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信長協奏曲

第2話(14/10/20)

 第一話の時はどうかと思ったけど今回、西田敏行さんのおかげで非常に面白い内容に
なってました。
 ただ思ったんですけど。
 これなら原作いらないんじゃないの。
 原作全部無視してドラマオリジナルやるんなら。
 原案くらいにしておいた方がよかったと思う、原作は。

 さてさて。
 斉藤道三と会うことになって思い切りビビりまくるサブロー。
 絶対殺されるじゃん!って言ってるけど、会わないと追いかけてきて切り殺されます。切り殺されますって
いう池田恒興めっちゃ笑える。
 真面目な顔でこれやるから面白いんだなあ。
 あと勝家がもう昔からの部下のようになじんでた。はやっ。
 空飛ぶおにぎりが!といって逃げようとして失敗するサブローでしたが、勝家だけは真面目に
探してた…。

 サブローは、どうせなら帰蝶もというけど彼女は激しい口調で父には会わない、と一喝。
 そういうわけで仕方なく、サブロー一人で会うための着物選びが始まるんだけど、何にしても
「戦になる」ルートしかなくて、なんだこのバッドエンド一択はって思いました。
 その頃今川のとこでは、伝次郎という忍びが、斉藤道三が動き出したと報告していました。
 あっ…生瀬さんや!
 リーガルハイスペシャル楽しみにしています!(いいから)
 今川としては、このまま道三が織田家の領地をのっとってしまうと、自分の領地と隣り合わせに
なっちゃって、そうなると攻め込んでこられやすいから困るってわけです。
 織田家はどうしてもそのままあってもらわないとって感じなんですかね。
 
 その頃道三は、信長の到着が遅いことにイライラ。
 していたらやっときたっていうんで会いにいくと。
 制服をきたサブローがいて、道三の顔色が変わる。
 義龍らはなんだその服はって言ってるわけですが、道三は人払いして二人きりにしてくれと
いうんですね。
 そうしてサブローの前に現れたのは、警察官姿の道三でした。
 両さん?(こち亀じゃねぇぞ!)
 なんと斉藤道三その人も、サブローと同じくタイムスリップした人であったのでした。
 
 ここで、「こんにちは」「こんにちはー」ってやり取りがすごい軽くてメッチャ笑った。
 やはりこれは西田敏行さんでないとできないわー。
 しかもポテチ食ってるし。
 あと道三がなぜかサブローに対して敬語。
 サブローはタメ口。
 反対やろが!!!!!
 あ。そういえばドラマの方では道三の本名は明かされなかったな。必要ないからでしょうけども。
 私あの原作のエピソードも好きなんですけどね。
 もしサブローが現代に帰れたらって、自分の名を告げて家族に伝えてくれるよう託すの。
 まあなくてもいいけども。

 それで、道三が興味津々で、2014年はもう月で人類暮らしてますか、とか車は空を飛んで
ますかって聞いてて面白かった。
 ちなみに道三は1972年からきたそうです。
 あーその時代からだと確かにそういう近未来考えちゃうなぁ。
 でもサブローが驚いたのは、40年間帰れてないということだった。
 自分もそうなったら怖いよなぁ。
 このまま信長と入れ替わったまま死ぬのかよ、と言っていたサブローの言葉を聞きとがめる
道三。
 彼は、信長を見極めようと思って今回呼んだらしいのですが。
 おい、道三に戻ってんぞ。
 ここらうまいなぁ…。
 ともあれ、それで話をしていたらサブローが、信長って何した人っスかって聞いてて笑った。
 まあ歴史に興味ないとそうなんだろうねえ。
 本能寺の変くらい知ってんだろ、という道三に、「聞いたことある!…なんスか?」って言って
「聞くなよ…」という道三。
 マジここのやり取り笑える。

 しかも歴史の教科書があればわかるんだけど、なくしちゃったテヘペロというサブローに、
「なくした!?バカかおめーは!バカ!バカ!」ってもう西田節炸裂で最高だった。
 ただこの後真面目な顔になって、帰蝶とはもう会わない、あいつはもう織田家の人間
だから、という道三。
 この辺りは戦国時代になじんでおりますなぁ。

 ところがサブローが帰った後道三は、そうか偽物か、用はねーなといって忍びを呼んでました。
 なんでダメなんだよと思ったけど、この後の展開みてたら、深い愛情に泣けましたよ。
 今回は本当にすごい良い話だった。
 
 さて今川では忍びが、道三と信長があっていた、と報告していて、念のためさらに探らせろ
と命じられてました。
 
 で、サブロー戻ってきて帰蝶に、道三そんな怖くなかったよいい人じゃん、みたいな報告を。
 ところがしばらくののち、義龍が兵を率いてやってきたのでありました。
 その頃サブローは恒興に言われて台帳をちゃんと仕上げてたみたいなんだけど、それが
なくなって大騒ぎ中。
 そこに、義龍らがやってきたわけです。
 義龍は道三の言葉として、帰蝶は武田信玄に嫁いで妾にさせる、というのを伝えました。
 もはや織田家は取るに足らず、というわけですね。
 帰蝶は、私は戦のための道具ではないと怒るけど、いやこの時代だと女は完全に
戦のための道具なんで、こんな怒り方する意味がわからんのですが…。
 
 サブローも怒るんだけど、あいにくと戦をするだけの兵力がないんですな。
 丹羽も冷静にいさめてるし。
 恒興も、織田家を守るためには帰蝶に、武田家へいってもらうしかないという。
 サブローは嫌がってたじゃん、というけど、みんなだってそんなことはしたくない、でも
それしかないという苦渋の決断だったんでしょうね。
 帰蝶もケンカ口調だったけど、みんなを守りたい一心でわざと毒づくようなことを言ってて、
優しいなと思いました。

 義龍に帰蝶のことを知らせに行くと、7日で支度して武田に発たせろ、と言って
帰っていきました。
 ニヤニヤしてて腹立つわー。
 一方恒興は、少し休暇をくださいと言っていた。
 お伊勢さんに、帰蝶へ持たせるお守りをもらいにいってくるらしいです。
 敵の領地なのにそれでも行くのは、帰蝶にしてやれるのはこれくらいしかないから、
ということらしい。
 真面目ですなぁ。
 清州会議の恒興とは大違いだ…(笑)。
 と、その旅の途中恒興は、城の台帳を盗んで逃げたという人間とぶつかる。
 そこで頭のいい彼のこと、もしかしたら…と気付いたでしょうね。

 サブローは帰蝶の侍女に、道三って昔からああだったのか?と聞く。
 したら帰蝶が子供のころは仲睦まじかったらしいです。
 でもそのあと長屋っていうとこに人質として差し出したらしい。
 ところがそのあとで道三は長屋家に攻め入り、帰蝶がいるのにもかかわらず戦になったと。
 で、戻ってきて怒る帰蝶に対して今度は信長の嫁になれといったと。
 このあたり、道三は歴史詳しくなくても何となくは覚えていたんですかね。
 織田家ってのが出てきたら帰蝶はそこに嫁がせた方がいい、みたいなの。
 そういうのを帰蝶は知らないから、親に振り回されている、と感じるんでしょうね。

 それを聞いたサブロー、ちょっと出てくるといって出て行ってしまいます。
 それを見ていた道三の忍びが、草むらであるものを見つけましたよ!

 今川では、武田と道三が手を組むかもみたいな報告を受けてあわてています。
 が、伝次郎は策があると。
 そんで義龍のところに伝次郎乗り込んでいくんですな。
 てっきり義龍を人質にとって何かするのかと思っていたのですが…。

 サブロー、道三に会いにきました。
 つーかくつろぎすぎ!
 お前いくらなんでも年上の人に対する敬意は持てよ!
 サブローは、帰蝶は自分たちと一緒だと話す。
 何もわからないままタイムスリップしてきた自分達のように、何もわからないまま知らない
ところに嫁に行かされた、って。
 んでここに置いてやってという。
 まあサブローはサブローなりに考えてのことなんだろうけども、道三の親心はやっぱわからない
わけで。
 それは仕方ないなと思いました。
 道三は、女は親の道具として生きる、それはこの時代の形だと。
 お前は信長の器ではない、という。
 文句を言うサブローに、「しょうがないだろ、見つからなかったんだから」という道三。
 何が見つからなかったのか、それは道三何も言いませんでした。
 歴史を知っているからこそこの時代で探すものといえば…。
 群青戦記みたく、歴史オタクみたいな子だったらまた違ったんでしょうけどねぇ。

 さて。
 帰蝶出立の朝。
 サブローがのたのた帰っていると、丹羽が「今回の輿入れに対して道三は武田に頭を
下げたらしい」という話をしてくる。
 どうか帰蝶をもらってくれと言ったと。
 さらにそこへ恒興が急ぎ戻ってきて、伊勢で城の台帳を盗んでいた人間が捕まったんだけど、
それが道三の忍びだったという話をする。
 どんくせー…。
 なんでも、道三の命令で方々の台帳を盗むよう指示されていたらしいです。
 それで、安泰のとこを探していたと。
 要するにこれからも攻め込まれたりしない、強い力を持ってて飢えることもなさそうなとこ、って
ことなんでしょうね。
 さらに忍びは、「とよとみひでよし」「とくがわいえやす」と名乗ったって。
 これでサブロー、ホームズなみの推理力を発揮するんですよ。
 「謎はすべて解けた!」(それ金田一の方な)

 つまり道三は、「豊臣秀吉」「徳川家康」を探していたんでしょうね。
 天下安泰の武将といえばこれだから。
 あの…道三さん、歴史の基本知識として知っておいていただきたいのですが、この時代
秀吉は「藤吉郎」、家康は「竹千代」だと思うんですよ…。
 まああと、自動的に織田家へ来ますしね、竹千代。
 
 さらに、道三はサブローを信長の本物かどうか気にしてた。
 つまり帰蝶を織田家に送ったのは、天下統一をした人物だからであって、それがサブローと
いうニセモノということになると天下統一はできないから武田にやろう、守ってもらおう、と考えた
んでしょうね。
 家康も秀吉もいなかったから。
 それを帰蝶に説明するサブローですが。
 待て。
 お前今ちょくちょく帰蝶にはわからん説明しとるぞ。
 ともあれ、信じてやってよ、というサブロー。

 道三のところへは忍びが、義龍いないんだけどまあいいや、ところで気になるもの見つけ
ましたよと言って、サブローの歴史の教科書を出してくる。
 道三がたまに書く現代言葉に似ていたからと持ってきたらしい。
 そういうところ観察してるのはさすが忍びやね。
 道三、さっそく開いてなんと、自分の運命を知ってしまうのです。
 …あー…。
 しかもちょうどそこにその、知ったばかりの運命が。
 義龍、謀叛。

 サブローの方でも義龍が謀叛を起こしたのを耳にする。
 敵は1万あまり、道三側は2700ということであまりにも弱い。
 援軍を出すにも織田家も兵力が足りない。
 でもサブローは「じゃ俺一人で行くわ」
 軽すぎるだろ!!!!
 皆も当然行く気満々だったので、少人数ではありますが行くことになります。
 サブローは帰蝶に、道三に言いたいことあんだろ、今言わないとずっと言えなくなるよ、と。

 なんかいきなりサブローの人格変わった感じがするんですけども。
 いいけどさあ。

 そういうわけで一同出発しましたが。
 道三の方はもはやこれまでというところまで追いつめられていた。
 でも信長の援軍がきたと聞いて、歴史の教科書にそれが掲載されていたことから、道三は
あることに気付いたんだと思います。
 さらに、とある記述にハッとした。
 そして書くものを用意させ、そのページを破り取ったんですね。
 おそらくは「本能寺の変」でしょう。
 で、義龍の方は伝次郎と組んで、道三つぶせー!ってやってた。
 伝次郎先生、なかなかの悪やで。(実験はしません)

 必死に駆けつけるサブローらでしたがそこに伝令がやってきて、道三が先ほど討死したことを
知らせる。
 そうして手紙を託しました。
 ここで義龍の軍が一同を見つけて、矢を射かけてきてみんな退却。
 そんな中サブローは一人、手紙を見つめてました。
 気持ちはわかるけど早く退却してマジに!

 帰蝶もうすうすわかっていたようで、守れなかったというサブローの言葉にも、もともと
死ぬ覚悟はできていたはず、と答える。
 そんで手紙ですけど、乱世を生き抜いてくれ、と書いてありました。
 出会えたことを心から幸せに思っている、と。
 やはりいい父親だったんですねぇ。

 そしてサブローへの手紙には、自分は勘違いしていたようだ、史実通り織田軍の援軍が
来たと知り確信した、お前はニセモノではない、歴史に名を残す織田信長だった、と書いてあった。
 さらに教科書も託してくれていたんですね。
 運命を越えて行ける、と書いてあったけどはたして本当にそうなればいいんですが。

 サブロー、張り切って歴史の教科書読んでるけど、ある部分が破れているのに気付いた。
 つーかこれ、巻末とかについてる年表とか見たらわかってしまいそうな気もするけど…。
 まあいいや。
 サブローは帰蝶に、ちゃんと生きてみる、と告げるのでありました。
 そして道三の合戦上では、やはり、「本能寺の変」の部分が残されていた。
 この演出は良かったなぁ。

 そして道三が討たれたと聞いて動く人間が一人。
 その名を、竹中半兵衛。
 活躍は黒田官兵衛でやった通りです!(おいやめろ)
 
 一方伝次郎は「木下藤吉郎」として織田家に忍び込んでいました。
 お前…なんでよりによってその名前使っちゃったんだよ。
 この作品、フラグ立てる奴多すぎるだろ!!!!


 次回は現代から戦国時代へ女子高生がタイムスリップしてくるよー!(戦國ストレイズ)



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