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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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警視庁メールマガジン第34号

==警視庁メールマガジン第34号==
                                   発行日:02/10/11



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●歌舞伎町異臭騒ぎのご報告
●知っていますか、路上禁煙条例

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●令状抜きの入室

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●凶器を手に入れろ

[防犯ミニ知識]
●異臭を感じた時は
●パトカー24時間巡回態勢に

[ほんの一口〜読者の声]
●後ろから煽られました!

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●悪質訪問セールスを撃退しよう!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警察庁、警視庁広報課より]


●歌舞伎町異臭騒ぎのご報告

 先日7日夜、新宿歌舞伎町の雑居ビル内において発生した異臭騒ぎにおいて、男2人組が現場で非常に威力の強い米国製の催涙スプレーを噴射した疑いの強いことがわかりました。
 この催涙スプレーは通常の噴射するタイプとは違い、スイッチを1度押すと6秒後に全方向に向けて噴射が約20〜30秒間続くものです。米軍や米国警察でも使用されており、通常の2倍の効果があります。
 新宿署によるとビル内の飲食店は中国人が経営者であり、付近でも中国人経営の店に発炎筒が投げ込まれる事件が連続して発生していました。先月には喫茶店で暴力団幹部が中国人と見られる2人組に短銃で撃たれて死傷する事件が起きており、この報復行為の可能性が大きいとして捜査中です。
 また同じような事件が起きないとは言えず、十分ご注意下さるようお願い申し上げます。


●知っていますか、路上禁煙条例

 10月1日より千代田区が試行している「路上禁煙条例」。正しくは「生活環境条例」といいますが、メディアなどでも取り上げられて目にした人も多いでしょう。
 簡単に内容を説明しますと、千代田区内の路上では一切の喫煙及び煙草のポイ捨てを禁止するというもので、違反者には最高2万円の過料が科せられます。
 あれから約10日。区内の様子を見ますと目に見えてポイ捨ては減り、「通りすがりに煙草が当たって服がこげた」「ポイ捨てされた吸殻が当たってやけどした」などという通報もなくなってきました(消防庁調べ)。しかしその一方で区役所には喫煙者からの問い合わせや苦情が相次いでいます。「喫煙場所を作って欲しい」「禁止なら販売機を設置するべきではない」「車内での喫煙はどうなのか」などがあります。
 一般的に路上とは不特定多数が行き来し広く開放された場所を指しますので、車などの密閉された空間はこれにあたりません。ただし二輪などでの喫煙は路上扱いとなります。また個々のビル内においてはその所有者の決定に従うものとなります。
 煙草は自分だけでなく周囲にいる人にも受動喫煙という形で迷惑がかかります。また、歩き煙草によって小さいお子さんが火傷したりすれ違い時に服が焼けたなどのトラブルも生みます。もし自分の家族がそのようなことになったらどう思いますか。
 どんな行為でもマナーを守ることは大切です。吸殻のポイ捨てなどもってのほかです。日頃から携帯灰皿を持ち歩くクセをつけましょう。

 


[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●令状抜きの入室

 最近では刑事もののドラマでも、捜査のために部屋へ踏み込む時はきちんと令状を見せるシーンを作成しています。
 この令状は捜査令状といって、家を調べるもしくは身体検査をするなどについて裁判所から承諾を得たことを示すものです。いくら刑事でもこれの提示なしでは、中で殺人が起きていると明らかに推測できる場合を除き、勝手に部屋へ入ることすら出来ません。
 しかし最近、覚せい剤取締法違反の罪に問われていた男が、令状を先に示さずに部屋へ入った刑事を違法捜査として、有罪判決自体を無効と上告申請していた件について、男の訴えを棄却する判決が出されました。
 もう少し詳しく説明しますと、ホテル滞在中の男に対して、覚せい剤所持の連絡を受けた捜査員がホテルへ直行。マスターキーを借りて用件を告げずに入室。ベッドにいた男を制圧した上で、警察手帳と令状を示して捜索、覚せい剤を押収したというものです。
 本来ならば令状を後で示す彼の行為は男が主張しているように違法捜査の疑いがありますが、法は、捜査の動きが察知されれば覚せい剤を洗面所に流す等して証拠隠滅の恐れがあり、このような状況下では実効性確保のためやむをえない行為であると判断しました。もちろんこれはあくまでも証拠隠滅から正しい法の裁きが出来なくなることを恐れてのことですから、誰でも彼でも捜査のために令状を示さず入室していいということではありませんし、捜査員諸君も周知のことです。
 何が重要かといえば、今回のような一刻を争う踏み込みに対し正義の側に立った判決が下されたことにあります。ドアをノックし令状を示している間に証拠を隠滅されてしまう。それがどれだけの捜査を無駄にしてきたでしょう。
 裁判長の英断に対し敬意を示すとともに、これからも犯罪摘発に向けて全国の警察官に奮闘してもらいたいと思います。


 


[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●凶器を手に入れろ

 あーなんやメールマガジン読み返してたら、俺のとこだけ色モンみたいな記事になってきとるけど、別に笑いをとろ思て書いてるわけやないんやで。その時その時で書こ思て思い出したものが、たまたまそういうもんやったりするだけや。
 今回はちょっとすごい話やで。何と言っても殺人事件の凶器の話やからな。
 その殺人事件が起きたんは、ある県の観光地やった。たまたま俺は別の事件の依頼を受けて来ていたんやけど、俺が滞在していることを知ったらしい地元の警察が相談持ちかけてきよってな。何でも目撃者が発見した時にはその被害者の背に刺さっていたナイフらしい凶器が、通報してパトカーとともに戻ってくると消えとったということやねん。
 それは現場に犯人がまだ潜伏しとって、隙を見て抜いて逃げたか、それとも目撃者が実は犯人で、煙に巻こうとしとるか…。でも身体チェックしても凶器は見つからんかったからシロやったけどな。
 それで困り果てて相談してきたということや。もちろんまだこの辺りに犯人がいてるかもしれんからと非常線は張ってんけど、まったく引っかからん。俺も犯人は警備網を突破してもうとっくに逃げたんちゃうか、思い始めた時や。
 視界の隅に動くものを見つけて振り返ると、猿が数匹こっちを見とってん。
 「あれや!」俺は思わず指差して叫んだ。猿やったら目撃者がちょっと離れた隙に、凶器をいたずら心で抜いて逃げたかも知れん、思てな。
 そっからは大騒ぎや。近県からも警察官動員させてそこらの猿を全部目視でチェックしたら1匹、毛に血痕がついとる猿がおってな。手に凶器のナイフを持っとることが分かった。あわてて警察官が追いかけたけどまー捕まるわけもなし。仕方ないから地元のプロ呼んで麻酔銃で眠らせて捕獲。こう書くと簡単やけど、山の中で半日追いかけっこは正直シャレならんて。
 一つの殺人事件が、猿という共犯のおかげで飛んだ迷宮入りかますとこやってん。犯人もそれからじきに捕まったけど、しばらくこの事件、通称「サル事件」ちゅーて呼ばれとったらしいで。
 まあ裁判の証人に凶器を持ち去った猿が呼ばれるかどうかまでは知らんけどな。




[防犯ミニ知識]


●異臭を感じた時は〜滋賀県警機動捜査隊より〜

 95年に発生した地下鉄サリン事件より、異臭に対しての対処法などの問い合わせが全国で相次いでいます。そして先日歌舞伎町でも、報復行為に端を発すると推測される異臭騒動が発生しました。幸い毒性のものではありませんでしたが、危険なことに変わりはありません。
 今回はこういった異臭騒ぎに巻き込まれた場合の避難方法をお教えします。
 まず交通手段として公共の乗り物をご利用の方は日頃耳にされていることと思いますが、不審な荷物や不審人物を目にした場合絶対に近寄らず、近くの職員もしくは最寄の交番までお知らせ下さい。自分で何とかしようといった危険行為はやめましょう。
 もしも異臭がした場合。これが仮にサリンであった場合、空気よりも比重が重いため床からたまりはじめます。ですので気分が悪くなっても、絶対に床に座り込んではいけません。ハンカチなどで口や鼻を押さえ、向かい風の方向へ避難します。そこが地下であったなら地上へ脱出して下さい。
 動けるようであればトイレの洗面所などで露出した皮膚、鼻の粘膜などを十分に洗います。衣服にはガスが付着していることがありますので脱ぐ方がいいでしょう。
 病院への搬送や治療については、症状の重い人が優先されます。早く治療を受けたい気持ちは分かりますが、先に割り込んだり搬送行為の妨害をなさらないようご協力お願いいたします。
 また、異臭騒ぎの現場に出くわした場合は、速やかに119番へ通報し、現場の状況を伝えてください。ただし、被害拡大を防ぐため、むやみに発生源へ近寄ったり倒れている人に触れたりしないようにして下さい。ガスが皮膚から浸透して、あなたも被害者になる可能性があります。


●パトカー24時間巡回態勢に〜兵庫県警広報課より〜

 当県警では本日より明石市でパトカーを24時間巡回させる、「フロントラインパトロール隊」を仮導入することを決定致しました。これはパトカー乗務員の勤務シフトを8時間勤務の三交代制にし、パトカー4台を常時巡回させるシステムです。今はテスト期間となりますが、来春より本格導入の予定です。
 このシステムは今年3月に発生した大学院生拉致・暴行死事件に於いての初動捜査体勢におけるミスを教訓とし、通報から初動までの時間短縮を計るものです。
 これまでは3班による24時間勤務であり、仮眠を取る必要があったため巡回のパトカーが1台になったりあるいはまったく巡回しない時間帯がありました。このような問題を無くし、常時巡回態勢を実現させます。
 夜間態勢の強化で、住民に安心感を持っていただくとともに、検挙件数の向上も目指していきます。住民の皆様のご意見をお待ちしております。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●後ろから煽られました!
「夜車を運転していたら、後ろから車がピッタリついてきて、とても怖い思いをしました。道を譲ろうと路肩に寄せたら同じように止まって、走り出したらまたついてくるんです。車の多い通りに出てようやくいなくなりましたが、こういう時はどうしたらいいのでしょうか」

 交通執行課からお答えします。
「これは追い抜くのが目的でなく、ただ単に後ろから煽ってドライバーの恐怖心を煽る、非常に悪質な行為です。こういったことが原因で交通事故が発生した場合、もちろん道路交通法により煽った車の運転手は逮捕されることになります。
 さてこのケースのように執拗な煽り行為を受けた場合ですが、同乗者がいれば車内から通報して下さい。いない場合もしくは通報が不可能である場合、近くの店などに速やかに避難される方がいいでしょう。相手の車も一緒に入ってきたりした場合は、店から通報されることをおすすめします。」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●悪質訪問セールスを撃退しよう!

 こんにちは!交通課の由美ですvvすっかり寒くなってきちゃって、おでんとかお鍋がおいしい季節になってきたわね。皆はどんな鍋が好き?私はやっぱりすき焼きかな。
 さて今回の裏ワザは、一人暮らしの女性や高齢者を狙ってやってくる、悪質な訪問セールスを撃退しようという裏ワザです。
 ドアを開ける前の撃退法、帰れと言っても帰ってくれないなどの対処法については、メールマガジン16号の「ほんの一口」コーナーをご覧下さい。今回取り上げるのは、セールスマンが勝手に商品をあけてしまった場合などです。
 例えば新しい化粧品の説明で、「ちょっとこれ使ってみてもらえます?」と箱を開けてクリームを出して見せたり、ファンデーションを手の甲につけてみたりする行為がありますね。その後「買わない」と言っても、開封したり使用した商品にはクーリングオフ制度が適用されないと言われ無理やり買い取らされるという被害が発生しています。
 確かにこのセールスマンの言うことは本当です。開封・使用した商品は返品が出来ません。でもそれは、あなたがあなた自身の意思で開封した場合。セールスマンが説明の途中で開封した商品は、セールストークのために必要な行為であったとみなされ、あなたが買い取る必要はないんです。
 だからもしも勝手にセールスマンが商品を開封して、それを買い取れと言ってきたような場合には「私は商品を開けていませんから責任はありません」とキッパリ告げ、それでもいろいろ文句を言ってくるようだったら「では警察を呼びますので立会人になってもらいましょう」「警察で指紋を取ってもらいましょう」と言いましょう。
 法律を逆手にとって売りつけようとする悪質な手口には絶対に乗らないこと。それにはまず、何でもかんでもドアを開けないことからね。

 


[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。


 ある飲食店従業員から転職して警察官になったというKさん。
 寮で夜中によく「生ビール1つー!」「よろこんでー!」と注文を叫んでいるらしい。




[あとがき]

 もうすっかり風が冷たくなってきました。仕事帰りに屋台や居酒屋で一杯やっている同僚をよく見かけます。警察官も人の子、温まって帰りたいというのは皆同じのようです。
 その反面、これからは火を使うことが多くなるため必然的に火災事故が増える時期でもあります。皆さんどうぞ、火の元には十分気をつけてくださいね。寝煙草なんて厳禁ですよ。
 それではまた次回お会いしましょう。 


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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