこに咲が、兄に借りたといってあの着物を持ってくるわけです。
 何も知らない仁はキャッキャ喜んでますが、咲さんの苦労が報われるといいなぁ…。

 なんで急に献上する気になったのか、と聞かれて仁は、和宮様も同じ、戻る場所がないと聞かされて
持っていく気になった、あと野風さんのことも養わないとね、と、相変わらずの空気読まない発言。
 一生懸命頑張ってるのは咲さんなのにねぇ。
 ただここで仁は、自分が野風を助けたことで、未来が生まれなくなったかも知れない、ただその分
野風に幸せになって欲しい、そうしたら新しい未来が生まれるかも知れない、と言うわけです。
 そんな仁に咲は、仁の気持ちを変えた野風がうらやましい、と言ってしまいます。
 それを野風、外でこっそり聞いておりました。
 どう思ったんですかね。
 好意が実は自分に向けられていたものじゃなくて、後ろめたさからくるものだ、と知ったら。
 それでも野風の、仁が助けてくれたことへの感謝の気持ちは変わらなかったとは思いますが。

 その夜ふと仁、入払帳を見てやっと、咲がここの経営のために自分の持ち物を売って生計を
支えていてくれたことを知るのです。
 患者の支払いでやりくりしてくれてるとでも思ってたんでしょうか。こーのバカチンが!(もういい)
 どうしようもないな。
 あの着物でさえ、買ったものだと知った仁。
 ちゃんとお礼くらい言いなさいよ。
 
 というわけで反省したかしてないかわかりませんが、仁は咲とともに松本のところへ。
 この後、松本にお菓子を渡しているところに和宮様がこられるのですが、松本らよりワンテンポ
遅れてひれ伏す仁が笑えます。反応おっせぇ!
 さらに、「面を上げよ」と言われてすごい嬉しそうに顔あげてるとことか。
 松本があわてて「言われて一度目で上げちゃダメー」とか言ってるのがメチャクチャ面白かった。
 そういうしきたり知らなきゃしょうがないですが、顔あげた時の仁がめっちゃ笑えたんで。
 超嬉しそうだった。
 ともあれ和宮様は喜んでアンドーナツを食べます。
 毒見してないからとお付きのものがあわてるのですが、彼女はそんなこと、しったこっちゃ
ありません。

 その後芝居が始まるのですが。
 茶を飲んだ直後、和宮様が倒れます。
 おいおい、田ノ助出てきたばっかりー!これで出番終わりかよ!ギャラどうなってんだよ!
 ドラマの上でもちゃんと出演料もらえるんだろうな!?

 仁はヒ素を飲まされたと聞かされて、胃の洗浄が必要であると言います。
 油飲ませてる場合じゃねぇと。
 奥医者でないので治療は出来ないという大奥のねーちゃんに対して仁は、自分が指示を
するからと松本にやってもらうわけです。
 焦るあまり「10センチ」とか言って「3寸」と言いなおしてるのも面白い、仁。
 ともあれ、無事に胃の洗浄はすみまして、和宮様の容体は安定しました。

 ところが仁と咲が捕まっちゃうわけですね。
 お菓子に毒が入ってたと。
 毒見は済ませたという松本ですが、その前に食べた菓子があるという大奥側。
 …それだったら食べたすぐ後くらいに倒れてもおかしくないはずですが。
 大奥側としては、毒を食べさせて自分で治療して、それで恩を売って権力手にしようと考えたの
だろう、ということです。
 おいおい、そんな多紀みたいな真似しないって!(根拠なく人を名指ししないように!)

 そういうわけで二人は連れていかれてしまうのですが、仁のことを知っている松本は、彼らを
疑うのなら、大奥内部の人間も疑うべき、と言います。
 そらそーだ。
 普通は口にしたすべてのものを疑うべきであり、茶に入っていた可能性だってあるわけですからね。

 牢に入れられた仁。
 …おいおい、なんか内部が、バイレーツオブカリビアンみたいな雰囲気になってんですけど?
 ゴロツキがたくさんいるんですけど?
 え?こっから海へ冒険にいっちゃう?

 咲の方は一人別室に入れられました。
 待遇からして、こっちは何もする気がなくて、仁の方に関しては、彼にいなくなって欲しいと
思う人間が意図的にああしたって感じがプンプンしますね。
 
 仁の医療所を訪ねた恭太郎は事の次第を知らせるわけですが、待遇をよくするための
お金なんか誰も持っているはずがない。
 それを聞いていた野風がすっくと、「関わり合いがあると思われるのは嫌ですから私は
これで」と出ていくわけです。
 皆は「薄情なもんだな」と怒るけど、一人、野風が本気でそんなことを言っているとは思って
ない恭太郎は黙って見送ってました。彼はきっと彼女がどうしようとしているか、わかってるん
じゃないかなと思います。
 んで一同。
 福田の様子が変だったことから問い詰めます。

 咲は牢に入れたおっさんから、仁は殺されるだろうなーとか聞かされて大変に驚きます。
 普通医者ならましな牢に入れられるけど、あそこに入れられたということは、死んでほしいと
思われてるということだと。

 仁の方は、佐久間のことを思い出していました。
 神が意に沿わぬことをしたら取り消されると。それがこういうことなのか、と。
 そうじゃないと思いますけどね…。
 この後金のことを言われて、牢名主に、自分が持っている金は患者さんがなけなしで支払った
ものだから、こんなことには使えない、払えない、と言う仁。
 殺されそうになるわけですが。

 咲は実は心の底では仁が戻らなければいいと望んでいました、とでっけぇ独り言を言ってます。
(神様に言ってんの!)
 ずっとここにいて欲しいと望んでいた、と。
 …別の意味で、ずっとここにいることになりそうな状態になってますが、仁。
 咲は、どうか今一度私を哀れと思って下さい、先生を助けて下さい、と祈ります。

 仁は鼻と口をふさがれて死にそうになりつつ、死んだら戻れるのか?とか考えたりしてますが、
ここで戻ったら咲がどうなったか知ることが出来ないと思い直し、口を押えていた指を噛んで
ギリギリ逃れます。
 まあここで死なれるとこの後のドラマ、回想編に入ってしまうので…。

 佐分利から多紀のたくらみを知らされた松本は驚きますが、時すでに遅し。
 仁の取り調べは多紀らの医学館が執り行うことになった、と告げます。
 つまり仁にとって都合の悪いことがいくらでもいえるということですね。
 これはまずい事態になりましたよー。
 さあどうなる次回!


※江戸時代上方のお話※
 実は歌舞伎のルーツは京である。
 歌舞伎の創始者である出雲阿国が名を知られるようになったのが、1603年、京の
四条河原での上演。そこから全国に広まり、真似するものが現れ、売春を兼ねるように
なってしまった。
 それが幕府によって禁止され、今男性によって行われる若衆かぶきの始まりとなった。
(のちに若衆かぶきも禁止され、野郎歌舞伎が誕生する。これが現代の歌舞伎の姿である)
 つまり、歌舞伎が女人禁制なのは女性差別ではなく、初期の歌舞伎は女性だけだった
のである。
 仁も女性の歌舞伎なら見に通ったかも?



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