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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
安全は正しい防犯知識を身に付けることから
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警視庁メールマガジン第60号

==警視庁メールマガジン第60号==
                                   発行日:03/10/10



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●全国地域安全運動が始まります!

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●雑学と警察の事情

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●大失敗した追跡

[防犯ミニ知識]
●あなたが誘拐されそうになったら

[ほんの一口〜読者の声]
●超常現象ってどこまで信じてるの?

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●作業中の電話はとらない!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●全国地域安全運動が始まります!

 明日11日(土)から20日(月)までは、全国地域安全運動期間です。
 全国地域安全運動とは、安全・安心まちづくりを目指した、(1)住宅を対象とする侵入犯罪の防止(全国重点)、(2)自転車盗、オートバイ盗、車上狙いの防止、(3)その他ひったくり等の犯罪の防止を目標とするものです。また、地域の安全を担う地域安全協会や、地域安全推進員の方たちが中心となって、警察や自治体等の関係機関・団体等と地域に住む人達と連携して、地域安全活動を強化することによって、犯罪や事故、災害のない、安全で安心して暮らせる美しい地域社会の実現を目指して行われます。
 期間中は、「住宅を対象とする侵入盗の防止」・「自転車盗、オートバイ盗、車上狙いの防止」・「その他ひったくり等の犯罪の防止」等をテーマにしたキャンペーン等県下各地で安全・安心まちづくりを目指した多彩な行事がくりひろげられます。
 行事の実施日、内容などにつきましては最寄の警察までお問い合わせ下さい。皆さんで安全で住みよい街を作りましょう。
 

  


[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●雑学と警察の事情

 ある番組がヒットしてからというもの、世の中雑学ブームのようで、様々な本が店頭に並んでいるのを見かけます。その中には、警察のことを扱ったものもいくつかあり、気になるものですから手にとることが良くあります。
 内容といえば他愛のない、駐車違反キップを切られないようにするには、ですとか、交通違反を見逃してもらうにはどうすればいいか、といったものですが、中にはまったく根も葉もないようなことを事実として書いてあるのもあり、読みながら苦笑させられることがあります。
 あまり具体的に書くとどの本かということが分かってしまいますので明言は避けますが、「警察とはそういうところなんだ」と誤解されないために、いくつか例を挙げておきましょう。
 まずは典型的な話ですが、取調室での食事は自費です。刑事が払ってくれると書いてあるのは本当ではありません。それだと次から次へと注文されてただ食いされてしまいますね。まあ取調室で堂々と飲み食いできるほど神経の太い方にはあまりお目にかかったことがありませんが。大抵注文するのはコーヒーなどの飲物ですとか、軽食が多いですね。
 やったことを自供し始めれば、優しい刑事などは身銭を切って食事をおごってくれることもありますが、刑事もそうサラリーマンと変わらない給与ですから、事件のたびに犯人に食事をおごっていてはとても身が持ちません。
 きっとこの記事を書かれた方はドラマの話を鵜呑みにされたんでしょうね。
 次に、所轄署と本庁は仲が悪いという話です。大体どのドラマを見て書いたのか見当はつきますが、あそこまで悪いということはありません。では少しは仲が悪いのかと言えば、なかなか難しいところです。捜査の方針は本庁もしくは県警本部などが決め、所轄署はその捜査方針に従って動きますから、不満を言いづらいという雰囲気はあるかも知れません。しかし、捜査に当たっては本庁捜査員も所轄署捜査員も合同で動きますので、所轄署だけが捜査から外されるということはありえません。そんなことをしていたら捜査自体が進みませんからね。
 それからこれが一番困ったのですが、「警察はちょっとしたことでは動いてくれない」という記事です。そんなことはありません。警察には行きにくいという方のための#9110サービスもありますし、法が緩和されたり導入されたりなどでで民事不介入だった警察が、市民の相談に乗ることが可能になってきています。確かに「隣の犬がほえて困る」という相談を持ち込まれても、「では逮捕しましょう」というわけには行きません。ですが、例えば「隣の家から不審な物音がする」「電話で脅迫されている」等といった相談にはきちんと対応しています。
 雑学として、警察の知られざる一面を少しだけ公開してくださるのはありがたいのですが、個人で経験されたこと、見聞きされたことが必ずしも本当だとは限りません。たまたまちょっとだけ便宜を図ってくれた場合もあるのですから、あまり事実ではないことを流布しないで欲しいですね。
 



[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●大失敗した追跡

 なんやこの間もろた手紙に「失敗談とかないんですか?」っちゅーもんがあったから、たまには失敗の話をするのもええかもな。ちゅーわけで今回は、今思い出しても「しもたな」と思う大失敗の話。
 丁度、別の場所で受けてた依頼が終わって、大阪へ帰る途中のことや。不審な動きをしとる車両を見かけたんやな。その時は「なんやあれ」と思ったくらいやったけど、ふと思いついて物陰から見張ってたら、通りに停車しては、道を歩いとる人間と何かやりとりをして発車。また停車しては同じやり取りの繰り返し。何をしとるか気がついた時、俺は心底驚いたで。
 街中でしかも日中堂々と、薬の売買しとるんや。そら昼間っからやるとは警察も思わへんし、何よりもっとこそこそしとるもんやしな。多分欲しい人間との間で何らかの合図があるんやろけど、とにかくこれは見逃せんと思たわけや。
 そこで警察に電話入れようとな、車のナンバーを確認しようとしてホンマにアホみたいなミスして、見つかってしもたわけや。その途端車は急発進、こっちは連絡するヒマもないままバイクで追っかけ。車やったら片手運転でも大丈夫やけど(ホンマはあかんけど)、バイクは電話しながら運転っちゅーわけにはいかんからなぁ。
 も一つ最悪やったんは、そっから車がとった逃走経路が山道やったことかな。俺のバイクは山道でも悪道でも走りよるけども、間の悪いことに山に近づくにつれて、残雪があちこちに見え始めたんや。来る時は高速通ってきたから全然関係なかったけども、一般車道はまだまだ雪が残ってたんやな。流石にアイスバーン状態の道やと、車に太刀打ち出来へんねや。
 そっから先はご想像の通り。一時間近く追跡したところで、雪にタイヤ取られてスッ転んで林へダイブ。雪のおかげでケガはせんかったけど、この車を逃したんはホンマに悔しくてしょうがなかった。ま、ナンバーはしっかり見れたから通報して、山道の出口をパトが包囲して無事御用っちゅーことになったけどもな。
 この話に、こうすればよかった、っちゅー具体策はいくらでもあるやろけど、一番考えるべきやったのは己の未熟さやろな。闇雲に追跡することがええことかどうか、ちょっとは考えんとあかんと思った。
 まあそれが今生かされとるかどうかは…ちょっと自信ないんやけど。
 



[防犯ミニ知識]


●あなたが誘拐されそうになったら

 ここ最近、未成年の連れ去り事件が多発しています。何度かメールマガジンでもお伝えしてまいりましたが、ご家族で防犯について話し合い、十分な対策をとりましょう。
 こういった連れ去り、誘拐、拉致の被害に遭わないための対策をあなたはいくつ言えますか?次に挙げていきますので、まず自分でいくつか考えてから答え合わせをして下さいね。

1.人通りの少ない場所を歩かないようにする
2.誰かに襲われた時は「助けて」ではなく「火事だ」と叫ぶ
3.携帯電話で誰かと話しているフリをしながら歩く(本当に話していると注意が他へ向かないので避ける)
4.自動販売機、看板の陰など、人が隠れられそうな場所、駐車・停車している不審車両があった場合は道の反対側を歩く
5.車の中から「××に行くにはどうしたらいいんですか?」と聞かれた場合は必要以上に近づかない。もしも腕をつかまれたりした場合は、頭突きをして逃れる(相手の方が身動きが取りにくい)
6.鍵を取り出す瞬間が一番隙が出来る。取り出す前に周囲を確認し、不審者がいないのを視認してから鍵を開ける
7.目に付く場所に予定を書かない(会社で、外部の人間が出入りするような場所に予定表などがある場合)
8.防犯グッズは必ず手に持って歩く

 さて、いかがでしたか?4〜5ほど思い浮かんだ人はまずまずと言っていいでしょう。もちろん、ここに記載していない対策もあります。有効に活用なさって下さい。
 また、防犯ブザーをバッグの奥深くにしまいこんでいる方がおられますが、それでもし突然襲われた時きちんと取り出すことが可能かどうか確認してみましょう。恐らく9割近くの方がすぐに取り出せないと思います。
 防犯ブザーの正しい持ち方は、バッグの取って部分につけておく、自転車のハンドル部分にぶら下げておく、夜間は手に持って歩く、というものです。もし拉致されそうになった時には逃げる時にそのブザーを放り投げて反対方向に逃げると、相手はそのブザーをまず止めねばならず、すぐにあなたを追いかけることが出来ません。
 犯罪被害にあった殆どの人が「自分が狙われるわけはないと思っていた」と証言しています。皆さんはこれについてどう思われますか?
 もう一度家族でよく話し合い、こういう風に腕をつかまれたらどうする、後ろからこう襲われたらどうするなど、訓練をかねて防犯グッズを試してみましょう。日頃からサッと使えるようにしておくことが、何よりの防犯となります。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●超常現象ってどこまで信じてるの?
「よく犯人が、「人を殺したら毎晩枕元に立って怖かった」とか言って自首してきたりするって報道されてますけど、ああいうのってどう思いますか?あと、怖い話とかで読んだんですけど、どう考えても幽霊以外ありえないっていう目撃例とかはどう処理されてますか?」

 捜査一課からお答えします。
「前者の場合は明らかな罪の意識からくる幻覚でしょう。良心の呵責がそういった幻を見せたのだと思われます。実際にそうやって自首してくるケースも少なくありません。
 次に幽霊以外ありえない目撃例ですが、そういったものにつきましても証拠がない以上は、捜査員が確認したそのままを報告することになります。とはいえ、あまりにも現実離れしたものを書くわけには行きませんから、一応現実に即した形での報告書になることが多いです、そういう話は滅多に聞かないですが。ある意味そういうものとは程遠い仕事ということになるかも知れませんね」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●作業中の電話はとらない!

 こんにちは!交通課の由美ですvv秋の味覚がそろそろお店に並び始めたけど、今年はいろいろ不作だとかで値段がちょっと高め。んーどうしよっかなーって感じです。
 さて今回の裏ワザは、休日など、何かに没頭している時に作業を中断されない裏ワザ。といっても特に何もする必要はナシ。かかってきた携帯電話などに出ないだけです。
 何故か電話って、かかってくるとどうしても出なきゃいけないって思ってる人が多いけど、例えば集中して見てるドラマの最中に友達から相談の電話がかかってきて、でもテレビは見たくて適当に流しながら聞いてたら、結局話の筋が分からなかった…。なんてことがありませんか?
 これを防ぐためには、何か集中している時には、電話は留守電にしておくのが一番。もちろん1日中留守電にしておく必要はナシ。例えば「このドラマだけは見たい」「この書類だけは邪魔されずに仕上げたい」という時だけしておくのです。そう何時間もかかるわけではないですから、留守電にしておいても大した影響はありません。作業もダラダラ電話もダラダラという悪循環を防ぐにはこの方法が最適。
 あ、でも会社の電話を留守電にしちゃダメですヨー?




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 うちの課のF君は、現場で捜査中、ジャンパーのポケットに突っ込んでいた小銭を落とし一生懸命探していた。
 ところがそれを野次馬に証拠探しと勘違いされてしまい、「頑張ってるなー」「一生懸命だね」という声が飛び交う中あきらめるにあきらめられなくなっていた。




[あとがき]

 そろそろ朝起きるにも「エイヤッ」と気合を入れなければ起きられなくなってきました。こういう時先に起きて部屋を暖めておいてくれる家内は、本当にありがたいものだと実感します。今度の連休は恩返しに、家族で旅行をと予定しています。私は休養もかねて温泉が良かったのですが、子供の大ブーイングにあい、レジャーランドに変更になりました。筋肉痛で週明けを迎えることになるかもしれません。
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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