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チーム・バチスタ4
螺鈿迷宮

最終話(13/03/18)

 うーんなんか…訴えかけたいものはわかったけど、そのオチでいいんかーい!という
気はちょっとしました。

 さて、ミチが螺鈿の部屋に入りまして。
 田口と白鳥は医局にやってくるのですが、そこにはすみれしかいなかった。
 しかも院長はって聞いてもすみれ答えないし。
 いつまでダンマリやってるつもりなんだか。
 人の命が失われようとしてる時に。
 白鳥、もしかしてと気づく。
 したらすみれ、ようやく「螺鈿の部屋に向かった」と言う。
 白鳥と田口もあわてて向かいますと、院長が階段を上がろうとしていて、白鳥は、あなたが
部屋に入らない限り看取りは始まらないからと、医局にきてもらいます。
 今まで何をしてきたか、Aiでようやくわかったと。

 小百合はミチの最終意思確認をしていました。
 要するに安楽死の意志があるかってことですね。
 そして院長があまりにもこないので監視カメラを見た小百合は、白鳥らと院長が話を
してるのに気づき、螺鈿の部屋を施錠。
 ミチが安楽死の意志を示した時に邪魔されないようにするためのものですね。

 んで院長、すみれにAi画像を見せる白鳥。
 島津が撮影していたのは、特殊な撮影ができるもので、ちゃんと撮影にあたり加賀の
家族にも了承してもらったようです。
 白鳥は皆顔が安らかだったのがずっと気になっていたという。
 つーか真剣な話をしている最中恐縮ですが、後ろに巨人おるぞ!
 とか思ったら解剖図のやつだった。

 えーと、それでなんでしたっけ、進撃のぷっちょ?(違う)
 で、白鳥は螺鈿の部屋で使われている酸素マスクと点滴の薬に秘密があると調べていた
ようですね。
 島津に最初メモを渡して調べてもらっていたから、ある程度見当はつけていたのかなと思います。
 それで、案の定ご遺体からはキセノンガスが見つかったと。
 ………においでわからんか?
 まあいいですけど…。
 ともあれ、螺鈿の部屋の酸素マスクは、酸素とキセノンガスにつながっていて、足元の
スイッチで切りかえられるようになっているのではないか、という白鳥。
 そして点滴には筋弛緩剤が入っているから、キセノンガスで眠った患者は苦しまずに
いける、だからあんな風に安らかな顔だったのだと指摘。
 朝になったら正式な司法解剖許可が届く、解剖は東城医大でする、と。
 普通に解剖したらガスは飛ぶけど動かぬ証拠があるから、という白鳥。
 いやあの、警察ちゃんと立ち会ってもらった方がいいのでは。
 追い詰められたら何するかわからんのに…。白鳥、ちょっと今回はツメが甘いなぁ。

 なぜこんなことをするのか、という田口の問いに院長は、患者を苦しみや痛みから解放
したかったという。
 さらに、娘はこのことは知らない、自分が独断でやったというけど、そんなことに騙される
白鳥じゃなかった!
 すみれも知っていたと言います。
 知っていて、自分は安楽死に反対だったからあの部屋に入らなかったと。
 自分の治療では限界があるから、黙認する代わりに協力もしないってことですかね。
 白鳥、ミチを連れ戻すと部屋に向かいます。
 まあ行くと鍵かかってますわな。
 田口はミチに話しかけます。
 白鳥も、薬で命を絶とうとするのは許されない、と。
 ええいこの役人気質めが。
 ミチは、ここは良い死に方をさせてくれる、それの何が罪なのだと反論。
 白鳥、今の法律では安楽死は認められていないんですよ!と。
 いやだから、そういう法律論は通用しないから…。
 ちょっと黙っててくれないかな、白鳥!(最後だから言ってやりました!)
 
 ミチは法律論ではなくて、ここの先生らのことを心配しているという。
 とても大切にしてくれて、本当に手の施しようがなくなったら安らかに死なせると約束して
くれた、どうしてそれが罪になるのだと。
 まあ…法律論に戻って悪いですけど、安楽死を認めると悪用されるっていうのもあります
からねぇ。
 本人が安楽死に同意した書類を偽造して殺すことだって出来るから。
 そういうのがあるからなかなか、安楽死を認める方向にいけないんだと思います、日本は。
 
 田口は、気持ちはわかる、自分もこんな風に安らかに死ねたらいいと思ったことは
ある、と呼びかける。
 でも、命にしがみついて、一日でも長く行きたいとあがく方がずっと人間らしい、生きていたら
何か変わるかも、孫に会えたみたいに、娘さんとケンカ別れしたままでいいんですか、言い残した
ことがあるんじゃないですか、と田口。
 それでミチは、孫が今年小学校を卒業するから、生きてられないだろうけどそれが見たいと
言うのです。
 今年っていうか設定夏のはずだけど、それ来年って意味でいいんですかね?
 まあいいや。
 で、小百合は鍵をあけ、白鳥らが入ってくる。
 すると後ろに院長がいたんですよ。
 びっくりするわ!
 院長は謝るミチに、謝ることはない、と声をかける。
 ミチも、最高の先生だったと言います。
 まあこういう証言があれば裁判でも減刑されるとは思うのですが。

 田口はさすがに気になっているようで、ミチにとって大切な主治医をとりあげて
しまったのはよかったのか、と言っている。
 でも白鳥は、院長はもう医者じゃない、と言う。
 終末ケアの現場では、必死で医者や看護師が患者の痛み、苦しみを取り除こうとしている、
院長がしてきたことはそれを踏みにじる行為だ、と。
 それでそろそろ警察が来るといってんですが。
 おい、見張りくらいしとけよ。
 なんで逃げないだろうみたいなつもりでいるんだよ。

 院長、華緒に終わりがきた、と告げる。
 螺鈿の部屋を閉じると。
 細工とっときましょうよ!もったいない!←
 その会話を聞いていたあおいは大吉を呼び出して、ちゃんと大学に戻って自分の分まで
医者になってくれというのです。
 もう自分は医者にはなれないから、と。
 大吉もうすうす気づいてたんじゃないですかね。
 去り際にあおいがさよならと言ったから。
 ってか大吉はあおいって呼んでるのに、あおいの方は苗字で呼んでるんだな。
 何この距離感。

 院長を探していた小百合は置手紙を見つけ、すみれに声をかけて螺鈿の部屋へ。
 安楽死を始めると決めた時、華緒と最初に取り決めていたことがあるようです。
 田口も大吉に、あおいがさよならって言ってきたんだと言われ、彼に警察の対応を
任せて自分は探しに。
 
 その頃院長は螺鈿の部屋にガソリンをまきおわっていました。
 華緒もいて、あおいもやってきました。
 自分もつれてって、というのはいいけど今日は全然発作でないんですな。(シッ)

 その頃白鳥はやってきた警察と呑気に話をしてた。
 小幡も、上が大混乱だよーとか言ってる。
 そらそうでしょうなぁ。
 
 螺鈿の部屋に小百合とすみれがきたんだけど、ワケはすみれに聞いてくれという院長。
 いやその前に中に入れないようにカギくらいかけとけよ。
 なんでそのままにしてんだよ。
 やってきた田口に院長は、今でも父親の夢を見るという。
 末期がんの痛みにうなされながら自分を見る、涙にじんだ父の目を、と。
 そういうのって本当につらいだろうなぁと思いますねぇ。
 もう誰もあんな目に遭わせたくなかったという院長。
 娘をつれて逃げてくれ、と言います。
 この後田口は院長の説得を試みますが、まあ田口じゃ無理でしょう。
 つーかあの院長、ライターつけたままですけど、ガソリンがかなり気化していると思われ
ますので爆発が起きますよ?
 
 大吉はあわてて白鳥のとこに来るんだけど、その背後で螺鈿の部屋で爆発が。
 多分皆あそこに、という大吉。
 おっせぇぇぇぇぇぇ!!!!!
 白鳥もあわてて駆けつけます。
 院長らは火の中毅然としてんだけど、これ床が抜け落ちませんかね?
 まあともかく、すみれと小百合が火の中に飛び込んでいって、白鳥と田口も追うわけですが。
 小さな部屋の中なのに、すみれと小百合だけが助け出されて院長らが助からんというのが
ワケわからんな。
 そんで、すみれは結構重症だったので東城医大に運ばれることになり。
 小百合は手紙を田口に、すみれが意識を取り戻したら渡して欲しい、と託します。
 あの火の中で燃えなかったのかよ!

 手紙には、螺鈿の部屋の秘密は全部自分と華緒で持っていくということが書いてありました。
 娘らは全部知らなかったと。
 でも小百合は、今までずっと父の言うとおりにしてきたのだから、一度くらい自分の思うとおりに
したいといい、小幡に、自分は安楽死に関わっていたということを話し出頭します。
 ……あの、今気づいたんですが、おたくら誰一人碧翆院患者の心配してませんけどいいんですか。
 と思ったらようやく皆避難して出てきた。
 こっちの方が重要だろうがァァァァ!!!

 田口は、院長は安楽死のすべての罪を背負って死んだんですね、と言う。
 白鳥も、最初からその覚悟がないとできないでしょ、と。
 止められなかったという田口。
 お前がぐだぐだ話をしている間に誰もライターとりあげんからや。
 ま、白鳥も、あの院長がいったん覚悟を決めたら誰かの言葉でそれを覆すはずがないという。
 田口は人としても医者としても院長のことは嫌いになれないという。
 白鳥は、それでも安楽死は認めないけどね、と。
 今の瞬間も新しい治療法、薬を開発しようと努力している人がいる。
 生きることを簡単にあきらめない人がいる。その先には必ず希望がある。

 田口、院長には生きてて欲しかったと言いますが、推理小説なら大体生きてる展開だな。

 さてマスコミに囲まれた白鳥、記者に尊厳死と安楽死の違いを知ってますか、とビシッと
言ったのは面白かった。
 んで、安楽死は碧翆院だけの問題じゃない、一人一人がどういう人生の最期を迎えたいか、
それを考える時代が来たという。
 よし、野口を呼びましょう!これからは外資で医療費獲得の時代だ!(なんかそれもダメだろ)

 この後連行されてる小百合がやってきて意味深に白鳥を見てましたが、何かあるんですかね。
 んですみれの方はなんとか回復しまして。
 でも心を閉ざして誰とも話さないみたいです。
 そりゃそうか。
 田口はすみれの病室を訪ねて、院長の手紙を渡します。
 それで、碧翆院は東城医大から医者を派遣して何とか運営されることになり、存続できるように
なったみたいです。
 入院患者も東城医大で預かる、と。
 大丈夫なんですかねぇ。
 大吉も医学部に戻って、将来碧翆院で働くと言ってるみたいです。
 
 ミチも元気そうで何よりでした。
 しかもそこにユキエが孫と一緒にやってきて、こっちもなんとか親子の縁を修復できそうな
感じでした。
 田口は満足して歩いていくのですが、ここにEDかかるとなんかまた事件起きそうな気が
するなぁ…。
 で、白鳥が、ここに戻ってこれて良かったねーとか言ってるわけですが、もう田口の名刺
作ったとか言ってるから何かと思ったら、また次の仕事があるらしい。
 しかも急いでるって。
 田口が自分の名刺を見て、肩書が長い!といってることからして、この肩書は映画であかされ
そうですね。
 
 まあ院長と華緒とあおいが死んで終わりってのはあれだったけど、碧翆院って存続して
いけるのかなぁ…終末ケアをこれからも引き受けるのなら出来るかも知れませんが。
 なかなかもやっとした感じで終わった気がします。



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