多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→妖怪人間ベム


妖怪人間ベム

第4話(11/11/12)

 うーんなんか今回は珍しくダークというか、この作品の本質にかかわるような内容で
なかなかよかったのではないかと思いますよ。

 さて前回いらんことしたせいで怪しんだ夏目がウロウロ。
 あわてて隠れるベムら。
 夏目、倉庫の中にいきなり入ってきましたよ?
 あんた…。
 ここで物音を立てて見つかってしまったベロ。
 夏目は何も知らないから、遊んでいたのと勘違い、連れていってしまいます。
 何やってんだよ!

 仕方がないのでベロ迎えに二人もいって、結局何故か夏目の家でくつろぐことに…。
 夏目の奥さんが、昨日雄叫びが聞こえたとか言って、とか言うのですが。
 夏目自身は「こんな姿だった」と目撃した化け物のスケッチを。
 うますぎるだろうが!めっちゃベムに似てる!!モロバレじゃねーか!!!!
 というわけで三人はあわてて帰ります。

 一方。
 指先が臭いといってる女が、幸せそうな家庭を見て放火してますよ。
 おいおい、人が住んでいる建物に放火した場合は最高刑死刑だからな!
 放火でどうやらすっとしてストレス解消するらしいですが、この人がすべきなのは放火より
先にカウンセリング受けることだよ。
 指先から匂いが取れないと思い込むのは、病気の一種ですから。

 ベロの方は、絆創膏もらっちゃったぁー!て感じだけど、三人ともケガしてもすぐに治って
しまうので、特に使い道はない、的な…。
 で、ベラはもうユイらには近づくなと強く警告。
 正体がバレるのを恐れてるんでしょうね。
 それで反発して外に出たベロですが、おまわりさんに見つかってしまいます。
 ああ…いつかこのネタあるだろうとは思ってたけど。
 そこに現れたさっきの放火してた女こと光。
 彼女はかなーり酔っぱらってるらしく、ベロをうちの子といって連れ帰ってしまいます。
 別の意味で大変な展開に!!
 酔っぱらってる光、ベロと一緒に布団入って寝ちゃいます。
 ベロがあわてて起き上がったから、そうだよな、ビックリして帰るオチだよなこれはと
思ったら、「布団かけないと風邪引いちゃうよ」とかいって布団を光と自分にかけてご就寝。
 寝るなっつってんだろうが!!!!
 つーか電気を消せ!
 それを窓の外から見ているベム。
 こいつも帰る時さっきの警察官に呼び止められたら面白いのに…。
「こりゃあ、まずいね!」←それ怪物くんの警察官

 この後OPが始まってますが、歌詞変わりましたね。3週交代くらいで替っていくのかな?

 ベラは茶碗で野草を食べながら、どうしてベロを連れ戻さないとか言ってますが、ベムは
少し静観するつもりらしい。つか草を茶碗で食うのかよ…。

 目が覚めてベロがいるのにビビる光。
 何も覚えてないのかよ。
 つーかお前はチャップリンの「街の灯」に出てくる金持ちか!
 ベロの身の上を勝手に誤解してくれたのはいいとして、もう帰ろうとするベロを引き留め、光は
朝ごはんを作ってくれます。
 いい人だー。

 夏目の方は放火事件を追ってました。
 部下が、iPadで資料見てたけど、もうそんなハイテクなんですかねー…。
 ちなみに光は銀行員?か何か?御金を数えてました。
 今頃ってあの、ダダダダーッてお金入れたら数えてくれる機械があるんじゃないんですか?

 ベロが戻ってきたんだけど、ベラは人間を不用意に信用するなとかめっちゃ怒る。
 この人も、心配の裏返しではあるんだろうなと思いますよ。
 自分達が痛い目に遭ってきたから、ベロにはあまり傷ついてほしくないという気持ちから
なんだろうなと。
 でもベロは、今頃反抗期なのか知りませんが、ベラがそういう態度だから、いつまで
たっても人間と仲良くできないんだ!とプンスカ。
 それで結局出ていくだのいかないだのの話になり、ベロは荷物をまとめて出ていって
しまいます。
 それで、光がストレスからまた放火しようとしているところに、何も知らないで現れて
声をかけるわけですよ。
 まあ、ベロが現れてくれたおかげで被害者が出なくて済みました。

 と言うわけでベロ、夕食にカレーを要求。
 お前…。
 その様子を影から見ていたステッキ男。相変わらず赤いです。え?昼間から飲んでんの!?
(多分違う)

 ベラがイライラして公園歩いておりますと、いきなりやってきたユイと夏目の奥さん、強引に
緒方の家にベラを連れて行ってしまいます。
 餃子を作るので一緒にやろうということらしい。
 強引に拉致してったらあかんがなー!!!!
 ただ初めてなのでうまくいかないベラ。
 皆が、「自分のためならこんな面倒なことしない」と言ってて、ここにいない人のためにするの
かい、とあきれていたのは、まだ理解できてないからなんでしょうねー、いろいろと。
 喜んでもらいたいから作り甲斐がある、というのもあるんですよ、ベラ。

 光の家ではカレー作り中なのですが。
 カレー粉がないらしい。
 ベロがこれでもいいとかムチャなこと言ってるんですが、そんなベロに光は、自分が臭うか
どうか尋ねる。
 指先にお金の臭いがしみついてとれない、というのが気になってるらしい。
 でもベロはそんな臭いしないよと言う。
 ここで光は、自分が結婚しないで独身で、残ってるのは仕事だけとか言うわけですよ。
 ただこの人、仕事に身をささげるわ!って気持ちでもなく、結婚したいという気持ちがあるのなら
それこそ本気で探せばいいのに。
 光はベロに、このモヤモヤを解消する、特殊な臭いがあると言います。それが放火の燃える
臭いですか…。

 夏目の方は聞き込みをしていてたまたまベムと遭遇。
 公園に来て話をしながら夏目は、落ちていたゴミをちゃんとゴミ箱に。
 本当にいい人ですねー。
 仕事でどうしても家族との時間が減るという夏目に、そういう時にはどうするんですか、と聞くベム。
夏目は、抱きしめてやりますねとか言ってますが、その後「ウヘヘ」とか笑う必要あるんか。ここだけ
聞いたら変態やぞ!
 うらやましいです、というベムに、やるようには見えないなうん、とかつぶやいてる夏目。
 失礼だなお前!
 このあと、ゴミ拾いを手伝うベムに、分別を細かく言うんだけど、もう一度いいですかと真顔で言う
ベムが面白かった。まあ難しいですわな…。

 帰宅する小春とベラ。
 小春はさっきから白線の上を一心に歩いてるんだけど、うまく家からこの交番までこられたら、
本日の事故、死亡者数がゼロというジンクスを持っていると言う。
 知らない誰かでも無事なら嬉しくならない?っていう、小春もまた、優しさを持ってるんだなと思いました。

 というわけで相変わらずベロが家出中のベムとベラ。
 静まり返ってる!
 しかもベラが、話すことがないと言った時に、ベムが「寒くなってきたな」とか言って、それにベラが答えて
会話終了。
 なんだこの2人!
 ベロの方は光の部屋を掃除していて、カエデの葉をベムとベラの手みたいとか言ってました。
 つーかこれ、流れからして、さっきカレーを作っていた時からの流れらしいんですが、ここの時間軸は
一体どうなっておるのだね!かなりの時間経過しているように思ってたんだけど!
 光はカレールーを買いにいってきました。
 その時にステッキ男に、あなた臭いですよとか言われてます。失礼な奴だな!
 「この人変態です!」って警察に突き出されても文句言えないぞ。

 ベムらは、家にいたところサイレンの音を聞きつけて外へ。
 マンションの屋上が燃えていて、子供が一人取り残されている様子。
 こういう時こそベムの本領発揮です。
 あっという間に助け出してくる。さすがです。
 助けられた子供は家族と合流。帽子をかぶったお兄ちゃんが助けてくれた、というのを偶然
居合わせた夏目が聞いてました。
 おじちゃんと言われなくてよかったな、ベム!
 あとこの現場で彼は、燃えるのを見ていた光を目撃していました。

 ベラと合流するんだけど、光がいたと聞いて、あの女が放火したのか、とかなり理解の早い
ベラさん。
 ベロに教えると言います。
 と言うわけでベロに言いましたが、優しい人だよとか言って信用しないベロ。
 まあそれはいいですけども…。
 で、光が帰ってきてカレーを作ってくれるわけですけども、何時間かかってんだよカレーに…。
 しかもカレーだけでおかずはなし?いや、カレーライスだけで充分な夕食ですけど、野菜サラダ
とかなんか副食は…。

 この時に実家から電話かかってくるけど光は出ない。
 結婚しろとか孫が見たいばっかり、とベロに文句を言う光。
 光のことを心配して言ってるのではなくて、自分のため、世間体を気にしてるだけなのよ、と
言いますが、本当にそうでしょうか。
 自分がひねくれて受け止めてるってことはないかい。
 スーパーの野菜は同じ形ばかりしているけど、変な形のは出荷されずにはねられる、自分も
それと同じという光。
 意味は分からないながらも聞いていたベロは、ユイからもらった絆創膏を胸にはってあげて
います。ベロだから子供のしたことで許されますが、ベムとかやったら大変なことになってたな。
(ベムは多分しません)
 つか、ベロ成長しないけど生きてきた年数は何百年なわけで、人間社会に交じって生きてきては
いるんだから、子供なみの理解力しかないってどうなんだろう…。

 様子を見ていたベラは、自分が苦しいから火をつけるなんて、情けないとか文句言いまくりです。
 つかあんたも文句言いつつベロのこと見に来てるんだから、優しいっちゃ優しいですね。
 で、結局光のアパートに住みついた感じのベロ。
 一方光はスーパーで買い物中。
 ルンルン気分で買い物してるとベラに声かけられてますが。
 光は、何かしてあげたいと思える相手がいるのは幸せ、と言って立ち去りました。
 確かに彼女にもそういう人がいれば放火を早くにやめられていたんでしょう。
 さびしいと思うなら、意地を張らずに相手探せばいいのに。
 何もしないで、周囲から変な目で見られたくない、批判もされたくない、でも幸せになりたい
っていうのはなぁ。

 この後ベラ、小春がやっていたように白線を歩いてみる。
 なんだかんだ言って彼女も、人間の気持ちを理解しようと頑張ってんだと思う。
 そこに小春がいたので、緒方邸にいって餃子作りをならってるベラ。
 すごいダメ出し受けながら頑張って作ってるのがよかった。

 一方で光が帰宅すると、ベロがいないわけですよ。
 そりゃ元の家の方がいいよねーとか言うけど、まあ常識的に考えればそうでしょうよ。
 ベロの方はというと、公園で花を摘んでました。
 置手紙とか考えなかったようだな…。
 光のためというのはわかるけども。
 それを陰で見守っていたベムなんだけど、目の前で子供がコケて泣いてんですね。助けに
いこうとしたら父親がパッと来て助け上げてくれた。
 一方ベロの方もずてーとコケるんだけど、彼は一人で立ち上がってました。
 なんか悲しいなと思いましたね。
 いやコケたくらいで泣くようなベロじゃないんですけど、一人で立ち上がるのが当たり前
なんだろうなって。

 ベロは、花を入れる入れ物を探してました。
 近くにいいビンがあったので、そっと投げてやるベム。
 今まで手に持っていた入れ物を投げ捨てて走り寄るベロ。
 おいぃぃぃぃ!!!ゴミ箱に捨てろや!!!!
 で、帰宅すると今度は光がいない。
 ええい、光も待ってろよ少しくらい。
 光の方は外をフラフラしてたんだけど、腹いせに幸せな家に放火しようとして、ベロの
ことを思い出し踏みとどまった。
 しかしそこに現れたのがステッキ男ですよ。
 悪いのは幸福の形を押し付ける社会の方ですよね、とかいって。
 ここで光が、自分が幸せなら周りが何押し付けてこようが気にしない、という人だったら
はねのけてたんでしょうが…。
 バブルスライムが現れた!

 夏目が交番で警察官に聞き込みをしていると、変な男の子に職質をかけた、という
情報が出てくる。それがどうやらベロのことらしい。
 そういうことを話していると、サイレンの音が。
 街中でいくつも同時に放火されてんですね。
 やっちゃったなー。
 光の前にベムが現れて、もう辞めて下さいというけど、バブルスライムに操られて
いる彼女は聞く耳を持たない。
 一方放火現場の方には、花を持ったままのベロがきてました。置いてこい!
 それを見かける夏目は、ベロを追っていきます。

 ベロの方は匂いを頼りに光を探していたらしく、彼女を追い詰めていたベムとベラの前に
立ちふさがる。
 いい人なんだよって庇うのがいじらしくていいですねー。
 でも感情が暴走して妖怪の姿になってしまうベロ。
 お前ェェェェ!!!!
 そりゃまあ、ベロ君…!なんてじーんとしてた光もびびりますよね…。
 来るな化け物!とか言ってベロを蹴とばしたのを見てブチ切れるベムとベラ。
 まあそれはわかる。
 
 で、今の時点で大変なことに気づいたんですが。
 この人たち変身すると服が吹き飛びますが、いつもどうしてんですか、変えの服。
(今すごくどうでもいい)

 光に怖がられてもなお、怖いよねとか庇うベロですが、光なんと、そこにあったシャベル
みたいなんでベロ殴ろうとして、こっちの方がこぇぇよ!
 あんた絶対ホラー映画出ても怒りの形相でゾンビ殴り倒して最後まで生き残るよ!
 ベムが止めてたのかっこよかったですよ。
 光は失神。
 三人はそれを見下ろしてるわけですが。
 ベロを追ってきた夏目は、その姿をモロに見るんですね。
 ベムらが人間の姿に戻っていくとこを。
 うーん、話半ばでこれですかぁ…。
 こりゃーまずいね!←だからそれ怪物くんの方だと言うのに。

 光から落ちた涙が、緑の液体になってシュワワーと消えていったけど、やっばりこれが
何かかかわってるんでしょうなぁ。

 というわけで光は、変な男に声をかけられてから記憶がないけど、それまでの放火は
間違いなく自分がやった、と言います。
 数も多いし、下手すると死刑ですよ…。

 ベロ、がっくり落ち込んでいるのですが、ベラが、作ってくれた餃子を差し出す。
 いい人だー。
 ベロも気を取り直して、カエデの葉を二人に渡します。
 この後ベムが抱きしめてやってて、ベラもしてあげてるんだけど、なんかこういうのは
人間ぽくていいなぁ。

 夏目の方は目撃したことで悩んでました。
 もしかしてこの人、今までベムらが犯罪をけしかけてきた、とか誤解してないだろうな。
助ける側だと気づいてくれればいいんだけど…。

 さてベムらが公園を歩いていると、緒方が走ってきます。
 ステッキのことを知っている人がいた、何かわかるかも、というのです。
 次回いよいよ急展開の予感!?


〜〜妖怪が出てくる漫画 その4〜〜
「怪異いかさま博覧亭」
江戸時代を舞台にした、妖怪見世物小屋のドタバタ話です。
この手の話の主人公というか主ってのは大体飄々とした感じですが、これもそんな
感じなのが面白いです。
ただし見世物小屋は閑古鳥気味。
いつも柏にチクチク文句言われてます。こういう王道パターンのキャラポジションもなかなか。
続編刊行と、新装版が新たに発売されたので、これから読みたい方はぜひ。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→妖怪人間ベム