多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ警視庁メールマガジン目次→警視庁メールマガジン


※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
安全は正しい防犯知識を身に付けることから
メールマガジンに戻る][ご意見募集][トップページ

警視庁メールマガジン第11号

==警視庁メールマガジン第11号==
                                   発行日:01/11/23



目次
[〜ごあいさつ〜警察庁、総務部広報課より]
●拳銃使用基準が改正となります
●12月の防犯はしっかりと

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●キャリア組

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●AかBか!

[防犯ミニ知識]
●タイヤの交換はお早めに
●インターネットトラブル急増中です

[ほんの一口〜読者の声]
●落し物って警視庁が管理してるの?

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●結婚や出産は12月がオススメ!




[〜ごあいさつ〜警察庁、総務部広報課より]


●拳銃使用基準が改正となります

 来月12月1日より、国家公安委員会規則の「拳銃警棒使用・取り扱い規範」が改正、拳銃を構えたり発射したりする際の判断基準が変更になります。
 警察官職務執行法第11条内に規定されている、「他に手段がない場合」という範囲内ではありますが、拳銃より警棒使用を優先させるという項目を削除し、主に4つの規準を明示しています。
・あらかじめ拳銃を取り出しておくことが出来る
 例:凶器を所持している者がいる現場に駆けつける時、職務質問する時
・拳銃を構えることが出来る
 例:刃物を振り回している者が、通行人に危害を与えようとする時
・予告なく発砲が出来る
 例:傷害事件の現場で、犯人が刃物を突き刺してきた時、暴走族などが集結
 した現場で、凶器を持って襲い掛かってきた時
・威嚇射撃が出来る
 例:職務質問に対し、暴走族らの集団が凶器で対抗しようとした時、凶器を持っ
 た凶悪犯が逃走した時

 刑法犯の増加は過去最悪のペースであり、今年8月警察官が刃物を持った犯人に刺殺された事件は皆さんの記憶に新しいことと思います。これら、警察官の殉職が相次いでいることから、職務に携わる上で自らの生命に危険が及んだ場合、犯人の制圧に必要な拳銃の使用をためらわないために拳銃取り扱い規範の改定が行われることになりました。
 今後は訓練を年4回以上行うものとし、実戦想定訓練も義務付けるなど射撃能力の向上を目指してまいります。
 
●12月の防犯はしっかりと
 
 早いものであと1ヶ月ほどで1年が終わりますね。クリスマスの予定に年賀状、お歳暮に年末の大掃除と今からゲッソリされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 12月はお坊さんも法事で走り回る忙しさから「師走」と言いますが、年末にむけての慌しさに紛れて、様々な犯罪が多発する時期でもあります。
 忘年会やクリスマスパーティ帰りに、酔ったまま自動車・自転車を運転したり(自転車も軽車両ですので取締りの対象になります)、路上で眠り込んでスリや置き引きに遭ったり、また様々な金銭の動きがあるため空き巣狙いやピッキング犯も横行します。
 あわてて家を飛び出したりせずに戸締りはきちんと確認し、「酒は飲んでも飲まれるな」を合言葉に12月を乗り切りましょう。
 またこの時期は交通事故も多発します。前号のメールマガジンでも取り上げましたが、該当するお子様のいる家庭では必ずチャイルドシートを装着し、ドライバーや同乗者もシートベルトを正しくしめて下さい。子供を抱いたまま助手席に乗っている人を見かけますが、急ブレーキの際など非常に危険です。シートベルトを子供と一緒につけたり、勝手に緩めておいたりすると、ブレーキで内臓を傷めることもあります。
 楽しい行事は防犯対策、安全対策をしっかりした上のものです。




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●キャリア組

 私、明智健悟は国家公務員試験第T種に合格して、警察庁採用となった有資格者(キャリア)警察官です。今、警察という組織の中で働いている殆どの警察官は、地方公務員試験の警察官採用試験合格者であり、私達キャリア組の呼称に相応してノンキャリア組と呼ばれます。地位や扱いにも相当の違いがあるため、課にキャリアが配属されるとそれだけで眉をしかめるノンキャリア人間もいます。
 ですが私は、実際に捜査の役に立つのは地位ではなく経験だと思っています。キャリア組は殆ど現場を経験せず指揮権を持つ地位に就任するため、しばし見当違いの捜査方針を打ち出しがちです。現場の人間がそれでは犯人が逃げてしまうと思っても、上の命令を無視して動くことはできません。そのため初動捜査が遅れ、解決まで遠回りをしてしまった事件もありました。
 また、度重なる不祥事を受けてキャリア組昇進課程の見直しも何度か検討されましたが、正直な話、決定権を持つのがキャリア組であるため何ら目立った改定はなく、民間からも疑問視する声を頂いているようです。
 現場からは「キャリア組にしゃしゃり出てもらっても困る」という声もありますが、私自身は実際に足を使って事件を調べ、経験を積むことは上に立つ人間としてとても重要なことではないかと思います。事件の内容を検討し、方向を決定することは計算では出来ないことです。現場の刑事らがどのように事件を調べ上げていくのかを知らなければ、やたらと指示を出しても見当外れとなってしまうでしょう。
 キャリア組の立場が、実際の事件現場や捜査過程ではまったく役に立たないといっても過言ではない以上、やはり優遇されずにきちんと、ノンキャリ組と並んで捜査に参加すべきでしょう。凶悪事件は日を追うごとに増えていくのですから。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●AかBか!

 今年もあと1ヶ月になってもーたな。大阪の方はもうどこ歩ってもクリスマスのデコレーションだらけやで。食い倒れ人形までサンタの衣装になっとるし。
 前回の大阪道路交通事情は今まででいっちゃん反響大きかったで。「やっぱりテレビの通りなんですね」っちゅーのが多くて、ええんか悪いんか分からんけど。
 今日は俺の失敗談。ちょお、昔の話なんでカンベンしたってや。
 事件が起きたり、依頼されたりして聞き込みをしとる時にな、警察も同じやろけど気をつけなあかんことがある。それは、答えを限定してしまわんことや。
 例えば分かりやすいんは「よくはいているあんたの靴は黒色か、白色か」、ちゅー質問。一瞬どっちだったか、って考えへんか?どちらも、自分のはいている色やないにしても。
 聞く側がこんな風に選択肢を作ってまうと、答える方もその範囲内で答えようとする。せやからその選択肢自体が正しいとも限らんのに、こんな聞き方をするンは危険なんや。
 まだ俺が探偵やり始めの頃に関わった事件なんやけど、プライバシーの問題があるからちょっと詳しいことは伏せるな。ある人に「この日、そこに行ったか行ってないか」ちゅーて聞いたんや。答えはNo。せやからそーゆーもんとして捜査を進めてたら、行ったはずがないのに指紋が出てきよる。その場所は事件前日まで一般解放されてないから、一般人が入れへん。あれ?思て聞くけど「行ってない」言われる。あン時は推理が壁にぶち当たってまいったなぁ。一時はその人、こっそり忍び込んで犯行やったんちゃうか?って思ったし。
 家でうんうん言いながら考えてたらオヤジが話聞かせ、て、俺は今までのことを話したんやけどオヤジは少し黙った後「それはお前の聞き方が悪い」、言いよったんや。けどそれしか言わへん。せやから俺はものすごい考えて考えて、ようやく分かってん。まぁ、流石は大阪府警本部長ゆーとこやろか。
 その後もう一度だけその人に聞いたら答えは「Yes」と出た。その裏づけも取れて事件は一気に解決に向かったんや。
 俺の失敗?それは、「この日」っちゅー余計なことをつけてしもたことや。その人、仕事で別の日に行っててん。けどそれは聞かれてないから答えなかった。それで俺は堂堂巡りしてたんやな。
 それからは、目撃証言とか人に話聞く時は質問の仕方に気をつけとる。おおまかなことを聞いていってだんだん絞っていくようにな。
 これ、読んどる人らも何か証言が必要になって「AかBか」と聞かれた時は、答えを出してしまう前にもう一度、その選択肢しかなかったかを考え直した方がええで。




[防犯ミニ知識]


●タイヤの交換はお早めに〜青森県警総務課
 
 そろそろ年賀状やお歳暮の送り相手に頭を悩ませる季節となりました。今回は当県、青森県警からお送りします。
 さて、冬場のタイヤ交換というと、雪が積もった道路を連想される方も多いと思いますが、東北から北海道にかけては11月中でも路面凍結によるスリップ事故が多発します。本格的な降雪がなくても、朝方の気温降下のために路面が凍結し、ドライバーが道路の状態に気付かず夏タイヤのままでスリップ事故を起こすことはよくあることです。
 北陸以南ではスタッドレスタイヤやチェーンの装着時期に制限を設けているところもありますが、山間部にお住まいの方などは路面の状態に十分注意して下さい。
 一般にFR車はFF,4WDに比べ、雪道のスリップ事故の可能性が最も低いと言われていますが、これを過信せずきちんと対応を行いましょう。
 突然降ってきた雪のためにチェーンをつける場合でも、路上に駐車したりせず、チェーン着脱場か駐車可能な場所で行って下さい。勝手に道路上に駐車して行っていたために、後続車に追突されたり轢かれる事故も多発しています。
 また、自動車保険の類も再確認の必要があります。自分だけは事故を起こさない、と過信していると停車中に追突に巻き込まれることもあります。雪道でのスリップは玉突き事故になりやすく、規模も多くなります。もう一度、保険の確認をしてみましょう。
 そして、高速道路などで事故に巻き込まれた時は、くれぐれもあわてて車外に飛び出したりしないようにしてください。スリップ事故に遭い車外に出たドライバーが、後ろから来た車に轢かれて死亡した例があります。状況をしっかり見極めるようにしましょう。
 スキー場にお出かけの際はチェーン装着をお忘れなく!


●インターネットトラブル急増中です〜高知県警生活安全課

 フレッツISDNやADSLの普及により、今やインターネット人口は日を追うごとに増加しているといっても過言ではないでしょう。しかしそれに併せて様々なトラブルの相談も寄せられています。
 まずは殺人事件も発生している出会い系サイトのトラブルです。当県警の調査では、高校生の半数以上が出会い系サイトにアクセスしたことがあり、そのうちの80%が何らかのトラブルに遭ったという結果が出ています。いずれも、「会いたいとしつこくメールされた」「自宅に電話がかかってきた」「待ち合わせ場所に行ったら強引に連れて行かれそうになった」など、犯罪に発展しそうなケースも見られ、相手の素顔が見えないまま個人情報を教えてしまうことがいかに危険であるか、お分かりいただけると思います。中には「相手に飽きたら連絡をとるのを止めるから、トラブルにはならない」という回答もありましたが、それでもメールアドレスなどは相手の手元に残るわけですから、いつそれを悪用されないとも限らないのです。
 出会い系サイトで会話を楽しんだりすることは結構ですが、安易に個人情報を教えたり、素性がよく分からないまま会う約束をするのはやめましょう。

 次に、ネットオークション詐欺です。「入金したのに品物が送られてこない」「品物を送ったが入金してもらえない」「相手に連絡が取れなくなった」など様々な相談があります。
 最近起きた事件では、有名なアーティストのライブチケットを落札した人が、指定口座に現金を振り込んだがチケットが送られてこず、相手と連絡もとれなくなり、被害者が多人数に渡ったことからニュースでも大きく取り上げられたものがあります。
 落札したからといってすぐに入金せず、品物が届いてから精算できるのであればそちらの方法を選択してください。特に、「すぐに入金しなければ無効になります」「先着×名にはさらに特典あり」などという文がついているものには注意が必要です。
 また、メールだけで交渉をまとめないようにしましょう。最近はフリーメールアドレスと言って、身元を隠したままで取得できるメールサービスもあり、注意が必要です。住所氏名や電話番号などが明記されていた場合は、往復はがきを出したり実際に電話をかけてみるなどといった確認も必要になってきます。
 オークションの種類によっては、出品者の評価を明示していたり、参加に本人確認をしているところもありますので、参加前に十分な確認を行ってください。




[ほんの一口〜読者の声]


●落し物って警視庁が管理してるの?

「実はある駅構内で落し物をしたことに、随分経ってから気付いたのですが、駅に連絡を入れると『警視庁に保管してあるので連絡の上引き取りに行ってください』と言われました。駅の落し物でも警察が管理するんですか?」

 今回はこのような質問が寄せられました。警視庁遺失物センターの担当者に聞いてみました。

「基本的に、東京都内での落し物は最終的には当センターであずかっています。駅の落し物などでも一定期間「お忘れ物センター」などに保管された後、引取りのなかったものは移送されます。警察に届けられた落し物も最初は管轄内の警察署があずかりますが、やがてこちらに送られてきますね。ご面倒でもご足労願えると嬉しいです。
 また、保管期間は6ヶ月ですので、引取りのなかったもの、持ち主が権利を放棄したものに関しては全国の指定業者(古物商)から希望者を募り、入札による競売を行います。その売上や、現金の落し物(保管期限切れ)に関しては東京都の財源となっています。
 ここ最近は携帯電話の落し物が増えているようです。個人情報がつまったものですので皆さん取り扱いには気をつけて下さい。それから、ペットを捨てていく方がおられますが警察は落し物(遺失物)を預かる場所であって、不要なペットを預かるところではありません。生き物は責任を持って育てましょう」
 回答ありがとうございました。




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●結婚や出産は12月がオススメ!

 やっほー、交通課の由美ですvvここのコーナー、割と評判みたいで嬉しいです。
 今回は、税金のお話。
 そろそろ「カンタン青色申告」だとか、「税金を○万円取り戻すコツ」みたいな本が出始めてる頃だと思うけど、実は結婚や出産でも税金が戻ってくるの。
 税金の話はちょっと…って、顔をしかめる人がいるけどそんなに難しい話じゃないのよ。
 結婚や出産の予定がある人はなるべく12月にネ!って、それだけのこと。出産は急には無理にしても、ニューイヤー婚(1月1日に役所に婚姻届を出す人ね)の予定がある人、ちょっとだけ繰り上げてみましょう。
 しくみを説明すると、毎年所得税控除といって扶養家族の分だけ税金が少し戻ってくるというものなんだけど、結婚すると妻の分として配偶者控除、出産すると子供の分として扶養者控除が受けられるの。これが、12月のことでも遡って1月から適用されるのよ。だからオトクってコト。
 12月になってどちらかの親と同居することになった場合でも扶養者控除が受けられるわよ。
 年明けに結婚予定の人、忙しくても年内に済ませてちょっとでも生活資金をゲットしちゃおう!
 ちなみに私は出産どころか結婚の予定もありませーん(T_T)




[あとがき]

 この間息子が見ていたテレビ番組を覗いたら、「ピッキング犯にも開けられなかった鍵」というのをやっていました。たちまち職業意識がわいて子供の隣りに座り込み、目は画面に釘付けです。
 ところがその理由はなんと、ピッキング犯が開けた鍵を中にいた住人がすぐにしめていたとのこと。これは確かに開けられないですね(苦笑)。なーんだ、とがっかりしてしまいました。
 しかしここ最近は中に住人がいるにもかかわらず、平気でピッキングを行って侵入してくる例も報告されています。怪我をさせられてはたまったものではありませんから、在宅中はチェーンロックなどの処置を行いたいものですね。もちろん開けられない鍵にしておくにこしたことはないのですが。
 それではまた、次号でお会いしましょう。三連休、楽しく過ごしてくださいね。
 
[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
転載を希望する場合はご連絡下さい。


バックナンバー ご意見募集 トップページ

※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。