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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
安全は正しい防犯知識を身に付けることから
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警視庁メールマガジン第2号

==警視庁メールマガジン第2号==
                                   発行日:01/07/20



目次
[〜お詫びとお知らせ〜総務部広報課より]
●警視庁メールマガジンについて
●夏休みです

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●自殺に見せかけた他殺
●ある少年の見た事件

[防犯ミニ知識  海辺の警察署から]
●夏の海は危険がいっぱい

[ほんの一口〜読者の声]
●泳ぎのうまい人がおぼれるのはなんでですか?

[情報提供のお願い]
●彼の出入りする場所を知りませんか?




[〜お詫びとお知らせ〜総務部広報課より]


●警視庁メールマガジンについて

 先週13日金曜日、警視庁HPをチェックしていた担当者が、配信した覚えのないメールマガジンが掲載されているのを発見しました。ただちに内容を確認し、警視庁配信でないことを確認の上削除しました。読者の皆さんにも直ちに確認致しましたが、今のところ届いたという報告は受けていません。
 この掲載されていたメールマガジンは、犯罪の方法について書かれていたもので、愉快犯的な犯行でした。
 警視庁では今一度セキュリティを確認し、強化に務めています。今回の件で様々な方面からお問合せを戴き、ご迷惑をおかけすることになってしまい大変申し訳ありませんでした。


●夏休みです

 いよいよ学生さん達にとって待望の夏休みがやってきました。長期ということもあって、気分的に解放されるためか、他の月よりも少年犯罪の発生率、そしてそれに巻き込まれる確率が高くなります。夜遅くまで遊び歩いたり、飲酒・喫煙をしたりなどしないようにしましょう。犯罪に巻き込まれてから後悔しても、取り返しがつかないのですから。
 また、覚せい剤を「気持ちの良くなる薬」「頭の良くなる薬」として、1袋1000円〜3000円程度で売っている売人もいます。「これは覚せい剤と違う」「安全な薬」というのが彼らの口上ですから騙されないようにしてください。薬局や薬店(もしくは認可を受けた店)以外で薬を売ることはありえません。一度使用すれば常用するようになってしまう、恐ろしいものです。気をつけて下さい。




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●自殺に見せかけた他殺

 衝動殺人(突発的に行った殺人)や計画殺人では、よく殺人現場を偽装して自殺に見せかけている場合があります。一番多いのは、絞殺した跡を首吊りに見せかけていることでしょうか。詳しい話は法医学の範疇になりますから省略しますが、絞殺はロープなどの跡が必ず首を1周して残っています。首吊りの場合はその跡(絞痕と言います)が前方部分についているだけですから、すぐに見破ることが出来ます。また、首吊りに見せかけて殺害する場合も、意識を失っている場合を除きロープを外そうと首とロープの間に指を入れた痕跡が見られたりします。
 もちろん例外がないわけではありません。確実性の為に何重にもロープを巻いて首吊りする場合や、地蔵背負いという方法で殺害に至った人間もいます。しかしそれらも司法解剖で調べればすぐに他殺か自殺か判断します。
 意識を失わせて偽装しようとした場合でも大抵血液中から薬物が発見され、他殺と判定されることになります。
 科学捜査技術が発展した現在、偽装をまず見破れないことはありません。昔は発見できなかった微量な薬物でさえ検出が可能です。
 その前に犯罪など犯さないことが当然なのですけどね。


●ある少年の見た事件

 今回ちょっとこのスペースをお借りして、私の知り合いである、高校生探偵君に話をしてもらおうと思います。

 どーもっ、西の名探偵こと服部平次、いいます。突然電話で「何か書いてくれ」言われてビックリしたけど、事件はたくさん見聞きしてきとるんでまあぼちぼち書こうかと思います。言い回しとか気ィつけ言われたんで分かりやすくするつもりです。宜しく。
 今回は初めということでアホな強盗の話でも。
 大阪の街は商人の街、言われるくらい金のことはうるさいです。電電タウンっちゅー東京の秋葉原とはくらべもんならん電気機器の激安街もあるし。せやから、強盗事件が発生すると警察より先に店員や通行人が取り押さえとることもあるくらい、金にはこだわっとる。全部の大阪人がそうというわけでもないけど。
 その強盗は五十日(入金・出金が多くなる5か0のつく日のこと)を狙えば多く金が取れる、と考えたところまではよかったんやけど、ちょっと場所の選択をまちごうたんやな。
 以前東北の方である金融を狙った事件が発生して、模倣犯が続出したけどそれを真似して床に液体をばら撒き、「金を出せ」とやったんや。ライターを持ってな。
 ところがこの強盗、金をケチって水をばらまいただけ。最初は驚いてすくみあがっとった店員も臭いで気付いて、「こンアホが!お前にやる金なんか一円もあらへん!」と叫んだんや。強盗もバレとると思わんかったらしく「火ィつけるで」と脅したけど、店員は「やれるもんならやってみぃ」とまったく動じん。で、結局その迫力に押されて強盗はその場で取り押さえられた。
 まあ水やったから良かったけど、本当に燃えてたら危ないでって注意されたらしいけどな。でも大阪で起きた模倣事件はそれ一回。犯罪は地域色が強く出るっちゅーけど本当だと思うで。
 次回からは俺の関わった事件の話な。もちろん明智さんとは別にスペースを用意してもらうんで、楽しみにしとってや。




[防犯ミニ知識  海辺の警察署から]


●夏の海は危険がいっぱい

 夏本番、週末に備えて水着選びに精を出している人も多いのではないでしょうか?
 小学校や中学校の頃には嫌というほどやらされた、水に入る前の準備体操を大人になるとやらない人が増えているようです。
 これは大変危険です。

 水に入るということは、体に大変な負担を与えます。準備運動を十分に行わないだけでなく、突然飛び込んだりすることも危険です。太陽光によって海水が温まっているから平気、という人もいるでしょうが、それは表面だけのことで、内部は冷たい海水のままであることが殆どです。
 毎年水死者が出ていますが、約半数の原因が準備体操を十分に行わなかったことにより、心臓発作を起こした場合だったり、足がつっておぼれてしまったことに起因しています。
 泳ぎのうまい人でもおぼれることはあります。ちょうど読者の方からいただいた質問に回答していますので、そちらの方も参考にして下さい。
 
 ではどうすれば安全な海水浴ができるのでしょう。
 まず準備体操は入念に行ってください。何の参考もなくやるのは難しいでしょうから、ラジオ体操などを参考にしてまんべんなく体全体を動かすようにします。だらだらやっては意味がありません。きちんと体をほぐしましょう。
 十分に体を動かしたら、ひざ下程度のところまでゆっくり海水に浸かり、少しずつ海水を体にかけます。水着が水気を帯びる程度かけたら、徐々に深いところへ移動します。
 これで海水浴を始めれば体もびっくりすることがありません。
 また、一時間に一回10分ほど、必ず休憩を取りましょう。大丈夫だからと泳ぎ続けていると、突然気分が悪くなったり、胸が締め付けられるようになることがあり危険です。
 
※海水浴をしてはいけない時
 ・体調がすぐれない時
 ・唾液や体液を通じて感染する感染症にかかっている時
 ・睡眠不足、徹夜明けの時
 ・アルコールが入っている時

 次回は、離岸流についてお話したいと思います。




[ほんの一口〜読者の声]


 毎回多くのご意見が寄せられています。総務部が部署ごとに分け、各部署から回答してもらうようにしていますが、メールアドレスが正しく記入されていない場合もあり、戻ってきてしまいます。質問したのに1週間経っても返事が届かない、という人はもう一度確認してみてくださいね。

●泳ぎのうまい人がおぼれるのはなんでですか?
「ちゃんとじゅんび運動とかして海水よくしていたのですが、ぼくの友達がおぼれて、おじさんに助けてもらっていました。ぼくの友達はクラスで一番泳ぎがうまいです。なんでおぼれるんですか?」
 これは警察には荷が重いので、都内のある病院でお話を伺いました。
「人の耳には『さんはんきかん』というところがあります。これは、上と下を私たちがわかるようにするとても大切なきかんです。車によったときもここが『あれれ、ゆれて上か下かわからなくなったぞ』と思っているので気分がわるくなるのです。そのお友達はおよいでいるときに、耳に水が入ってしまったのでしょう。さんはんきかんでは『わぁ、水が入ってきたぞ』とおどろいてしまって、上と下、どっちが海面なのかわからなくなってしまいます。だからどちらに泳げばいいのか分からなくて、おぼれてしまうんです。でもこれは、ボクの家のおふろとかでもおこることなので、ふざけて耳に水を入れてためしたりしないで下さいね。あぶないですよ」
 お答えありがとうございました。耳栓が売っているのは単に耳に水が入るのが嫌なだけだと思っていたら、そういう理由があったのですね。
 ちなみに耳に水が入っておぼれかけた時は、背中を丸めて足を手で抱え込み、体育すわりのような格好になると自然に体が海面に浮いていくそうです。




[情報提供のお願い]


●彼の出入りする場所を知りませんか?

 警視庁では、国際指名手配犯、高遠遙一の情報を求めています。
 殺人及び殺人未遂、遺体損壊の容疑で指名手配中。刑務所から脱走後も各地で事件を起こしています。長身で細身、手先が器用でマジックの心得があります。また、変装も得意です。見かけられた方は最寄の交番までご一報下さい。
←逃亡指名手配犯 高遠遙一
時折公園などで人形劇をしていることがあります。また、国内外のマジックショーにも出没することがあります。

 また、怪盗1412号から犯行予告を受け取られた方も、警察までご相談下さい。通称KIDと呼ばれています。宝石を中心に窃盗をはたらいています。変装が得意ですので、知人に化ける場合もあり注意が必要です。
[怪盗1412号]
白色のシルクハット・スーツ・マント・靴・手袋を着用。ワイシャツは青、赤いネクタイをしています。右目にモノクル(片眼鏡)をはめています。侵入にあたってはハンググライダーを多用。危害を加えることはありませんが見かけたら速やかに通報してください。




[あとがき]

 前回から寄せられた意見を参考に、他県の警察にも協力を仰いでの第2号となりました。好評であれば一部連載化を考えています。
 今年の夏も暑くなりそうですね。交通取締りに出かける警官から、「サーフボードを乗せている車を見るとため息が出る」という愚痴も聞かされています。
 海水浴もいいですが、車は駐車場にとめて、ゴミは各自で持ち帰りましょうね。それが海水浴を楽しくする一番の方法ですよ。
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
転載を希望する場合はご連絡下さい。


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