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JIN -仁-

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第4話(11/05/08)

 前回の、仁が負ったケガをなかったことにするかのように、一気に時間が進んでいました。
野風のことが今回チラリとも話題に上がりませんでしたが、これで「野風」さんはクランクアップ
なんでしょうか?

 時は過ぎて1865年冬。
 龍馬暗殺まであと2年(龍馬伝みたいなカウントダウンいらんから)。
 仁は龍馬からの手紙を受け取っていました。
 今、薩長同盟を作るべく奔走しているらしいです。
 龍馬さん、ご安心下さい!
 大体の視聴者は去年それを大河ドラマで見ました!説明無用!(オイ)
 仁はそれに対して、先日の濡れ衣の件で、上様と和宮様から刀と櫛(咲さん)をもらったことを
書いてます。
 恭太郎も謹慎解けたようで何よりですね。
 それから、遠心分離機を作ったらしいです。
 あれは…人の力でできないものを機械が代理するんじゃないのか?と思わなくもなかったですが、
血液型判定くらいのレベルだったら確かにこれで何とかなるかも。
 これで輸血ができるようになり、仁としては治療の幅が広がった、と。
 象山のような失血死を防げるという点では確かにいいかもしれませんね。
 ペニシリンの方は粉末化を試みているようですが。
 おい…山田のフラスコか何か爆発したぞ!何をどうしたらペニシリン粉末化の過程で爆発
するんだ!ケーキ作っててレンジ爆発させる女子高生か!

 咲のことも報告しようとして手が止まり、元気にやってます、とだけ書くのは面白いですね。
 そして1866年正月。龍馬暗殺まで(やめなさい)

 長州で龍馬は、三吉と東の護衛をつけられるのですが、東と再会して喜ぶも、命の恩人の
クセしてなんだこの東のツンツン態度。
 ニコガクの連中が見たら泣くぞ、川藤先生!

 一方仁は、多紀からある高貴な女性の、首のコブについて相談されていました。
 他の医者は恐れて診察せず、多紀は見るだけでも頼みたい、とやってきたようです。
 その人は、松平のご息女だそうです。
 ああ、あの暴れん坊将軍?←それは役者さんの名前が松平なだけ!
 その時にまた仁を頭痛が襲ったのですが、そのことで仁は、この時代でもしかしたら自分の
祖先に関わることになるかも知れない、と考えます。
 祖先とかかわってしまったらどうなると。
 仁先生、あんた…「バック・トゥ・ザ・フューチャー」見てないんか!?
 ああなるんだぞ!?
 自分の手で、仁が未来に存在しない歴史を作り出してしまうかも、と思っているようですが、
もしかしたらそのためにここへタイムスリップしてきた可能性もあるんじゃないかなと私は
思いますよ。
 仁がいない代わりに、医療が今よりももっと発達している未来とか。

 仁友堂では、多紀と仲良くなった代わりに今度は、医学所の学生が引き上げてしまった
みたいで、今時派閥だのなんだのくだらねーことしてんなよって感じです。
 ま、現在でも医者の派閥はあるので、あまりおおっぴらに突っ込めませんが…。
 そんな彼らに咲はめげた様子も見せず、ペニシリンの粉末化を急ぎましょう、完成すれば
おのずと流派も一つに溶け合うはずです、と声をかけます。
 …粉末だけに?(山田君、咲さんに座布団1枚おやんなさい!)

 で、松平のご息女の件で咲が仁のお供をかってでるんだけど、夫婦でもない男女が共に
旅をすることについて、いーのかな…と悩む仁と、自室に戻って「言えました」と言ってる咲が
なんかかわいくていい感じでした。

 さて龍馬の方は、守らんとしょうがないからとイヤイヤ来てるのを隠そうともしない東とともに
出発準備してるのですが、龍馬が東に抱き着いて、正直な奴が好きとか言ってるのが笑えた。
 ともあれ、龍馬は薩摩も長州もお互い嫌いあってないで、手を結ばせなければ、という
わけですね。
 それが「義」だと。
 東は、商人の考えだというけれど、龍馬は、医者の考え、すなわち仁の考えだと言う。
 つーかここで龍馬を見る東の目がめっちゃ冷たい!
 ドSの目だよこれ!

 川越へ旅をしている仁。へばりまくりです。咲はサクサク歩いていってます。
 原作だと仁の「この時代の人は健脚だ」という言葉があるんだけど、まあそれを削った変わりに
演技で示そうとしたのはわかるけど、ここはやっぱり一言欲しかったな。

 途中で宿に立ち寄り、ここで女の子がお茶を出してくれるのだけど、手に触れた途端
電気が走って驚く仁。
 気をつけろこの少女、電気を発する特技を持っているぞ!(どこのピカチュウだよ)
 仁は静電気かなって感じなのですが。
 そこに主人がやってきて、お初が何かしましたでしょうか、と詫びにきます。
 ああそうか、「将軍の客」と聞いてるから態度がすごい丁寧なんですね。
 んで案内された部屋が一部屋。
 主人、夫婦だと勘違いしていたので一部屋しか用意してなかったらしいです。
 ここでの仁のあわてっぷりが笑える。
 それで、主人がお上から怒られることを気にして咲は、私は同じ部屋でも構いません、と
ナイスフォロー。
 というわけで騒動は収まったのですが、向かいあってお茶を飲んでて気まずい感じなのが
笑えます。
 そこにお初が遊びに来るんですね。
 まさに救世主!

 というわけで折り紙で遊ぶつーてんのに、いきなり紙飛行機を折る空気の読めない仁先生。
 子供達には大受けでしたが、どうやらこの時代に存在しないものをまたやっちまった様子。
 その夜、咲は、仁がどれくらい先の未来からやってきたのかを訪ねます。
 130〜140年くらい、という仁。
 咲は、じゃあ私は仁先生のおばばさんのおばばさんくらいですね、と言い出します。
 いや、長生きすれば、おばばさんのお母さんくらいはいける!(いけてどうする)

 ここで松平家の話になります。
 えーとご息女は、松平家直系で、殿は入り婿な感じなのですが、コブが出来てから実家に
戻ってしまって、さらに、側室に子供が出来て微妙な状況らしい。
 また、この姫さんはショックで尼寺に入ると言っていて、直系の血が絶えてしまう可能性が
あるみたいです。
 子供を産むのが幸せと武家の女は言われて育つ、という咲に、仁は、それは咲さんもです
よね、とか言いますが。
 だからお前はなんでそういう、思ったことを口にして空気読まんのだ。

 この後、お初が寝てるの映りますが、寝相悪い!

 夜が明けて松平家。
 おもてをあげよ、と言われてあげそうになり、こらえる仁。
 おっと、前回で学習していた!
 2回目でちゃんと顔をあげましたよ!
 ご息女、恵姫という名前らしいです。
 彼女は治療は無用、金をもらって帰れと言います。
 しかもそこに、側室の子が誕生したという知らせが入り、恵姫のやさぐれ度MAX状態です。
 ここで咲が、女同士なら話せることもあるでしょうから、自分が説得してきますと言います。

 咲は恵姫に髪の毛が乱れていますと声をかけて、櫛を渡します。
 それが天皇家と徳川の紋が入っているのに驚く恵姫。
 咲は、仁は和宮様からもお礼をもらうほどの人です、どうか信用して欲しい、と説得
したわけですね。
 言葉だけでは説得しきれないと考えて櫛を出す、その作戦がすごいと思います。
 戻ってきた恵姫は、仁の治療を受けるといいます。
 そうしてコブを観察したのですが。
 手術で取れるものらしいんだけど、貧血の気があることから、万が一オペの最中に大量な
出血がおきた場合、輸血の必要があるらしい。
 別の人間の血を入れると聞いて驚く恵姫。
 けれども、命には代えられないと承知しました。
 ここの決断がわりとあっさりなんですけど、まあ決断が速い性格ということでいいか。
 それだけ気丈な人という受け止め方もできますしね。
 恵姫は一つだけ願いがある、と言います。
 
 このあと咲が、遠心分離機を使って恵姫の血液型を判定するシーンがあるのですが、
ここはなかなか面白かったです。
 ただ、O型の血液説明で、「O型はすべての人に輸血できるが、血をもらうのは同じO型
からしかできない」ということについては、現在の医療では危険性を考えて、輸血は同じ
血液型の適合者のみとなっていますので、この説明はちょっと考えた方がよかったんじゃ
ないかなぁと。
 恵姫はO型だそうです。

 仁は輸血について家老以下屋敷の人を集めて説明するのですが、血を抜かれることは
怖い、とみんなは嫌がります。
 万が一を考えてのことであり、必ず輸血を行うわけではない、と言っても誰も聞いてねーよ。
 だまらっしゃい!と武士に一喝されて、「だまらっしゃいて…」と思わずつぶやく仁が笑える。
 そこに恵姫が入ってきて、コブをとったら殿とやり直して子供をもうけたいと思っていた、その
時に、この血は子供にも受け継がれるから、血を入れるなら一族のものであって欲しいと思って
いたが、理解されないのは残念だ、まだ咲のような(咲はO型)強く賢い女性の血を入れた方が
我が子には幸いなのかも知れん、と言って去ろうとするんですね。
 すると、黙って話を聞いていたおばあさんが、血を調べる部屋はどちらですか、と言い出す。
 そして、子をもうけるは女の戦、どうか助太刀させて下さいませ、と頭を下げる。
 すごいかっこよかったです。
 それに背を押されるようにして、皆立ち上がりました。
 よーし、座れ。

 一方その頃龍馬は、追手に追われて、し尿溜めから顔を出してました。
 お前は何をしてるんだ。
 東とか三吉みたく普通に隠れろや!

 一族の者が待機する中、オペが始まりました。
 見学しているお抱え医師たちも、こんなのは見たことがない、と感心しきり。
 あと、やたらカルガモのシーンが挿入されているわけですが、あれですか、製作者は
カルガモ好きですか。
(松平家を例えてるイメージだと思いますが)
 その後、一族が待ってる間に医者がダダダっと駆け込んできたので、皆は失敗したのか、と
あわてるわけですが、手術が無事終了したことを知り、ホッと一安心です。

 龍馬の方は、ヅラに会ってまして、このヅラが、ヅラのクセに、薩摩から頭下げてきたら
同盟組んでやんよと、龍馬伝のヅラに劣らないツンデレっぷりで、こいつうっぜ!って感じです。
 おい、龍馬伝から龍馬呼んできて、ダブル龍馬で説得にあたれ!しつこさも2倍!
 龍馬は、長州長州て、ワシャ土佐じゃー!と走って行きました。
 廊下を走るな!

 東はそんな龍馬に、なぜここまでするのか、と尋ねる。
 すると龍馬は、自分は久坂の声を聞いた、一つにならねばいかんと思った、と伝える。
 それでそのまま走ってる勢いでこいつ、今度は薩摩藩邸にいきました。
 西郷に会ってますよ。
 あ、大久保もいる。ずいぶんと頼りない大久保だなぁ…。
 こっちも、長州から頭下げてきたら同盟組んでやんよって感じです。
 龍馬は西郷に、仁はお前のオペをするために、頭を下げて助けさせてくれと言った、だから
自分は仁の手を取れたと言っただろう、と問いかける。
 そのお前がどうして長州の気持ちを汲んでやれないのか、と。
 そういうわけでどうやらうまくいったらしく、龍馬「やった!」とジャンプしながら走っています。
 え?甲子園出場決定?(それ護衛の人の、少し前の役な)

 恵姫が回復されまして、仁にここにもペニシリンの製造所を作れるよう殿に口添えしておく、
と約束してくれます。
 そして咲に意味深に「意地を張るとろくなことがないの?」と言う。
 なんかあったんでしょうねぇ。

 仁は帰り道、どうやって咲が恵姫を説得したのか聞くのですが、咲は、櫛を見せて帝の威光を
借りましたとだけ言うんですね。
 そんな咲を何も知らず仁は、肝が据わってきましたね、とほめる。
 今ここに新八とかいたら「鈍い、この人鈍すぎるよ!恋愛フラグ折るどころか踏み潰していく
人だよ!」とツッコミまくったのに!
 このドラマよく考えたらツッコミ役がいねぇ!皆ボケ倒しだ!

 実は咲は、もう一つ恵姫に話をしていました。
 自分にも心に思う人がいたけれど、自分が意地を張ってしまったから、結婚することはなくなった、と。
 でもそれは、人として張らなければならない意地だった、と咲は言います。
 それで悔いはないけれど、でも、仁との家庭をふと思い浮かべることがあると。
 だから、「意地を張ってはろくなことがないですよ」と恵姫を説得したんですね。
 それを恵姫はそっくりそのまま咲に返したわけですが。粋なことをしますね。

 行きに泊まった大井宿にまたまた立ち寄りまして。
 仁は咲に、あまり自分に気兼ねしないでくださいというんですね。
 医者と女の幸せも両立できます、と。
 …こんな大量のボケ、さばききれるか!
 誰かー!各作品のツッコミ役連れてきてもらえませんか!

 咲は自分のことは気にせずいい人がいたら結婚してくれ、武家の娘にはそれが幸せなんでしょ、
という仁に、私の幸せを勝手に決めないで、と怒ります。
 でも仁は仁で「じゃ、なんで自分のプロポーズは断られたの?」とか聞いてきます。
 ドラマの都合に決まってるだろうが!(待て)

 私がいつかいなくなるからですか?と消失フラグ立ててくる仁。
 それに咲が反論しようとした時に、下で騒ぎが起きます。
 お初が大けがをして運び込まれてきたのです。
 仁が作ってくれた紙飛行機を飛ばした時に、川に落ちそうになるのを追いかけて河原を転がり落ち、
鋭い木の枝が腹部に刺さっていました。
 お初の手を握ってまた静電気が起きて驚く仁ですが、腹腔内大量出血が起きていることを知り、
オペの準備と輸血の準備をします。

 一方龍馬の方も寺田屋で襲撃されてました。
 おっとこちらの方はさすが民放ドラマ。
 おりょうさん、素っ裸でサービスシーンきましたー!(一瞬ですが)
 
 輸血によって脈がしっかりしてきて、お初に「助かるぞ」と声をかけた時。
 なんと仁、いきなり消失してしまいます。
 Mr.マリックの超魔術でしたー。(ナイナイ)



※江戸時代上方のお話※
 士農工商といって、身分が一番下に置かれていた商人だが、実は徳川幕府は、農民以上に
利益を生み出す商人を手厚く保護していた。
 大坂は幕府の直轄地とされ幕府の財政を潤す一大商都として期待されていたために、大坂
商人達は幕府に対しても強気な態度でいられた。
 また、大坂商人への地子銀(固定資産税のようなもの)が廃止された時、感謝の念として大坂
では、昼夜十二時の時を知らせる鐘が作られたという。
 仁とあまり接する機会のない商人は、こんなにも幕府から優遇されていた。

 


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