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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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警視庁メールマガジン第59号

==警視庁メールマガジン第59号==
                                   発行日:03/09/26



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●プロファイリングを本格導入します
●出会い系サイト規制法で逮捕者

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●他人のせいにする親

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●探偵を信用せぇ!

[防犯ミニ知識]
●違法駐車問題に係る道路交通法改正案提出のお話

[ほんの一口〜読者の声]
●配達員だって危険行為をしている!

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●衣類の肩に効率的にアイロンを!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●プロファイリングを本格導入します

 来月1日より当庁において、プロファイリングなどの科学捜査を積極利用するため、「犯罪捜査支援室」を新設します。捜査一課所属の科学捜査官を中心に約30人で構成する予定で、今後2000年12月発生「世田谷一家殺害事件」など、動機が見えないまま未解決になっている重要事件の捜査にも取り入れていきます。
 プロファイリングは、従来型捜査では対応できない事件に有効とされており既に、96年から一部の捜査で活用してきています。昨年3月、続発した連続婦女暴行事件においても、この捜査方式を取り入れ、犯人検挙の実績を上げています。
 FBIなどにも科学捜査官を派遣するなどして本格的な組織作りへ準備を進め、GIS(地理情報システム)と道路通行記録の検索ソフトを組み合わせた最新の分析システムを開発してきています。支援室は刑事部に置き、統計学や心理学、医学などの科学捜査員らを配置。今後、事件ごとに情報を収集し、これを捜査本部に伝えることで役立てていく予定です。

●出会い系サイト規制法で逮捕者

 9月13日より施行となった「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」(通称 出会い系サイト規制法)において、都内でも掲示板に、中学生との援助交際を募集する書き込みを行った歯科医師が逮捕されました。同法での摘発は全国で3件目。

 この法律では出会い系サイトを利用して性交渉や金銭を伴う交際を持ちかけること、求めることを禁じており、また、児童によるインターネット異性紹介事業の利用を防止するための措置等を定めたものでもあります。
 このような書き込みをしたものだけでなく、インターネット異性紹介事業者等は「児童の健全な育成に配慮するとともに、児童によるインターネット異性紹介事業の利用の防止に資するよう努めなければならない」とも定められており、これに違反すると場合によっては罰せられることもあります。
 保護者においてもその監督責任について同法律は定めています。
 必要な方は、警察庁から法律文をダウンロードすることが出来ます。

 ・警察庁のホームページ内
 http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen1/deaikeijyoubun.pdf
 ご覧になるには Adobe Reader(R)が必要です。 Adobe Reader(R)はここから入手できます。


  


[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●他人のせいにする親

 犯罪で未成年それも、まだ年端もいかないような子供が巻き込まれると、非常に心が痛みます。最近そういった事件が多発しており、是非とも全国都道府県警察諸君の奮闘を祈りたいところです。
 どんな事件でも状況に不審な点があれば、他殺の疑いもあるとして我々が捜査に乗り出します。そういったうちにこれは事故らしいと判明するものもあり、そうなると今度は現場の状況に問題はなかったか、安全対策はきちんとなされていたかなどの調査になります。これは警視庁の仕事ではなく所轄署などに引き継がれます。(例外もありますが)
 私もいくつか、殺人かと思われていたものが綿密な捜査の結果事故死ということが判明して捜査の引継ぎを行ったことがあります。ただ、困った親御さんにも何度か遭遇しました。
 「これは事故じゃない、絶対誰かに殺されたのだ。うちの子がそんな危険なことをするはずがない」「管理に問題がある。こんな事態を想定していない方が悪い」
 アメリカでは、ある家に盗みに入った窃盗犯が、その家の屋根を踏み抜き落下、重傷を負うという事件があり、「こんな壊れやすい屋根にしている方が悪い」と、窃盗犯がその世帯主を訴え、勝訴したという事件があります。
 担当した事件の中で一つあげますと、教育熱心なあまり子供さんを深夜まで遠くの塾に通わせていた家庭がありました。その子供さんは小学校に入学したばかりだったのですが、電車で何駅も離れた塾に通っていました。ところが、塾を出たところで電車の時間を気にして赤信号を無視して歩道を渡ってしまい、トラックにひかれて亡くなってしまったのです。当初トラックの信号無視かと思われておりまた、誰かが背中を押したという目撃例もあったことから(のちに見間違いと判明)我々が捜査したのですが、最終的に事故との判断が下され、それを告げた時に親御さんがこう言いました。「近くに塾があるというのに、飛び出しを考えなかったトラックが悪い。うちの子供は犠牲者だ」
 私はそういった親御さんに出会うたびいつもアメリカの訴訟例を思い出します。いつから責任を他人に擦り付けることが当たり前となってしまったのか、正直理解に苦しみます。
 子供というものは親の思うとおりには行動しません。自分の興味が向けば危険と言われても行きますし、困った事態が起きた時には大人の助けを借りず自分だけで処理しようとするものです。
 他人が、現場が、という前に、そういうことを子供にさせてしまったのは誰なのか、考えて欲しいと思います。
 保護者の責任というものを法律で定めなければならないほど、子供の教育が出来ていない親が増えたというのは本当に悲しいものです。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●探偵を信用せぇ!

 まずこれはゆーとかんとな。阪神優勝!日本シリーズもこの調子で頼むで、星野大明神!あと、道頓堀ダイブはホンマやめとき。いかにも昔からのファンが飛びこんどるように思えるかもしれんけど、本当の虎ファンは飛び込まん。むしろ他から来た奴とかにわかファンが舞い上がって飛び込んどるんや。死者も出たくらい危険やし、何より汚いで。
 さてと前置き長くなったけども今回の話は、どうにもこうにもやりにくかった依頼者の話や。
 依頼を引き受ける時にな、例えば「何か情報が少しでも入ったら知らせて欲しい」とか「ある程度まとまってから、定期的に知らせて欲しい」とかそれぞれ依頼者の都合によって調査を進めていったりするんや。家族のこと調べとったりするとあまり頻繁に連絡入っても都合悪いから、会う場所と時間を決めておくとかな。
 それは別に構わんのやけども、困るんは「こういう調べ方をしてくれ」と言う人や。例えば「警察のデータを引き出してどーたらこーたら」だの「盗聴器を仕掛けておいたから、ずっとそれを見張ってくれ」だの。あんたらドラマの見すぎやで。
 探偵の調査方法はそれぞれやり方があるし、テレビみたいに派手なものはむしろ少ない。警察で言う裏づけ捜査みたいな、地味でコツコツやっていく調査の方が多いんや。現場を知らん人間が想像してあれやこれや言われてもホンマ困る。
 中には俺が張り込んどる現場に現れて、こういう格好をしろだのもっと周囲に聞き込みをしろだの言うてきた人もおったけど、そんなことしたらターゲットにモロバレや。せやったら自分で探偵ごっこでもすればええやん?
 警察もやけど探偵も、現実と物語があまりにもかけ離れすぎて自分の想像したのと違うのがショックなんやろな。
 けど信用してもらわんと、俺も何のために引き受けたんかわからんし。
 安心しいや、俺は絶対期待は裏切らへんから。せやから依頼したら、じっとおとなしくしとくことやで!
 言うやろ、果報は寝て待て、虎の執念岩をも通すて。…ま、18年かかったけどな。




[防犯ミニ知識]


●違法駐車問題に係る道路交通法改正案提出のお話

 街中に溢れかえる違法駐車の列。細い路地に入ったら路上駐車されていて身動きが取れなくなったり、車庫の前に駐車されていて出られず迷惑したりと、違法駐車に対する被害が各地から報告されています。
 中でも都市部の違法駐車は年々深刻になってきており、深夜路上駐車の列が出来ているために緊急車両が通行することが出来なくなり、迅速な救助活動等に支障をきたす例が発生しています。
 これまでは違法駐車に対しては違法駐車の運転者を特定しなければ反則金を科すことができず、このため、「自分は駐車していない」と主張する運転者の逃げ得を許したり、違反ステッカーをはられた運転者の約2割が出頭して来なかったりする実態がありました。
 こういった「逃げ得」を許さないためにも年内に道路交通法の一部を改正した試案を作成し、検討を重ねた上で来年の通常国会に法案を提出する予定です。
 この試案では取り締まりについて、車の運転者ではなく所有者(車検証上の使用者)に行政罰を科し、違法駐車の事実を確認する作業や、違反書類の作成などを民間企業やNPO法人に委託するものとしています。民間人による取締りについては公平を期するため、資格制度の取り入れ、みなし公務員規定の設置も検討中です。
 法律が定められたから、ではなく違法駐車は迷惑行為です。安易な気持ちで駐車することのないようにしましょう。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●配達員だって危険行為をしている!
「一般の人ばかり取り締まっていますけど、路駐している宅配便の車とか、歩道を走っている郵便局のバイクとかは取り締まられているの見たことないんですけど?差別されているのでしょうか」

 交通執行課からお答えします。
「業者車両、バイクなどももちろん取り締まりの対象です。長時間駐車して著しく交通の妨げになっているもの、交差点付近に駐車しているもの、歩道を走っていた場合など、すべて取り締まっています。
 毎日定期的に違法駐車をされて困っているなどありましたら、最寄の警察署までご連絡下さい」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●衣類の肩に効率的にアイロンを!

 こんにちは!交通課の由美ですvv何だか急に寒くなってきちゃったねー。急いで秋物を出してきた人もいるんじゃない?
 さてその秋物、出して洗濯したはいいけどもアイロンがけが大変、という時に役立つ今回の裏ワザです。
 ジャケットとかでアイロンがけに手間取るのは肩の部分。きちんとかけようとするとあちこちに細かいシワが出来ちゃったり、かといって立体アイロン台をわざわざ買いたくないし…。さてこんな時は、椅子を使うことにしましょう。
 背もたれの角部分にタオルをしいて、その上からジャケットをかけます。ちょうどタオルの上に肩部分が来るはずだから、丁寧にアイロンをかければOK。あんまり力を入れたりしつこくするとてかっちゃうから軽くかけるか、あて布をしましょう。
 これで突然寒くなった日も大丈夫ですネ!




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 この間張り込み中に声をかけてきたおじさんへ。
 耳につけているのは、ラジオのイヤホンではなく、本部からの指示を受ける無線です。だからどの馬が勝ったかなんて分からないんだよ。ケチって言わないで…。
 



[あとがき]

 冒頭でもお知らせしていますが、警視庁では日本初のプロファイリング捜査を導入することになりました。これらを未解決事件及びこれからの事件の迅速な解決のために取り入れていけたらと思っています。
 最近各地で地震が多発していますね。先日は都内でも震度4の地震がありました。気をつけてすごしていきたいものです。 
 ではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
転載を希望する場合はご連絡下さい。


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