多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ガリレオ


ガリレオ

第10話(13/06/17)

 さあ週末いよいよスピンオフドラマが放送!っていうかこの時間帯の枠ではやらんの
かーい!ハッハッハッ…(髭男爵風に)
 今回天海さんが犯人役だけど、某黒田さんとこの女神の報酬みたく、本当にか弱い女性の
役ではなくて、か弱い女性を意図的に演じている犯人、という役どころだったので、違和感なく
すんなり見られて良かったです。いやーアマルフィは本当にあの頃、BOSSやってたので
すごい違和感ありました…。

 さてさて。
 北海道でタクシーに乗っている女性、綾音。
 その旦那さんの真柴ってのは自宅でコーヒーを入れつつパソコンで会社の人達と
会議中。ウェブカメラとかいうやつか…よくわからんけど。
 その時に誰かがやってくるわけですよ。
 モニターには傘で顔を隠した女性が。
 なんだかこの時点からトリック始まってる気がするなぁ。

 んでその綾音ですが、出身は北海道で今回は、家族が病気みたいな知らせを受けて
急ぎ帰ったものの大したことはなくて、同級生と楽しく会食中。
 そこで前回の悪魔の手の話題が出て、あのY教授って私達の同級の湯川君でしょー
という話になる。よくわかったなこれ…。
 彼女らは中学時代の湯川の同級生、そして綾音は今結婚一年目、真柴はお金持ちの
シャッチョサンというのが会話からわかります。
 と、綾音に電話が。
 それは真柴の部下からで、本人と連絡がとれないというものでした。
 その頃真柴は自宅で死んでいた。
 …この人…最近死ぬ役多い気が…気のせいでしょうか…。

 帰ってきたらしい綾音は、岸谷らとパトカーに乗ってました。
 真柴の遺体は司法解剖に回されたらしい。
 綾音は一旦自宅に戻らせて、と頼みます。
 まあそれはわかるけども。
 遺体は当然運び出されていて、ロープとか置かれているんだけど、綾音はショックを受けた様子で
今日からしばらくホテルに泊まるという。
 花に水だけあげたいということで、キッチンからじょうろに水を汲んでいる綾音ですが…。
 岸谷らよ。
 お前ら犯人に目の前で堂々と証拠隠滅されてんぞ。
 コーヒーに毒が入れられていた、ポットからも毒が検出されたということでどうして水道に
仕掛けがある可能性を疑わんのだ…。

 一方湯川の研究室。
 コーヒーメーカー使ってコーヒー入れとる!
 なんか景品でもらったらしいんだけど、便利だと言いつつ湯川、これには欠陥があるという。
 インスタントコーヒーの味が出せない、と。
 だからそんなにインスタント好きならダバダ〜ダバダ〜のCMに出てなさいよ!(おい)
 ここで何故かまたまたいる岸谷が当たり前のように殺人事件の話を始める。
 真柴の事件です。
 コーヒーにヒ素を仕組まれて死んだ、という岸谷。
 ええっと興味を引かれる栗林。
 「どさくさに紛れて事件話をしようとしているがどうでもいい」と言う湯川。
 そしてはたと気づく栗林。
 栗林さん、あんた簡単に乗せられすぎだよ!
 
 岸谷、この後もしつこく事件の話をします。
 真柴は朝10時の会社会議はちゃんと出てた(パソコンを通じて)のが確認されている。
 そして、床にこぼれていたコーヒーと、割れていたカップ、シンク横のフィルターややかんからも
ヒ素が発見された。
 しかしゴミ箱に捨てられていたフィルターや、捨てられていたミネラルウォーターからは毒が検出
されなかった。
 状況を整理しますと、真柴はコーヒーを2回飲んでいるんですね。
 そのうち午前の、会議をしながら飲んでいたコーヒーに使ったフィルターやミネラルウォーターの
ペットボトルからはヒ素は検出されなかった。
 しかし午後に飲んだコーヒーを入れるのに使ったフィルター、やかんからは毒が検出された、という
わけです。
 それを聞いても物理とは何の関係もないと言う湯川。「ああっ!」とまた気づく栗林。
 栗林さん、いい加減気付こう!
 この後も物理的に不可能な状況なんですよ!とか仕掛けるものの、物理と関係ない、と
一刀両断される岸谷が笑えます。
 朝10時には生きていて、発見された4時までの間に毒を仕掛けた犯人がいる。
 ただ、一人訪問者があったようで、ドアをあけて対応したようです。
 警備システムが作動してしまい真柴は、解除するのを忘れてドアをあけてしまった、とちゃんと
警備会社に答えているらしい。
 その後、会社から連絡を受けた綾音が警備会社に電話して、自宅へ行くと真柴が死んでいる
のが発見された、ということですか。
 死亡推定時刻は2時から3時。
 これは女が訪問した時刻と一致するようです。
 湯川、ここまで聞いて実に面白い、と言い出す。
 やった、みたいな感じで見る岸谷。
 湯川は、ここまで物理と関係ないまま素晴らしいプレゼンをし、結論を導くのはすごい、とほめた
だけでした。
 栗林がものすごい悔しがってるけど、あーたはもう少し湯川みたく冷静に分析するようにしろよ!
 岸谷はそれでもめげず、湯川には関係あるという。
 被害者の奥さんが湯川の同級生だと。
 写真を見せられて「美人だ」と行った湯川、同級生と言われて反応。
 中学時代の人らしいです。
 そこで綾音につながるわけですね。

 次のシーンでなんか神殿みたいなとこが出てきて、これどこのパプペポン神殿(by銀魂)だよと
思っていたら、教会みたいなとこだった。
 綾音がクリスチャンだからそっちの方の葬式してるのか。
 あと子供達が沢山いると思ったら、綾音は幼児教室みたいなのをやってて、そこの子供達
らしいです。
 太田川は、毎日水やってんだーとかなんかウキウキしてるけど、すっかり騙されてるなぁ…。
 んで、遺影を見上げている綾音のところに湯川がやってくる。
 27年ぶりらしいですよ。
 よく分かったな…。
 
 湯川は、警察の事件にかかわることがよくあって、みたいなこと言ってますけど、さすが
美人が相手だと、渋々巻き込まれているとは言わないんですね(笑)。
 今回も無理がある捜査協力依頼だったけど出来ることはする、とヤル気満々な湯川。
 そうして後日、湯川は綾音、岸谷らとともに彼女の自宅へ。
 入り口からしてすごい沢山薔薇が植えてあるんですよ。
 ハッ、気をつけろ!
 中に入ったら出口をふさがれて二度と出られなくなり、中で殺人事件が始まるぞ!
(もう殺人は起きてるし、それ金田一のこないだの事件のネタだし…)
 
 湯川はこの薔薇を誰が手入れしているのかと尋ねる。
 すると、綾音は自分がやってるという。
 湯川なんか気になってる様子だけど、この様子からして恐らくこの時点からある仮説を
組み立て始めたんじゃないかなぁと思いますね。
 室内に入ると、いつも水はミネラルウォーターを使っているという綾音。
 料理とかもごはんもそれらしい。
 あんまり使いすぎると体に悪いですよ…。軟水だろうけど。
 湯川、シンク下を見て、さすがにここは掃除されてないなみたいな感じで、毒物は
やかんに入っていた可能性がある、と言う。
 はたしてそうですかねー。
 ともあれ湯川は、訪ねてきたという女に関して、毒を仕込めるかどうかは二人の
関係に関わってくる、と言う。
 岸谷は「あれっサッパリわからないとか言わないんですかぁー」と言うけど、湯川
「そんなデリカシーのないことは言わない」ときっぱり。
 オメーはいつも言ってるだろうがぁぁぁぁぁ!!!!

 湯川は壁のタペストリーに気づきます。
 綾音が一年かけて作ったものらしいです。
 すごいほめる湯川。
 綾音は、今度湯川の研究室も見てみたい、といいました。
 この後綾音は岸谷とカフェで昔話をしています。
 湯川が女の子にモテモテだったことは理解できても、あの性格が理解できない、という
岸谷。
 いやあんたは一生理解できないでしょうよ…。
 ここで帰り際、綾音は「私が北海道にいかなかったら主人は死なずに済んだの」とか
言ってて岸谷が慰めてますけど、恐らくこれも計算された芝居なんだろうなぁ。
 綾音が手ごわいのは、端々で油断していた犯人とは違って、最後まできっちりして
いるってことですかねぇ。
 この後岸谷一人で考えてるんだけど、店内でイチャイチャしてるカップルに怒ってて、
お前どんだけ心狭いんだよ…って思った。
 そこで岸谷は偶然、綾音の教室に勤めている先生と出会います。
 綾音と真柴が結婚したのは、いわゆるでき婚みたいですね。
 しかしその直後すぐ流産したらしい。
 ここで岸谷はその流産が、自転車をぶつけられた事故によるものだと知る。
 女に後ろからぶつけられたのだと。
 それはわざとやったと思っているとこの女先生は言います。
 それがあの傘の女だったらきな臭くなってきますねぇ。
 綾音を恨んでいる可能性のある人間については、以前真柴と付き合っていた女が
いたらしいです。
 うわーなんか見事にシナリオ通りに進んでくって感じがする。
 そこに太田川から電話が。
 真柴と付き合っていた女が分かった、純子というらしい、と。
 結婚の半年前静岡の実家に帰ったということで、太田川はその実家に行って
彼女を調べることに。
 ちなみに真柴の部下が、純子と真柴が別れたのは綾音に子供が出来たからだ、
といいました。
 最初二股みたいな感じだったんだけど、結婚してきっぱり純子とは別れたらしい。
 岸谷は真柴のイメージが悪くなった、と言う。
 てかそうなるように仕組んでいる誰かがいるんじゃないの、これ。
 
 湯川の研究室に綾音が訪ねてきて、栗林がもうめっちゃ浮かれて出迎えてるのが
笑えます。
 湯川は真柴が死んだ時と同じものを揃えて、仕掛けを考えていたらしいです。
 あと栗林、2人が親密そうに話しているのを見て「(話に)入れない!」って言ってたのが
面白かった。
 たまには栗林の同級生も訪ねてきてあげて!

 綾音は今回別のお願いがあってきた、という。
 子供達に何か面白い実験を見せて欲しいのだと。
 でも湯川は子供が嫌いだからとすげなく断る。
 栗林、がっかり。…なんでお前ががっかりしてんだよ。
 てか栗林が、自分がやりますって言ったけど、綾音はでも助手でしょ、と。
 本当に優しい人は助手だからなんて言わないと思うけど。
 私だったら栗林さんでもすごい嬉しいけどなぁ。きっと張り切っていろいろ考えてきて
くれると思うので。
 そうして、きっぱりと湯川が断ったので綾音帰っていくんですが。
 栗林が珍しく怒ってるんですね。
 それで湯川考え直して綾音のところにいき、呼び止める。 
 「一つ聞きたい」と。
 てっきり実験のことかと思いきや…。
「あの薔薇は誰がうえたんだ」
 今聞かなきゃいけないことなんですかそれはぁぁぁぁ!!!!
 ともあれ、綾音がやったらしいです。
 そんで湯川は、子に見せる実験はなんでもいいのか、例えば薔薇を凍らせて割って
みせるものとか、と聞く。
 すると綾音はそれでいいわ、嬉しい、と喜んで帰って行きました。
 湯川はある確信をもってこの質問をしたんじゃないかと思うんですね。
 薔薇が好きな人だったらその薔薇を使ってわざわざ壊すような実験はしたくないでしょう。
 水を吸わせて別の色にする、とかならともかく。

 そうして子供達のとこに来た湯川。
 …しょっぱなから子供達に背を向けて挨拶してますけど…。
 なんかもうモニター越しに実験見せるとかしたらどうだ!
 湯川、実験中に話しかけないでくれ、とすっごい頑張ってるのが笑えます。
 実験は、電気ポットに水を入れてわかし、耐熱グラスに注ぐと、最初は透明なのに
次は赤、その次は紫と色が変わるというものでした。
 最初、水をそそぐと透明なんだけど、お湯の色は何色だ、と湯川が聞くと子供が口々に
「透明!」「透明!」「透明!」「と「もういい!!!」ってなっててめっちゃ笑った。
 んでもう一度同じことをする。
 ここで子供が、湯が沸いている間待ちかねて騒ぎ出してるのが笑える。
 
 一方岸谷は綾音が遭遇したという自転車の事故現場に。
 なんでもトンネルを歩いて通っていたら、後ろからチャリに追突され、チャリはそのまま
逃げ去ってしまい、女ということしかわからなかったらしいです。
 でもって岸谷は綾音の家にきてるんだけど、その時あの傘の女が通りかかる。彼女は
急いで後を追おうとするものの、見失ってしまった。

 さて実験中の湯川ら。
 水が赤くなってビックリする子供達。
 こうなると次は湯が沸くのを静かに待つわけですよ。
 んで次は紫になった。
 でもこの実験を見ていた綾音がひきつった顔になってました。
 湯川がトリックを見破ったことに気づいたのか、と思ったんですがこれは、湯川が
犯人として自分を疑い始めたことに気づいた、ってことかも知れませんね。

 岸谷のところに太田川から連絡が入り、純子はなんと今から一年前に自殺していた
ことがわかる。
 では謎の女は一体誰なのか。

 あと湯川ですが、実験の原理を説明してました。
 要するにゼラチンで赤と青の絵の具をおおい、ポットの蓋の裏にくっつけ、ゼラチンの
量を変えて、最初は赤が落ちて、次青が落ちるようにしてたらしいんだけど、それ子供に
説明してわかるのか…。
 子供達が騒ぎ出して近づいてきて、めっちゃ動揺してる湯川が笑える。
 あれぇ、これ犯人、子供けしかけたらいいんじゃないのか!
 湯川が事件に関わりたがらなくなるぞ!

 綾音は湯川に、中学の頃好きだったのよとか言い出してます。
 うーわ懐柔にきやがった。
 綾音、日曜礼拝に誘ってふられたとか言ってます。
 その時の湯川の理由がふるっていて、ガリレオ・ガリレイの地動説を認めなかった
宗教を認めるわけにいかない、というものらしいです。面白いですね。
 なんでも、キリスト教がガリレオに謝罪したのは1992年、地動説を認めたのが2008年。
 …むっちゃ最近すぎますな…。だからアメリカでは未だにダーウィンの進化論を否定する
人が多いのか…。
 宗教として人間は神が作りたもうた存在、と教えるのはいいと思うんですよ。
 日本神話でも天皇陛下の祖先は神であった、となっていますから。
 でもそれと、生物学としての人間の成り立ちを教えるのは別で、これはこれで教えていかないと
いけないことなんじゃないですかねぇ…。ううーん。
 宗教的に自由な国、日本で良かったと思います。

 さてさて。
 ガリレオが救済されたとかの話はおいといて、綾音はどうしてあの実験を見せたのと聞く。
 湯川は、今興味があることを題材にしただけだ、と言う。
 つまり毒は、10時から4時の間に仕込まれたのではなく、それ以前に仕込まれていた
可能性がある、と湯川は考えたわけです。
 しかしゼラチンを犯人は使っていない。成分はやかんから発見されなかった。
 どうしたらヒ素が残る仕掛けを出来るのかまだ分からないらしい。
 綾音は、自分がしたっていうのと聞いてくるけど湯川はいつもの、犯人にも動機にも興味が
ないという。
 ただ、綾音が礼拝に誘った時こんな話をしたらしいです。
 薔薇の花がきらい、棘のある花が好きになれない、と。
 しかし今、沢山の薔薇が家には咲いていると。
 綾音は好きになったのよと答える。
 まあ旦那さんが好きだから自分も好きになる努力をしたっていうのはあるんでしょうが。
 
 湯川は、自分達科学者は目の前で起きている事象に疑問を感じたら、根本から疑って
みたくなると言う。
 夫を失って悲しみに暮れている妻というその構図さえも、と。
 やっぱり湯川は気づいていたんですね。
 誰が犯人かということに。
 ただそれをまだ実証できないでいる。

 湯川の言葉に綾音は、真柴と交わした約束を思い出す。
 それは、一年たっても子供が出来なかったら別れよう、というものでした。
 なるほど、このあたりが殺害の動機かな。
 離婚したら金持ちじゃなくなるもんねぇ。

 その頃真柴の家では、プランターの花が一つ枯れていました。
 綾音が水をやっていいですか、と言った時にじょうろをひっくり返していたプランターでした。

 これ多分トリックとしては、水が午前用の1回分しかペットボトルに残ってなくて、真柴は
仕方なく浄水器を切り替えてキッチンの水を使ったんだと思う。
 水道水となんか切り替えるようになってたから。
 で、そこにヒ素が仕掛けられてたんじゃないですかね。
 綾音は念のため、水をやりたいといってヒ素が残ってたかも知れない水をじょうろにつぎ、
プランターに水をやったと。
 彼女の誤算は、警察が来るからホテルに泊まりたいと申し出て、そうなれば水をやる人間が
いないからプランターの花は枯れていても不自然ではなかったはずが、あの太田川が毎日
せっせと水をやっていたことでしょうか。
 こっから調べられたらばれるな。
 あと、チャリの話は綾音のでっちあげで、そもそも妊娠自体がしてなかったのではないか、
と思います。
 訪ねてきた女に関してなんですが、こういうのはどうでしょうか。
 インターホンの日付をいじっておき、犯行当日と似たような雨の日を選んで、綾音自身が
傘を差し、帰宅する。当然インターホンが鳴るから画像の記録は残る。
 何度か練習はしたかも知れませんがそうして、最初にこの画像ありきで、そのいじった日付
の前日にでも細工をして、家族が危篤とかいって北海道に戻り、堂々とアリバイを作るというのは。
 やー楽しみですね。



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