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警視庁メールマガジン第57号

==警視庁メールマガジン第57号==
                                   発行日:03/08/29



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●ヤミ金融対策法が成立しました
●見学会終了のお礼とご挨拶

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●都市伝説と警察4

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●都市伝説みたいな話

[防犯ミニ知識]
●スズメバチにご用心

[ほんの一口〜読者の声]
●信号機が変わったような気がするのですが?

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●この魚、大丈夫?

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●ヤミ金融対策法が成立しました

 深刻な社会問題となっているヤミ金融に対し逮捕者も出ている中、政府はこの現状を深刻に受け止め、第156回国会において、ヤミ金融対策法(貸金業規制法及び出資法等の一部改正法)が成立しました。
 主な内容としては以下の通りです。

1.貸金業登録制度の強化
 貸金業登録の審査について、申請者等の本人確認を義務化するとともに、人的要件(暴力団員の排除など)の強化や財産的要件の追加、各営業店への主任者の設置の義務付けにより、さらに厳格な登録審査を行う。

2.罰則の大幅な引上げ
 高金利貸付け、無登録営業に関する罰則の大幅な引き上げ。
 また、高金利を要求する行為そのものも罰則の対象となった。
・高金利違反 ⇒ 5年以下の懲役、1千万円(法人の場合3千万円)以下の罰金
・無登録営業 ⇒ 5年以下の懲役、1千万円(法人の場合1億円)以下の罰金
 
3.違法な広告、勧誘行為の規制
 無登録業者の広告、勧誘行為について罰則を適用
・罰則の新設 ⇒ 百万円以下の罰金

4.違法な取立行為の規制強化
 正当な理由のない夜間の取立て、勤務先等居宅以外への電話や訪問、第三者への弁済の要求など行ってはならない取立行為の具体例について、法律で明確にするとともに、罰則の引き上げ(無登録業者の行為も罰則の対象)。
・罰則の引上げ ⇒ 2年以下の懲役、3百万円以下の罰金

5.年利109.5%を超える利息での貸付契約の無効化
 貸金業者が年利109.5%を超える利息での貸付契約を行った場合には、当該契約は無効であり、利息については一切支払う必要はないとする。

 金融庁では、貸金業登録制度の強化により、悪質な業者が安易に貸金業登録を行い暴力団等から資金を得て組織的に貸付けを行うといった事例の排除に努めるとともに、相談体制の強化や捜査当局等関係機関との一層の連携強化に努めるとしています(上記2.3.及び5.は9月1日に施行)。


●見学会終了のお礼とご挨拶

 夏休みに行った警視庁見学会においては、お蔭様で沢山のお子様にご参加いただきましてありがとうございました。警察に対するご意見も多数寄せられ、治安や防犯に対する見識を深めていただけたものと確信しております。
 尚、今後見学会開催の予定につきましては検討中ですが、より身近な警視庁を目指して市民の皆さんと交流を深めるべく努力してまいります。これからの警視庁にご期待ください。


  


[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●都市伝説と警察4

 夏休みのみに限定して都市伝説を取り上げてきましたが、意外に数が多く、選ぶのに苦労しました。今回は、これからも増えるであろうやり口に警戒の意味もこめて、チェーンメールのお話を取り上げることとします。
 パソコンもしくは携帯電話でメールアドレスをお持ちの方なら、1度くらいはこういうメールを受け取られたことがあるのではないでしょうか。
「××区の○○病院に、△△さんという人が救急車で運ばれました。緊急手術を受けていますが血液が不足しています。血液型●型の人はすぐに○○病院にお越しください。また、このメールをできるだけ沢山の人に回して下さい」
 もしくはこんなパターンもあると思います。
「××区の○○病院に、△△ちゃんという女の子が入院しています。今年●歳ですが、白血病のために殆ど外出したことがなく、自分の生きていた証拠を残したいと思い、自分のパソコンから発信したメールがどこまで届くかの世界記録を作りたいと思っています。どうかこのメールをできるだけ多くの人に回して下さい」
 細部は違っているでしょうが概要としては、助けを必要としていること、それにはこのメールを回すことが不可欠であることをアピールするものです。人の良心につけ込んだ、とても悪質なものですね。
 こういったメールが出回るのはある程度の周期があり、今年の4月にも日本赤十字社へ献血をしに来て欲しいといった内容のものが全国で出回り、赤十字社は対応に追われホームページでも呼びかけを行ったほどです。
 もちろん警察も無関係ではありません。「血液を運送するための緊急配備を敷いた方がいい」「該当の病院まで、献血に行く人を優先して運べるようパトカーで先導すべき」などの電話がよくかかってきて、担当者が困惑するようです。
 冷静に考えていただければ、本当に緊急を要する献血の呼びかけがメールなどで行われるかどうか、わかりそうなものです。先日、湾岸署所属の青島刑事がテレビ局のカメラを通して呼びかけていたように、テレビ、ラジオなどのメディアを使った方がどれだけ効率的か分かるでしょう。
 もしも本当にこういった血液不足の事態が発生すれば、警察は病院もしくは血液センターからの要請を受けて初めて動くことになります。血液を他の病院から運搬する際にその該当車両が効率よく通行できるよう、各所で交通整理を行ったり、場合によってはヘリを提供することもあります。それまでは勝手に動くことはありませんし、ましてや警察の独断で何か行ってしまうと、職権乱用となってしまいます。
 こんなメールを受け取ったら急いで回す前に、信憑性を疑うことです。自分の居住地域ではないのに届いたのだとしたらまずそれはチェーンメールですし、居住地域内だとしても、誰から送られてきたのかが問題となります。送り主に尋ねて、その人も別の人から受け取ったのだとするのであればご自分のところで止めてしまった方がいいでしょう。
 人の親切心を利用したチェーンメールは悪質ですが、その本質を見抜く目を持ちたいものです。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●都市伝説みたいな話

 明智さんの話のパクリやないで。うそ臭いけどホンマにあった話なんや。事実は小説よりなんたらっちゅーやつやな。ちょっと読んだあと怖くなるかもしらんから気をつけてな。
 その依頼を受けたんは、そろそろ冬用のコートが欲しくなってくる季節のことやった。高校生になる娘の部屋が何日かに1回朝になると何か探したように荒らされている、という内容で、警察にも届けたが施錠はしっかりしており侵入の形跡はないっちゅーことで、気のせいと済まされてしまったというんやな。頻繁にあらされとるというのに、ろくな捜査もせんで気のせいにしてしまうのは一体どこの警察や…。ま、そないなこと言ってても仕方がないから俺が調べて犯人警察に突き出したろと思い、次の夜から張り込みを始めたわけや。
 しかし一晩見張っててもそれらしい人物が侵入することはなかったし、俺から死角になる場所に置いとったビデオカメラにも、何も変な人物は映ってへんかった。家族が起きだしてきた午前6時ごろ、これ以上は誰も入れへんやろと俺は引き上げた。それが数日続いて、侵入者が俺に気づいて警戒したんかな?と思ったその日の朝早くに「また侵入されていた」っちゅー電話がかかってきてん。
 俺はきちんと見張りはしとったし、カメラにも変なものは映ってへん。それなのに侵入されたっちゅーことは何かそこに俺の気づいてないトリックがあるということや。探偵のメンツにかけてこれは解決したろと思って、その日から24時間、友達にちょっと手伝いを頼んで交替で張り込みすることにした。
 それから1週間経って、俺は変なことに気づいたんや。
 大体毎日の生活パターンとしてその部屋を荒らされるという娘が帰ってきて、依頼者である奥さんが買い物に出かけるんやけどな、そこに週のうち3回ほど男の来客があったんや。若い感じやったから娘の友人かなと思って見てたけど、泊まるみたいで大体その日は出てこなかった。次の日の朝、家族が出ていって、奥さんがゴミを出しに行く時に男は出て行きよる。普通泊まったら挨拶くらいせんのかなと思たんやけど、大体この男が泊まりに来た日は部屋が荒らされとるんや。ま、犯人は幼稚園児でも分かるわな。
 俺は依頼者に「娘さんの友達が怪しい」ということを伝えた。けど依頼者、怪訝な顔をするんやな。「該当の日に来た人間はいないし、泊まる仲の友達でそういう人間は聞いていない」と。
 男が帰るのを尾行して住所は突き止めとったから、俺はすぐにそっちに向かって直接本人を問いただした。
 したらとんでもないことが分かった。
 その男は娘のストーカーで、そうやって家に忍び込んで押入れに隠れ、朝まで娘の寝顔を見たり部屋をかき回したりして、朝になったらまた押入れに隠れて家族がいなくなるのを待ち、堂々と玄関から出ていっていたわけや。そら施錠は関係ないわな。
 男の言い草がまた呆れるんや。「彼女が眠っている時に火事や地震が起きたら大変だから、守ってあげたかった。最近は人がいても侵入する泥棒とかいるし、心配だった」やと。ま、皆の代わりにとりあえず俺がどついといたから。
 結局この男は家宅侵入と窃盗で逮捕。家族はえらいビックリして、それからは家にいても施錠をするようになったとか。
 ホンマ、施錠は夜だけでなく昼間でもしといた方がええで。いつ、押入れに不審者がいるとも限らんからな。




[防犯ミニ知識]


●スズメバチにご用心

 このところ、市役所や業者に、スズメバチの巣の撤去依頼が急増しています。気がついたら大きな巣が軒下に出来ていた、近所の公園にハチが巣を作っているといった内容が主です。
 しかしこのスズメバチの怖さを知らない方も未だ多く、自分で巣を撤去しようとしてハチの大群に襲われ重傷を負う、命を落とすケースも後を絶ちません。
 ハチの巣の撤去は専門家に依頼することは勿論ですが、襲われた時の対処法、襲われない為の方法を知っておきましょう。
 スズメバチといえば田舎に生息するものと思われがちですが、雑食性であるため最近は、適度に緑があってゴミが散らかっている都市部に生息の場を移して来ています。
 もし街中でハチを見かけた場合は大声で叫んだり駆け出したりせず、顔を覆って静かにその場を離れて下さい。ハチを刺激すると集団で襲い掛かってきて大変危険です。また、ハチは色や匂いに反応するので、派手な色や柄の服を着ていた場合や香水をつけている時はすばやく行動することが必要です。手で払うことはハチを興奮させるだけですのでしないようにしてください。
 ハチに追われたらすばやく逃げて屋内に入るか、藪などに隠れるようにしましょう。カチカチという音がしたら、それはハチの警告音です。それ以上近づかず、速やかに離れることが必要です。ハチのナワバリは半径50メートル以内であると言われていますので、それ以上離れて下さい。
 また、刺されてしまった場合は直ちに病院へ行って下さい。特に2回目以降はアナフィラキシーショック反応といって免疫抗体のために急激なアレルギー反応が生じる場合があります。全身にじんましんが出て、重症の場合は喉の内側に浮腫が出来ます。この浮腫が出来た場合は15分以内にエピネフリンを注射しなければ窒息死の危険性があります。
 このように、スズメバチは大変獰猛で危険な存在です。くれぐれも安易な気持ちで巣に近づいたり、刺激したりすることのないようにしましょう。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●信号機が変わったような気がするのですが?
「最近、一部の信号機が、結構見やすくなったような気がします。帰宅時にちょうど西日があたると、今何色なのかわからなかったのが、ハッキリ分かるようになって便利になりました。しかし、便利なのにあまり見かけません。普及する予定はないのでしょうか?」

 警察庁交通局よりご回答いただきました。
「見かけられた信号機は、「LED(高輝度発光ダイオード)式信号機」というもので、試験的に全国で導入されており、これから本格設置が考えられているものです。従来の信号機と違い、見やすいこと、1台あたりの消費電力が15ワットと少なく、環境にも優しく、またメンテナンスも故障時を除き殆ど必要ありません。
 従来の電球式が色つきカバーを通して表示するため、西日にあたると反射して「疑似点灯」が起こり、3色とも点灯しているように見えたりする問題があり、LEDは、鮮明な色の光を自ら発光するためドライバーからも何色が点灯しているか確認しやすいのが大きなポイントです。
 全国の信号機全てをLED式に交換した場合、CO2排出量を年間28.4万トン削減することができ、7500万本の植林をしたのと同じ効果が発揮できるという試算報告もあります。
 しかしコストが15-20万割高になることから足踏みしているところも多く、本格導入はされているものの未だ全国普及には至っていないというのが現状です。
 交通事故防止のために、是非とも全国都道府県警察において導入を推進していきたいと思っております」

 お忙しい中ご回答ありがとうございました。




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●この魚、大丈夫?

 こんにちは!交通課の由美ですvv今年の夏って一体ナニ!?レジャーを楽しむどころか、少し早く秋の服を出してきたりと夏台無し。ちょっと寂しい由美さんでした。
 さてさて今回は、暑かったり寒かったりとちょっと微妙なこの季節。魚を買ってたのをうっかり忘れて翌日になっちゃったけど、この魚食べても大丈夫?という時に便利な裏ワザです。
 その魚が入りそうな大きさのボウルに冷水を入れ、その中に魚を入れます。すぐに浮いてくるようならまったく問題ナシ!さっさと調理しちゃいましょう。浮き上がってこない時は残念、捨てた方が無難です。
 本当に簡単なこの確認方法、試してみてね。
 魚の鮮度はいいけど、いい男の鮮度が簡単に確認できる方法ってないかしら…。




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 脱サラして警察官になったというKさん。先日先輩と一緒の巡回にて交通事故発生を目撃。彼は開口一番「誰か警察に通報して!」と叫んだ




[あとがき]

 今年の夏は、海に山にとレジャーの計画を立てていたご家庭にとって天気や気温に振り回されたものとなりましたね。野菜や米もうまく育たず、これからの食卓に並べる食材に頭を悩ませているところも多いでしょう。様々な気象条件が重なってこのようなことになったようですが、結局の原因は環境破壊にたどり着くようです。少しでも環境に優しい生活をしたいですね。
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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