多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜


絶対零度
〜特殊犯罪潜入捜査〜

第5話(11/08/09)

 今回の話はシーズン1に戻ったかのようなドラマ性があってよかったと思います。
鮮やかな潜入の手口を描くのもいいけど、こういうのもやっぱりいいですね。
 つーか冒頭いきなり結末近くをダイジェストすんな!

 その街中追いかけっこから10日前のこと。
 不審者情報が飛び交う住宅街では、交番の警官に批判が集まっておりました。
 …携帯を熱心に操作して、子供が道路に飛び出そうがほったらかしな保護者から
何とかすべきでは?(割と本音)
 
 桜木達は、前島という科警研所属の人の講義に出てました。
 犯罪が起きやすい場所のデータとかまとめてる人なんですな。
 草壁隊長お疲れ様であります!(前島役の高杉さんは、踊る大捜査線でSATの草壁を
熱演。映画第2弾で青島に模擬訓練でしてやられた人。かっこいい。渋い。しかし最近
悪役が多くて悲しい。)
 前島は、この防犯データを警察がデータベース化すれば防犯につなげると熱心です。
 大変に素晴らしいですね。
 データだけでは防ぎきれないと警察が反論しても、それをどう生かすかは現場の仕事、
だそうですし。
 もう前島さん、この後のアリアドネの弾丸の斑鳩とトレードした方がいいんじゃないか!?
(あの人も大事なキーパーソンですから!絶対零度がウザい人だらけになっちゃうからやめて
あげて!)

 高峰は前島と知り合いのようで、室長らを紹介。
 実は前島が、自分の調べたデータの、一番危険と指摘した場所で犯罪が多発している
ことについて、高峰のチームに捜査を依頼してきたのでありました。
 室長は、これが明らかになったら、あなたのデータが悪用されているということが裏付け
されてしまいますよ、ということを言うけど、前島は気にしない。
 自分のことより防犯というのが素晴らしいと思います。
 
 さて部屋に戻りまして。
 桜木、資料を落としてます。
 机が狭いからとか言ってますが、あんたがものを片づけないからだろうが!
 瀧河は、ものを片づけられないと太りがちになるという説教を。
 気づいて瀧河さん!
 それ桜木じゃなくて、捜査アイテム開発してる女性二人組にビシバシ刺さってる!
 いつかこいつ闇討ちされるんじゃないか…。

 室長が入ってきまして、前島の依頼した事件を話します。
 いくつかの区域で犯罪が起きているのですが、今まで管轄が違うことから、連続した事件
だとは思っていなかったという呑気な警察。
 前島のデータマップと照らし合わせてみると、特定の犯罪が5倍も一気に伸びていることが
わかり、これは自然値ではありえないことから、高峰は人為的なものだと推定。
 そして、監視カメラ映像からは、それぞれの現場に共通した車両とそれに乗る人物が
目撃されているらしいです。
 前島の研究内容は警察だけにもたらされてるから、そちらに犯人が、と考える磯村だけど、
実はこれらのデータは前島によって、住民たちにもたらされていたのでありました。
 つまり、前島は地域からも防犯をやっていこうと、防犯地図作りをしていたらしいです。
 えらいですねー。
 どうでもいいけどとっつきにくい人に見えたけど意外って、感心するか貶すかどっちにしろ、磯村。

 その犯罪マップと起きた犯罪は符号しており、今世田谷がマップ制作中のために、活動して
いる人間の中に犯人がいる、と瀧河は考える。
 ちなみに潜入捜査すること自体はわかってるっぽいけど、誰が刑事かは前島には話して
ないそうです。
 確かにね。
 本人が犯人の可能性も疑わないといけないし。つーか桜木さん、いい加減、仲間なら話して
おかないとみたいな意識はやめましょうよ…。

 住民のマップ作りに参加した高峰、桜木、白石。
 高峰は住んでいる地域であることもあり、普通に参加者として参加、前島とも話してます。
 今集まってる住民の中にはカメラに映ってた男はいないらしい。
 桜木はボランティアスタッフとして参加して、そっちから探りいれるらしいで゛す。
 前島、警察官にはつっけんどんな態度でしたけど、ここでは子供たちに優しく接していて
すごい人だなと思いました。
 ここで働いているスタッフの中に梶田という人間がいるのですが、それと話をすると、
明らかに動揺がみえた、と遠くから見ていた高峰が言う。さすがです高峰さん。
 梶田、資料整理なども、白石が手伝うと言うと、あわてて一人でできると帰っていく
ありさま。どう見てもこいつに決まりだ!
 よーし梶田、キミに決めた!(ピカチュウ、君に決めた!のノリで)
 その頃、高峰の娘しおりが、前島に近づいていくので何かと思ったら、早く地図を完成
させたら高峰が早く帰ってくるとか考えたらしく、ご褒美に遊びに連れていってくれる場所
どーたらを前島に話していました。
 まさかこんなほのぼのした光景が後で伏線になってくるとは!
 しおり、恐るべし!(別にしおりが仕組んだわけでは)

 さて問題の梶田ですが、資料を持ちだしたことがわかります。
 瀧河と磯村が尾行、白石は梶田の周辺を探ることに。
 そして桜木は、同じスタッフの北さんだっけ?女性スタッフに梶田のことを探るように
言われるのですが…。
 瀧河さん、これ人選間違ってますよどう見ても!
 さっきから梶田のことしか聞いてない、と怪しまれる桜木。ほらぁぁぁぁぁぁ!!!!
 バカかこいつは!ストレートに梶田のことばっかり聞いてどうするんだ!
 少し前の白石さんのシーン見てみろ!梶田さんのことを参加してた住民に普通に聞いてるから!
 桜木、理由を聞かれて梶田のことタイプなの、とごまかしましたよ!
 最悪のごまかし方じゃねーか!
 しかもヤダーとかいう女性スタッフ。
 おい、そのヤダーはどういう意味ですかぁコノヤロー!

 一方瀧河らはコンビニに入った梶田の後をつけ、彼が書類のコピーをどこかに発送しようと
していることを突き止め、わざとぶつかってそれを落とし、一瞬で伝票を記憶。さすが瀧河です。
 あれ多分写真のように記憶して、後でそこに映ってる文字を分析するという記憶方法ですね。
 すごいなぁ。
 で、書類コピーは、都市開発を請け負ってる企業に送られていることがわかる。

 企業の社長は久保田という男で、調べてみれば事件現場で目撃された車と、乗っていた
人物が一致。
 これからはこいつの犯罪関与を探っていくことになります。
 まあこの時点で、土地を安く買いたたくか、ごっそり周辺の土地を手に入れる計画があるん
じゃないかなーと思ってたんですけどね。
(犯罪率が高い地域は当然地価が下がる。つまり、まとめて買いたたけるチャンスになる)

 今回は瀧河と磯村の潜入があって、これやっぱりプロですからすんなりいってて面白かったです。
 二人は大地主の兄弟という設定で久保田のところに。
 地元ではうちの土地を買ってくれないから、地域開発してきてるお宅なら、という感じで来た
理由にしているらしい。
 部下がその兄弟の会社が本当に存在するか調べていて、それは竹林が作ったサイトだった
らしいんですが、「(奈良出身という設定だから)大仏入れた方が良かったですかね」と言って
大森にスッパーンと殴られてるの面白かった。
 そりゃ殴られるわ!奈良と言ったら鹿やろが!←コラコラコラコラ

 白石が梶田のことを調べてまいりまして、彼には借金があることがわかる。
 その調査で競馬場いってたらしいんだけど、桜木1万円負けたらしい。
 それを大森に指摘されて驚く桜木。
 どうやら彼女の持ち物には監視カメラなどがざっくり仕込まれているようだ!
 沖田さーん!これ土方のヤローにどうですかー!
 二人が言い争いしてる間に、久保田の社長室にカメラ設置完了したらしいです。
 ここで久保田がこっそり会っている人間が浮上してくる。
 土地関係の地位についている代議士の秘書らしい。
 また、久保田の車に乗ってた男は、久保田に雇われて、建設現場で働いている男とのこと。
 この男も借金を抱えている。
 さてここから意味するものは…?

 そんな中新たな事件が発生。
 暗い夜道を帰っている男の子が映ったので、てっきりこの子が襲われるかと思ったら、
路地の向こうで男が襲われていました。(実はこれも伏線だった!)
 ホームレスが殴られ、殺人未遂だということらしいです。
 ただし、今までの犯罪発生地域ではあったかどうか調べてないので関連性を調べてみる、と。

 えーこのあと。室長のジュースタイムです。
 ついに作りはじめやがったこいつ!
 しかもブドウと酢の配分間違えてまずいらしい!
 まずーい、もう一杯!
 室長は、深沢にも捜査要請しといたとか言ってますが、その前にまともな飲み物を作ってくれ!
 明日はあの犯罪マップの残りを作るということで高峰は親子でそれに参加、桜木は深沢に
話を聞きに行くらしいです。
 で、倉田とともに深沢のところにいった桜木ですが、来たら来たで資料読んでて話を
聞いてねぇぇぇぇ!!!
 お前は一体何をしにきてんだ桜木よォォォォ!!!!
 まあ彼女は彼女なりに気になることがあったらしいです。
 実は殺人未遂は今までに2件起きていたことがわかり、どうやら接点はないものの、通り魔で
あることがわかるのですが、どうして最初の1件は、地元の人間ではないやつが被害にあって
いるのかが桜木、気になったらしい。
 こういう道は地元に詳しい人間が通るもんじゃないですか、みたいな。
 第一の事件の被害者がゾロなみに方向音痴だった可能性もあるかもしれん!
 
 ここで何を思ったかいきなり塚本の話を振る深沢。
 都内で畑山の目撃情報もある、慎重に調べてるとか言ってます。
 桜木、珍しく追及をかわして帰って行きました。どうしたんですか桜木さん!まるで刑事
みたいじゃないですか!

 さて瀧河らは、あるものを久保田が留守中に社長室に仕込んでいました。
 それは、鹿のはく製。
 目にカメラが仕掛けられているらしい。
 久保田にはドッキリプレゼントというわけですが、久保田が気に入らないと見るや、わざと
ケンカを始めて、久保田に受け取らせるという算段ですか。うまいのー。

 竹林はこの細工に感心しているわけですが、なんとこれ、あの捜査アイテム開発の女の子の
私物であることがわかる。
 鹿のはく製私物で持ってるってどんな奴だよおい!
 ところで竹林、第一の殴打事件の時の映像で、久保田が使ってる男が車に乗っていない
ということを発見します。

 さてその一方で、防犯マップ作りの方は、実際に街に出ての作成となりました。
 前島はしおりとともにあちこち歩いていたのですが、突然倒れる。
 おいどうした!
 狙撃でもされたのか、SAT中隊長!(もうその役は終わった!)
 ちなみに白石によると、こんな騒ぎにも関わらず、梶田はまたデータコピーして帰ったらしいです。
 もうあいつ逮捕でいいじゃん!

 病院で目を覚ました前島、少し記憶が飛んでるらしい。
 …こういうのがあるのって、ちょっと気をつけないといけませんね。
 いや普通熱中症とかその他で倒れるってな場合は倒れた状況が思い出せるのですが、
倒れた状況を思い出さず、その前にしていた記憶で途切れている場合は、その倒れる時の
間に、PTSDなど発症していることがあるからです。
 過去の経験を体験しているから当然倒れた時の記憶はなくなる、ってなもんで。
 まあ倒れるまでのことになるのはかなり症状ひどいので病院にかからないとダメです。

 で、高峰は前島に、殺人未遂の事件が起きていたことを報告します。
 自分の地図が悪用されていたことよりも、防犯をきちんとしないと、と考える前島は
本当にいい人だなぁと思いました。

 さて、久保田の方は何かをやってるらしいのですが、鹿の目から確認してみると、
再開発計画云々というのをパソコンで見てるのが分かる。
 なるほどねーつながりましたね。
 つまり、久保田らは今まで犯罪を起こした地域で、再開発の声が住民から上がるのを
待って自分達がその計画を請け負っていたわけですか。
 犯罪が多発すれば、そういうところをまるっと別のものにしてくれという要望があがる。
それをつながってる代議士の秘書にうまいこと話を通して、再開発計画を持ち上げさせ、
自分らが請け負う、と。金も入りますねぇ。
 それを秘書にキックバックですかぁー。
 これで犯罪多発が移動してる理由がわかりましたね。一つの地域の開発が終わると
次の地域へって感じに犯罪発生率が移動してるわけが。

 ちなみに桜木は、最初の殴打事件現場にいってるらしいです。
 この殴打事件の被害者が口を割りまして、久保田にここらで事件を起こせと言われていた
ことがわかる。
 児童連れ去りをしようと、警棒を持って子供を物色していたら、何者かに背後から警棒を
奪われ、それで殴られたと。
 なるほど、相手はそういう武器の取り扱いに慣れている人間、という可能性が出てきましたね。

 ここで桜木が電話してくる。
 第一の殴打事件現場は、前島が倒れた場所に似ているらしいです。
 あの時前島は、しおりを見て、あたりを見回して、そして様子がおかしくなって倒れたらしい。
 高峰は、前島も調べる必要がある、と言う。
 その頃、前島は病室から姿をくらましていました。

 高峰は子供の頃、姉を目の前で通り魔に殺されていた過去があることがわかる。
 それがPTSDとなり、犯罪の起きやすい路地に子供がいて、近くに大人がの男がいると
この過去の体験がフラッシュバックみたいな感じなわけですか。
 しおりの時には男がいなかったから倒れた、と。
 つまり前島は、姉を殺した犯人と錯覚して男を襲っていると。
 これはなかなかややこしい事件になりそうだ…。

 久保田が動きだし、高峰は今度犯罪が起きるならこの場所、と指摘。
 皆打ち合わせをしてるんだけど、「(前島が)こないで欲しい」と言って叱られる桜木。
 あんたそれは、犯罪見逃すのと同じ意味だぞ。
 何いってんだこんな時に。
 そりゃ怒られるわ!
 
 さて犯罪が起きると予見される場所にやってきた瀧河ら。
 久保田に使われている男発見。
 何か犯罪を起こすのを現行犯で捕まえればこいつらもしょっ引けますね。
 と、カメラを見ていた高峰が、しおりがいるといって飛び出す。
 なんと一人でこの現場に来ちゃったらしい。
 これはいかんやろ!
 高峰のお母さんちゃんと見てなかったのか!?
 こんなとこ、大人の女性が歩いてても危ないのに。
 高峰、走ってくけど、途中でハイヒールが邪魔になり、投げ捨ててます。
 これ実際の刑事だったらこんなもんはかないですよ。危ないから。
 そこのところちょいリアルさが足りないなぁ。

 細い路地に入ったしおり、久保田が使ってる男に襲われそうになりますが、そこに
現れたのが前島でした。
 ここまでなら正当防衛ではある!けども…。
 駆けつけてきた瀧河らを見て前島、犯人と錯覚して襲いかかってきますが、そこは
我らが瀧河ですよ!投げ飛ばしました!
 それを見守る磯村ら。
 おいぃぃぃ!助けに入ってやれよお前ら!なんでずーっと見てんだよ!

 高峰はしおりにどうしてここに一人で来た、というのですが、地図を早く完成
させたかったというしおり。
 早く完成させたいからといって犯罪の被害に遭ってたら意味ないだろうが!
 車の中にいた梶田らも逮捕されたそうです。
 いやーよかったよかった。
 さらに、殴打事件の被害者の意識が戻ったので、殺人未遂で済むことになりそうですね。

 前島が救急車の中で意識を取り戻すのですが、やっぱり記憶がありませんでした。
 被害者らのことを心配し、事件解決したと言われて喜ぶ高峰ですが、本当のことを
つげられなかった気持ちはわかります。
 ここまで防犯のことを心配している前島に、「実はあんたが犯人でサァ」って言えるのは
ドSの沖田くらいのもんだよ!
 しかも前島は、地図が作成できたらしおりが行きたいと言ってたらしい、遊園地の
チケットを高峰に渡してくれるんですね。
 いい人すぎるぅー!
 そういうわけで前島は救急車で搬送、そのまま警察病院に収容されました。
 もし実際に裁判になったとしても多分無罪判決になると思いますね。
 本当に病気が原因で記憶がないわけですから…。ただ、事実を知った前島が
ものすごく苦しむだろうなとは思うんですけども。

 幼いころ、事件直後の前島を診察した医師と連絡が取れ、あの時、前島が嫌がる
姉を連れて、近道だと細い路地に入り、事件に遭遇したことがわかります。
 その後PTSDになった前島は、何かしらの武器を持ってないと夜道が歩けない
ようになってたらしいです。
 その頃にしっかりと治療受けられていれば、こんなことは起きなかった可能性高いん
ですけどねぇ…。
 前島の今までやってきたことを無駄にしたくない、と一人シメに入る桜木。
 室長も、前島のノウハウを元に防犯マップ作りを推進していこうと言います。
 最初「脳波」って聞こえて、脳波鑑定するのか!と一人でびびってました。

 この後久保田から代議士秘書も逮捕されたそうなのですが、久保田の手下が妙な
ことを言っていた、という報告が。
 借金を抱えたのはいきなり貯金がゼロになったからだと。
 倉田は言います。
 このところ、すべての事件にいつも謎が一つ残る、と。
 なるほど残った謎を全部集めていって7つそろえば神龍が…。(出てきません!)
 
 この謎が解けるのはいつの日でしょう。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜