多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→鍵のかかった部屋


鍵のかかった部屋

第1話(12/04/16)

 なかなか良かったですよ。それぞれのキャラがしっかりしていて、トリックはちょい手が込みすぎな
感じもありますが、初回だからこれくらい飛ばしてくれた方が良い。

 冒頭では、いきなり真っ暗になったので放送事故かと思ったら、単に始まるための前段階だった。
 窓にはしっかり鍵がかけられていて、ドアも開けられない状況。ドアには白い幕がつるされ、それに
もたれかかる状態で遺体があり、その遺体の前にはガラステーブルとソファ。
 この密室で遺体はどのようにして死に至ったのか。
 問題が主役の榎本から出されました。
 簡単だべ!部屋をクレーンで持ち上げて高さを作り出したんだべ!(それ三毛猫ホームズの方!)

 この後またブツッと映像きれたからビックリした。
 ちょくちょく心臓に悪いな。

 ある法律事務所にて。
 これがなかなかでかいなぁ。
 純子という新米弁護士がやってきます。ここに就職決まったらしい。
 ボスの芹沢に挨拶に行くと、彼はとても忙しい様子で、しかし断りきれないクライアントからの
電話のようで、入ってきた純子を見て彼女に向かわせるのです。
 なんかいろいろ顧客抱えてる割には、一人一人への対応が雑な気がするが、大丈夫かこの事務所。
 芹沢自身は別の仕事が入っていて、行かなきゃならないらしい。
 純子は挨拶もそこそこに、芹沢に頼まれて、丸山という顧客との待ち合わせ場所に。
 騒々しいな!
 芹沢は、話を合わせて機嫌を損ねないように細心の注意をしろ!と雇われて数分も経ってない
新米弁護士にかなりのムチャ振り。
 というわけで丸山に会った純子。
 丸山は、ある企業社長の大石という人物が先日死んだのだけれども、警察は状況を見て自殺と
判断した、と告げてきます。
 確かに大石はすい臓がんを患っていて、余命いくばくもなかったらしいのですが、司法書士の
日下部によると、大石の会社、葬儀社はおいの池端専務に譲るという遺言状を書いていたのに、
それを最近になって書き換えて欲しいと言われた、それが書きあがる前に自殺するはずがない、と
言うのであります。
 確かに。
 というのも最近になって池端の横領事件が発覚し、次の社長を池端に指名していた遺言状を
書き換えようとしていたところだと。
 ただ、自殺現場に大石自筆の遺言状が置いてあって、そこには池端にすべてを譲ると書いて
あって、「前に作ったのと同じやないか!」ということらしい。
 確かに自筆で描き直す必要がないですね。
 警察は状況的に密室だから自殺と判断したのだが、丸山としてはどうも納得いかず、芹沢に
調査を頼みたいということらしい。
 弁護士は探偵じゃねぇんだよォォォォ!!!成歩堂くんにでも頼みたまえ!

 というわけでそれを引き受けてきたという純子の報告を聞いた芹沢は、なんでも話を合わせれば
いいってもんじゃないでしょォォォォ!と怒る。
 彼らは今銀行の金庫に向かっておりました。
 いろいろ確認するものがあるらしい。
 いやー金庫すごいですなぁ。
 中に銀行頭取と芹沢が入って、いろいろ確認していて、純子は外で待ってるんだけど。
 一人行員が、絵画のリストがないよといって外に出た間に。
 純子がですね、そこにあったボタンをポチッと押しちゃうんですよ。
 なんですかこの当麻以上のおバカさんは!おめーはボタンあったら何でも押すのか!当麻も
いろいろイラッとさせられたが、少なくともむやみにボタン押さなかったぞコラァァァ!!!おめーは
バカなんですかぁコノヤロー!ほーら金庫のドア閉まったじゃねーか!しまった!←うまいこと
言えてませんから!
 あわてる純子ですが時すでに遅し。
 頭取と芹沢、金庫に閉じ込められてしまいます。
 しかも戻ってきた行員の話によると、この金庫は自動的に次の始業時間まで施錠されたままの
状態になるという。
 ルパンか怪盗KIDを急いで呼んでこい!(2人とも他局です!)
 頭取、今日金曜だから土日は銀行休業なので、月曜まで開かない、と恐ろしいことを言っています。
芹沢は、クライアントとの約束ばかり気にしていますが、お前もうちょっと現実的な心配をしろや。
 純子は緊急時に開ける番号ダイヤル錠を発見して、これで開くじゃないですか!と言うけれど、
行員は、自分は片方の番号を知っているが、もう片方は頭取しか知らないという。
 あ、人質に取られた用のですね。
 純子、急いで頭取を呼びに行こうとして、頭取が中に閉じ込められていると知り愕然。
 ホントにアホの子なんだこいつ…。
 と、そこに鞄を持った男がやってきて、行員は彼を追い返そうとするのですが、男は、守衛から連絡を
受けてやってきたと言う。
 行員は何をしてもムダだ!と言います。
 だったら呼ぶんじゃねーよ。お前んとこの守衛に文句言えや!
 この男は、警備会社の榎本という人間で、なんかいつもイヤホンで何かを聞いています。
 榎本、淡々と作業しているのに、純子止せばいいのにいきなりイヤホンを取って話しかけてます。
 なんでお前はそう、さっきからいらんことばっかりするんだ!
 全部災害起きてんじゃねーかよ!
 聞いた純子にダイヤルの組み合わせの話を始める榎本。
 ワケがわからないのでやめさせる純子。
 だったら最初から聞くなよォォォォ!!!!
 つーか作業を邪魔すんな!一刻を争うんだから!

 と、少しして榎本が道具を片づけ始める。
 座り込んでいた行員はほらみろ開けられないんだろ、という感じですが、榎本は涼しい顔で
「思ったよりかかりました」と。
 つまり、開いたということです。
 17分しか経ってないと驚く行員。
 よかったじゃないか!中の酸素もったし!
 出てきた芹沢、閉じ込めたのが純子だとわかるとメチャクチャ怒ります。
 そりゃそうだ。
 よく首にならなかったよ!
 しかも純子、これから大石の山荘に行くことになってんですよー、と。
 おい…本当にお前空気読めや。
 今2つ、キミはやらかしてますよ?
 仏の顔も3度までってのは、3度目ないからね?
 仏様、2度目で怒るからね?
 芹沢はプンスカ怒ってます。
 最初これテレビ雑誌見た時、芹沢は非協力的な態度と書いてあってひでーと思ったけど、
いきなり新米がややこしい仕事を引き受けてきた上に、そいつのせいで銀行の真っ暗な金庫に
閉じ込められて3日間出られませんとか言われたら、そりゃ協力なんかしたくもないですよね…。
 追いすがる純子に、密室の謎を解くなら鍵の専門家がいないと無理だろ、と怒鳴る芹沢。
 そこで純子は思い出します。
 たった今、強固な銀行の金庫室を開錠した男がいたことに。

 帰ろうとしていた榎本を引き留め、すごい勢いで説明する純子。
 密室の中で人が死んでいたとして、それが自殺じゃないなら、その謎は解けますか、とムチャ振り
する純子に対して、出来ますよ、という榎本。
 それがもし他殺なら、破れない密室は存在しません、と。
 かっこいいですねー。
 この榎本のキャラは大野さんに合ってると思いました。
 ちなみに純子はめっちゃイラッとくる役回りで、戸田さんの演技うまいんだなーと思います。

 さて日下部の車で向かうことになった、芹沢、純子、榎本。
 …誰か助手席座ろうよ…。なんで普通車とはいえ、後部座席に3人乗ってるんだよ…。
 芹沢が帰りたくて仕方ないようで、榎本に「仕事あるでしょ、忙しいでしょ」と言ってたのが
笑える。
 榎本は大して忙しくもないらしい。
 この山荘の鍵は、大石と、大石の会社金庫にあるらしいです。
 さらにその金庫の鍵は、池端と大石秘書が持っている。
 日下部が、大石と連絡が取れなくなって3日経過して、心配してやってきた時には、生きてると
思ってたから鍵を持ってこなかったわけですね。
 それで入れず、池端が窓のカーテン隙間から、座り込んでいる大石を発見、窓を割って入ったら
腐臭がすごかった、と。
 つまり死んでから日数経過してるってことですね。
 その遺体はドアに貼りつけられた布にもたれかかるように座り込んでいて、ガラステーブル、
ソファが押し付けられていた、と。
 この時点で大体のトリックは読めなくもないのですが、そもそもこのトリック、ガラステーブルと
ソファという、二重にはいらなかった気がする。
 不自然すぎてむしろ警察が、これを自殺と片づけた理由がわからない。
 遺体は腐敗していて、口にウジが湧いていたという日下部。
 榎本はひたすら部屋の中の鍵やらコンセントやらあちこちを見て、計測したりしていました。
 
 ちなみに死因は、モルヒネの致死量を超える大量摂取。エンバーマーの資格をアメリカで
取っていた大石は、自分で注射するのに慣れていた。(糖尿病患者以外の、自己注射打ちは
禁止されてます。)
 知り合いの医者にモルヒネを処方してもらって打ってたらしいですね。
 芹沢はその話を聞きながら自殺自殺言ってます。
 お前、このドラマでどんだけ自殺言うねん。お前の罪を数えろ!(仮面ライダーじゃねぇ!)
 日下部は、池端に殺されたに違いない!という感じです。

 そういうわけでその日は一旦お開きになりました。
 純子は弁当屋で弁当食べながら、一生懸命部屋の見取り図をかいてました。
 …写真くらい撮ってこいやぁぁぁぁ!!!!
 それからしばらく榎本から連絡がなくて、芹沢は自殺自殺自殺…と、兄様結婚結婚結婚…
みたいなこと言いまくりです。(byベラルーシ)
 でも納得できない純子はちょっと待ってくださいという感じなのだけれども、そこに榎本から
待望の連絡が。
 ウキウキ二人がいってみると、迎えられた社員に、榎本はここにはいませんよと言われる。
 …地下かよ…。
 つーか場所的にショムニみたいだな。
 備品倉庫室と書かれたとこにいくと榎本いたんだけど、お前呼び出すなら最初から場所も
言っておけや!
 その部屋はもうなんか榎本の私室みたいな感じになってました。
 いろんな種類の鍵が置かれていて、榎本はどっか外国の蔵錠を開錠しようとしてました。
こういう作業が楽しくて仕方ないんだろうなぁ。
 鍵つーのも職人さんたちの技がぎゅっとこもった一つの芸術作品ですからね!
 いやマジに。
 今の静脈認証タイプ、光彩認証タイプなどハイテクもいいのですが、こういう精巧な作りの
鍵もローテクの集結みたいなもんですよ。
 箱根の寄木細工箱もそうですね。
 長くなりそうなので芹沢が止めて、話を聞きたいというと。
 何も言わずに階段上がっていく榎本。
 ヒマなので展示されているものを勝手にさわる純子。
 するといきなりブザーが鳴って、ぶっとい手錠みたいなものが手にはまってしまう純子。
 あんたさ、いい加減銀行の件でこりろよ!なんでそう、何度も繰り返すんだよ!
 芹沢もめっちゃ呆れてます。
 そこに榎本が精巧な模型を持って登場。
 正確に計測して作ったらしいです。さすが。
 芹沢が「お前見取り図書いてきたって言ったろ」「言ってません」と、食い気味に言う
純子に笑いました。この辺は当麻っぽい感じだなぁ。あれより数倍ウザいですが。

 榎本は、密室の謎は今から考えると言います。
 考えててくれたんじゃねーのかよ!
 まず窓の鍵を外からかけた説ですが、ガタついてるクレセント錠ならともかく、この山荘の
鍵はしっかりしていて、ロック機構があるので外からの施錠は絶対に不可能という榎本。
 ちなみにこの、ボロい鍵だと外から施錠したり開錠したりできるってのは本当です。
 今頃は大分減りましたが、古くなって窓枠がゆがんでてガタついたりしてるようなとこは
補助錠つけておいた方がいいと思います。
 またここで自殺自殺言うてる芹沢。
 そんで次にドアですが、不思議なことにシルクの葬儀に使う白い幕が、ドアに画びょうで100か所も
固定されていたという。
 三方固定されていて、下は開いてたらしいです。
 大石は末期がん患者なので、そんな重労働が出来たとは思えない。
 しかもガラステーブルは20キロもあって容易に動かせない。
 犯人はなぜこのテーブルを移動させなければならなかったのか、不自然だと榎本は指摘。
 でも早く帰りたい芹沢は、警察が捜査してわからないんだから自殺だよ、と。
 いやこれ絶対この不自然な状況まともに捜査されてねーよ。
 純子は、ドアを蝶番から外して出入りしたのでは、と言うけれど、榎本は、このタイプのドアは
完全に開ききらないと蝶番が外せないからまず無理だという。
 ただし、ドアの下は、貼りつけてる幕が余裕があるので、遺体の体にロープをつけて引っ張って
手繰り寄せ、ドアを少しあけて出た後、ロープをほどいてゆっくり締めれば密室になると言いますが。
 まあそれだとガラステープル、ソファまではロープで引っ張っても外せませんわな。わっかにして
おいてくぐらせて、引き寄せてから外すという手がなくもないけど、床は摩擦抵抗が結構あるだろう
から、引っ張るのはかなり至難の業だと思う。
 というわけで自殺自殺連呼の芹沢さんがうざいです。
 別の発想がいるかも知れない、と考える榎本。
 それは思いつかなかったようで、芹沢と純子は会社を後にするのですが。
 芹沢は純子に、そりゃ俺だって犯人がいるなら一応弁護士だし、許せないよ、と言い出す。
顔にどう見ても「タテマエです」って書いてあるけど。
 でも、密室の謎わからんじゃしょうがないだろ、という芹沢。
 推理ドラマとかイラつくんだよとかいらんことまで言い出しました。
 探偵は「トリックはわかっていますが、それを解明するのは少し待って下さい」とかいう、今言えよ
すぐ言えよここで言えよ、と勝手にエキサイトしやがった。
 純子は1日だけ待って欲しい、それで調べて何も出なかったら自殺として報告します、と言います。

 純子はその後遺言状を調べたのですが、丸山と日下部は、大石の筆跡に似てるけど、末期がんで
手が震えてたからとてもこんな字はかけるはずがないという。
 さらに、前回日下部が作った公正証書になっている遺言状は公開されて無いらしいです。
 まあこれは当たり前なんだけど。(本人が死んだ時に遺言状として公開されるようになっている)
 その中身に、以前大石は会社が危機になった時に池端が2000万肩代わりしてくれた、恩が
あるみたいなことを書いていたらしいです。それを知っていたのは2人だけで、そのようなことが
あったことは日下部も知らなかったらしい。
 モルヒネも、致死量の数倍注射しているので、誤って注射したわけではないようだ、と話している
ところへ。
 秘書が、そういえば池端が一度大石に注射をしていたのを見たことがあると言い出します。
 なんでそんな重要な話を今頃思い出すんだー!
 池端もエンバーマーの資格を取ってるそうだから、どこに注射すればいいか知ってるってことじゃねーか!
 というわけで犯人は池端だということに心情としては決まってるわけだけれども、証拠がない。
 
 雨の中純子はあの山荘にやってきました。
 日下部と来た時には車で結構な道のりだったように思いますが、意外に歩いて行ける場所に
あったようだ!
 すると彼女は、傘をさしてたたずむ榎本を見つけました。
 鍵がないから中に入れないけど、彼自身も気になってもう一度現場を見に来たらしい。
 そこで二人は、中を見ている少年、ダイキと出会います。
 彼は大石が死んだ日、怖い顔をして白い幕のところに立つおじさんを見たらしい。
 頭は白髪だったと言います。
 白夜叉じゃー!白夜叉が出たぞォォォ!!!(なんで銀魂にいっちゃうんだよ!)
 ここのシーン、榎本大したセリフないんですが、こそっと純子に傘をさしかけてあげてる
シーンが良かった。

 これが池端が犯人だという証拠を握った!と確信した純子は大石の葬儀が営まれる
会場にやってきました。
 三毛猫ホームズといいこれといい、葬儀場で犯人問い詰めるの流行ってんのか?
 芹沢は話を聞いてビックリしつつも、そこにいた丸山と日下部に、お任せ下さい、必ずこの
事件解決してみせます、ウチは企業法務しかしないような拝金主義の弁護士とは違うんですよ、と
まーたタテマエをペラペラ言ってます。
 芹沢さん、あんた陰で絶対ネズミ男って呼ばれてるってばよ!
 芹沢の言葉に感激する丸山。
 芹沢先生!とか言っちゃってます。
 やめとけやめとけ、そんなおだてると、商家脅して金をせびりとったり、チンピラ相手にケンカ
かまして力士切り捨てて新撰組巻き込んで大乱闘起こすようになっちゃうから!
(うん、それ別の芹沢先生ね!っていうか中の人が同じだぁぁぁぁ!!!←佐藤さんは大河ドラマ
「新撰組!」で芹沢鴨を好演)
 芹沢先生!犯人をバッサリやっちゃってください!(やめなさい)
 
 少し離れた場所で純子はダイキに池端を見せ、あのおじさん?と聞く。
 ダイキはうなずいてそうだよ、と言いますが。
 …遺影のことを言ってるような気がしたんだけどなぁ…。

 確信を得た純子はダイキの手を取って葬儀場の中へ。
 おい…子供を巻き込むな!
 池端の前で「この人を見たのね!」と鼻息も荒く言う純子ですが、ダイキは違うという。
 遺影をさして「このおじさん」と言う。
 やっぱり!
 純子先走りすぎなんだよなぁ。必死になりすぎて。
 芹沢がうまくなんとかごまかしてその場を去るのですが、ダイキにこそっと「ちょっと急いで」と
言って立ち去っていくのがメッチャ笑いました。
 ギャグキャラだー!
 ただ、その様子を見ていた池端が尋常じゃない顔をしていたので、こいつ自身なにか
あるんだろうとは思いますね。
 犯人だったとかね。

 というわけで、大石の遺体は白幕につりさげられていたのではないか、と言うけれど、
ドアは上はふさがれていたのでそれは無理だという榎本。
 芹沢は、倉庫室が暑いので換気するぞーと換気窓を開けたわけですが。
 そこから飛び込んできたハエに榎本は何かに気づく。
 つーかもうここは純子書道やってさ、「いただきました」ってやった方が早くない?その
方が早く解決できない?(純子にはそういう能力はありません!)

 違う次元からのアプローチ、もう一つの次元がある、それは時間です、という榎本。
 右手が錠を開けていく手つきをしていて、カチッとなった瞬間。
「これで密室は破れました」と榎本は宣言します。
 で、トリックを芹沢が聞こうとすると。
「それは明日話します」
 芹沢ブチ切れたー!
 一番苦手な奴だよ、なんで明日なんだよ、今話せすぐはな

 あ、シーン切られた(笑)。

 純子らが大石の会社に行くと、朝早く池端は山荘に出かけたと言われ、あわてて日下部の
車で山荘へ。
 階段を皆が走り下りてる中、一人マイペースな榎本が良かったですねー。
 池端はやってきた一同に対して不快感をあらわにし、帰れと言うのですが。
 純子は、密室の謎は解けています!と高らかに言う。
 つーかあんた葬儀の時にダイキの証言で先走ってんだから、もうちょっと落ち着こうよ。
 
 榎本は芹沢に、説明をもったいぶったわけじゃない、確認したいことがあったんです、僕は
法医学の知識がないもので、と説明。

 榎本はまず、ハエの話から始めます。
 遺体発見時にウジがたかっていたことですね。
 ウジが孵化するのは半日〜1日かかりますが、この部屋は密室であり、通報口も目の細かな
金網で覆われていて、ドアもスポンジで隙間がふさがれてきっちりしていたので、ハエが入る
隙間はない、と言う。
 たまたま中に最初からハエはいたんだろう、と池端は言いますが、榎本は、大石が死んだあと
この部屋は一度開けられたのです、と言いました。
 その時にはまだこの部屋は自由に出入りできる状態だった、その時にハエが入り込んだの
でしょう、と。
 
 密室が完成するには長い時間がかかったという榎本。
 大体このあたりで見当ついた人も多いんじゃなかろうか。
 ここから彼は、犯人がとった行動を話すという。
 まず、大石がここに一人でやってきたのを見計らって、話があると会いにきて長時間わざと
話をする。
 そのうち大石は薬が切れてがんの痛みに苦しみ始める。
 モルヒネを注射してあげると言って犯人は致死量以上のモルヒネをうち、大石が死亡するのを
静かに待った。その後犯人はドアに白い幕を取り付けて準備をし、一旦仕事に戻った。
(長時間不在にして怪しまれないため)
 そして犯人は12時間後に再びこの山荘を訪れた。
 密室を完成させるために。
 ところがやってきた時に腐臭がひどくて犯人は思わず窓を開けた。その時にハエが入ったの
だろう、と榎本は言います。
 まあ12時間だったらそんな腐臭きつくないですけどね。日の当たる高温の場所に放置されて
いたとかならともかく。
 で、遺体の死後硬直を利用して遺体をドアのところに立たせ、ガラステーブルだのソファだの
よせて、慎重に自分は外に出た。
 あとは放置しておけば、幕はシルクなのでよく滑るし、死後硬直が解けて自然に遺体は座り込み、
密室は完成するというわけですね。

 証明できるのかという池端に榎本は、この幕を調べればDNA出てくるだろうし、腐敗が進んで
いたからその痕跡もわかる、つまりトリックの証明は出来ますと言います。
 ここで池端は、しかし他殺と証明できたとしても、私と結びつける証拠はないぞ!と勝ち誇った顔。
 それに大して榎本が!
 涼しい顔をして言いました!

「はい、ありません。
 別にあなたが犯人とは言ってません。
 僕は密室を破りたいだけ。そっから先は興味ありません」
 お前は魔人探偵脳噛ネウロかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

 勝った、みたいな顔で笑う池端は帰ろうとするのですが、そこを芹沢がドアの前に立ちふさがった!
この人、ギャグキャラだけど決めるところは決めますね。
 芹沢は、どくわけにいかなくなったんですよ、と言う。
 この事件が他殺だとしたら、あの遺言状を書いたのは大石ではない、そして、池端が2000万肩代わり
したことは二人だけの秘密であり、大石が死んでいた以上、書けるのは池端しかいない、というわけです。
 そこに気づいた芹沢さすがです。
 
 遺言状が完全でなくても部屋が密室なら警察は自殺と判断するだろう、そして証拠隠滅して片付く
ハズだった。彼さえいなければね。
 芹沢かっこいいですなぁ。

 そういうわけで丸山、事件解決した芹沢をベタボメ。
 何でも言って下さいねーみたいな口調の芹沢ですが、帰りしなには純子に「もうこんな事件引き受けて
くんなよ」としっかり釘をさす。
 そうですよねー、ミショウに持って行ってほしいですよねー!
 で、芹沢は帰ってくのだけど、帰り道車のラジオで、部屋を密室にして自殺した少年のニュースに、密室かーと
興味を示す。
 まさか自分がまたこんなことに巻き込まれるとは思ってもみなかったでしょうね。

 ちなみにこのドラマ、弁護士という立場自体あまり意味がないからだと思いますが、
芹沢と純子が「遺言状」を「ゆいごんじょう」と連呼しまくってました。
 弁護士は「遺言状」を「いごんじょう」と言います。


 ☆☆ Iftah ya simsim! T☆☆
 一般的に泥棒は、鍵の開錠に5分かかるとあきらめると言われている。
 安いからと一般的な鍵を使うのではなく、少なくともサムターン回し対策がなされている鍵
くらいは使いたい。



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