多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→絶対零度〜未解決事件特命捜査〜


絶対零度
〜未解決事件特命捜査〜

SP(11/07/08)

 まさか最後ああなるとはなぁ…。裏番組と出演重なりでもしたんですか、宮迫さん!?(やめなさい)

 さてスペシャルですから、前を見ていない人、話をすっかり忘れてしまった人(私だ)のために
冒頭いろいろな解説が入ります。
 未解決事件を再捜査しても解決できるのはほんの数件、というナレーション。
 全11話だと、11件解決できることになりますね!(黙れ)

 さて時間が1997年八王子に戻ります。
 世間はたまごっちだの消費税5%だのの時代か…。
 何もかもが懐かしい…。
 5/21のこと、清掃車がゴミを回収していて、ゴミ箱に入れられた女性の死体を発見します。
 誰だこんなひどいことをした奴は。
 ゴミの分別が出来てないよ!?(問題点はそこじゃねぇよ)
 報道がされていた時点では身元不明だったのだけど、それをあるマンションの一室で女性たちが
ジーッと見ていたから、多分ここは不法滞在の外国人の売春宿で、その仲間が殺されたのでは
ないかな、という予測は立ちますね。

 そして現代。
 2011年6月5日。
 病院にて争う男二人。
 これがイケメンだったら多少絵ヅラもよくなりそうなのに、おっさんどうしがドッタンバッタン
ですから、見ていてあまり嬉しくありません。
 白衣着てる方は坂東とかいう、ゆで卵をよく食べてそうなおっさんなんだけど(坂東違い)、
メガネの男を突き飛ばして奥の部屋に鍵をかけて閉じこもりました。
 ところが急に向こうの部屋が静かになったのに疑問を抱き、出ようとするがなぜか開かない。
 その頃メガネおっさんは倒れており、何者かによって火がつけられていました。
 スプリンクラーとか報知器働かないのかよ。
 報知器つけてー。

 さて特命対策室。
 塚本がブーブー文句を言いながら資料整理。
 桜木がやっていた雑用だけど、もういないから塚本がやってるらしい。
 異動になって半年経過するらしいですよ。
 白石は、八王子の事件の資料をずーっと見てます。早い話が資料整理サボってます。
 こらジジイ!!!

 このあといつもの受付のおねえちゃんが、さびしかったですよーとやってくるから、塚本ニヨニヨで
寄って行ったのですが、おねえちゃんが出迎えたのは、研修終えて戻ってきた高峰さんでした。
 改めてプロファイリングの研修受けていたらしいです。
 深沢と本庁で出会ったと言ってたから、深沢も異動したんですね。
 出世したらしい。
 
 ちなみに桜木も、どっかの署に異動してたんですが、なんかあまりいまいち役に立っていないっぽい。
 この後倉田が「近いうちに大きな人事異動があるらしい」と言って、シーズン2への伏線を張る
ことも忘れません。
 そんな中、事件の一報が入ってくるわけですが。
 桜木のいる署に特命対策室の面々がやってくるんだけど、それは、14年前の八王子事件に
使われた銃と、今回発生した事件の銃痕が一致したのでやってきたらしいです。
 ちなみに深沢が今回、捜査の指揮を執るようです。
 こんなボーヤで大丈夫なんかーと陰口を言われてるのをしっかり皮肉るあたり、上司の
資格ありそうじゃないですか深沢さん!
 
 今回の事件は、坂東という医者がやっている産婦人科で、一室で火事が起きて身元不明の
射殺死体が発見され、隣の部屋から坂東が一酸化炭素中毒死で発見されたというもの。
 なぜ坂東は撃たれず別室にいたのかは不明。
 そのことから、身元不明遺体の方が犯人の目的だったのではないか、と考えます。
 というわけで皆捜査に出ていくんだけど、桜木が塚本に、お前捜査名簿に名前ないし、とか
言われてて笑える。
 雑用ばっかりらしいけど、なんでこんな人事になったんでしょうね?
 高峰は深沢の様子を見て、しきりにネクタイを触っていた、かなりプレッシャーを感じている
はず、と言います。
 よーし、室井をよべぇー!指揮を変わってもらおう!

 14年前に起きた八王子の事件は、5/20に身元不明の20代女性が殺され、21日に
ゴミ捨て場で発見された。
 白石が半年かけて身元を特定、チャン・イーリンという女性であることを突き止めてきました。
 彼女は中国人で不法滞在しており、売春をしていた可能性があるらしい。
 そして、腎臓の摘出跡があり、さらに司法解剖で出産痕跡がわかった。
 腎臓の摘出跡は調べればいつごろのものかわかるでしょうが、穏やかじゃない話ですねぇ。
 前に実際の話として、iPadだっけ、あれ欲しさに腎臓摘出して売った少年がいたけれど、
健康にまさる宝はありませんよ。どれだけ欲しかったとしても、健康を自ら捨てるもんじゃない。

 で、倉田の方は科捜研に行ってたのですが、大森が桜木が来ないと聞いてすごい不満
そうです。いじめるのが楽しいらしい。
 おーい、銀魂の沖田さんお呼びして!(同じドSじゃねーか!)
 竹林の方はそこそこ真面目に仕事中。今回の身元不明遺体の身元を、焼け残った免許証の
チップから解析しているらしい。すごいです。
 名前は野沢。

 その頃桜木はというと、白石を尾行中。…思い切り見抜かれてます。
 デカワンコのワンコといい勝負じゃねーか!
 白石さんは、14年前の事件に関わりのある人物のところへ行くとこでした。
 桜木に帰れと言いつつも、ちょっと嬉しそうな白石さんがいいですね。
 で、モトキという少年のところにいったんだけど。
 モトキも白石もお土産のタイヤキをひとかけらも桜木に分けることなく食べてました。
 お前らに優しさはねーのか!
 モトキは昔、父親に虐待されていたところをイーリンに助けてもらい、話をするように
なったらしい。
 それで、野沢と坂東の写真を見せられて、坂東のことを昔見たことがあると言う。

 イーリンをタチバナという、売春宿を取り仕切っていた男が連れ戻しにきた時に、
坂東がいたようです。
 その時にイーリンが、なんか沢山お金をくれるから一緒に中国いかない?と
モトキを誘ったらしい。
 いやそんな簡単に行けるもんじゃありませんから、イーリンさん。
 まず空港で止められるわ!お前ら二人とも!

 それでタチバナという男を捕まえに高峰と塚本が行くのですが。
 追い詰めるために高峰がドラム缶ブン投げてましたよ!?なにこの女。怖い。
 坂東には、売春宿の人間の健康診断を頼んでいたらしいんだけど、ある時女を紹介
してくれと言われて、イーリンを紹介したらしい。
 ここで臓器売買の疑いが出てくるわけです。
 高峰は、イーリンには腎臓が一つなかったという。

 20年前坂東は外科医をしていたものの、脳死患者から臓器移植をするという、アメリカで
学んできたことが日本の医学界には受け入れられず、追われてしまった形で、産婦人科医を
開いたらしい。
 日本で脳死患者からの移植が可能になったのはつい最近ですからね。
 で、不法滞在している外国人を利用して、臓器売買している可能性がある、と皆は
考えているわけですか。
 ここで坂東は、三原という政治家ともつながっていることがわかります。
 14年前、自分の有力な支持者のために三原は、腎臓移植のドナーを探していたらしい。
 つまり、イーリンの腎臓がこれに使われた可能性があるということですか。
 深沢は報告を受けて慎重に対応するというのだけど、部下とかが、相手が大臣だから
ビビったんだぜとか茶化してるわけです。
 それに対して聞こえよがしに塚本が「あいつはそんな慎重な奴じゃねーよ」と言ってるのが
よかった。
 何この最後にいい人になるの法則…。(ここでネタ晴らししちゃだめぇー)
 
 野沢と坂東のつながりは、14年前に野沢の奥さんがここで娘・咲を生んでいるということで
わかりました。
 あなたが…咲さん!のちにタイムスリップしてきた仁先生を助けて医者を目指し…たのは
他局だったな(JIN)。
 その野沢ですが、娘の咲が白血病らしい。
 高峰が病院に行って調べてくるというのだけど、他の捜査員は手がふさがっていて誰も
捜査に協力できない。
 ということでやっと桜木出番が回ってきましたよ!
 長かった!主人公なのに出番遠かった!

 桜木が咲を見ている間、高峰は野沢の奥さんから話を聞くことに。
 野沢の奥さんは、野沢と坂東に関わりはないと言ってたことに対して、事件で気が動転
していたというのですが、高峰は、坂東は臓器売買をしていた可能性がある、それに
野沢が関わっていたかも、とかなりストレートです。
 でも奥さんは、咲が生まれてからこっち、付き合いは一度もなかったという。
 野沢が事件の起きた日坂東のところにいっていた理由もわからないと。

 桜木の方は咲に、面白い話をしてよとかムチャ振りされてた。
 白戸家の話でもしてやれよ!
 最近ウルトラマンが出てきてっぞ!

 咲はいい感じにやさぐれていて、なんだかもう釘バット振り下ろしたい気分になりますが、
野沢は咲が白血病になったと知るや仕事を理由に頻繁に外出するようになったらしいので、
それでやさぐれているっぽい。
 多分野沢は隠れて何かしてたんじゃないですかね、咲のために。
 言わなきゃわからないこともありますけども。
 大切な子供のために救う手間を惜しむ親なんていないと思いますよ。

 で、坂東の病院の畑山という看護師に話を聞くのだけど、坂東はいい先生だし殺される
理由はわからない、妊婦を転院させるので忙しいから私はこれでって感じ。
 高峰が野沢の写真を見せると、畑山14年前のことなのに覚えてました。
 すごい記憶力。
 しかも、奥さんの写真見せて気づくならともかく、野沢の方を見せて、14年前の患者
だと気づくというのは絶対何かありますよ。不妊治療してたから、だとしてもね。

 特命対策室では、咲が白血病だとわかった頃から野沢は家を空けはじめた、何か
あるのかもなーというところへ出前が到着。
 桜木が当たり前のようにいて、皆に出前配ってんだけど、自分のだけ注文され
忘れてました。
 冷蔵庫にバナナある、と誰か言ってたけどまたバナナか!
 つーか桜木も文句言いながら結局バナナ食うのかよ!
 それを食べたら戻れよという塚本に、咲の気持ちがわかる、という桜木。
 自分の父親も母と自分を捨てて蒸発したから、と彼女は言うのですが。
 高峰も聞き出せなかった情報を私が咲から聞き出した、と得意満面なわけですね。
 でも塚本は言いました。
 お前は昔の俺と同じ。認められようと思って焦ってる、と。
 それは桜木が、遺族の話を「情報」と言ったことにありました。
 今のお前と捜査したいと思うやつは一人もいない、という塚本。
 言葉は厳しいですが、本当のことでしょうね。
 功を焦る桜木と組んだらスタンドプレーになりそうですし。

 桜木はバッティングセンターで室長にどうして自分を所轄に行かせた、居場所がない、と
ブチブチ文句です。
 昔の桜木は文句言わずに自分の居場所で働く人だと思いましたけどねー。
 室長は、「行旅死亡人」という文字を桜木の手に書きます。
 いわゆる身元不明遺体のことですね。
 イーリンも最初そうだったが、白石がコツコツ捜査して見つけてきたらしい。
 居場所がないと言い訳する前にすべきことがあるのでは、と室長は言います。
 室長も扇風機に向かって「あ゛ー」とか言ってないで節電に協力して下さい。(ソフトバンクCM)

 資料を調べてた桜木、久しぶりに本部で寝過ごしてました。
 まあ桜木はこうでないとな…。
 で、科捜研から電話がかかって何か発見があったらしいのですが。
 大森が条件を出してくる。
 それは桜木を連れていくことでした。
 要するにいじめる相手がいないからつまんない、と。
 桜木がオモチャにされている間、白石は竹林から話を聞く。
 野沢の着衣を再鑑定したら、タツノオトシゴのはく製カスが入っていたらしい。イーリンの
体にも同じものが付着していたようです。
 うーむ。これだけではなんとも…。
 また、野沢が殺害された現場から、スナックあけみというとこのマッチが見つかったらしいです。

 深沢の方は、三原大臣のドナー探しの件について、まだ突っ込んでないのかと塚本に
言われてます。
 もちろん何もしてなかったわけじゃなくて、室長に頼んで何かの段取りを組んでいたっぽい。
 用意周到な彼らしいといや彼らしいですが。
 というわけで室長と深沢は三原を呼ぶのですが、ドナー探しの件は当時の秘書が、その人を
見捨てておけなくて勝手にやったこととか言ってます。
 また秘書が勝手にやりました、か。
 室長は内密にと思ったけど捜査に協力してくれないなら正式に厚労省へ捜査を依頼
する、と遠回しな脅しです。
 三原は深沢に、調べるべき相手は別にいる、と言います。
 別にいるかも知れないけど今調べてんのはあなたです。

 昔坂東と三原が話していた時に、三原が部屋を出ると、資料室を勝手にあさっていた
少年がいた。それがどうやらモトキであり、イーリンの書類を手にしていたようでした。
 彼が何をしていたのか、いまいち明らかにされなかったなぁ。
 
 ただこの三原の件で深沢は直接の上司から、なんで室長に言うんだよ、お前今度勝手な
ことしたら、室長も責任問題になるからね、と言われてます。
 タテ社会めんどくせぇ…。

 マッチの燃えカスから、タチバナがバーのオーナーのマンションを借りて売春宿をしていた
ことがわかります。
 それでタチバナをはりこんで逮捕しようとするのだけど、マンションの裏に刑事置いて
なかったから飛びおりて逃げられてしまいましたよ…。追い詰めた意味ねぇぇぇぇ!!!
 ただ、売春宿に踏み込んだ一行は、妊婦が何人かいるのに疑問を抱く。
 そのうちの一人が、お金はどうなる、と言い出したことから、恐ろしいことがわかります。

 イーリンが子供を産んだあと、坂東がそれを野沢に渡していたらしい。
 この女性はイーリンの出産に立ち会い、それをのぞき見していたようです。

 イーリンは中国で腎臓を売り、日本に来る資金を作っていて、日本に来てから
子供を産んだ。その子供を坂東は野沢に売っていた、というわけでした。
 14年前だと体外受精とかどうなってるかなぁ…。まったく血のつながらない子供を
生むよりはそういう方法とかダメだったんでしょうか。
 また、三原の子供も坂東の病院で生まれていたことがわかるのですが、深沢は
調べるには材料が足らないといって捜査を渋る。
 まあ室長に迷惑かかる、と思えば手が出せなくなるでしょうねぇ。
 ただ、高峰が様子から気づいたのがやっぱすごいと思いました。
 
 桜木は咲に金で買われた子供というのを伝えないといけない、と落ち込んでいるの
だけど、塚本は、何ができるか考えろと言います。
 どうしたんですか塚本さん!
 なんかこの頃いい人になってきてますよ!あるフラグ立ちまくってますよ!

 白石は複雑な気分でモトキのところへ。
 モトキは、病院に忍び込んだことを黙っていたのは、自分のせいで殺されたのかも
知れないことを気にしていた、と言います。
 つまり忍び込んだのが見つかってイーリンが殺されたも、と思って怖くなって
言い出せないでいたのか。
 ある時公園にイーリンといた時に、ある母子を見ながらイーリンは泣いていて、その
時にたまたまやってきた野沢とぶつかり、持っていた写真を落とした。
 その写真は野沢の奥さんと咲が映っていて、野沢が怪しんだのでモトキは逃げ出した
らしい。
 つまり、イーリンが生んだのが咲ということがここではっきりしましたね。
 この後野沢と奥さんの会話があるのですが、泣きながら言ってるから何しゃべってんのか
全然わからんかった。多分不妊治療しても子供ができないことを言ってたんだと思うけど。
 で、金で子供が買えると野沢が言い出したらしいです。
 咲の方はいろいろやさぐれていたところに自分が金で買われた子と知って、まあやさぐれ
MAXって感じですね。
 もうどうしようもないからこのまま番組終了までほっておいたらどうだろうか。

 そんな中桜木は淡々と、DNA調べるから、と咲の唾液を採取してました。
 何この、話の流れも空気も読まず黙々と作業する人は…。
 まあこの後咲をフォローしてましたが、咲君、こんな空気読まない人に慰められて気が晴れるか!?
(コラ)

 高峰の方は野沢の奥さんに話をしていたのだけど、イーリンが殺されていたことを初めて知った
ようでした。
 元の両親を調べない契約だったのと、金で子供売るような親と関わりたくもないという気持ち
だったようです。
 だったら金で子供買うお前らは何なんだよ…。
 
 それで奥さんは、野沢がイーリンが落とした写真を持っていたのを見て、本当の親が咲を
取り戻しに来たと思った、というのを話します。
 気持ちはわからんでもないですね。
 その時野沢は、自分が何とかすると言ったらしい。
 その夜、イーリンは殺されたようでした。
 当時別の事件の犯人逮捕が大きく報道されていたので、野沢の奥さんが気づかなかったのも
無理はない、という感じですが…。
 咲とイーリンのDNAで母子関係が証明されたことから、人身売買の立証は出来ました。
 そんな中、タチバナが発見されたという一報が入るのだけど、なんと死体で見つかったと言う。
 入浴中泥酔していたために溺死したということらしいけど。
 明らかに殺されたっぽい感じですね。
 二人の殺害に使用された銃からはタチバナの指紋が見つかり、タチバナの死体には抵抗の
跡がないということから、被疑者死亡のまま送検すればこの事件は解決だ、という流れに
向かいつつありました。
 やいこの税金泥棒ども。
 逃げている人間がそんな泥酔して風呂に入る確率がどれほどのものか計算してみやがれ。

 捜査本部は片づけを開始して、すっかり済んだ気でいます。
 おいこら!
 あとの1時間どうするつもりだ!
 今までの総集編でも流すのか!
 倉田に背を押される形で深沢、何か決意したっぽいです。
 つーか倉田、深沢に管理職の立場語るのはいいとして「…なんてな」というのはやめなさい!
そのセリフ言うたびに下唇腫れるぞ!(怒られる!怒られるから!)
 
 高峰は、犯人はわかっても、放火殺人がなぜ起きたのかはわかってないから、とまだ
事件を調べています。
 桜木の方も納得いかないみたいで、バッティングセンターにて室長相手に、今までの
捜査は何だったのか、と話をする。
 咲を傷つけて被疑者死亡で終わりだなんて、と。
 室長は、殺人罪は時効が撤廃されて(正確には殺人や強盗など重罪の時効が撤廃)、
昔の事件も今の事件も違いがなくなった、部署が代われば思いがねじ伏せられるかも知れないが、
どうしても変わらないものがある、それが信念だ、と言います。
 信念でも怨念でも構わんのですが、君らはバッティングセンターにこないと真面目な話が
出来んのか。

 そういうわけで深沢、上司が言った捜査終了を翻して、続行を発表。
 ここで、強制ではないから賛同する人だけ残って、といった深沢に対して真っ先に高峰が
座り、他の特命対策室メンバーも座るのだけど、倉田が後ろ振り返って全員いるか確かめも
せず、ズバッと「特命対策室は全員賛同する」と言ってたのがかっこよかった。信用してるって
ことですよね。
 そうして皆も戻ってくるわけです。
 意外にバカが多いな、と茶化して塚本が言ってたのも面白かった。
 というわけで深沢の上司一人だけが出て行きました。一人楽しすギルぜ!
 っていうか一人サングラスかけた刑事がいたぞ。グラサンデカか!

 というわけでなぜか当たり前のように捜査に加わっている桜木。
 彼女は、野沢が殺される数日前、14年前にイーリンとぶつかったという公園に何度も
来ていたことに疑問を抱きます。
 なぜここに何度も来ていたのか。
 当時の野沢の足取りを追う桜木。
 公園を出たところで野沢の目撃情報は途絶えるのですが…。
 その先には雑貨屋があり、中に入った桜木はタツノオトシゴのお守りを見つけます。
 店長曰く、妊婦が安産のお守りとしてよく買っていくらしい。
 なんかだんだんつながってきましたよ!?
 遺留品でもイーリンと野沢が持っていたものですね。
 店長は野沢のことを覚えていました。
 誰か探している風で、14年前このお守りを買いに来なかったか、と聞いてたらしい。
 ああ、イーリンとぶつかった時に落としたお守りを見てたのか。
 すごい記憶力だな野沢も!
 で、桜木はイーリンを野沢が探していた、ということに気づきます。
 そうして、本部に報告する。
 野沢はイーリン殺しにはかかわっていない、イーリンが死んでいたのを知らなかったからと。
 なるほどねー、夫婦してイーリンの死を知らなかったわけですか。
 と、その報告をしている時に店長が桜木にもう一つ重要な報告を。

 野沢が出て行ったあとその店長散歩に出かけたらしいのですが、この先の美術館で
野沢が誰かと口論していたのを見てたらしいです。
 桜木はその美術館にいって防犯カメラ映像をゲット。
 科捜研で、一人は野沢と判明。
 そしてもう一人は…。
 
 ここのシーン、桜木が竹林の手元覗き込んでいると、「お前くんな。お前が来ると
ミラクルが逃げる」と言われていたのが笑える。
 確かに桜木が来るとそれまでのツキがダッシュで逃げそうだ!

 三原を呼び出した深沢は、カメラ映像を出し、野沢は三原と会った直後に殺されて
いることを話す。
 そうして三原は観念したのか、自分の息子も金で買ったということを話しました。
 大臣だから大スキャンダルになりますね。だからこそ必死にかくしていたんだと思いますが。
 三原にとって野沢は、立場が同じ、分かり合える同志だったようです。
 しかし、イーリンが現れたと聞いて、自分のところにも、本当の親が現れて子供を
連れて行ってしまうかもしれないと不安になった。
 それで坂東を問いただしたところ、坂東はタチバナに命じてイーリンを連れてこさせ、
三原の目の前で射殺させたらしい。
 つまり坂東としては、イーリンのような考えを持つ人間が出ないように見せしめとして
イーリンを殺させたということのようでした。
 14年間それを隠していたんですか、と言われて三原は怖かった、と言います。
 気持ちはわからんでもない。
 ことが明るみになれば子供は引き離されてしまいますからね。
 ともかく、野沢が殺される直前何があったのか、深沢はそれを聞きます。

 この後過去の映像が映るのだけど、美術館という看板の「美」がおかしい、と思ったのは
私だけか…?
 ともあれ、野沢は三原に会って、イーリンの情報を求めたらしいです。
 咲が白血病になり、心当たりは全て探した、実の母のイーリンなら適合するかも知れない、と
最後の望みにかけたわけですか。
 三原はイーリンが死んだことを知っているから、実の母でも適合の保証はないというけれども、
それで引き下がるくらいだったら必死になって探していないわけで。
 それでとうとう野沢に、三原はイーリンが殺されたことを話してしまうのです。
 まあ何も本当のことを言わなくても、事故死とか言いようはあったとは思うんですけどね。
 したら野沢まで死ななくて済んだ。
 相手は秘密を守るために平気で殺人犯す連中だし…。

 野沢はその後諦めきれず、坂東のところにいって、あんなことになったのでしょう。
 仕事を理由にしてイーリンを探し回っていたのも、本当の子供として育ててきた奥さんを
傷つけたくなかったから。
 桜木は咲にそのことを説明していました。
 イーリンにしても、手放した後悔の中で咲を見守っていたこと。
 野沢もイーリンも咲の幸せを願っていた、と。
 というわけで咲は、絶対生きてやると決意するわけです。
 すぐに天国にはいかない、そんな簡単に二人には会ってやらないと。
 ご安心下さい咲さん。
 多分二人は地獄にいますから!(そういう問題ではない)

 というわけで大体の謎は解けたのですが、どうしてタチバナが坂東までも殺したのか。
それがわからない。
 と、科捜研から新たな事実を告げる電話が。
 タチバナが所持していた拳銃から、新しい汗の付着が見つかり、調べたところ女の
ものであることがわかった。
 それでまた、野沢の奥さんに話を聞きにいくと…。
 奥さんは、咲を受け取った日に畑山も坂東の後ろにいたことを思い出す。
 なんでそれを先に言わんのだー!!!!

 つーわけで桜木と塚本が向かうんだけど。
 なんでこの時に応援を頼まなかったか、ですね。
 タチバナの時には5、6人いて逃げられたのを忘れたか!
 畑山は別の病院に転院していたのですが、受付に刑事が来ていると聞いてピンと
来たらしく、スタコラサッサです。
 塚本も気を利かせて「三原の件で話を」とか、思い切り内容そらす方法で取り次いで
もらえばいいものを!
 
 というわけで畑山が逃げていく間、タチバナとつるんでイーリンの死体の始末したこと
とか、野沢を殺して坂東はもう用済みだから一緒に殺そうとやってたとことか、おっそろしい
場面が公開されていきます。
 女はこぇぇぇのー!!!!!

 地下駐車場に畑山が来たところで塚本が追いついてくるわけですが。
 ここで何と畑山は持っていた拳銃で塚本を撃って逃走。
 見つけてかけよる桜木。
 悠々と畑山は車で逃げていってしまいます。
 追え、という塚本。
 安心しろ桜木!ここは幸いにして病院!
 すぐに医者が………って本部に呑気に電話かけて、塚本が撃たれたって言ってるヒマが
あったら医者を上から呼んできてあげて!
 あんまり揺り動かさないであげて!
 塚本死ぬゥ!

 …結局桜木が医者を呼ばず、だらだら話をしていたために塚本は死亡。
 あのぅ…これ間接的に、桜木のせいでは…。
 というわけで結構長い時間が経過しているように思えるのですが、医者は来ず、
最後に塚本メモリアルが流れるという、アレな終わり方をしたのでありました。
 
 次回予告なげぇなオイ。
 塚本の代わりに今度はツッコミできない男が来るようですね。
 ボケにツッコミ放置のコンビ。
 さてどうなることやら。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→絶対零度〜未解決事件特命捜査〜