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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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警視庁メールマガジン第54号

==警視庁メールマガジン第54号==
                                   発行日:03/07/18



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●写真の転送は犯罪です
●おこさまむけ「けんがくかい」のおしらせ

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●都市伝説と警察

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●いないはずの住居者

[防犯ミニ知識]
●医療従事者の方へ
●子供が被害者になるケースが増えています

[ほんの一口〜読者の声]
●防犯カメラの性能は?

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●フィッシング、こんな魚に注意!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●写真の転送は犯罪です

 長崎の男児誘拐殺人事件は、犯人が12歳の少年だったということもあり、大きな衝撃を与えました。それと同時に、インターネットでは少年や家族の情報、どこの学校であったか、これが少年の顔だなどといった情報が飛び交っています。
 すでに警視庁へも何件か「これが少年の写真だそうです」という連絡がありましたが、これらはいずれも誰かが「少年の写真である」として回したもので、本人ではありません。まったく関係のない人間に多大な迷惑がかかっています。
 また、写真を友人に一斉転送することはチェーンメールと同じで、トラフィックに負荷をかけます。
 裏づけのない内容に惑わされないようにしましょう。こういったメールを回す方も、最初に写真を送った人間と同じように「正犯(該当事件における犯人の法律上の呼称)」扱いもしくは「従犯」扱いとなってしまいます。その写真が本人ではないと分かっていて意図的に写真を転送した場合は逮捕されることもあります。軽い気持ちで転送することのないようにして下さい。

 
●おこさまむけ「けんがくかい」のおしらせ

 あともう少しでなつやすみですね。ことしのなつやすみは、このメールマガジンでもおなじみ、あけちかんりかんが、みなさんのために「そうさいっか」のおしごとをしょうかいしてくれます。
 さんかできるのはしょうがくせいのみ、あらかじめでんわでよやくしてください。おとうさんかおかあさんに、けいしちょうそうさいっかのあけちかんりかんまで、「けんがくかいさんかです」とでんわをかけてもらってね。
 けんがくのきかんは、あした19日から8月31日までの土日をのぞくへいじつです。(あしたから7月22日までと8月3日はとくべつにけんがくかいをやります) おぼんはお休みします。じかんはあさ10じから1じかんか、ごご2じから1じかんかのどちらかをえらべます。ていいんは1かいにつき20人までです。
 ただし、じけんがあったばあいはべつのばしょのけんがくとなることもあります。
 また、ちゅうがくせいいじょうやおとなのかたはさんかできません。
 しょうねんたんていだんもこんどの3れんきゅうと8月3日にさんかします。あってみたいみんなは、この日にもうしこんでね。
 もうしこみはきょうごぜん9じから、うけつけしています。


  


[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●都市伝説と警察

 毎回、ここに何を書こうかと悩むのですが、せっかくですからこれから4回ほど、夏にちょうどいいような内容を書こうと思います。この時期になると怖い話があちらこちらでささやかれるためか、問い合わせの増える内容と言ってもいいかも知れませんね。
 都市伝説で誰でも聞いた話といえば、必ず上位に上がってくるのが、「ベッドの下に隠れていた男」の話です。その部屋の住人が友達を連れて帰宅、くつろごうとしたところ突然友人が「コンビニへ行こう」と言い出す。半ば強引に連れ出されて事情を聞いてみると、ベッドの下に凶器を持った男が潜んでいたと言われ驚いて警察に駆け込む、という話です。よくテレビ番組でも再現されていたりしますね。
 確かに話の細部は変わっていますが、話自体は現実にあった話です。といっても友人が機転を利かせて連れ出したりですとか、かなら長い間潜んでいたというようなドラマめいた部分はなく、帰宅したところ窓を破って侵入していた空き巣と鉢合わせし、危ないところを逃げて助かったというのが実際のところです。まあ事実とはそんなものですね。それがいつの間にか人を通して伝わるうちにいろいろな部分がつけられ、少しずつ変えられ、都市伝説として広まっていったのでしょう。
 ただし、この話そのままの事件がまったくなかったとは言い切れません。そうなるには似たような土壌があってのことですから、私は警視庁管轄内での事件を元にお話していますので、日本全国の警察のデータベースをさらえば出てくるかも知れませんね。
 また、少し状況は違うのですが、夜中にパトカーのサイレンが鳴ったからと飛び起きて見に行った女性がアパートに戻ったところ、押入れから男が飛び出してきて殺されそうになり、たまたま隣の住人が不審な物音を聞きつけて訪れたため助かった、という事件が実際にありました。施錠を忘れて飛び出していったため、そのパトカーがやってきた「殺人事件」の犯人が逃走中その部屋に隠れていたというものですが、案外こういった事件から都市伝説は出来て行くのかも知れませんね。
 この伝説から学べることは一つ。施錠はきちんと確認し、野次馬にはむやみやたらと参加しない、ということです。自分が都市伝説の当人となってしまっては目も当てられませんよ。


 


[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●いないはずの住居者

 先に言うとくけどな、この話を読んでの苦情は一切ナシやで。

 ある日のこと。中年のおっちゃんがげっそりやつれた顔をして俺のとこに来た。依頼の内容は、いないはずの同居者を探してくれということ。
 どういうことや?と思って話を聞くと、そのおっちゃんな、アパートに一人暮らしで携帯電話を家の電話代わりに使ってるんやけども、友人がかけると必ず女の声で応対があるらしい。おっちゃんリストラされて職探し中で携帯は家に置きっぱなしにしたまま(それは携帯の意味あるんか?)、日中はほとんどおらんのやけども、それを知って誰かが勝手に上がりこんでいるのか、どっか屋根裏にでも隠し部屋があるんちゃうかと調べたけどもそんな気配は一切ない。それでも友人は女が必ず出るというし、おっちゃんもこらもしかして幽霊がいるんじゃないかと怖くなって、管理人に聞いてみたけどもそんなことはないと言われた。
 で、困り果てていたところへ、本屋でたまたまこのメールマガジンの冊子を立ち読みしてな、俺がそういう変な事件も引き受けてると知って頼ってきたらしいねん。
 ただその携帯電話調べようと思ったら、今日は持って来てない、外から電話かける時はもっぱら公衆電話ということやったんで、今度また持ってきてくれということで終わりになった。何しろ俺が確認しようにもおっちゃん、電話番号覚えてないっちゅーねんから話にならんし。せやから自分でかけて確認したこともない、言うてたなぁ。
 そんで数日後、おっちゃんが携帯電話を持ってきた。俺はそれを一通り調べて、盗聴器とか変な機器が仕掛けられてないのを確認してな(旧型やから結構大きかってん)、番号に俺の携帯からかけてみたんや。
 1回もコールせんうちに電話がつながった。けど何でかその携帯電話は鳴ってへんかったんや。番号違いか!?と思て耳を済ませたらなんと女の声なんや。





 「お客様の御都合により、この電話は現在通話が出来なくなっています」

 おっちゃん!これ料金払ってなくて止められとんじゃボケ!




[防犯ミニ知識]


●医療従事者の方へ

 医師法21条における死亡検案の解釈についてですが、異状死の場合の届出義務について、きちんと守られていない病院があります。
 救急車などで運ばれてきた患者の容態に対し、同乗者の証言のみで判断、診療する医師について、明らかに人為的な致死傷である場合は必ず警察への届出の義務を負います。
 警視庁管轄内で発生した事件において、緊急搬送の患者が治療中死亡、付添い人の証言によると運転操作ミスによる自損事故であり、これから警察と現場検証であるというのでそのまま死亡の手続きをした。しかし後になって付添い人は加害者側であり、死亡者は運転中加害者に追突されて反対車線の車両と衝突していたことが判明したということもありました。
 届出について医師法に定められた患者の守秘義務に抵触するという解釈もありますが、犯罪の隠蔽は重大な違反です。医療事故、異状死の届出は自己判断せず、法律に基づいた厳密な解釈をお願い致します。


●子供が被害者になるケースが増えています

 全国で子供を対象とした犯罪が急増しています。長崎の事件を始め、公園で遊んでいた子が連続してケガをさせられる通り魔事件も発生しました。
 4歳5歳ともなると自我の目覚めもあり、はっきりした個人認識を持つことができるのでつい目を離しがちですが、公園で遊ばせたり、スーパーへ買い物に行く時は絶対に目を離さないことが大切です。買い物へ行く時に子供たちだけで留守番をさせる時は、火の元をしっかりしめ、ライター、マッチなど危険なものは手の届くところにおかないようにしましょう。もちろん、窓のカギもロックして開かないようにしたり、お風呂の残り湯を抜き、事故が発生しない状況にしておくことも重要です。
 子供が犯罪に巻き込まれるケース、事故にあうケースは、保護者の監視が緩んだ隙が圧倒的に多くなっています。
 大切なお子様を親御さんの手で守ってあげて下さい。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●防犯カメラの性能は?
「つい最近、防犯カメラから犯人を特定し逮捕した事件がありましたが、防犯カメラの性能ってどこまで良くなっているのか教えて下さい」

 生活安全部からお答えします。
「防犯カメラといっても設置場所に応じて様々な用途に分かれていますが、性能だけあげるならば、有人監視の下での特定対象追跡システム、無人の場合は侵入者を察知した時に録画が始まり、写真として記録するもの、夜間でも昼間のような明るさで映すことができるものなど様々です。
 今回犯人を特定したカメラは、細部まで映し出すことが出来るカメラであり、それをコンピューターの分析にかけてより映像をはっきりさせました。
 防犯カメラも日々進化しています。防犯のために町内会、商店街単位でで設置するところも増えています。ホームセキュリティとしても導入されていますので、一度どんなものがあるのか、ご自分の目で確かめていただくのもいいかも知れませんね」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●フィッシング、こんな魚に注意!

 こんにちは!交通課の由美ですvv阪神の勢い、すごいわねー。トリンプから阪神柄の下着が出るっていうけど、あれはちょっと…。でも買う人いるのよね。
 さて今回の裏ワザは、元警察官の渋いおじさまより伝授!釣りを初めて楽しむ人、夏のレジャーに親子で釣りでもって考えている人へのアドバイス講座です!
 釣堀に行く人はいいとして、海などで釣りをした経験のある人が一度は遭遇している、「危険な魚」。初めての人は何も準備してなくて素手でつかもうとするけど、これはとてもアブナイのです。
 エイが尾びれあたりに鋭い毒針を持ってるのを知らない人はあまりいないと思うけど、オニオコゼという魚やゴンズイという魚も背びれや胸びれに毒針を持ちますし、ヒラメやタチウオみたいに鋭い歯を持っている魚だって沢山。
 つまり釣り上げて針を外そうとする瞬間に一番ケガをしやすいのです。魚だって必死に反撃してくるから、針を外そうとしたら噛み付かれて指から出血したなんて事故も多発するのだとか。それは大抵、素手で魚をつかんだ人なんだそうです。
 釣りに慣れている人はまず釣った魚を良く見て、危険な魚ではないか判断し、危険であった場合は靴で押さえて針を外し海に戻したり、フィッシンググローブをつけて魚をつかむそうです。(危ない魚だからって海に戻さず放置しちゃダメ!無駄な釣りはしてはいけません)
 くれぐれも、釣り上げた魚には注意してね。釣り上げた瞬間が一番危険。一番油断してるからね。
 また、釣りを楽しんで帰るときには必ず切れた糸、ルアーなどゴミを持ち帰りましょう!
 この裏ワザを教えてくれたおじさまの口癖は、「刑事は逮捕の瞬間が一番危険」。なるほど、似てるような気がしますね!
 では良いレジャーを。




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 脱サラして警察官になった某所轄署某課のA刑事。たまに間違えるのか、市民が来ると大声で「いらっしゃいませ!」と叫んでいる。この前は相談に来て帰る人に向かって「ありがとうございます、またお越しくださいませ」と言っていた。




[あとがき]

 犯人を捕まえてみればこの前まで小学校に通っていた12歳の少年だった。小学生4人が行方不明になって、発見された時はそばに死体があった。
 この頃事件の凶悪化だけでなく、理解しがたい発生状況であることが増えてきた気がします。過去の統計から判断するのではなく、リアルタイムの情報を集め、事件解決に向けて努力しなければならないと痛感しています。
 さて次回は8月ですね。夏休み、お子さんと一緒に読んでいただくのもいいかも知れません。それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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