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謎解きはディナーのあとで |
第1話(11/10/18)
全体的に面白かったと思います。「特上カバチ!!」の時みたいな、セリフが文字になって
飛び交うのとかも、雰囲気にあっていて面白いんじゃないですかね。
ただ影山役、桜井さんでもいいと思うのですが、もっと落ち着いた感じの人でも良かった
かなぁとか思ったり。そういう意味ではメイちゃんの執事で、神出鬼没の忍を演じた向井さん
なんかなかなか面白かったかと思うのですけどね。銀魂の沖田のように見下しつつ顔は
笑顔で「お嬢様はアホでいらっしゃいますか」。うーん、やっぱバックに般若浮かびそうだから
いいですわ。
OPがアメコミ仕立てで、影山がソロ…と出てくるコマ面白かったなぁ。
さて、とあるお屋敷で、執事の後退が行われていました。
唐沢という年老いた執事が、赤ちゃんの写真を見ながら、つい昨日のことのようです、と
言ってました。
人の成長を見守るというのはそういうものなんでしょうね。…つーか持ち歩いてるのかお前。
彼は影山という執事にタイを渡して、受け取ってください、といい、影山はそのままタイを…
襟の上からつけるの?執事ってそうなの!?セバスチャン!セバスチャーン!
(そんなことで執事を呼ばない!)
原作知らないでここを見た人は、あの人の執事、だと絶対誤解するだろうなぁ、とニヨニヨ
しながら見てました。
さてさて。
風祭というええ年こいたおっさんが(おっさん言うな)、部下から電話を受けて、殺人事件が
起きた、早く来て欲しいと要請されていました。
そうして颯爽と飛び出していくかと思いきや!
うぉぉぉぉぉぃ!!!!!
お茶を飲んでる場合じゃねーよ!
すぐ来いって言われただろうが!
すぐっていったらすぐなんだよ!明日のことじゃねーんだよ!
つーかどう見てもこの屋敷金持ちのわりに執事いねーじゃん。
一人でカッコつけてないで早く車に乗っていただきたい。
しかも車に乗ったかと思いきや、何か忘れ物をしたらしく「Woops!」とか。
おいてめぇ、今手放し運転したろ!!!
何やってんだよ!
なんだよこのおっさん、登場して10秒でどんだけ突っ込むとこあんだよ!これだから新八が
ウゼェって言われるんだよ!(新八どこに出て来ました!?)
一方遅刻したと焦って走るヒロインの麗子さん。
風祭のアホからの電話を受けて、ハンカチを買えと言われたらしく事件現場に来るも、引き返す
ハメに。
で、その後颯爽と風祭がきたわけですが、規制線、車でぶち破って入ってきたんですけど。
このおっさん、いつもこんな感じ?
配属されてきた部下が半年で転属願い出しそうですな…。
あとなんか女性警官2人で風祭の取り合いとか。
安心しろ、風祭!
お前に魅力があるんじゃない、お前の肩書に恋してるだけだろうから!!!
というわけで麗子さん、ちょっとズルい手を使ってコンビニでハンカチ買ってきましたよ!
戻ってくると、女性警官二人が風祭の車を拭いてました。…あの、ちゃんとやらないと傷が
つきますよ…?
殺人事件の現場に入っていた風祭のとこに麗子がやってくると、お嬢さん、と風祭が呼ぶ
わけですね。
皆もお嬢さんと呼んじゃってます。
普通の会社ならセクハラもいいとこですが、風祭だからそれわからんのだろうなぁ。
風祭、ハンカチを何に使うのかと思ったら、背広のチーフに使うらしい。
執事交替でバタバタしていたから忘れたんだと。
それはともかくとして、風祭の言い方にイライラしてる様子の麗子。
わかります、全力でツッコミしたくて仕方がないわけですね!!!
ちなみに風祭は大手自動車メーカーの御曹司で、彼自身年収500億らしいです。
でも刑事をやってるのは、プロ野球選手になりたかったからだそうです。
………え?
いや、なれば?
なんで刑事?
ダメだこの人、会話のキャッチボールどころが全力でボールどっかに打ち返しちゃってるよ!
というかすいませんが殺人事件の捜査ですよね!!!!!
やっと死体を見ることになりましたが、死因は絞殺ではないか、と言われています。
しかし麗子は死体が変だと気づく。
部屋の中で、入り口に向かって頭を向け、ブーツを履いたままの姿だったのでした。
…カギ忘れて窓から入ったんですね!(常に窓からお邪魔するキャラは漫画の中だけ!)
ここで風祭が、「なんて恐ろしい奴なんだ、僕は」とかいきなり自画自賛始めました。
犯人が絞りこめたらしいですよ。
室内に犯人の足跡はなく、状況はおかしいわけで、つまり、犯人は外で殺されてここに
運び込まれたのだ!(ドーン!)ということらしいです。
はい、次の人、推理どうぞー。
麗子、容疑者は男だ!という風祭に、女が二人いたら死体を運ぶことは可能ですね、と
あっさり。
ベランダを見ると、干しっぱなしの洗濯物がありました。
それを見てまたまたピピーンとひらめいたらしい風祭、洗濯ものロープが凶器…と言いかけた
っぽいですが、ロープを使った後洗濯物を干しておくこと自体ありえないのを先に麗子に言われて
黙りました。
風祭さん、せめて犯行が可能かどうか考えてから口に出して下さい!
この時麗子、向かいのアパートで掃除をしていた清掃員を見つけるのですが…。
と、捜査員が室内から、この部屋のものではない鍵を見つけます。
ツーショットプリクラがついていたことから、交際相手の部屋の鍵ではないか、と推測される。
というわけで事情聴取…なんかコマで進められた!音楽かかるより早い展開だ!
捜査を終えて帰宅しようとしている麗子、彼女は、風祭が担当では迷宮入りするかも…と
考えます。
確かにその通り。
でもあいつだと絶対気にしなさそうだなあ…。
そんなとこに颯爽とオープンカーの風祭が。
送っていこうか、と言われますが断ります。
この後風祭がブレーキランプ5回点滅させていたのでキモッとか思ったら、「アイシテルじゃ
なくてマタアシタ(笑)だよ」って。カッコワライまで読むな。あと、音楽がドリカムかかって、
消えるのも笑える。
………お前、運転中の携帯電話操作は道交法違反ですよ?
ともかく、最後までドッと麗子を疲れ果てさせて風祭は帰ったのでありました。
御曹司なら迎え寄こすくらいすればいいのにねー。車好きなんだろうけどねー。
麗子が腹立ちまぎれに石を蹴ると、やってきた黒いリムジンにコーン!
一般庶民なら青ざめるかダッシュして逃げるところですが、さすがは本物のお嬢様。
麗子、車から降りてきた執事がその傷を確認しているのを見て、修理代はおいくらくらい、と
聞いてます。
7、80万程度と聞いて安心する麗子。
そうです、この執事こそが、唐沢の後任でやってきた、麗子の家の執事、影山だったので
ありました。
つか今が初顔合わせですか。
そろそろ帰宅の時刻だと思って迎えにきた、という影山に、あなた刑事になれるかもよ、
という麗子ですが、影山は、才覚あふれる麗子のような刑事は無理、と謙遜。
…刑事は無理だけど名探偵にはなれそうですね、影山さん!
この後、麗子のことがあかされます。
いろいろな事業を手広く手掛ける宝生財閥を仕切る父親の娘だから、れっきとした本物の
お嬢様というわけです。
…なんか麗子と風祭って、こち亀の麗子と白鳥の関係みたいな感じですね。まあ風祭は
あそこまで卑屈じゃないですが。
で、夕食をとりつつ麗子は、初めて会ったのによく私の食事の好みがわかってるぅーとか
言うのだけど影山は、昼間会ったという。
あの清掃員の話ですな。
執事の使命で一番大切なのはお嬢様を守ることです、という影山。
今まで常に見守ってきたらしいです。
父親も、銃撃戦になってないかとか、身代金の鞄を持って走ってないかとか、カーチェイスして
ないかとか常に心配しているみたいです。
日本の警察がそこまでアレだったら警察官目指す人間減っとるわ!!!
この父親、ヅラの「かもしれない運転」より妄想ひでぇぞ!(ヅラじゃない、桂だ)
で、そういう見守り方を唐沢もしていたと知り、ワインを吹く麗子。
ああもったいない…。
影山に言われて過去のことを思い出してみると、野良犬にほえられた時、どこからか松坂牛の
肉が飛んできて助かったとか、遠足で弁当を落としてしまった時、いつの間にかまた弁当が入って
いたとか…。
すべて、唐沢が見守っていた結果らしいです。それを不思議と思わなかった麗子も麗子だろ!
と、この話を影山が知っているのは、唐沢の日記に書いてあった内容だからだそうです。
ともあれ、麗子あわてて自室に。
今までの思い出の写真とか見てみると、彼氏っぽい人と撮ってるのさえ、後ろに唐沢が映って
るのが笑える。もうちょっと隠れろよ!全力で存在アピールしてんじゃねーか!
麗子、飲むことにしました。
ここで麗子は影山に、素人相手に話すことで自分の考えも整理できるかも知れない、と仕事の
愚痴を交えつつ今回の殺人事件を話すことにしたのでありました。
影山としても、詳しい話を聞かせてもらえれば何かわかるかも、ということらしいです。
聞き込み現場に彼も麗子を見守るためにいたけども、話しの内容まで聞けなかった、と。
あ、そういえばついて回ってたんですね。
まずは第一発見者。同じアパートのOLで、被害者瞳とは飲み仲間だったらしいです。
メールの返事がないのを不審に思って、朝訪ねてみると、鍵が施錠されていなかったと。
ちょっとのことでも施錠する人なのでおかしいなと思って中に入ってみたら殺されていたらしいです。
その聞き込みを麗子らがしている時に、隣の部屋で、受験生のフリをして麗子を見張っていた
のが影山…何やってんだよ!
宝生グループの力でこの部屋借りられたとかそういう問題じゃねーんだよ!
あと執事の服の上からジャージ着るな!変装が中途半端すぎる!
次は、このアパートの大家さん。
瞳が急いで帰宅してくるところを見て、お帰り、と声をかけたのだけど、どうもというあいまいな返事を
して彼女は部屋に戻っていったらしいです。
夕方6時ごろ、のことだったという大家さん。
麗子、風祭に声をかけるのですが、風祭は、自分の時計がフランクミューラーと気づいてもらえたと
思って大喜び。
今そんなことはどうでもいいんだよ!
麗子は、死亡時刻と大体一致します、と言います。
この後事件に巻き込まれた可能性がある、と考える麗子。
その後ろで時計を見せまくる風祭。ええい、邪魔だ!
ちなみに大家さんが確認した時刻、向かいの八百屋が見ていたはず、というので裏付けをとりに
行くのですが、この時影山は、八百屋の店先にあるミカン箱の中にいたらしいです。…宝生グループの
力で。
これ普通に買い物客のフリじゃダメなのかよ、影山!
アパートの別の住人、森谷という男は、ダダダダッと階段を駆け下りる靴音を耳にしていました。
犯人の足音でしょうか。
ここでまた風祭が、「恐ろしい奴だな、僕って奴は」と言い出します。
死体がブーツを履いていた理由が分かったらしいです。
室内で瞳を殺し、犯人はその後ブーツをはかせた。犯行が外で行われたと見せかけるために。
麗子、ここで、編み上げブーツは本人でさえはくのめんどいのに、他人がはかせるのは無理、と
冷静に指摘。
風祭、タジタジ。
まったく、間違った推理を展開することにかけては恐ろしい男だな、風祭ってやつは!!!!
ちなみにこの時影山は、まだ八百屋の段ボール箱にいたのですが、おばちゃん客がやってきて
箱から出られず、したがって様子が見えてなかったらしいです。何やってんだおめーは。
やるならちゃんと見守って!と突っ込む麗子。
もう見守られてるということは受け入れるようです。
で、今度は交際中の彼の身元が割れたのでそこを訪ねていったようです。
彼氏の田代は、瞳が殺されたと聞いて、そういうことなら外で、と出てくるのですが、麗子はドアが
閉じる瞬間、白いハイヒールがあるのを目撃していました。
まあ、一人暮らしなら施錠しないで出ることは絶対ないので、中に誰かがいたというのは間違い
ないでしょうね。
それはともかく、麗子らは喫茶店に来るわけですが、田代は、付き合ってはいたけど自然消滅した、
鍵は返すのを忘れていただけだと言います。
あんなに戸締りに気を付ける人が、合いかぎを返さなかったなんてことあるのでしょうか。
まあ戸締りに気を付けていても部屋の中は乱雑ということからして、そういうことには案外
無頓着なんですかね…。
そうして、頼んだコーヒーがきたのですが、風祭は一人ブルーマウンテン頼んでいて、一口飲んで
さすが「ブルーマウンテンだ」と感心しているのですが、それは麗子が頼んだブレンドだったらしい。
全然わかってねーじゃねーか!しかも一口飲んでおいて「こっちです」と言われて黙って取り替えるな!
店員も同じカップで持ってこないで分けるとかしとけ!この人、ワインとブドウジュースの区別も
つかないんだから!
で、田代は、事件があった日、同僚と夜まで釣りをしていた、と言います。
風祭は、あの日は大変だったでしょう、雨で、というけど、田代はカマかけだと気づいていた。
天気予報では雨だったけど、まったく降らなかったと言います。
それで彼は帰ろうとするけど、麗子は田代を呼び止めて、白いハイヒールがあったけど、新しい
恋人ですか、と聞く。
すると田代は肯定。
なるほどなんとなくわかってきましたね。
ちなみにこの時影山はなぜか変装もせず、麗子らの後ろでくつろいでティータイムしていた
らしいです。何やってんだ執事ィィィィ!!!!
ともあれこれで犯人わかったか、と聞かれて口ごもる影山。
麗子は、素人が推理語るなんて無理よねーといった感じですが。
影山、思った事を言っていいですか、と言いました。
どうぞ、という麗子。
この後の少しの間がいい感じです。
「お嬢様。この程度の真相がお分かりにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか」
シーン…………。
麗子、窓によって窓開けてハァーッて感じで向き直って、クビよクビ!クビクビクビクビ!!!!!って
言ってたの面白かった。
文字の「クビ」というのが影山にスコココーンと飛んでいくのもよかったなぁ。
最後のでかい「クビ」は避けましたけど。
バカにしたつもりはございません、という影山に、「そうでしょうよ、あなたは私をアホと言ったのだから」と
いう麗子。
そういう話じゃねぇんだよ!
出ていけ、と言われて影山はそのまま出て行こうとしますが。
はたと気づいた麗子、呼び止めます。
まだ事件の真相を聞いてなかったからです。
でも、まだ犯人は申し上げられません、お嬢様には理解していただけないでしょうから、と影山に
言われまして。
麗子の中で、お嬢の部分と刑事の部分が葛藤した挙句、刑事麗子がお嬢麗子を撃つというすごい
展開になりましたが大丈夫でしょうか。
で、屈辱を感じつつ麗子、影山に、自分にもわかるように説明して、と言ったのでありました。
影山は、まだ食事途中でしたので、謎解きはディナーの後に致しましょう、と言いました。
さて食事終わってお茶をしながら。
この事件を難しくした原因は大家の証言に疑問点があったため、と影山は言います。
この後の映像が面白いのですが、大家が瞳に声をかけたシーンが再現されていて、その中を
影山と麗子が歩くという感じでした。この見せ方は立ち位置が分かって面白いですね。
影山は、どうして瞳が本当に帰宅したのなら、なぜ郵便受けを見なかったのか、と指摘。
麗子は忘れたんでしょ、とか言ってますが、それはなかなかないんじゃないかな。
影山は、ただいま、と挨拶ができない、つまり、帰ってきたのではなく出かける途中だった、
と言います。
自宅に戻るということが、帰宅とは限らない、と。
つまり、買い物しようと出かけたら財布を忘れたサザエさん…いやいやいや!音楽流れて
いいんですかこれ!つーかサザエさん見てるのかよ二人とも!
まあそれはいいとして、瞳はあの時、自宅に戻る最中だったという影山。
つまり、森谷が聞いた、階段を駆け下りる男も瞳が最初に出かけた足音だったということです。
これは私自身の補足ですけど、恐らく瞳は待ち合わせか何かの時間ギリギリに家を出ることに
なって相当あわてていて、階段を駆け下りたんでしょうね。でないとブーツで駆け下りるのって
結構危ないですからね。
そんなギリギリなのに、忘れ物に気づいて戻ってきた。だから、とてもあせっていたのではないか、
と思うのです。
さて。
アパートに忘れ物に気づいて戻った、その内容は何かはっきりとはわからないという影山。
でも、話を聞く限りでは一つあったと。
2人は次に被害者のアパートに移動。(再現シーンみたいな感じで)
それは、洗濯ものでした。
あの天気予報では雨になると言っていた、だから取り込みに帰ったのだと。
麗子は筋は通ってるけど意味ないと言います。
帰宅して殺されるのと、洗濯物をとりに戻って殺されるのは、どちらも同じことだと。
影山は、同じではない、自分に置き換えて考えてみて下さいと言います。
影山さん影山さん、相手が超金持ちお嬢様だってこと忘れてますって!
麗子に、あわてて戻ってきて、洗濯物を取り込もうとしてと指示する影山ですが。
麗子、室内に入って「影山ー取り込んでー!」
ほらね!
…っていうかあんたの屋敷だったら戻らなくても誰かがちゃんと取り込む…っていうか
どうせ乾燥機完備だろうがコノヤロー!こっちはエアコン買うどころか拾ってきて扇風機が
壊れて扇風機買いにいったらワケわからん組織犯罪に巻き込まれちまうような貧乏人
なんだよ!(それ途中から完全に銀魂ですよね?)
瞳には執事はいない、ということでつまりどうしたか、と言われればわかりそうなもの
ですが、麗子は、ブーツ脱いで上がったんじゃない?と言います。
ダメだこの人…。
影山仕方ないので自分で説明。
つまり、ブーツを脱がずに、膝で這って中に入っていった、というやり方でありました。
一軒家ならともかくアパートならこの手は使える!(多分女性で経験者は多いはず!)
そうして、奥の部屋にいた犯人に殺された、というわけですね。
ブーツを履いて死んでいた謎はとけたものの、犯人まではわからないわよね、という
麗子でしたが。
影山は目星がつく、と言います。
お嬢様もご存じのはずです、と。
このアパートは泥棒は入れない最新の鍵であり、なおかつ、戸締りには気を付ける人であった。
となければ、合いかぎを持っている人間に他ならない。
やはり田代か大家?と聞く麗子ですが、影山はそのどちらでもないと言います。
しかしもう一人いた。
それが真犯人という影山。
彼は、正確に言えば麗子は、その人の靴を知っているはずだ、と言います。
田代の部屋を訪れた時に見た、あの白いハイヒールのことでありました。
やーっと真相にたどり着きましたね。
もどかしい言い方をしましたけど、この展開はなかなか面白くていいと思う。
ズバッと犯人を指摘してから、あなたはこうしてこうしてこうやって殺したんだ、というのは
推理小説ではオーソドックスな展開ですけど、この話にはこっちの回りくどい方が合って
いて面白いと思います。
ともかく、影山は、その白いハイヒールの女を仮に白井靴子と呼ぶことにして。
白井靴子は田代と恋人同士の関係にあったと話します。ここからは影山の推測です。
再現映像でなんでカップまで白いの使ってんだよ白井靴子。
ともかく、偶然田代の部屋で瞳の部屋の鍵を見つけ、浮気相手ではないか、と疑ったわけです。
で、瞳を尾行したりして情報を集めて、ある時瞳が出かけるのを待って、アパートに侵入した。
ここで辞めておけば事件は起きなかったのに、魔が差したんでしょうか、彼女は、アパートの
部屋に上り込んでしまう。
部屋の中は乱雑な感じですね。つーかテレビでけぇなオイ。
ここで予想だにしなかった、瞳が戻ってくるというハプニングが起きてしまい、あわてて隠れた
ものの、白井靴子は見つかってしまう。
とっさにロープ状のものを使って彼女を絞殺してしまった。
これが影山の考えた話でした。
もうプライドズタズタで、よろしくてよ、と言うしかない麗子。
顔に「完敗」って書いてありますけど。
逃げたらよかったのにという麗子に、多分プライドが許さなかったのでしょう、という影山。
気位が高い人物だったのでしょうとか言います。
忍び込んだことを見つかる屈辱に耐えられなかった、恋人と堂々と会っているような女に
殺意が生まれることもある、と。
まあそれはわかりませんけどね。
嫉妬心でカーッとなるのはありえたでしょうね。
まだ瞳と田代はつながっていたのかもしれません、という影山。
そういうわけで麗子は確かめに行く、と言います。
行くのはいいけどお前、警察手帳も令状もなしで田代のとこにいって、ズカズカ上り込むのは
よせよ…。
影山も説明するかと思いきや、靴揃えてあがっただけだし。
ちゃんと言ってあげようよォォォ!!!!
というわけでいきなり白井靴子さん!と呼ぶ麗子。
いやいやいやいやいや!
それは田代も、そばにいた女性もハァ!?ってなるから!
わからないから!
空気読まずに麗子、ズバッと、なぜ瞳を殺したのですか、と言います。
激しく動揺した白井靴子さん。(名前出てこないので)
いきなりナイフを持ち出します。
どうしてそんなものが部屋に置いてあるんだ…ペーパーナイフですか?
ともかく、影山がスッと麗子の前に出た!かっこいい!
と思ったら、しゃがんで絨毯引っ張った!
どこまでも冷静な奴だな!
普通身を挺して守ってナイフを叩き落とすじゃないのかよ!もうちょっと肉体労働しましょうよ!
というわけでステーンと転んだ白井靴子さん、転がったナイフは影山が回収しました。
ここで何事もなかったかのようにまた「どうして瞳を殺したのか」と聞く麗子。
あんたそれしかしゃべってないよ!?
白井靴子は、美人でお嬢様なら許せたのに、ゴミだらけの部屋であんな女がと思ったら
許せなかったと言います。
浮気する彼氏が悪いだろうが、田代ブン殴れば済むことなのに。
なんてことしてくれたんだという田代に、「だまらっしゃい!」という麗子。
殺した彼女の気持ちはわからないけど、この事件はあなたのせい、謝りなさい!とキッパリ。
かっこいいですねー。
というわけで田代は白井靴子に謝ります。
でも失われた命は戻ってこないということで、後味悪いといや悪いですな…。
通報を受けたらしい警察がマンションにやってくるわけですが、遅れて風祭も登場。
うぜぇ…。
一晩経ったらこれ、解決したの、風祭の手柄になってそうだな。
風祭が来るのと入れ違いに麗子と影山が出てきたのですが、風祭、正体に気づいてない
様子。
これ最終回あたりに正体明らかになると面白そうですね。
帰り道、影山は、麗子のように純粋に大人になった人間はまれ、大抵は悪意を隠し持って
いる、それをお忘れなきようと言います。
もう一人、純粋というより子供のまま大人になった人がいると思うんですけどね…。
ともあれ麗子は、寄って欲しいところがあると言います。
それは唐沢のところでした。
育ててくれたお礼と、ストーカーのことのお説教らしいです。
ちなみに麗子、影山に聞きました。
「あなた大した推理力なのにどうして執事をやってるの」
「わたくし実は、プロの野球選手か、プロの探偵になりたかったのでございます」
どう見ても執事から遠いだろうが!!!!!
始まるまでは櫻井さんはどうかなーと思ってたけど、始まると、原作にはない、影山の
三枚目的なシーンもあり、これはこれで面白いので、櫻井さんも合ってるなぁと思いました。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ&もろもろの感想→謎解きはディナーのあとで