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信長協奏曲

第10話(14/12/15)

 なんか、信長ってわざと自分がもとの場所に戻るために、恒興に気付かれるようにしたんじゃ
ないのかな、と思いました。
 今回見てて行動にすっげぇ腹立つんだけど。
 あと恒興も、この時代影武者だってあるのに、ニセモノだったらもう仕えたくないって、ちょっと
ひどすぎるんじゃないのと思った。

 さて前回の延暦寺焼き討ちについて、サブローは間違っていると光秀(本物の信長)に伝える。
 もうこれ以上は余計なことはするな、皆には自分が伝える、と。
 なんだかんだいってもサブローしっかりしてるなあ。
 
 一方で帰蝶はゆきに、デートの話をしていた。
 夫婦はよいものだぞーとも言ってるし。
 なんですかこのデレ全開は。
 まるで衝撃の展開があるかのようじゃないか!(やめなさい)
 前回のあのシリアスな終わり方はなんだったんだろう。
 
 皆の前でサブローは、延暦寺の焼き討ちは間違いだった、と謝ります。
 でも家臣一同は、あれは天下をとるため必要なことだったと言い出す。
 いずれ歯向かっていたんだから、今のうちに芽をつんでおけてよかった、もともと森の敵でも
あるし、みたいな。
 だからサブロー(あのときは信長)の決断を英断だと褒める。
 サブローは納得いかなかった。
 当然だと思います。
 むやみに人を殺したり、ひどい目に遭わせて天下を取ってもうれしくないと。
 そら確かに、人をしいたげて、恨まれる中で天下を取っても、いつ寝首をかかれるかって感じ
ですもんね。
 ま、のちの世で秀吉がやらかすわけですけども。
 家康はそれを見てたから一応平穏無事な天下の取り方はしてるし。
(裏でいろいろあったにせよ)
 サブローは、二度としないでね、ときつく言います。

 秀吉はどういう気持ちで聞いたでしょうね。
 自分が恨んでいる人間は平然と人を殺し、このニセモノはそういうのは絶対にダメだと言う。
 
 ともあれここで光秀(信長)が意味深に扇子をおいて出て行った。
 ここがなあ。
 絶対もうもとに戻る時期、みたいに思ってたんじゃないかと思うんだよなぁ。
 面倒なことはサブローにさせて、天下の地盤が固まったら自分に返してもらおう、的な。
 ある意味サブローより面倒くさがりで、卑怯だと思いますよ。
 恒興、扇子を置き忘れたのに気付いて届けに行こうとして、あることに気付きました。

 帰蝶はサブローに、おゆきのことを話す。
 彼女もそろそろいい歳なんだから誰かと付き合うくらいしたら、みたいなことを気にかけていたんですね。
 一方で竹中半兵衛は弟に、伝次郎の素性を探らせていた。
 このころから戸籍もどきみたいなのはあったんだなぁ。平安時代は竹に書いたものだっけ?この
あたりうろ覚えですが…。
 その伝次郎は小六に、面白いものを見せてやるとか言ってた。
 何するんでしょうねえ。

 さて恒興ですが、信長に接触。
 拾った扇子を見せて、これは信長父から信長が受け継いだ扇子である、あなたは本物の
信長だろうと言う。
 どう見てもわざとおいてるように見えたしなぁ。
 恒興も頭いいですから、延暦寺の焼き討ちはこっちの信長が指示したと気付く。
 で、サブローはというと、信長、彼の素性を知らないと。
 お前それ言ったらあかんやろ。
 あんだけ任せておいて。
 恒興は、自分たちは命をかけて信長を助けてきたのにニセモノだったとはと衝撃を受ける。
 信長も、影武者ってことにしとけばいいのに。
 バカだなぁ。

 あとこのシーン、信長についてた沢彦もいたんだけど、存在が薄すぎてわからなかったよ!
出てきてめっちゃびっくりした!

 さてサブローはそんなことがあるとも知らず、犬千代を呼んで、ゆきとデートしてきたらって
言うんですね。
 年代が近いからって。
 ここで犬千代、家康のようになりたくないと言う。
 今や彼のあだ名は「脱糞おなご大名」だそうです。
 うっわひでぇ。

 なんでも、サブローからもらったエロ本で骨抜きになってると。
 あっ…なんか帰蝶の顔が…。
 サブローが真顔で犬千代に「帰っていいよ」と言い出したんだけど、犬千代空気読めないから
すごい熱心にしゃべってて、「大好きな木刀振ってらっしゃい」とか言ってても説明やめなくて、
最終的に「やめろー!」とサブローが怒鳴っててめっちゃ笑いました。
 帰蝶が、「うつけはそんなものを持ってたのか」と言うからサブロー「じゃボク、木刀でも振って
こようかな」と。
 このあと帰蝶が怒ってないと言いつつ、野良犬がお前の顔を半分くらいかみちぎってくれたら、
って言っててめっちゃ怖い!怒ってるどころのレベルじゃねぇ!
 ここに至ってようやく犬千代事態を察知したらしく、帰ろうとしたけど、帰蝶が「で、おゆきのこと
頼めんか」とか言ってて、お前本題に戻るの早いな!と思いました。

 義昭がまたまた、織田家討伐の手紙をあっちゃこっちゃに出しているということで、サブローは
自分が義昭と話してくる、という。
 恒興は誰かに任せた方がいい、と言う。
 で、伝次郎がやると言ったのですが、サブローは自分が行くと。
 ここで伝次郎が、本人が行くのはこじれる可能性があるから、義昭とつながりのある光秀が行った
方が良いと話す。
 で、何もしらないサブローは、それなら恒興もいってくれる?というのでした。
 サブローとしてはまた光秀が余計なことをしないように、ということだったんでしょうが、恒興として
みたら複雑だっただろうなぁ。
 
 さてそういうわけで光秀である信長は義昭に、書状を送るのはやめた方がいい、といさめる。
 今川を倒し、美濃を手に入れ、天が信長に味方している。
 また、武田信玄の死を招いたほどの運気がある男に対して、これ以上余計なことをするのはまずい、と。
 このころはやはりそういう、縁起担ぎというか、そういうのを気にする人が多かったので、義昭は
細川幽斎に命じて手紙を処分させました。
 
 恒興は信長に、これまで通りサブローに仕えてと頼むんだけど恒興は、あいつ俺だましてたし!と
拒否。ちなみに、すべて捨てて逃げた信長に仕えるのもどうかって感じらしいです。
 じゃどうすんだよ。
 信長は、どうかサブローを支えてくれともう一度言いました。大事なことだから二回言いました。

 義昭の方はめっちゃ怒ってるけど、そこに、残っていた伝次郎が。
 自分も信長の所業は腹に据えかねていた、と話す秀吉は、義昭が動いたら各地の大名も
皆味方するはず、一緒に織田を討ちましょう、とたきつけるのでした。
 それを幽斎見てるけど、この人かなり頭いいから気をつけろよ、伝次郎。

 サプローは話し合いがうまくいったと知って安心。
 ところがそこに勝蔵が殿ー!と滑り込んできた。
 え、お前それも森から受け継いだの…?
 ともあれ、義昭が挙兵したというのでした。
 なんでだよ。
 半兵衛も、他国がこれに応えたらまずい、早く手を打たなければという。
 他国が動く前に決着をつけた方がいいと。
 そういうわけでサブローとりあえず出陣準備をします。
 ここで伝次郎、自分が先鋒をと言い出した。
 交渉決裂の責任を取ると。
 わざとらしいなぁ…。
 表向きは何もしてないのに。
 何も知らないサブローは任せちゃったのでした。

 その義昭の方ですが、これで織田も終わりとか言ってて、伝次郎が動いたと聞き、いよいよか、という
感じ。
 ところが他国はまったく味方してくれなかったんですな。
 延暦寺の件で皆織田に恐れをなしてして、協力しないと。
 完全に孤立してんじゃねーかよ。
 さらに、ここに伝次郎がせめてくるわけですよ。
 あ、幽斎はさっさと逃げました。
 伝次郎は義昭に、これからは織田の時代だ、と言い放ちました。
 彼の狙いはどこにあるんでしょうね。

 皆は戦に勝ったのでやんややんやです。
 元号を次決めてもいいよ、というお墨付きまでもらったらしい。
 サブローは困ってるけど、こういう時こそ歴史の本見ればいいのに。

 あと伝次郎は皆から見事と褒められているけど、サブローは怒った。
 義昭をだまして挙兵させ討ち取ったのかと。
 そらそうですわな。
 ただ伝次郎もそのあたりは計算済みだったとみえます。
 わざとらしく謝って、あそこで倒さなければ日本全国の大名から狙われ続けていた、
織田家のためにやったこと、と言うわけです。
 家臣とかは伝次郎の言うことも一理あるって感じ。
 さらに伝次郎は、延暦寺だって森の敵だし、焼き討ちがあったおかげで他国は織田を
恐れ、今回義昭に協力しなかった、と言うのです。
 延暦寺の焼き討ちは正しかったのだと。
 サブローは違うっていうけど、この時代の考え方じゃ無理だろうなぁ。
 天下を取るために避けられない犠牲もあるって感じだし。

 小六は伝次郎に、このままだと織田が天下を取ってしまうぞというけど秀吉は、それで
いいんだと。
 織田家が天下取った後にそっくりいただくという感じじゃないでしょうかね。
 多分本能寺の変は秀吉がやった、という説にもっていくんじゃないかと、このドラマは。
 
 サブローは恒興に、義昭のことは皆が正しいというけど納得できない、延暦寺だって、と
話すけど恒興、自分にはわかりかねると冷たく突き放すのでした。
 お前態度変わりすぎだろ。
 推しメンの熱愛発覚したらファンやめる人、みたいな。(生々しいたとえやめなさい)

 一方で笑えたのが犬千代。
 わざとらしく素振りしながらおゆきに近づいていってて、めっちゃかわえかった。
 で、おゆきに声をかけるんだけど、周りの侍女がニヨニヨしててさらに面白かった。
 ここのシーンはほのぼのしたなぁ。
 んで帰蝶はおゆきから、犬千代にデートに誘われたという話を聞いて喜びます。
 明日デートだと。
 あの着物を着ていけばいい、と言う帰蝶。
 良かったですねぇ。
 それでおゆきは、悩んでいたサブローに明日デートだと伝える。
 こんなに何かを楽しみに思うのは生まれて初めてです、と。それもこれも、サブローが
あの時許してくれたからですと。

 裏切り者は殺されるという、世の定めを顧みずに助けてくれたおかげ、というおゆきに
サブロー嬉しそうでした。
 こうしなければならないって決まりはないんだから、昔はこうだったけど自分はこう、という
風にやってもいいんじゃないかな、サブロー。
 あと、おゆきにすごい死亡フラグ立ってて心配だよ。

 さてサブロー、元号を決めました。
 天正というらしいです。
 天下を正しい方へ導く、という意味がこめられていると。
 サブロー、よくそんなこと知ってたな!←
 まあ半兵衛にも相談したんだと思いますけども…。

 で、まだまだ悩んでる恒興ですが、沢彦がニセモノにつかえるの大変でしょーとか言ってて、
あの男のために誰かが血を流すことなどあってはならんのですよ、と。
 いやもとは入れ代わりを頼んだ信長が悪いんですけど?
 なんで全部棚上げしてサブローが悪いことになってんの?
 それもこれも全部、信長が戻ってくるための布石なんだろうなぁって感じ。
 それに、騙されていたショックで恒興が気付かないのも残念です。
 いくら恒興でも、大変なことは全部サブローにさせて、大体安定したら戻ってこようなんてことを
信長が考えていたら、情けなくなると思うんですけど。
 前は逃げ癖あって辟易してたクセに。
 あとサブローが本当に悩んで頑張ってきたのを見てきたのに、ニセモノだからダメって言える
神経がわからない。
 このまま信長が戻ってきたとしても織田家がダメになっていきそうだし。
 
 さて長政の方は、元号が天正になったかと言ってる。
 3人娘が生まれてるけど、これしれっと数年経過してんですね…。
 サブローもう何年もいるのかよ。
 
 で、朝倉は織田に次々大名がついていると聞いて激おこ。
 ここで小泉という大名が不審な動きを…。
 その小泉、朝倉の家臣の首を手土産に織田家にやってきて、寝返りにきたという。
 サブローは仕えたいのはわかったからもう二度と人殺したりしないでね、と約束。
 で、歓迎の宴となります。
 もうちょっと素性調べた方がよかったなぁ…。

 おゆきと犬千代はデートしてて楽しそうでした。
 で、二人は、犬千代は信長の一番の部下になること、おゆきは普通の女性として生きていく
ことを約束しあいます。
 まあまあ、でっかい死亡フラグ立てちゃって…。

 帰宅したおゆきは小泉がいるのを見て驚愕する。
 朝倉義景に心酔している人間だから、寝返ることは決してありえないと。
 ここで報告を受けた犬千代がちゃんとサブローに報告してればよかったものを。
 こういう大事なことを上司に報告せず、自分らで何とかしようと考えるのは一番ダメな行動です。
 せめて半兵衛とか恒興に言うとか…。
 犬千代、見張っておくとおゆきに言います。

 宴の席で犬千代は約束した通り小泉を見張ってるんだけど。
 彼が歩いていくのでついてったんですが、不気味に笑い出す小泉。
 まあ小泉だってバカじゃないから、簡単に信用されないだろうと踏んで、自分が直接行動に移る
ことはないはずなんですよ。
 犬千代一人で動いたために大変なことになりましたな。
 刺客は、宴で呼ばれた女の方だった。
 宴の席でサブローを暗殺しようとするも、ゆきが動きに気付いてとっさにサブローをかばった。
 さすが草の者。
 動きが早い。
 サブローは助かったもののおゆきは致命傷を負い、サブローを気遣いつつ、信長を守ることは
帰蝶を守ること、と言って息を引き取りました。
 こういう展開になるとは思わなかったなぁ。
 ゆきは死なせないで欲しかった。
 犬千代が報告してればなぁ。
 ま、犬千代は小泉を斬ってましたけど。
 皆は、朝倉からの刺客だったようだ、殿が無事でよかった、おゆきは命をかけて守ってくれたんだ、と
言うけど、そんなの喜べないよなぁ、サブローは。

 サブローは自分のせいでおゆきが死んだ、と悩んでいました。
 恒興もまた、沢彦が言った、「あの男のために血が流れることがないよう」という言葉に対して
森やおゆきの犠牲を思い出していたんですね。
 いや信長だったとしたらああまでかばってもらえなかったと思うよ。
 森は裏切ったままだろうし、おゆきだって殺されてただろうから。
 そこらへんを恒興が考えないのはどうなんだろうって思いました。
 サブローが何をなしてきて、信長が何をしなかったか、ですよ。

 一方半兵衛らの方も、弟が伝次郎の素性を調べてきて、本物の秀吉はすでに死んでいることを
報告してました。
 報告してるのはいいけど障子全開だから思い切り伝次郎に聞かれてたし。
 官兵衛じゃないんだからさぁ、そういううっかりやめましょうよ…。

 恒興、サブローを呼び出して、ニセモノは去れと言った。
 ニセモノのためにこれ以上、織田家の者が死んでいくのは耐えられないと。

 一方、落ち込んでいた帰蝶を見ていた信長に伝次郎が、今のようなナヨナヨした殿では支えきれない、
やはり延暦寺のような勇ましい殿に戻られて欲しいもんですな、と言う。
 つまり伝次郎は信長をたきつけて、やはり自分が戻らなければという気にさせたかったんでしょうね。
 それでサブローを追い払い、信長がもとに戻ったところで殺害する計画なんでしょう。
 それが本能寺の変につながるとしたらしっくりいきますね。
 その時に帰蝶もサブローとともに現代に来たとしたらつじつまもあうし。

 いよいよ最終回。気になりますね。


 次回は江戸時代から現代へ女郎がタイムスリップしてくるよー!(江戸モアゼル)



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