多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ラッキーセブン スペシャル


ラッキーセブン

SP(13/01/03)

 直前の嵐の番組で松潤さんが警備員のコスプレをして走っていったので何かと思ったら、
ドラマの中で警備員として登場してました。
 そういうつながりは面白い。
 ただ全体的には2時間半はやっぱ長かったです。途中ダレたし。もうちょっとエピソードを
バッサリ斬り落として、テンポいい内容にして欲しかった…。
 天野のキャラをきちっと作ってあるわりに全然掘り下げてないのももったいないし。

 さて、警備員としてある住宅にやってきた駿太郎。女性が出てくると、強盗が逃げたんで、
もし侵入された時のために家中のカーテン開けて下さい!とかムチャ言ってます。
 というのも、不倫の証拠をつかむために、今男を連れ込んでいるのは間違いないため
何とか写真をとろうと考えたあげく、こんな強引な手に出たらしい。
 もっと慎重に、出てくるのを待って写真撮ればいいのに…功を焦りすぎた結果ですね。
 で、駿太郎が怪しまれたもんだから淳平が家の裏から乗り込んで、シャワーを浴びている
男の写真を撮ろうとするんだけど、気づかれて大騒ぎですよ。
 何がかなしくて男のシャワーシーンを正月から見なくてはいけないのか(笑)。
 で、淳平取り押さえられたんだけど、何も知らない女性が駿太郎に「強盗よ!」とか
言ってたのは超笑った。自分らの嘘で首絞めてんじゃねーよ!
 てか警備員装うなら身分証くらい見せろアホ。
 というわけで警察が来たので急いで逃げる一行。
 新田が無駄にアクションかっこよくて笑える。
 あと駿太郎はなぜかスケボーで逃げてるけど、警備員がスケボーで逃げたら逆に目立つだろ!
わからん!お前の思考回路がわからん!
 で、公園に止めてあったスポーツカーの陰に隠れるんだけど、運の悪いことにドアが開いて
運転手が下りてくる。
 その向こうには白バイ。
 駿太郎が頼みこんだおかげか、通報はされずに済んで、感謝した駿太郎は探偵社の広告が
入ったポケットティッシュを渡して去っていくのでありました。…助けたのにティッシュ一個か!(そっち…?)

 淳平の方はとっ捕まって桐原に説明してるけど、被害届が出てるので簡単には帰れないらしい。
 てか今回スケジュールの関係なのか知りませんが、淳平の共演シーンがなくてすごい残念でした。
かけあいやらせたら面白いのに…。
 で、瞳子は依頼失敗したのには変わりないんで、今ニューヨークにいる依頼人に謝ってきて
ほしい、と飛鳥に頼む。これはすごいですね。直接来て謝られたら大抵のことは許してもらえますよ。
さすが瞳子さん。

 新田と駿太郎はあーだこーだケンカしてて、この損失をどうすんだと筑紫に叱られてる。
 で、新田はコケ丸の写真飾ってるんだけど何かと思ったら、お亡くなりになったらしい。
 ううーん…。
 そこに客がきました。
 それは、駿太郎が名刺を渡した相手、勝だった。
 駿太郎はホクホクして何でも引き受けますよ、と言う。
 勝は言いました。
「親父を殺してくれ」
 駿太郎、少し考えていいました。
「無理じゃね?」
 お前が何でも引き受ける言ったんやろがー!!!

 なんでも勝の父、湧永は一週間前から突然失踪していて、勝の携帯電話に「これから人を殺すつもりだ。
その後自分も死ぬ」と入っていたらしいです。
 湧永は和菓子屋の二代目と聞いて周りのみんなは、世界サミットにも出店したあの店ですか、と驚くの
だけど、駿太郎一人「え、俺ん家の近くのサミットにもある?」とか言って皆から「ねぇよ!!!」と突っ込まれて
たのめっちゃ笑いました。サミット違いだ!
 ともかく、湧永に人殺しをさせないで、その前に捕まえてほしいという依頼で受けたラッキー探偵社。
 新田は駿太郎に、お前は人の裏側を見る才能がないから探偵に向いてない、と釘をさす。
 確かにすぐ騙されるもんなぁ。
 で、湧永の奥さんの家に行くんだけど、どっちがチャイム押すかで争ったり、入るためにあーだこーだ
してたのは笑いましたね。
 怪しんで口の堅い奥さんに対して駿太郎が一芝居打つのも良かった。それに合わせる新田も。こういう
ところはツーカーの息で出来るんだから、2人はいいコンビだと思うんだけどなぁ。
 で、奥さんは湧永には付き合っている女がいて、それに貢ぐために2000万の金を下したんだという。
 その後お店に2人行くと店長さんだか副店長だか知らんけど、半年前からセミナーに通い出したことを
伝えてきます。
 そのセミナーとは。
 神戸君じゃないですか!相棒の!
 特命係を去ったと思ったらこんな胡散臭いセミナーを開いていたとは…!
 というわけで、天野というウンコ臭…間違えた、胡散臭いセミナー開いてる教授です。
 テレビ収録の現場に乗り込んだ2人ですが駿太郎は、奥さんから聞いていた女の、ジャスミンの匂い
ということから、天野の秘書である栗原が、湧永に近づいていた女だと気づく。このあたりさすがですね。
 栗原が身に着けているものは高級品であることから、彼女に貢いでいたのだと考える駿太郎。
 栗原に接触したいと言います。
 てか、それは仮説の一つなんだから、安易にこうだと決めてしまうのもどうかと思いますが…。
 セミナーに潜入すると聞いて筑紫が、潜入なら社長を装う身としては自分が適任だろうというんだけど、
駿太郎が「あんたはただのハゲだろ」って言ってて容赦ねーな!と思った。つーか仮にも上司!
 駿太郎はレストランを経営する二代目ボンボン設定で行く、と言う。
 こうなったらメイは仕事が早いので、サクサク申込だとか、一応ホームページ作ったりとか流石だなと
思いましたね。
 新田は栗原が対象かどうかウラを取ってくると言います。
 スケジュールの都合で仕方ないんだろうけど、淳平と飛鳥がずーっといないのは話のノリからしても
面白くないし残念でしたね。
 ともあれ駿太郎、対象にあまり入れ込むなと釘を刺されてます。
 てかこいつ言っても聞かないだろ。

 というわけでセミナーに乗り込んでいく駿太郎。
 参加費10万円になりますとか言われて「おろしてきます」って。前もって準備しとけよ!
 駿太郎、早速栗原に声をかけるんだけど警戒される。当たり前。
 ところがロビーに湧永の姿を見て駿太郎、そこに走っていくがもう姿がない。
 そこにセミナー会場で悲鳴が上がり、そちらにかけていくと、ナイフを振り回している男がいて、
駿太郎はとっさに栗原を庇う。
 湧永が栗原を刺しに来たと思ったからなんですね。
 でもそれは別の人間でした。
 さらに湧永は入り口のところにいて天野を見ていた。
 そのことから駿太郎は、ターゲットは天野であることに気づく。ほらぁぁぁぁ!
 しかも追いかけるのに、こいつ馬鹿だから遠く離れたところから声をかけて、湧永に逃げられて
しまうんですよ。
 もっと近づいてから声かけろよ。バカか。馬鹿なのか。
 新田が裏を取ってきまして、実は湧永は店を担保にしてさらにお金を借りており、合計5000万がどっかに
消えていること、このままでは店が競売にかけられてしまうことを知らせます。
 さらに、あの店長のおっさんが、社長は女のために貢ぐような人ではないとも言う。
 つまり湧永が殺そうとしているのは天野ではないか、という疑惑が強くなってきたわけです。
 二人の間に何かトラブルがあった、ということですね。

 桐原の方は捕まえた人から話を聞いたらしくて、上司と(残念ながら今回後藤さん出ませんでした…)
天野からシグマ金融というところを紹介され、その担当者にお金を取られたということをはなしている。
 ああ、融資詐欺かぁこれ…。
 話の中でも出てきますが、企業とかだとお金を借りるにしても、100万200万の話じゃないわけです。
 億単位で必要なことがあるんだけど、資金繰りが苦しい中小企業だと銀行なんか鼻で笑って、貸すのを
断ってくるわけですよ。
 で、金融とかに借りに行くのに、「1億貸してあげるから、保証金として何割かを入金して下さい」と持ち掛け
られたとしても、借りる方は藁にもすがる思いだから振りこんでしまう。
 すると「審査します」と言って数日待たされて、何も連絡がなくなるのでそこにいってみると、金融会社は
跡形もない、というのが融資詐欺の典型です。
 このあたりはクロサギを見てくれ!(他局、他局!)

 天野は両親を早くに亡くしているのだけど、父の方は自殺している。
 さらに、天野のセミナーに参加すると、業績が悪化したり倒産に追い込まれたケースがあり、2人自殺して
いるらしいです。てかそんだけのことがあってよくまだ参加者いるな。
 この辺説得力弱いんで、「それでも飛躍的に伸びた企業が多いので、セミナー参加者は後を絶たない」
というセリフを足しておけばよかったのに。
 ともあれ、瞳子はそれを聞いて大きな敵かも知れないと言います。
 これだけのことをしておいて逮捕されないってのは、しっぽつかませないんでしょうね。
 
 淳平の方は同室の男と話をしているんだけど、下着かぶってたんだろみたいなこと言われてて、
あーだこーだ言ってたら桐原に聞かれ、さいってー!とか言われてました。
 あ、これまた当分出してもらえないですね…。

 駿太郎、栗原に会って天野と話がしたいと言われるけど、予定が詰まってるので無理、とそっけなく
断られる。
 それでもめげない駿太郎は、実は君と話がしたかったんだ作戦に入りました。
 一方出かけた天野は新田が追ってました。
 んで駿太郎話が盛り上がったところで新田に呼び出される。
 湧永が来る可能性があるからフォローしろ、ということらしいです。
 てか新田、天野と同じエレベーターに乗り込むのいいけど、動作とか見た目が思い切り変態
っぽいぞ。大丈夫か!?
 新田のテクニックはさすが探偵って感じで良かったです。
 天野が入った部屋を突き止めて、隣の部屋を確保すべく、ガウンを着てうっかり締め出された男の
フリを演じるわけですよ。そんで清掃の人にマスターキーであけてとか言ってるんだけど、「フロントに
言って」と言われてしまう。
 そこに、状況を読み取った駿太郎が、こっちは裸にバスタオルといういでたちで、さらに氷をもって
現れて(冷静に考えれば不自然な状況なんですが)、やだー締め出されちゃったのーとか言ってる。
 ウンザリした清掃の人が開けて去っていくのは面白かった。
 これ同人やってる人だったら絶対その後どうなったかとドアに貼りついてたな!(笑)
 ともかく無事潜入に成功した二人は、中で小競り合いしつつ、隣の会話を聞く。
 すると、隣には天野のほかにシグマ金融の磯部がいることがわかる。
 つまり、この二人が組んでカモから金をかっぱいでいたというわけですか。
 おい、この案件黒崎呼んできた方がいいぞ!(だから他局だっつの)
 
 天野と磯部が出てきたので二人はそれぞれに分かれて尾行するんだけど、天野の方には最悪の
タイミングで湧永が出て来ちゃいましたよ。
 金を返せと言う湧永に天野は証拠はあるんですか、としれっと言っている。
 だからダメなんだよ二代目は!とか言ってたけど、どうやら天野は、二代目ばかりをターゲットに
詐欺行為をしているようですな。
 ガードマンっぽいのが出てきて湧永がやられそうになったんで、駿太郎が出てきて助けるのは
いいんだけど、ガードマンも駿太郎攻撃してるあたり頭悪いなと思った。
 通りすがりの人が助けにきただけだったら大問題ですぞ。
 ともあれ、私は早く隙をついて逃げた方がいいんじゃないかと思ったんだけど、駿太郎ガードマンを
殴り倒して湧永とともに逃げます。

 一方新田の方も磯部を追ってるんだけど、なんか無駄にカッコイイ尾行だったんだけど、バレバレ
だったらしく、こっちも囲まれてピンチ。
 まあ新田ですから、こっちは余裕でボッコボコにして磯部を追いかけようとするも、結局逃げられました。

 駿太郎は湧永に事情を説明し、話を聞きます。
 2億の融資が必要で、シグマを紹介してもらい、保証金が5000万必要だというので払ったけど
その後なしのつぶて状態になったと。
 なんで簡単に信用するかなぁ…。
 それで天野のところにいって問い詰めたが無理だったと。
 まあ法律上では天野は単に紹介しただけなので、決めるかどうかは湧永に権利があるからなぁ。
 そこのとこ知ってて天野もやってんでしょうが。
 自分が死ねば保険金が入り、何とか店は持ち直せるだろう、とすっかり弱気の湧永ですが。
 そこにしつこくガードマンが追ってきて、駿太郎が戦っている間に湧永はビルの屋上から飛び降りてしまう。
 駿太郎何やってんだよ。さっさと安全なところに逃げないからだろうが。
 どこまで甘いんだこいつは。

 新田はそりゃもう激怒ですよ。
 で、嫌いな奴を追い出すのは主義に合わないから自分が辞める、と出て行きました。
 この時に「退職金はいりません。うち、金持ちなんで」とさりげなく自慢していくのはちょっと笑った。
 駿太郎は待てよ!とキムタクのマネをしながら(してないよ!)追いかけていくのですが。
 おい…これドア開けた時にどう見てもガラス割れただろ。
 ガッシャーン!!とか尋常じゃない音したぞおい。
 
 その頃栗原は天野に新しいカモを見つけた、と駿太郎のことを報告していました。
 二代目ですよ、みたいな。
 こいつも共犯なわけですなぁ。
 
 その夜駿太郎はやってきた勝に謝るんだけど、勝は、人殺しになる前に助けてくれたのだから、
それだけでも信用してよかったと言います。
 なかなか言えないですよこういうことは。
 湧永は意識不明の重体、店はあと10日で競売に賭けられるそうです。
 勝、70年続いてきた店も終わりとか言ってるが、日本には100年以上の老舗はざらにあるので、
70年とか言ってたら職人さんらに鼻で笑われまっせ。もうちょっと踏ん張れや!

 栗原から、天野とのアポがとれたという留守電を聞いた駿太郎、自分一人で何とかしようと考えます。
 アホだろ。
 百戦錬磨の相手に素人の駿太郎がぽっといって騙されるわけがない。
 そして瞳子も、作戦は許可できないと言います。
 だから同じ事務所の山P呼んでこいや!クロサギにかっぱいでもらえ。(無理)
 犯罪の証拠をつかんで警察に突き出すのが精いっぱいだと筑紫も言うけれど、駿太郎は、それでは
あの店はつぶれるしかないという。
 瞳子は、私たちは探偵よ、と言う。
 駿太郎、探偵やってるせいで人が守れないなら探偵なんてやめてやる、と、踊る大捜査線で青島刑事が
言ってたことと同じセリフをはいて出て行きます。
 つーか日本の探偵にどこまで権限あると思ってんの。
 正義感だけで突っ走っても探偵は素人なんだから警察みたいなマネが出来るわけないじゃん。
 もうちょっとこのあたりの展開は考えて欲しかったなぁ。
 無理がありすぎる。
 あとここのシーン、駿太郎も瞳子さんも髪の毛えらいボリューム出てますが何かあったんですか。
竜巻にでも吸い込まれたような頭だな!

 栗原の方は湧永が自殺未遂のニュースを見てショックを受けています。
 一応の良心はあったんですかね。
 
 駿太郎は誰かのアパートを訪ねてます。
 あ、表札に「苔」ってあったから新田の部屋だな。
 っていうか表札まで苔かよ!
 新田は手伝えという申し出を断る。
 そりゃそうですわ。
 社長の言うとおり、騙されたから騙し返すのはのれない、という新田。
 そういうわけで結局駿太郎、一人で行こうとするけど、メイと飛鳥がいました。
 この二人は手伝ってくれるらしい。
 瞳子らは、駿太郎を犯罪者にしたくないと止めようとしているのだけど、駿太郎が連絡を絶っている
からどうにもできないらしい。
 一度痛い目に遭わせた方がいいような気もしますけどねぇ。
 てーか誰か淳平さんを迎えにいったげて。

 一方その淳平の方は、同室の男から、いいもうけ話があると言われ、探偵を続ける決心が
大いに揺らいでいます。
 アキレスというバーにいる、磯部に、探偵なら調査でもっているはずの、倒産しそうな企業
リストを渡せばいいんだ、ということらしい。
 それだけで大金が手に入りますね。
 つながった!天野と磯部がつながるヒントがここにあった!
 ってダメだ淳平、留置場に最初から入ってるから、皆が事件に巻き込まれたことすらしらねぇ!!!!
役にたたねぇな淳平!←ひどい。
 
 駿太郎の方は乗り込んでいくわけですが。
 天野も、お客さんが入って来たのにずっと座ってて、駿太郎が目の前に立ってから自分も立つ
とかどんだけ尊大なんだよ。
 ちなみに、こういったドアに対して真正面に机を持ってくる人というのは性格として、非常に疑り深く、
常に警戒し、隙を見せないタイプです。詐欺師には少ないタイプですね。詐欺師は自分を優しい人間に
見せようとするからまずこの机配置にはしない。
 ともかく、駿太郎、いきなり湧永の話を持ち出します。
 話が早すぎだ!駆け引きもなにもねぇな!
 湧永から、いい金融会社を天野が知っていると聞いた、と言って駿太郎は、自分のレストランを
出すためにお金を貸してくれというわけです。
 なんかもうあまりにも強引すぎてヒヤヒヤしたよ。やっぱ黒崎と変われよ!
 天野はオメガ金融というところがある、と言ってきます。
 シグマは有名になったから替えたっぽいですね。
 で、駿太郎は3億資金が必要と言ってたので補償金は2500万。
 ここで彼は、2500万ならすぐ用意できるけど、5000万足りないから天野に貸してくれと大胆不敵な
提案をする。
 担保は駿太郎所有のレストラン。
 登記簿偽造とかはメイさんが一晩でやってくれましたァァァァァァ!!!
 天野は登記簿を見て、小切手でもいいですか、と言う。
 でもって契約はあなたの店で、と言うんですね。
 あとには引けなくなった駿太郎はそれを引き受けてしまう。
 物件なんかないから大慌てですよ。
 ここがやっぱ駿太郎とクロサギと違うとこですね。さっきからクロサギと比べて申し訳ないけど。
 クロサギなら、自分がいない間にこっそり騙している相手が下見に来ることや、こっそり調べることまで
計算に入れて用意してますからね。
 まあそういう、予想外の展開になってあわてるからこそこのドラマは面白いのだろうけど、
逆に言えば天野が警戒心強いのにそうやって、事前調査してないという甘さもちょっと気に
なりますね。
 
 天野が、一度店を目で確かめてみたいのです、と言うのへ「目で確かめるものではない、
レストランは舌で確かめるものです」と返した駿太郎。
 うん、うまいこと言ってる場合じゃないから!それどころじゃないから!
 ノーブランとか胸はってんじゃねぇよ!
 
 というわけでレストラン作りになりました。
 元々の物件………あれぇこれリーガルハイの古美門の家じゃないですか!?なんか
見覚えあるぅぅぅぅ!
 ともあれ、物件自体は本当にあって、それにCG合成してレストランらしく見せかけていた
ようなので、きちっときれいにすることから始めないといけないらしい。
 中の手入れは必要だけど、テーブルとかイスは寄せておいて、「今日は定休日だったから
掃除する予定だったんで」でも十分ごまかせそうな気がしたけど…。
 てかリフォーム業者入れたら…って間に合わないか。
 なんということでしょう。
 ボロボロだった洋館が見事によみがえったではありませんか。
 
 その頃栗原は天野を止めていました。
 でも天野は、二代目を見ていると腹が立つ、大して苦労もしていないのに自分に頼れば
何とかなると思っているのが許せないと言います。
 おそらくこれは、お父さんが二代目か何かだったんじゃないかと思いますね。それで悪徳
業者にでも騙されて全財産かっぱがれましたかね?
 天野は栗原に、おりたいのならもう明日から来なくていい、と言います。
 栗原は無言で帰って行きました。
 いや、明日から来なくていいと言ったけど、今日帰っていいとは言ってないだろうがぁぁぁぁ!!!
 
 あ、帰ったと思ったら栗原、駿太郎に会っていた。
 明日の契約は取りやめて欲しいというんですね。
 あなたは騙されていると。
 私ここで馬鹿だなあと思ったのは駿太郎は自分の計画をバラすんですよ。
 最初から天野が騙すつもりだと知っていて、湧永のために自分は金を取り返すつもりだと。
 こんなことして天野に計画バラされたらどうするつもりなんだろう。
 そういうところが新田も言ってたけど、人の裏を読めないおバカちゃんだなぁと思いますね。
 
 そんなわけでレストランは何とか形になったのですが。
 料理が…飛鳥料理まではダメだった!
 リーガル・ハイから服部さん呼んでこい!!!
 メイちゃんがなんか買ってくるとか言ってたけど大丈夫なんだろうか。
 ケータリングサービスでもうまく使えばいいのに。
 ともかく、もう誰にも止められないと知って、筑紫さん、やけになった感じで淳平へ面会に
いって話をするんですね。
 淳平、得意顔で例のもうけ話を話し始めました。
 淳平、よくやった!もう帰っていいよ!(ひどい)

 そうしていよいよ天野が駿太郎のレストランに向かっている頃、筑紫は倒産間近企業リストを
持ち出していました。
 なるほど。やるつもりですね。
 新田のところにも瞳子から電話がかかってきていました。

 この後ちょっと、天野の過去の話が出てきます。
 自分の顔以外真っ黒に塗りつぶされた卒業写真を見ていたのを栗原は見かけたんですね。
 その時に天野は、君もいずれいなくなるさ、みたいなことを言ってた。

 天野と駿太郎が契約を交わして、天野が小切手を渡そうとした時に、なんと変装した新田が
飛び込んでくる。
 自分のところの融資話を蹴って、天野と契約するなんてどういうことですかぁ!というわけです。
 輪島製薬だっけ、なんかそういう会社が新薬を開発したので近く上場する、うちに任せてもらえば
悪いようにはさせないというわけです。
 わざとドアの外で新田、でかい声で話をしてるんだけど、天野はそれをまあ当然ですが聞いていて
こっそり調べてるんですね。
 それで駿太郎に、その話に乗ってはいけないと言ってくる。
 新田は新田で、天野の話は融資詐欺の可能性がありますよ、とズバッ。
 小切手で振り出したところで、金融会社とつながってるから、その小切手は天野のところに戻る
だけですよ、というわけです。
 この作戦は非常に巧妙ですね。
 天野はこんな胡散臭い人間が出たところで、カードを持っているから負けはしないという自信が
あるけれど、これで契約を破棄されたら元も子もない、という焦りが生まれた。だから、駿太郎の
この後の提案を受けやすくなる。そして、駿太郎が金を持っているという信憑性も増しました。
 この騒ぎで、詐欺にカモられている人間だとハッキリわかったわけですから。
 そして天野から見た駿太郎像としては、どちらにつくか迷われるとまずいな、という風になるわけです。
そうなると天野が今持っているカードを出すことになる。

 さて。
 天野はここで、輪島製薬が上場というのは嘘です。ある人に今確認してもらったら、借金まみれで
倒産寸前の企業ですと新田に告げる。
 その間駿太郎は新田から押し付けられた輪島製薬のパンフレットを見ていた。
 これ急いで作ったんかな。仕事はぇぇな。
 まあともかく、何かを見た駿太郎はそのパンフレットをぐしゃっと丸めて新田に「お引き取り下さい」
と言うのですね。
 で、改めて小切手を受け取ろうとした駿太郎、動きが止まる。
 どうした、ニノマエにスペックでも使われたのか!あいつ、平清盛終わって帰ってきやがったな!?
(清盛見てない人が分からないネタをやらないように!←ニノマエ役の神木隆之介が義経役を好演)
 駿太郎は、「やっぱ5000万、現金でくれませんか」と言い出すわけです。
 作戦終えて出てきた新田は、5000万天野が現金で出しますかね、と瞳子に言ってました。
 あとは駿太郎のハッタリ次第ですなぁ。

 天野は用意するには時間がかかります、ちょっと無理ですね、小切手でもいいでしょうと言い、駿太郎は
「分かりました」と言う。
 天野がホッと安心したのもつかの間、今回の契約はなかったことにしてくれと言い出しました。
 リスクは負えないと。

 ここのですね、詐欺師としての天野の心理を説明しとくと(いらんことですが)、新田というイレギュラーな
人間が出て来たことで、駿太郎に対する疑いはまったくなくなった。その代わりに、このカモを逃がしてなる
ものかという欲も生まれたわけです。せっかく目の前で2500万が手に入ろうとしているのに、必ず帰ってくるで
あろう5000万を出し惜しみしてパアにしたらもったいない、と。
 もしこれが普通の時だったら、もっと金を出す奴はいると天野も「では契約を白紙に」と言ったでしょう。
 ただここまできた以上もったいないと思ったはず。
 さらに考える時間は駿太郎が出ていくほんの数秒しかなかった。
 それが天野の敗因だったわけです。

 天野はギリギリで駿太郎の提案を受け入れ、5000万円用意させます。
 で、金を持ってきたのは栗原でした。
 君が持ってきたのか、と驚く天野に栗原は大金ですのでとか言ってるけど、大金を女性が持ってくる
事の方が危険なような…。
 まあともかくそれを駿太郎受け取って出て行こうとすると、栗原がここでネタ晴らしですよ。
 天野は騙されている、駿太郎は金を奪い取ろうとしているという。
 だから事前に計画明かすないうたやろがぁぁぁぁ!!!
 ここで今度は瞳子が入ってきました。
 いろんな人が入れ代わり立ち代わり忙しいの!
 しかも警察を呼んでいました。
 詐欺が立証されたというのですね。
 
 まあここまでくればわかると思いますが、本当は駿太郎が5000万だまし取る予定だったんだけど、
途中から計画を変更したわけです。

 瞳子は、磯部と天野がつながっていることを指摘。
 それが、さっきの輪島製薬でした。
 実はこれは、筑紫が磯部のところに持ち込んだ倒産寸前企業リストに掲載されていたものだけれど、
まったく架空の企業であり、実在しない以上、天野が、新田に乗り込まれた時に知っていたのは磯部
経由でしかありえないというわけです。
 これ以上の確証はないですな。
 で、駿太郎も新田に渡されたパンフレットでその計画を知ってそちらに乗ったというわけです。
 さらに、この5000万も返す必要がないという。
 湧永から奪った5000万なのだからと。
 警察に言うにしてもこの5000万円の出所をどう説明するんです、と言う瞳子。
 ……タンス預金だったらどうするんだ!←シッ。
 駿太郎、これが俺達探偵の正義だとか言ってますけど、普通ここまでやる探偵いませんから…。

 連行されていく天野に、栗原が声をかけるのですが、彼は「お前はクビだ、顔も見たくない」と
言ってました。
 誰も信じられなくなって切ったのか、それとも共犯にされないために庇おうとしたのか。
 私としては後者であって欲しいなと思うんですけどね。
 少なくとも栗原はそばにいようとしたと思うんですよ。
 ただ、彼女が最後黒幕というオチでも面白かったんだけどね。

 さてそういうわけでなんとか事件解決ですが、レストランの改修費用とか考えるとわりに
あわない事件だったな。
 店は持ち直し、勝も真面目に働くことにしたらしいです。
 あと淳平も戻ってきたけど皆反応うっすい!
 しかも新田と駿太郎ケンカしてて聞いてないし!
 あまりにも話を聞いてくれないので淳平、話を聞いてくれないんだったらな、俺辞めるぞ!
と言うと二人に「どうぞどうぞ」って言われた!
 よーし淳平、「探偵はBARにいる」で見返してやるんだ!!!

 全体的に、天野とか栗原のキャラが全然掘り下げられてなくて、天野が自分の過去の
トラウマから二代目を狙って融資詐欺をしているというのはわかったけど、そこらあたりの
エピソードがとぎれとぎれの上にアピール力がなくて、ただの悪人になってしまったのは
もったいない。
 どういうのかな、悪人だけど思わず同情してしまう、そういう部分も描けたらもっとよかったと
思うのですが。

 ……これ、クロサギでやった方が面白い内容だった気がする。(他局ですからぁぁぁぁぁぁ!!!!)



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