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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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警視庁メールマガジン第44号

==警視庁メールマガジン第44号==
                                   発行日:03/02/28



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●ハイテク犯罪検挙状況について

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●警察を騙そうとした加害者

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●あかん…勘弁してくれ

[防犯ミニ知識]
●消火にマヨネーズは有効?

[ほんの一口〜読者の声]
●盗難車はどうやって戻ってくるのですか
●ネットショッピングのトラブルはどこへ?

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●熱が出た!でも冷やせるものがない

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●ハイテク犯罪検挙状況について

 ブロードバンドの普及に伴い、インターネットに常時接続している企業・家庭が増えてきました。それに伴い、インターネット犯罪も急増しています。
 平成14年中でのハイテク犯罪の増加率は、前年より35%増加しており、児童買春・児童ポルノ法違反での検挙者は2.3倍にもなりました。これはすべて出会い系サイトを利用したものです。また、不正アクセス法違反での検挙者も1.5倍増となり、他人のIDとパスワードを使用して不正にアクセスした事例が目立ちました。
 その一方で、企業サイトの個人情報流出も相次いでおり、注意喚起、情報提供などを行いました。
 また、インターネットオークションについての相談・トラブルも毎年増加しています。利用時には使用規約に目を通し、自己責任において利用して下さい。体験談にも目を通し、怪しいと思ったら取引しないことも重要です。
 インターネットカフェを利用する時などは、履歴やクッキーに気をつけ、会員IDやパスワードを残しておかないようにしましょう。残っていたIDから他人になりすまし、オークション詐欺を行った事件も多発しています。
 インターネットを利用するにあたり、個人情報の流出には十分注意し、防衛情報についての知識を蓄えましょう。また、トラブルに遭った時は泣き寝入りせず、都道府県警察のハイテク犯罪担当課までご相談下さい。


  


[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●警察を騙そうとした加害者

 事件が発生した時、交通事故とは違い加害者側が通報することはまずないのですが、それでもたまに加害者側が平然と110番してくることがあるようです。
 そんな珍しい事件を今回はお話しましょう。私の部下が担当した事件の一つです。
 少し夜風が冷たくなり始めた、ある秋の夜でした。そうですね、仮にK警察署としておきましょう。傷害事件発生の一報が入ったのはそろそろ日付も変わろうとする頃。
 通報を受けた警察官らがパトカーで駆けつけると、男性(以下Aさんとします)が1人、肩を押さえて公園入り口に佇んでいました。事情を尋ねると、道を歩いていたところでいきなり男性(以下Bさんとします)に手をつかまれて投げ飛ばされたとのこと。びっくりして逃げてきたのだと証言しました。
 ケガは大したことがなさそうだったので警察官はAさんをパトカーに乗せ、付近を捜索。ある通りに面したビルの前で、女性と話をしていたBさんを発見し事情を尋ねたところ、Aさんの証言とはまったく食い違った話が出てきました。
 Bさんの言い分はこうでした。ビルの前を通りかかったところ、女性がAさんに襲われており物陰に連れ込まれようとしていた。BさんはびっくりしてAさんを止めようと割って入ったところ、殴りかかってこられたので驚いて投げ飛ばしてしまった、自分は柔道の有段者なのでついやってしまった、ということでした。
 困ったのは警察官です。女性に事情を尋ねても、後ろから襲われたので顔を見てないし、一瞬のことで何がなんだか分からない、と要領を得ません。仕方なく警察署に全員同行をお願いしたのですが、そこでも証言は変わりません。
 そのため、捜査一課に職場での元先輩がいたことを思い出した警察官がその先輩に連絡をとり、采配を願ったというわけです。たまたま残業で残っていたその先輩はすぐにK警察署にかけつけ、改めてAさんとBさんの言い分を聞きました。
 その結果、軍配が上がったのはBさんでした。同じく柔道の有段者である「先輩」は、Aさんの証言では打撲の箇所がおかしいことをすぐに見抜いたのです。そこを突くとAさんは真っ青になってうつむき、少ししてBさんの証言が正しいことを自白しました。
 こうしてBさんには正当防衛が認められたわけです。警察官も柔道は習得していたものの頭の中で思い描くということができていなかったようですね。
 こんな事件は珍しいですが、堂々と嘘をつく人間もいますから「通報してくる方が被害者」という先入観にとらわれず捜査を行いたいものです。


 


[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●あかん…勘弁してくれ

 相変わらずメールマガジンが出るたびに、全国から励ましの手紙やら依頼のメールやらもらうんやけど、せやな、300通に1通くらいの割合で変な依頼が来る。あんな、パソコンから洩れる電磁波からデータを盗聴されてる気がするとか、頭の中で命令する声がするっちゅーのはまだかわええもんや。
 何もしてないのに部屋の電気がついたり消えたりする、深夜どこからともなく足音がする、こういう依頼は本当ならお門違いっちゅーもんやで。けど犯罪に関係しとるかもしらんから、手紙の差出人と何度かやりとりして部屋の中をくまなく調べてもらったり、住んでるところの構造を聞いたりして一応は結論を出す。電気がついたり消えたりしたんは単に配線の接触不良。深夜の足音は、夜中アパートの住人が屋上にあがって天体観測しとっただけと、何かしら原因が見えてくるもんなんや。
 けどな、1件だけ何をどう調べても原因のわからん部屋があってな。らちがあかんのでその依頼者と会うことにした。20代半ばの女性やったけど、話し方や立ち振る舞いを見ても嘘言うてるようには見えなかったし、きわめて普通の人そうやった。
 どんなことが起きるのかと聞くと、夜部屋で過ごしとると壁から人の顔が出たり入ったりするねンて。その壁を調べてみたけど仕掛けもないしその壁の向こう側は外や。どうやっても確かにそんなことが出来るとは思えんかった。で、ちょっとその部屋を前借りていた住人のことを調べてみたんや。
 したらな、不動産屋の人間が借りてることが分かった。自分とこが貸し出しとるアパートに社員が入る場合は理由は2つ。1つは社員寮であること。ま、これはそれやったら外の人に貸すことはありえん話や。もう1つは、その部屋で以前人死にが出とるっちゅーこと。ちょっと府警から話通して調べてもろたらドンピシャやった。何年か前に人が殺されとって、その後入った住人も自殺してた。しかもその殺された被害者っちゅーのが、依頼者から聞いた外見そっくり。つまり今回ばかりはホンマもんの幽霊騒動やった、ということや。そらー仕掛けなんざいらんわな。
 依頼者にそのことを話したらもう大慌てで「すぐに引っ越す」ちゅーて帰っていきよった。あの部屋、今はどうなってるか全然わからんけども、流石に幽霊ばかりは俺が探偵でもどうにもならへんよって、あまり依頼せんといてな。




[防犯ミニ知識]


●消火にマヨネーズは有効?〜山梨県警生活指導課より〜

 最近防犯防災に関するテレビ番組が増えてきましたね。その中でも、てんぷらなど台所で料理をしていて発生した火災に対し、マヨネーズを入れれば消火することが出来るという話は、一度くらい目にされたことがあるのではないかと思います。
 このマヨネーズでの消火方法は89年に発表されて以来かなり浸透しているといえますが、対処を誤ったために失敗して家を全焼した例も増えています。
 まずマヨネーズでの消火のしくみについて理解しておきましょう。何故マヨネーズで消火できるのかというと、容器が溶けて中身が出た時に、マヨネーズに含まれるたんぱく質が高温で膜の役割を果たし、燃焼に必要な酸素を遮断してしまうからです。
 しかし、てんぷら油が発火しておらず、白煙が上がっているだけの状態でマヨネーズを放り込んでも容器が溶けないため消火には至らずまた、マヨネーズを放り込んでも火を止めないで加熱し続けていては意味がありません。マヨネーズでの消火に失敗した事例では、マヨネーズを放り込んで鍋に蓋をしたもののコンロの火を止めず鍋を熱し続けたため鎮火することなく、その後鍋の蓋を開けてしまったため酸素が供給され火災に至ったという経過が判明しています。
 マヨネーズや濡れタオルをかけることは必ずしも万能ではありませんが、使用方法を理解していれば火災を防ぐことは可能です。何でもかんでも放り込むのではなく、白煙が出たらまず火を止める。その後発火してしまったらマヨネーズなどを放り込むと覚えておいて下さい。もちろん、十分に温度が下がるまで絶対に蓋を開けないようにして下さい。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●盗難車はどうやって戻ってくるのですか
「ニュースを見ていると、盗難車が遠く離れたところで発見された、とか乗り捨てられているのが見つかったという報道がありますが、そこからどうやって持ち主のところに戻ってくるんですか?」

 生活安全課からお答えします。
「基本的に距離にもよりますが、大体はレッカー車で牽引してきます。すぐ近くであれば、持ち主に引取りをお願いしていますが、県をまたいでいたりかなり距離があるとなかなかすぐに来てくださいというわけにもいきません。ただし、その盗難車がある犯罪の逃走用に使われていたり、事故を起こしていたりした場合などには発見次第お返しするということは出来ず、捜査ののち返却となります。盗難車は犯罪に使用されたり転売目的で盗まれることが多く、取り戻す手続きもいろいろ煩雑です。盗難防止用の対策はしっかり行いましょう」

●ネットショッピングのトラブルはどこへ?
「ネット通販をしようと思って注文フォームから注文をしたのですが、確認メールが届かず放置しておいたら料金請求がきました。品物も届いていないのにお金を払えというんです。電話して『届いてません』と言ったら、届いていないのは配送業者の責任。こちらはちゃんと送ったのだから金を支払え。支払わないと警察に言う、といわれました。でも配達の伝票番号とかも教えてくれないし、送ってないと思うんですが」

 ハイテク犯罪対策センターからお答えします。
「最近インターネットトラブルが急増しています。この場合は品物を送っていないのに代金を請求する典型的な詐欺と思われます。通販業者と話をしてもらちがあかないとのことですので、最寄の消費者センターもしくは県警ハイテク担当課までご相談下さい。これまでにも似た様な事例があり、そのうちの数件は詐欺行為として立件済みです。ネット通販などを利用する際には、信用できる業者か、個人情報入力ページではセキュリティシステムを使用しているかなど十分確認してください」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●熱が出た!でも冷やせるものがない

 こんにちは!交通課の由美ですvv2月もあっという間に終わっちゃったわね。もう少ししたら焼き芋屋さんもいなくなっちゃうかなぁー。
 さてさて今回は、風邪を引いて熱っぽいようだ、でも冷やすものがないって人のための裏ワザです。熱が出るとすぐに解熱剤を飲んじゃう人がいるけどこれは体のためにもよくありません。冷やすだけにしておいてまずは安静にしていましょう。
 その、冷やすという行為でも最近は水枕なんて置いてる家庭の方が少なくなってきている現在。額に張って冷やせるシートとかもあるけど、普段から置いてないよという人。冷蔵庫に缶ジュースは入ってないですか?
 2本あればなおさらOK。タオルで額を冷やすのに加えて、この缶ジュースを両脇にはさみます。わきの下は大動脈大静脈が通っているので、ここを冷やせば血液が冷やされて、体が楽になります。あまり冷たいのはちょっと…という人は、うすでのタオルを巻くなどして調整してね。
 微熱だからと何日もダラダラ無理せずに一日休んですっきり回復の方が、仕事の効率としてはいいと思うわよ。一番いいのは体調を崩さないことだけどね。
 もうすぐ春。笑顔で残りわずかな冬を乗り切ろう!

 


[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 このたびめでたくお子さんが生まれたIさん。マイカーにつけるんだというステッカーを楽しそうに自作していたので見せてもらったら、「赤ちゃんが運転しています」になってた。



[あとがき]

 ようやく冬も終わりが見えてきましたが、都内の電力不足はいよいよこれからが深刻な状況になってくるようです。春とはいえ突然冷え込んだりして、依然電力使用量は増加傾向にあり、このままでは大規模な停電が発生する可能性もあります。皆さんも節電に努めましょう。この世の中に無限のエネルギーはありません。大切に使っていきたいですね。 
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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