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妖怪人間ベム

第9話(11/12/17)

 お前はピッコロ大魔王か!!!!!(ドラマ見ていて何人かは突っ込んだであろう言葉)
 …いやーホント最後らへん、クライマックスに向けて盛り上がるはずなのに、ずーっと
ピッコロ大魔王と神様の分離エピソードが頭のなかグルグルしてました。
 こりゃきっと最終回は新生ピッコロさん誕生だな。(ねぇよ)

 さて、ステッキ男が現れて言うことにゃ、私らは兄弟なんです、と。
 …勝手にしやがれ?
(20年くらい前に「勝手にしやがれヘイ!ブラザー」というタイトルのドラマが…←いちいちネタ古い)
 兄弟とわかったからか何なのか、いきなりタメ口になっているベム。
 先週までの「教えて下さい」と敬語口調が嘘のようです。
 ベラはイライラしまくりです。お前ちょっと落ち着け。カルシウムとれ。
 何者と言われてなんかステッキ男、説明が面倒だったのか知りませんが、ベムに向けて
バブルスライム飛ばしてます。
 今回は早いな!
 それを浴びると一時的にですがベムのつのが消えました。
 その間にステッキ男、すたこら逃げやがった。
 ともあれ、ベムはそのスライムの中の記憶に触れたようです。
 ベムは、ステッキ男に以前会っていたというのを思い出しました。
 昔ある村で、このステッキ男がこれまでの犯罪者に対してやってきたような、バブルスライムを
与えて暴れさせるみたいなのをしていたらしいです。
 ベムは、「俺は見ていた、博士が緑の何かを人間の中に入れるのを。その人間は憎しみのままに
罪を犯すようだ」と2人に伝えます。
 つまり博士が今までの犯人と関わっていたのは、緑の液体を入れるためであり、それが涙として
出ると、自分らの皮膚が人間になる、というわけですね。
 でもそれでなぜ人間になるのかはまだわからない。
 
 ただそうなるとあれはもう博士ではなく、人間ではないということになります。
 はたしてその正体は。
 わかった!晋助だ!心の獣が騒ぐ高杉晋助だ!
 …ともかく、それ以降のことは覚えてなくて、どうして森で倒れていたのかはまだわからない。
 
 その頃夏目の方はなんか荷物整理していました。
 謹慎処分で済んだらしいんだけど、いろいろ考えたいらしくて身辺整理していたらしい。
 奥さんが迎えにきてくれてて、二人は一緒に帰るんだけど、夏目は本当のことを話しています。
 うーん、家族には内緒にするかなと思ったけど奥さんには話すんですね。
 まあ夫婦だしね。
 奥さんはこんな嫌な記憶もひっくるめて笑えたらいいね、と言います。
 いい奥さんですねぇー。

 一方ベムらは、緒方に、失われた記憶を取り戻す方法みたいなのを聞いてました。
 何でもかんでも緒方んとこに持ち込むなよ!
 鳥にも記憶があると立証されたとか言い出す緒方に、鳥なだけに話が飛ぶのかい、とかいう
ベラ。お前何うまいこと言っちゃってんだよ。笑点には時間はぇぇよ。
 そこにお手伝いさんが、昔のアルバムを見つけたとかいって持って来ました。
 小春のらしい。
 …あの、すいませんが、今結構大事な話を…。
 小春が生まれた時の体重を言ってて、それは大きい方ですか、と真面目に尋ねるベム。
 あんたも気を使って話合わせなくていいから!記憶の話どうなったんだよ!!!
 小春はおぼろげに、自分が生まれて皆が喜んでいた記憶がある、と言う。
 お手伝いさんは、大きくなってから皆に話を聞かされたからじゃないんですか、と言うけれども、
そればかりとも言えないですよ。
 子供のうちですが、母親のおなかの中にいた時や、産道を通ってきた時のことを覚えている
子供もいます。ただそれは成長とともに、経験の記憶に追いやられて忘れていくものですので、
大人になっても覚えてる人は稀有ですが、脳自体はもう生まれる前に完成していますから、こういう
記憶はありえないことではないと思います。
 で、緒方は、失った記憶は他人の記憶で補完することができる、とうまいことまとめに入りました。

 ベムの中にも、細胞だった時に「無事に生まれてきて」と声をかけていた博士の記憶があったようです。
 …てかお前、細胞の時点で目も脳もないのによく覚えてたな。(それ言い出したらダメです)
 ベラはそんな記憶を聞いても、今の博士の様子を見ていると喜べないという。
 ベロはきっと博士にもつらいことがあって変わったんだよみたいなことを言いますが、つらいことが
あって変わったからといってあんな赤くなるかぁぁぁ!!!タコじゃねーんだぞ!

 そこに夏目がやってきました。
 ノックくらいせぇや!(するとこがないんだよ!)
 お礼を言いに来たという夏目に、緑の涙の話をするベム達。
 博士が入れたものだ、と話します。
 この男が事件の引き金になっていた、と。
 またまた困る夏目。
 そりゃそうだ。
 事故だと思ってたら大久保のせいだといわれ、その大久保も、ねたんだ東郷が細工したことで
あり、さらに東郷を操っていたラスボスがいたとなると、どこで夏目納得すればええねん、的な。
 ベムは、これからのことは自分らにまかせて欲しいといいます。
 まあ任せても何も、夏目にこれ以上できることはないような気もします。
 そういうわけで夏目もこれを快諾しました。
 そして、自分と向き合ってみようと思います、と夏目は言いました。
 苦しんだ記憶があるからこそ、好き好んで犯罪をやらかしたわけじゃない人とか、
理解されない苦しみを抱えてる犯罪者の身になることは出来るんじゃないですかね。
 いい刑事になれると思いますよ。
 来年あたりデカワンコとかさらっと登場しないんか。ダブル一樹とかで。(ムチャ言うな)
 普通の父に戻りたいという夏目。お前はキャンディーズか。

 そうしてベムはステッキ男を探すべく、杖でコーンとかやってるのですが。
 私をお探しですかとか言われてるよ。
 なんかつながってんですかね、こいつ。
 生まれた場所で待ってるとか言われました。
 
 夏目は緒方邸にて皆でお好み焼きパーティ。
 緒方に、最近化け物は見てないの?と聞かれて、バケモノは俺でしたとか言ってます。
 緒方は、人間てそんなもんだろう、と言い、正義の人でいようとする、それでいいじゃないと
言いました。
 このあと夏目、マヨネーズをとか言われてかけてますけど、そんなマヨ星人じゃないんだから
張り切ってかけなくても…。「マヨネーズが足りないんだけどォォォ!!!!」とか言って不良警官が
やってきても知らんぞ。
 
 えーベムらは研究所でステッキ男と再会します。
 ベムは、名はないと言った、それはどういう意味だと聞く。
 ステッキ男は、自分は誰かに名を呼ばれる存在じゃないとか言います。
 だから猫でいいやん。(夏目漱石の小説から離れろォ!)
 そして晋作ではない、とも。
 この体自身は晋作のものらしいです。
 …あの、世間ではそういう場合、晋作博士と呼ばれるんですよ?
 つーかじゃあ年金もらたい放題!?
 ステッキ男は、体を私はもっていないと言う。…まさしく「カラだ!」(いいからちょっとツッコミ黙ろうか)
 体から出てくる緑の液体。
 うわぁ、バブルスライムが合体してバブルキングになりました、的な…。
 これが本体らしいです。
 博士はすでに死んでいるというステッキ男。
 つまりこの体は死体らしいです。
 動力源は何なんだよオイ。いろいろ突っ込みたいことが108くらいあるぞ。(煩悩の数!)
 
 晋作博士はここで明治維新…じゃなくて、生命を生み出そうとしていたようで、一人黙々と研究に
没頭していたようです。
 おお、映像を見ると温和で優しそうで、料理をほお張ったら庭に飛び出して「うまい!」とか言っちゃい
そうな人だ。(ドリフのコントに出演してそういうネタがあった…って今の子ほとんどしらねーよ)
 培養している細胞に、用意した3つのステッキを見せ、これは人間の骨でできている、これを
土台に人間として育つんだよーみたいなこと語りかけてたらしい。
 アダムの肋骨から生まれたイブかよ。つーかせっかくなら骨格標本くらい用意してあげましょうよ。
 つまり晋作は3人の人間を生み出そうとしていたようです。
 ところが、無理がたたってか知りませんが、元来心臓が悪くて、研究途中で彼は倒れ、死んで
しまった。
 
 このままでは人間になれずに朽ちていってしまうと感じた、培養されていた細胞は生きたいと
強く願い、分離してスライムみたくなって博士の体に入ったらしいです。
 すると、晋作の知識や記憶が自分のものになった、と。
 んで出て行ったんですかい。
 それはいいけどお前、アルコールランプの火くらいは消していけよ。

 となればベムらはどうやって生まれたのか。
 ステッキ男が分裂した後の残滓がベムららしいです。
 おお、まさに残り物には福がある状態!(鈴木福くんだけにね!←やかましい)
 だから、元は同じ存在というわけですか。

 その頃夏目らは、お手伝いさんが見つけた小春のアルバムが入ってた箱にあった、昔の
ビデオテープを見てました。
 マコト君が生きていた頃の、クリスマスパーティらしいです。
 夏目、いきなりここで、仕事があったわ、片づけてくる、と出ていくんだけど。
 何のために彼がベムらのところを訪れようとしたのか、それはちょっとわかんなかった。
 でも夏目のことだから、「これから前を向いて生きていく決心がついた」と言うつもりだったの
かもしれません。

 一方ベム達。
 元々自分達が一つだというのはわかったけれど、その後何がどうなったのか。
 ステッキ男がコーンと杖を叩くとあーら便利。
 ベム達の記憶がよみがえるのです。
 …最初からこうしてれば早かったな…。
 ステッキ男が立ち去り、誰もいなくなった部屋でベムらは生まれたらしいです。
 だからなんで、誰の手も借りずに生まれたかを知りたかったのでは…ああもういいわ。
 ここら辺の映像、全部OP使い回しですやん。
 ここから見た人「あれ?今からOP?銀魂かよ」とか思っちゃうよ!(ねぇよ)

 ベラは、ただ生まれただけかい、とショックを受けます。
 確かに、今までは何らかの意思をもって生み出されたと思っていただろうから、それが、何の
意味もなく、勝手に生まれたとなるとショックもでかいだろうなと思いますね。
 生み出された理由を探して何百年もさまよってきたようなもんですから。
 ステッキ男、その瞬間からあなたたちは人間の失敗作として辛い道のりでしたね、とか
言ってます。
 いや、本体が液体のあなたの方が失敗作のような…。
 
 生まれたベムらは、何のために生まれたのか何のためにいるのかわからず、とりあえずマントを
身にまとって外に出たらしい。
 つーか晋作の時代、もう洋装だったはずなのに、なぜ外であった人たちがまるで江戸時代のような
服を着ているのか意味わからんのですが。時代がえらいおかしくないですか。明治時代の設定
なのかなぁ…。
 ともかく、ベロがその人間たちに突き飛ばされたことで怒ったベムとベラは変身するのですが、
それを見て驚いた人間たちは逃げていってしまう。
 彼らはもう一度研究所に戻り、あれこれ情報を探して、感情が高ぶると変身することとか、人間では
ないこととか少しずつ状況を理解し、博士が生前用意していた服を着て外に出たらしい。
 そうして博士を求めて旅をしたようです。
 ベムは本能か何か知りませんが、ステッキを持って旅をしてたみたいですね。
 しかし何十年探しても手がかりはなかった。
 そんな中偶然に、ステッキ男と出会ったらしい。
 それがベムが思い出した記憶のやつですね。
 男が村を襲いはじめ、ベムらは助けにきたんだけど、村人たちはベムらの正体に気づくと
おびえて逃げていってしまう。
 そんなに大きな違いないと思いますけどね。
 つーかだから、なんでこんなに服装の時代違うんだよ。
 ここは何時代の設定なんだよ。
 
 ベムらはこの後ステッキ男の後を追ったようです。
 ステッキ男の方はよもや、自分の後に生命が生まれていたとは知らず、あれこれ情報を仕入れ
たかったようなのだけど、3人がなんであんなことをしたと攻め立て、人間の味方を自分達はする、
といったのでどうやら戦いになったらしい。
 そうしてステッキ男は深手を負い、3人は記憶を失った。
 森の中で目覚めたのはそういう顛末のようです。
 なんだ、元は人間だったというオチとかじゃなかった。
 会えた時嬉しかったとかいうステッキ男ですが、だったらもっと早く現れてやれよ、的な…。
 
 この後記憶を失ったまま旅をした3人は、ドラマ初期のころに出てきた村で家を貸してもらって
落ち着くことになるんだけど、正体を見てしまった村人たちに追い出されることになった、と。
 なんかここ新しく撮り下ろされたのか知りませんけど、ベラが変身するシーン、無意味にかっこよかった!
 まあそれでもベムらは人間を信じ、助けることをやめず、今日まできたわけですね。
 夏目に出会えて本当に良かったと思います。

 で、人間を助けるベムらに対し、ステッキ男は人間を悪に導くようなことをする。
 それはなぜか。
 ステッキ男は、夏目という刑事は人格者だけれども、人を殺そうとした、自分は事実を教えただけ、
人間の中には善と悪が混在しているが、人間は悪を隠しこもうとする、それを解放しているだけだと
言う。
 悪に手を染めるかは人間の心次第、もともとそんな感情がなければ何も起きない、と。
 ステッキ男さんや、日本の法律では、犯罪をそそのかすようなことをした人間もまた、罪に
問われるのですよ。
 やったのはあいつ、は通用しないんですよ。
 つーかキミはあれか、ドラゴンボールの愛読者なんか。
(孫悟空は人間の悪の心を肥大させるビームを浴びても、悪の心がなかったため効かなかった)
 
 まあそれはいいとして、ステッキ男は、研究を自分なりに進めた結果、人間になる方法を
持つけたと言うのです。
 もともと自分たちは細胞が善と悪に別れて誕生した、つまりベムらは善、ステッキ男は悪で
あり、人間は善と悪が混在している生き物であるからには、一緒になる必要があるという
わけですな。
 自分をベムらの中に取り込めば人間になれるとか言うステッキ男。
 いやだろ、こんなおっさん!(おっさん言うな)
 ちなみに偶然やってきて話を聞いている夏目、これが最終回のキーマンになりそうな気も
するのですが…さてどうなることやら。

 バブルスライムキングがあらわれた!
→たたかう
 にげる
 ぼうぎょ
 さくせん


〜〜妖怪が出てくる漫画 その9〜〜
「かみあり」
神在月の出雲地方を舞台にした作品。出てくるのは神様の方が多いですが、悪魔やら
あれこれいろんなキャラが出てきて面白い。この作品の晴明様好きです。
また、海外から入ってきた神様が日本の神様と結びついたり、ゲームのキャラに意外な
神様が使われているということもわかります。
3巻の、はやぶさエピソードは必見。



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