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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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警視庁メールマガジン第52号

==警視庁メールマガジン第52号==
                                   発行日:03/06/20



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●食中毒の季節です
●キャンドルナイトにご参加下さい

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●立てこもり犯とSIT

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●行方調査依頼の果てに

[防犯ミニ知識]
●雨の時期が危ない!

[ほんの一口〜読者の声]
●交通事故でタクシー相手だと勝てないと言われた

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●切花長持ち!こんなものにも効果が!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●食中毒の季節です

 全国が梅雨入り宣言されました。電気器具の発達により、今では簡単に除湿することが可能となりましたが、降雨の関係からやむを得ず室内に洗濯物を干し、それにより室内にカビや雑菌が繁殖してしまうということがあります。
 またこの時期集中して多発するのが食中毒です。予防策をしっかりおこない、対処法について知っておきましょう。
 食中毒は一般に、不潔な状態におかれた食品に雑菌が繁殖し、それを食べることから発生します。調理したものを常温で保存しておかないことはもちろん大切ですが、調理する前の食品管理についても気をつけてください。鮮度には注意し、購入したり調理したらすぐ食べるようにします。冷蔵庫はあくまでも低温に保つ機能であると考え、保存について過信しないようにしましょう。
 また、調理器具の殺菌にも気をつけます。一時期話題になったO-157は、食品だけでなく、殺菌が不十分だったまな板で調理したことから感染が広がったとも報告されています。調理器具を使用する前に十分洗い、手も石鹸もしくは消毒用アルコールをつけるなどして清潔に保ちましょう。
 調理する前に洗える食材はよく洗います。卵も割る前に洗っておくと安全です。
 高齢者や体力が低下している人は食中毒を起こしやすいので注意しましょう。
 

●キャンドルナイトにご参加下さい
 警視庁メールマガジン50号でご紹介しましたように、今月22日夏至の日、100万人のキャンドルナイトが開催されます。
 都内の今夏電力不足に伴い、節電を呼びかけるとともに、電気の大切さについて見直すことが目的です。
 どうぞ皆さんもご参加下さい。
 100万人のキャンドルナイト http://www.candle-night.org/


  


[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●立てこもり犯とSIT

 先日板橋の都営アパートで発生した立てこもり事件では、一度は容疑者を捕まえておきながら逃げられてしまい、結果銃発砲に至るという、きわめて残念な結果に終わってしまいました。捜査員の中から2人の負傷者を出したのは非常に残念です。幸い、2人とも回復に向かっているとのことで安心しましたが、このようなせまい部屋の中への突入について何か別の方法もあったのではないかと思います。
 さてニュースの中で「捜査一課特殊班」という名称に首をかしげた人もおられるかと思います。特殊班というのはSITという、各都道府県警の捜査一課内に組織されている班です。SITは、Special Investigation Teamの頭文字をとった通称です。陣頭指揮をとるのは私と同じ管理官です。
 このSITの突入についてですが、確かに犯人自身かなり酔っており銃に弾を装填していた状態からも、この辺りが限界であると判断したのだと思います。しかし、犯人の確保が不十分であったために負傷者を出したというのでは突入の意味がありません。
 せまい台所で銃撃戦になれば、左右に壁がある以上援護は期待できず、直線状の対峙となり、大変危険です。防弾チョッキをつけていても散弾銃に対してはまったく役に立ちません。(散弾銃は普通の銃などとは違い、放射線状に弾を発射します)
 計画では恐らく、広い室内の方で犯人の服をつかんで身動きできなくさせ、入り口から入った捜査員らが取り押さえるという予定だったと思うのですが、催涙弾使用など、犯人の発砲はあるにしても人質がいない場合の立てこもりについての対策はいくつもあります。
 幸い死者は出ませんでしたが、果たして今回の突入は安易に結果を焦ったものではなかったか、見直しが必要でしょう。
 SITの皆さんにはこれからも様々な経験を重ね、頑張っていただきたいものです。


 


[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●行方調査依頼の果てに

 ちょっと今回死体の話とか出てくるから、苦手な人は飛ばしてな。

 俺はいろんな事件に関わっとる分死体も見て来てるわけやけど、殺された直後とかそんなんが多くて、それほど損傷のひどい死体っちゅーのはあんまり見たことがない。けど流石の俺も1日飯が食えなかったという体験があるねや。 それは発見に至るまでの経過も関係して、多分一生忘れんやろなというもの。
 その依頼は対象者の子供からやった。子供ゆーても立派に成人して仕事にもついとる綺麗なねーちゃんやけどな。その人が言うには、昔自分と母親を置いて家を出た父親を探して欲しい、もうすぐ自分の結婚式やからどうしても出席して欲しいと。家を出た理由はわからんらしいけども、その時から今でも月に1度定期的な送金があってそこの振込みから手繰れば何とかなるかな、と俺はその依頼を引き受けてん。
 対象者の住所…いや、元住所はあっさり見つかった。ちょっとどうやって調べたかは企業秘密やから言われへんけども、ただそれからが大変やった。引越しして別の町に行き、そこで働いてはまた住む場所変えたりと、どうも放浪しているような感じやったな。
 それでも何とかここやっちゅーのを突き止めて行ってみると、サラ金の取立てが先にきとった。どうも子供に送金するために借金こさえとったらしいんや。それにさらに利息がつくからどんなに働いてもやっと利息が返せるという状態らしくてな、定職やのうて日当もらえる仕事ばかり掛け持ちして働いてたらしいと。
 その日は留守やったから帰ったけども、次の日、また次の日と行っても留守しとるし、いい加減サラ金の人間にも「おうにーちゃん、今日も留守やで!」と言われるようになってしもてな、こら一度張り込んだ方がええかなと思って、休みを利用して1日張り込んだんや。でもまったく部屋に帰ってくる様子がない。今まで引越しするにしてもそのままにして逃げたことはないし、第一一応サラ金には少しずつでも返済しとって、それがいきなり途切れたから取立てに来たらしい。
 俺は嫌な予感がして、その日の夕方にアパートの大家さんに連絡して、今までの経過を説明して、立会いで部屋に入らせてもろた。サラ金の人間もこっちの様子に気づいて一緒についてきよったけど。
 ドアから一歩入ってそこに放置されたゴミが目に入った。けど、漂ってる臭いはそれやないんや。それ以上中に入るまでもなく、部屋の壁際におっちゃんは寝転がっていた。描写はせんけども、そういうのに慣れてるサラ金が鼻押さえて飛び出していったくらいひどい光景やった。
 病気になっても保険証がないから病院にも行かれへん、1円でも家族のために仕送りを…と、その人生は幸せやったんか俺にはわからん。置いて出て、仕送りするくらいなら戻ってこいとも思うけども、それも何か事情があったんかも知れん。
 そっから警察と依頼人に連絡して、後は俺の出る幕はないから帰ったけども、今の時世都会の孤独死は普通にあるっちゅーから、寂しい話やで。




[防犯ミニ知識]


●雨の時期が危ない!

 この時期、頻繁にパトカーを見かけるようになったと思いませんか?用もないのにグルグル回っているなぁと思われるかも知れませんが、以前明智警視が警邏の必要性について述べられていたように、犯罪、事故防止のために行っているのです。
 特にこの時期は雨が降ることによって自転車の傘さし運転が目立ちます。それらについて危険を呼びかけ、場合によってはその場で危険性を説明することによって事故防止を図ります。特に、傘さし運転で視界が悪いからとほとんど確認もせずに右左折したり進路を変える自転車がいますが、後ろに自動車がいた場合大変に危険です。また、強風に煽られ、傘が飛ばされそうになってバランスを崩し転倒し、自動車と接触する事故も増えます。
 パトカーの姿を見かけたらあわてて傘を閉じるのではなく、レインコートなどを使用する、バスや電車など公共の乗り物を使用するなど、別の方法をとるようにして下さい。
 傘を斜めにさす人もいますが、向こうからやってくる車両が見えにくくなります。まっすぐさすだけでも見え方はまったく違います。
 雨の日の外出、通勤通学は面倒なものですが、だからこそ余計に事故には気をつけたいものです。
 自動車の方はいつもよりスピードは控えめ、自転車の方は両手でしっかりハンドル操作を、歩行者の方は傘の向きに気をつけて外出しましょう。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●交通事故でタクシー相手だと勝てないと言われた
「この間友達を乗せてドライブしていて、交通事故の話になりました。友達が、「タクシー相手に事故起こしたら終わりだよ。勝てないからね」というのです。タクシー会社には専門の事故係がいて、どんなにタクシーが悪くてもこっちが悪いようにしてしまうからだと言われました。本当ですか」

 交通課からお答えします。
「確かに、タクシーと交通事故を起こした場合事故係が飛んできて一方的に話を進めてしまう、という苦情については数件いただいております。しかしそれらはいずれも、事故を起こした時に警察への通報がなく、双方同士の話し合いで事故を処理しており、警察が介入していない以上こちらで捜査することは出来ません。(ただし、タクシー会社の方は示談交渉を有利に進めるため努力しているだけであり、暴力まがい、脅しまがいのことをしているわけではありません)
 どんなに軽微な事故であっても、必ず警察へ通報し、事故発生の原因について公平な立場から追求していくことが大切です」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●切花長持ち!こんなものにも効果が!

 こんにちは!交通課の由美ですvvパトロールで街中に出て、お店の人とかと話すのに、始めの挨拶が「今日も暑いですねー」になってきました。で、その次に来るのは節電の話。皆結構注目しているみたいですね。
 さて今回は、この季節、気分転換に買ったお花をちょっとでも長持ちさせよう!というお話。「なあんだ、砂糖を入れればいいんでしょ?知ってるー」という人、フフフ、そんな簡単な裏ワザ、この由美さんは紹介しませんよー。
 確かに砂糖を水1リットルに対して小さじ1ぱい入れる、10円玉で殺菌していきいき長持ちという方法もあるのですが、私が紹介するのは、サイダーを入れる方法。
 といってもそんなにドバドバ入れなくていいんです。一口分のサイダーを花瓶の水に入れてみましょう。入れない切花と比べてハッキリと違いますよ。
 これは炭酸飲料に含まれる果糖ブドウ糖というものが粒子が小さく吸収されやすいことから、格好の栄養剤となるみたい。砂糖をやってみたけど何だかイマイチ…という時にはゼヒお試しあれ!




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 飲酒運転の取締り中、男性ドライバーに「お兄さん、これに息を吹きかけてもらえます?」と言ってしまい、「何だその言葉使いは!」と怒られました。
 傍らではある車両のドライバーに向かって「お嬢さん、ちょっとこれに息吹きかけてくれる?」と言っていたN巡査。「お嬢さんなんて気安く呼ばないで!セクハラですよ!」と怒られN巡査は平謝り。しかし、そのドライバーは中年の女性だったため、心なしかウキウキと検査を受けていた。帰り際も手を振られたりして。
 なんか納得いきません。




[あとがき]

 このメールマガジンが配信される頃は、ちょうどベッカム夫妻が来日している時期ですね。直接の警備に当たる自分は何故か突然課内の女性警察官からお声がかかるようになりました。ま、ベッカム様のサインもらってきて…というきわめて分かりやすい反応ですが。そんなもんですね、世の中は。
 梅雨の時期となりましたが、気持ちまでカビが生えないよう気をつけて任務にあたりたいと思います。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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