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妖怪人間ベム

第7話(11/12/03)

 今回は大きく前進した回でしたねー。重要な情報をベムらは知ることになったと思います。

 さて、悪人の涙で人間になれるとわかったベラ達、さっそく涙を集めに行こうという無謀なことを
しようとしていますが、ベムは先に夏目に会うという。
 刑事に聞いた方が悪人の居場所わかりやすいか、とか妙な納得してるベラですが、ベムは、
あんな形でマコト君の死の真相を知らせてしまったことを気にしてるようで。
 気持ちはわかりますね。
 というわけでベラ、夏目の場所を探そうとするのですが…。
 夏目を探している割にどうしてトラブルにあってる人を探し当ててしまうんだ、ベラ。

 というわけで3人は、二人の男に襲われている、鷹山という人間を助けます。
 私最初番組表で見てた名前と違うので、名前が急きょ変わったのかなと思ってビビってたん
だけど後でそうじゃないということがわかりました。
 男たちを追い払ったベムを見て、ウヒョーカッケー兄貴ー!とか言い出す鷹山。
 おいおい、ベムは海賊じゃないんだぜ!(いやその鬼の兄貴、四国で頑張ってるから)
 逃げて行った男どもの涙を採取すればいいかもとか言ってるベラに、まず夏目さんにとか
いうベム。
 うん、なんか話聞いたげて!鷹山一生懸命話しかけてる!

 相手してられないとばかりに立ち去るベムら。
 さすがの鷹山もフェンスは飛び越えられなかったようですね。つーかこのウザさ、ゴーカイジャーに
出てきてるシルバーみたいだわー…。

 このあとようやく当初の目的の夏目に会いに行った3人。
 自分たちのすみかに招いて、マコトの事故の真相をもっと早くから知っていたけれども、なかなか
言い出せなかったことを詫びます。
 しかし夏目はベム以上に気を使う人ですから、言い出せなかったんですよねーとか言ってます。
 二人の気の遣い合い大会とか始まっちゃったよ!
 夏目は、正直殺してやりたいくらい憎いのは事実だけど、マコトが命を落としたことは事故に変わり
ないのだからと、納得しようとしてるようです。
 刑事だから余計に、殺しても気が晴れるわけでもないし、マコトが戻ってくるわけでもないと
いうのを理解してるんじゃないかなと思います。

 んでベラが、それより自分達がいろいろ、犯人を捕まえたりしていることで迷惑をかけている
のではないか、と言い出しました。
 犯人たちにモロ姿を見られてますからね。
 と、夏目は、犯人らは、ベムらの姿どころか、自分達が犯行に及んだことさえ覚えてないと
言い出しました。
 帽子男に声をかけられてから記憶があいまいだと。
 気づいて犯人の皆さん!
 帽子よりもっと目立つ特徴あったよ!?
 ステッキ持ってたよ!?
 なんで皆帽子に目がいってんの!?
 新八といったらメガネってくらい重要な特徴抜けてるよ!?

 ベラは話を聞いて、その男と、悪人の涙が人間になれることと関係してるのかも、となかなか
鋭い指摘です。
 このステッキ男が何かを知ってるのかも、と。
 帽子男連呼されてますが私はステッキ男で通します。

 夏目も、自分もそのステッキ男に会ったことを思い出し、あの顔はどこかで見たことがある、と
言います。
 鷹山の顔をすぐ割り出せてどうしてこっちを思い出さないんだ…。こないだベムの持ってた
記事とか緒方邸の写真で見ただろうに。
 いやあの夏目さん。
 ステッキ持ってたよその男…。

 夏目が思い出しそうで思い出せないので張り付いている3人。
 そこに現れたのは鷹山君。
 お前、どういう経緯でベム見つけ出したんだよ。
 いつも兄貴にはお世話になっています、とかいう鷹山。
 知り合いですかと夏目に言われて「今日初めて知り合いました」と真顔で言うベム。
 ここちょっと面白かった。
 ベムの家に泊めてもらうつもりできたという鷹山。
 …海に沈めとけ!

 というわけで夏目の家にやってきました。
 …人が良すぎるよ夏目さん…。
 どうも空気読めてないっぽい鷹山は、マコトの写真を見て呑気に、まだ帰宅してないんですか、
とか言っちゃってます。
 お前、泊めてもらうつもりならもう少し空気読んでおとなしくしてろ。
 
 帰り道ベロは、人間になったら夏目家みたいになりたいと言います。
 いい選択ですね。
 そのためにはステッキ男を探さないと、言いながら帰る3人。
 志村ァァァァァ!!!!後ろォォォォ!!!
 後ろにそのステッキ男いるぅぅぅぅ!!
 もうすぐですよ、と言うステッキ男。
 いやそれ自分でいったらダメだから。
 最終回とかになれば人間になれるかもってうすうす視聴者も思ってるから、言っちゃダメだから!

 ちなみに今回からOPまた歌詞が変わりました。
 こりゃ最終回はフルで流れるオチですかね。(言うなよ)

 夏目家にやってきたベムらは、鷹山がお金を盗んで逃げたことを知り、強く責任を感じます。
 夏目は、大した金額じゃないしとか言ってるけど、本当に人が良すぎだ。
 さすがにこれは黙っておれないベム、鷹山の居場所を探すと、なんと神社で賽銭泥棒中。
 ゲスな奴だな…。
 ベムらに見つかった鷹山、金を返します。
 そこに昨日の男たちがまた追ってきた。
 鷹山を山田!とか呼んでるので混乱するベムらですが…。
 夏目の方は警察データベースで鷹山のことを調べていると、それは偽名で、本当は山田という
名であり、逮捕歴がすごい沢山あることを知ります。
 微罪で逮捕されてるようだから、ああして外に出てるっぽいですけどね。

 ベムは山田のアパートをつきとめ、こっそり見てますが、そこに夏目がやってくる。
 彼は親しげに山田に話しかけ、金に困ってるならまたメシ食いにおいでとかいうけど、
ひねくれてしまってる山田は夏目を追い出します。
 にしても夏目、いい人だなぁ。
 帰る彼に声をかけたベム。
 夏目から、山田は母親と2人暮らししていたけれど、5年前の、マコトが死んだのと同じ
事故でその母を亡くしていることを聞きます。
 夏目、それを知ったらほっとけなくなった、って。
 爪楊枝くらいでもいいから、役に立てたらなと思ったらしいですね。
 こういう刑事だったら逮捕された方も、本気で更生考えそうな気がするなぁ。

 んでその当の山田ですが、離婚した父親がどこにいるか調べさせたらしく、病院へ来て
いました。今入院しているらしい。
 けれどもその父親は、山田のことを見ても誰か気づいた様子はありませんでした。
 山田は額に傷があって、それが見えるような帽子とって睨んでたんだけど、気が付かなかった
みたいです。
 私は父親、痴ほう症でもなってて覚えてないのかなと思いましたが、そんなきれいなもん
じゃありませんでした。もっと残酷だったよ。

 ベラは帰宅したベムに、もう山田に関わらなくていいだろ、というけれども、ベムは言います。
「俺もなりたいと思ったんだ。…爪楊枝に」
「ハァ!?」
 うん、あのね、ベムさんね、「夏目さんがあいつの爪楊枝くらいの役に立てたらと言っていた
ので、自分も爪楊枝になりたいと思ったんだ」というのを省いたら伝わらないからね!
 わかるのは全部見ていた視聴者だけ!!

 夏目の奥さんは、事情を知って夏目に、山田のことを時々覗いてあげてねとか言ってます。
笑い方がマコト君に似てるようです。
 そんで夏目は大久保を取り調べて、ステッキ男が言っていた、第三者によって起こされた人為的な
事故の可能性について聞きます。
 前回から引き続いてご出演の大久保さんは、自分くらいしかあの機械は操作できない、という
けれども、もう一人、しいて言うなら東郷だ、と言います。
 え?ゴルゴ!?←別のドラマになっちゃうだろ。
 
 一方その頃東郷は、大久保が5年前の事故について自供というニュース記事を読んでニヤリと
してました。
 どうでもいいけどデスクワークする時には電気つけた方がいいですよ、東郷さん…。お前んとこの
会社は5時過ぎたら電気落とすんか。

 ベラ達は緒方のところを訪ねて、悪人と善人の涙の違いを調べてもらっていたらしいです。
そんな難しいことを…。
 残念ながらその成果はなかったようなのですが、緒方らは、いろいろとっぴなことをベラ達が
頼んだりしてくるので、正体を探偵と勘違い。
 まあ…勝手に誤解してくれてる分には楽だからこのままにしとくか!
 つーかこんなに世間知らずで目立つ探偵がいてたまるか!
 目立っていいのはコナンくらいのもんだよバーロー!

 緒方は一つ、大事なことを言います。
 ステッキは人間の骨でできていたことがわかるのです。
 普通それを知ったら気持ち悪いとなると思うのですが、そこのとこは特に気にしてない様子の
緒方。いいのか…。

 山田は再び病院に行き、今度こそ父親をナイフで刺そうとします。
 けれどもそれはベムが阻止。
 逃げていく山田。
 おいコラてめぇ!
 病院内は走っちゃいけません!←そこォ!?

 夏目の方は東郷に会いに行きます。
 東郷は大久保が事故の原因だったなんて知らなかった、とビックリした風だけど、
夏目に、あのシステムを扱えるのは自分と東郷だけだと言っていた、と聞かされて、
どう思ったか…。
 人為的な事故という情報もあるんですよ、と言われて無表情になってるし。

 ベムは山田の方にべったりついてきていて、なんで刺そうとしたと怒る。
 山田は、あれは自分の父であり、母と自分を捨てたのだから刺す権利があるとか
言っちゃってます。
 ようするに昔から家庭を顧みない典型的なダメ親父で、めんどくせぇ、が口癖だったっぽい。
母親にも自分にも平気で暴力をふるって、あげくに出て行ったと。
 その時に山田の額の傷は出来たようですね。
 まんま銭ゲバじゃねーか。
 それから母はずっと働いてやつれていって、あげく事故死してしまった。
 これじゃ山田が父を恨むのも仕方ないですけど、でもだからと言って何かが変わる
わけでもないんだよなぁ。
 で、こんな父親のせいで、人が信じられなくなって、めんどくせぇと思われてるのでは、
いつか裏切られるのではないかと思うようになってったらしいですね。
 それは…自分が人を信じようとしなかっただけじゃないのか。
 ともあれそれで意を決して父親に会いにいったら子供の顔を忘れていた、自分は
こんなに苦しんでいるのに、という山田。
 ベムは、このナイフを使えばその言葉は消えるのか、と山田に問いかけます。
 もう逃げるのをやめたらどうだ、と。
 何か変われるかも知れないぞと。
 
 ベラはまだ気にしてるのかい、といった感じですが、ステッキが人間の骨だったことを
ベムに報告。
 ベロはそのことから、ステッキ男は自分たちの父親になるの?みたいなこと言ってますが。
うーん…父と慕える存在ですかねぇ。
 父に思いをはせていて、ベムは、山田はこんな思いを裏切られたのかも知れないなとか
言います。
 なんか違う気もするけどまあいいわ。

 山田の方は勇気を出して、父親に話しかけてました。
 他に誰も座ってない椅子の中、父親の隣に座るとか不自然すぎるだろ!
 それでもポツポツと会話をし、病室にお邪魔してオセロをやったり、食堂でご飯一緒に
食べたりして、それなりに打ち解けてはいるように思いました。
 その食堂で野球の話題を振ってみた山田。
 持っていたサインボールを渡してます。
 鷹山という選手のサインボールじゃん、と驚く父親。
 息子を思い出したと言う。
 昔、奥さんと子供を捨てたゲスな人間だった、すまないと思ってて謝りたいけど今更
どうしようもない、という父親。

 ベムは山田から、このサインボールは昔唯一父親に連れて行ってもらった野球場での
ホームランボールだと聞かされる。
 あの時ばかりは父が必死になってこのボールをとってくれたのだと。
 嬉しそうに語る山田。
 そうして3人は気を利かせて帰っていくのですが…。
 再び父の病室を訪れた山田は、父が他の患者と、本当は山田のことを息子だと気づいて
いたけれど、何されるかわからないからまったく知らないふりをして話を合わせていた、と
会話してるのを聞いてしまうんですね。
 これはすごい絶望感だっただろうなあ。
 覚えてなくてもいつかは息子だと、勇気を出して打ち明けようと思っていただろうに、父はまだ
ゲスなままで変わってなかったんだから。
 山田は父を殴って、でもそこで思いとどまって飛び出していきました。
 殺しても何の価値もない人間だと思いなおしたんだろうなぁ。

 ベムらの方は、もう必要ないだろうとナイフを山田のアパートに返しにきたのだけど、夏目から、
山田が父を殴って逃げたことを聞かされ驚きます。
 その頃山田のとこにはお待たせしました、ステッキ男登場ですがな。
 ビビッてパイプで殴った山田ですが、ステッキ男の手からは緑色の血液が。
 逃げるのはもうやめなさいというステッキ男。ベムと言ってることは同じだけど意味が違う
からなぁこいつ。
 バブルスライムが現れた!

 山田は再度父親のところに戻り、包丁をもって追いかけます。
 どっから調達してきたんだソレ。
 ともあれベムらの方はステッキで山田の居場所を探ろうとする。
 何も知らない夏目が「何してんですか」と突っ込んでてベラに止められてるのが面白かった。
 すごいシリアスパートなのに!
 山田が父を追いかけまわしていると知り、急いでかけつけるベムら。
 夏目はベムに抱き着いてビルを飛び降りてんですが「ヒョェェェェ!!!」みたいになってたの
超笑いました。
 シリアスパートォォォォ!!!
 なにこの、高杉が出てきたと思ったら声はハタ皇子でした、的な展開。

 駆けつけたベムは山田を制止。
 山田は、どうして俺が責められるとか言っちゃってます。
 親だから苦しむというのはわかるけど、だけどそれはどうしようもないんだから、自分の
苦しみと向き合えよ。
 夏目はお前のことをほっておけない、と言います。
 ベムも、どうして人間に期待しない、信じられる人間だっているというのに、というんだけど、
山田は夏目に襲いかかる。
 つくづく人の話を聞かない奴だな。
 ベムが滑り込んでいって夏目をかばうのがよかったです。
 普通にジャンプした方が早いと思いましたけど。(シッ)

 変身したベムを見てびびる山田。
 あ、あっさり失神しましたね。
 その涙が自分の体に落ち、人間の皮膚に戻るのを見て驚くベム。
 そうして山田は連行されていきますが。
 残ったサインボールをベムらは山田の父に届けにいきます。
 あなたにとっても大切なものだと思って、と。
 本当にいいやつだベム。
 けれども父は、捨てといてといって病室を出て行ってしまいます。
 ベラが、「一度痛い目見ないとわからないようだね」と怒るのももっともだと思う。
 けど、こういうゲスな人間は本当に死ぬまで治らんので、関わり合いにならないように
しなければどうしようもないと思いますよ。結局は自分の行いのせいで孤独のうちに死ぬ
ハメになるのだから。
 ベムは二人を止め、自らも感情を必死におさえつつ、期待しよう、と言います。
 いくら裏切られてもと。
 まあ自分で人を信じろって言ったしね…。

 夏目の方は山田の様子を見て、今までの犯人らと同じと言ってます。
 やはりステッキ男か…。
 夏目は山田に、泊まった時にやってたペン回しをユイが練習してて、山田に見せたい
らしい、と言う。
 そしてその時忘れていった穴の開いたマフラーも、奥さんが繕ってくれてると。
 おい、せっかくだからリラックマのパッチでも縫い付けてやれ!(何の嫌がらせ!?)
 預かっておくから自分で取りに来いよ、という夏目。
 めんどくせぇ、って山田は言ってたけど、これはツンデレのツンの部分ですね。←ホントかおい。

 そうして夏目帰宅しているのですが…。
 誰かにあっさり襲われました。
 やい、刑事。
 東郷だなこれ。
 つかもしかして東郷とステッキ男って組んでるのかなぁ。

 ベロ達の方はまたまた研究所で手がかりを探しているのですが特にはなく。
 そこにステッキ男がついに姿を現しました。
 ステッキ☆ザ・晋作!(どういう名前だよ)

 もうすぐ人間になれますよ、とステッキ男は言うのでありました。
 え!?最終回まであと3話も残ってますよ!?
 次回で人間になってしまったらあと2話分は今までのメモリアル総集編になってしまうではないか!
次回、急展開なるか!?
 
〜〜妖怪が出てくる漫画 その7〜〜
「石影妖漫画譚」
 妖怪の絵を描くことが大好きな引きこもり絵師の石影が、様々な妖怪のトラブルを
解決したり時には退治したり。ハッキリ言って妖怪絡みのこと以外にはやる気ゼロなの
ですが、結局問題に引っ張りだされていくのが面白いです。
 3巻あたりの話の盛り上がりが一番好きですが、1巻とかのしんみりさせる話もあり、
読み応えあります。
 石影のモデルは江戸時代実在した妖怪絵師、鳥山石燕でしょうね、多分。




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