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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
安全は正しい防犯知識を身に付けることから
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警視庁メールマガジン第80号

==警視庁メールマガジン第80号==
                                   発行日:04/07/16



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●青少年の薬物乱用を防ぐために

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●抜けない癖

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●とりあえず世間話でも

[防犯ミニ知識]
●自然災害に備えて

[ほんの一口〜読者の声]
●もらい事故を防ぐには?

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●眠れない!なんとかして!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●青少年の薬物乱用を防ぐために

 埼玉県内の高校生らが、大麻欲しさに金庫破りなどの盗みを重ね、大麻取締法違反や窃盗容疑などで逮捕された事件は、子供たちの間に薬物が蔓延しているという事実を象徴するものでした。
 薬物を乱用すると死にいたる危険性ばかりでなく、通り魔などの凶悪犯罪を引き起こす可能性もあります。
 学校等における薬物乱用防止に関する指導の充実とともに、ご家庭でも「どうして薬物を摂取すると危険なのか」「どういうことになるのか」を話し合っていただければと思います。また、青少年らに薬物を売買したその売り上げは暴力団の資金源になっており、こういった子供を食い物にする犯罪を防ぐためにも、地域が協力しあって対抗していく必要があるでしょう。
 薬物は大切な未来を奪ってしまうのです。




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●抜けない癖

 昔刑事もののドラマで描かれていた刑事は、ヨレヨレになったコートに眼光鋭い男、といったものばかりでした。こんな刑事が実際にいたら目立って仕方がありませんが、実は眼光が鋭いというのはあながち嘘でもありません。
 そもそも強行犯係や知能犯係の刑事は手がかりを見逃すまい、不審者を見つけようという気持ちが強いため、自然、目つきが鋭くなってしまうのです。
 こんなエピソードがあります。スリというものは絶えず人の財布を狙っているため、視線が手元やバッグにいっています。その目は刑事が見ればわかるのですが、ある時人ごみの中でスリを見つけて尾行中、そのスリがある女性に声をかけ、手はバッグをつかんでいたのでスリの現行犯だと思って取り押さえたら、なんとその女性をたった今痴漢から保護した刑事だったそうです。痴漢も、痴漢を追っている刑事も確かに目線は下向きですから、一見すると見間違うこともあるようです。その痴漢は別の刑事が取り押さえていたようですけどね。
 ですから、一般の方にはわからなくても刑事同士がすれ違うと大抵「あ、この人は警察の人間だな」ということがわかります。
 …まあ、一課内を見渡してみる限り、気がつくかどうか分からない部下も数人いるようですが…。
 それはさておき、刑事の癖は他にもありまして、捜査でもないのにふと気がつくと根掘り葉掘り聞いていたということもあります。
 部下の話ですが、子供さんの学校でのちょっとした愚痴話を上の空で聞いていたはずが、ふと気がつくと「そのやりとりを見ていた人間は?」「誰か証言できる人間はいるのか」「裏づけをしないと何とも言えないな」「相手からも話を聞く必要があるな」というやり取りに変わっていたそうです。子供さんと奥さんは、まるで何かの犯人であるかのような言い方にかなりおかんむりだったそうですが。刑事諸君、取り調べは事件のみに限定して下さいね。
 



[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●とりあえず世間話でも

 ドラマとか映画の探偵見てると、人に話を聞く時にまず「探偵の●●です」と名乗った後いきなり、「被害者のAさんとはどういうご関係で?」と聞いたりするやろ。実際にあれを真似して聞き込みもどきをやっとる素人探偵もおるらしいけど、あんなんホンマにやったら即通報されんで。
 警察でも探偵でもそうやけど、何か事件に関わりもっとる人間ほど、こっちの来訪を警戒してるもんや。そこに、計画があるわけでもないのにいきなり核心ついたらもう相手は絶対何も話さへん。警察やったら「何もしりません」、俺らやったら「帰れ」でしまいやろな。
 ドラマとかはちんたら聞き出しとったら時間足りひんなるし、第一そんなシーン見てもおもろくないから省かれてるだけや。
 確かに警察やったら黙っていれば不利になるし「ちょっと署まで」といわれたらかなわんから、ちゃんと証言するかも知れんけど、何の権限もない探偵にベラベラしゃべるアホはおらんやろ。実際のところ、何か知ってることはあるかとか他に被害者のこと知ってるやつはいるかとか、行方不明事件なら行きそうな場所の心当たりは?と聞きだすだけで数日かかることもあるんやで。特に、事件の加害者だったりした場合は余計にな。
 そんなに時間かかって何話しているかというと、まあたわいない世間話や。昨日の阪神どやったとか、どこの店のたこ焼きがうまいとか。そうやって相手の警戒心をといていくわけやけど、もちろん目的はそれだけやない。
 こっちが話したことについて相手がどんな答えを返してくるか、その予想と実際の答えの誤差をはかってたりするんや。これだけ言うてもわからんやろから具体例をあげると、例えば天気の話をしていて相手が「海の方の天気はどないやろ」とどうでもええことを繰り返していたりする。ということは何か相手は海に関することを話したがってると見当つけるわけや。そんでそこから相手の話したかったことを聞き出していく。これだけで随分と相手は警戒心を解く。話を聞いてもらった、自慢したいことを話せた、っちゅー満足感とともにな。
 実際はもっと複雑な駆け引きがあるけども、これで少しずつ相手から情報を引き出せるっちゅーわけや。もちろん相手が加害者だった場合は触れられたくない話題もわかるから、そこらをこっそり調べたりするけどな。
 探偵は会話術にも長けてるんやで。




[防犯ミニ知識]


●自然災害に備えて

  先日新潟において局地的な集中豪雨で、多大なる被害が発生しました。自然災害を未然に防ぐことは出来ないにしても、速やかな避難の方法と、事前に出来るだけ情報をつかむ方法を知っておきましょう。
 これからの季節、台風が発生してきますが、日本に接近してくると気象庁予報部やテレビ、ラジオなどが情報を伝え始めます。この時に台風の規模、予想進路、風の強さ、雨量予測などが盛り込まれていますので、きちんと聞いておくことが大切です。また、台風情報は全国版と地方版があるため、地方ニュースもきちんとチェックしておきましょう。
 インターネットが使える状況であれば、気象庁ホームページにアクセスするのもいいでしょう。定期的に情報は更新されています。
 台風は進行方向に向かって右半円では、台風自体の風と台風の進力が作用し合うため風が強く、左半円では台風自体の風が進力と相対するので若干弱くなります。ただし左半円の地域だから、まだ離れているからといって安心は出来ません。
 台風の周りを壁のように取り囲む積乱雲の下では激しい雨が断続的に降りますが、まだ離れた場所にあっても日本付近に停滞前線がある場合、台風から暖かく湿った空気が運ばれてはて前線の活動を活発化させるため、大雨が降ることもあります。この組み合わせが要注意なのです。過去に大きな水害を出した台風の多くはこの台風と停滞前線とのペアによるものです。
 さて台風の予想進路には72時間先までの台風の中心の予想範囲が示されていますが、到達予想範囲を示す破線の円は「予報円」と呼ばれ、この円内に台風の中心が入る確率は70%と言われています。予報円の周りに実線で描かれた円は「暴風警戒域」で、台風が予報円内に進んだときに暴風域に入る可能性のある範囲を示します。自分の地域が入っていたら警戒しましょう。
 台風が来るとわかった場合には、まず家周辺を確認しましょう。飛びそうなものは家の中にしまう、立ち木などはしっかり固定するなどしましょう。また、非常に強い台風が来ると予報が出た場合は窓ガラスが割れないように、外側からベニヤ板を打ちつけるなどの対策も必要になってきます。
 また、断水や停電に備え、懐中電灯・ラジオのチェックをし、ペットボトルを用意したり、生活用水用に浴槽に水を張るなどしておきましょう。
 浸水しやすい地域では、二階に物を運んでおくことも重要です。避難場所も確認を忘れずに。
 そして、台風や暴風雨になると面白がって海や河川に見物しに行く人がいますが、今までに何人も高波にさらわれるなどして行方不明になる事件が発生しています。こういった時期にくれぐれも、好奇心で危険な場所に近づかないようにして下さい。土砂崩れの可能性が指摘されているところにも行かないようにしましょう。
 大雨が降っている時には、地下への立ち入りも気をつけて下さい。1999年には大雨で浸水した地下街もしくは地下室において死亡事故が発生しています。
 冠水している道路も、マンホールのふたが外れていたりして危険ですから、避難する目的いがいでは安易に出歩かないようにしましょう。
 自然災害から逃れるためには、情報の入手と慎重な行動が不可欠です。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●もらい事故を防ぐには?
「友人で、しょっちゅう事故に巻き込まれている人がいます。運転が下手というわけでなく、殆ど人の事故に巻き込まれるものです。いきなり急停止したタクシーを避けようとした車に衝突されたり、バックしてきたトラックに当てられたりとか。気をつける方法はないでしょうか?」

 交通捜査課からお答えします。
「一般にタクシーは運転のうまい人が乗っている…という先入観を持ちやすいものですが、運転手の中には今日乗り始めた人や、24時間勤務でこれから帰って寝る状態という、疲れて注意力が低下した状況で運転している人もいます。また基本的に客商売ですから、手を上げている人がいれば突然路肩に寄せて停車するということもありえます。ですから、周囲にタクシーを見かけたら常に「いきなり停車するかも知れない、突然発進するかも知れない」ということは頭に入れておきましょう。
 また、荷台に物が乗って完全に覆われているトラックでは、真後ろが完全に死角になっていることもあります。車間距離を大目にとって、不測の事態に備えることが重要でしょう。
 いくつかの車線がある道路で頻繁に車線変更を繰り返し、追い抜いていくような車や、高速道路で猛スピードで飛ばしている車も大変危険です。さっさと先に行かせて、危険を回避するようにした方がいいですね。
 危険な運転は警察でも取り締まりの対象となりますが、すべてをチェックしきれていないのが現状です。不審な動きをしている車を見たら距離を置く、これを忘れないようにして下さい」

 


[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●眠れない!なんとかして!

 こんにちは!交通課の由美ですvv毎日暑い日が続きますネー。昼食をよく取りに行くお気に入りのお店で、ご飯を食べた後にデザートでアイスをたまに食べたりしてます。
 さて今回のオトク情報は、別に暑くて眠れないわけじゃなくて、なんとなく寝付けない、なんとかしたいなぁって人向きのお話です。暑くて眠れない人は、パジャマや布団を改善してみてね。特に布団。ゴザとか引いてみるだけで大分体感温度が違いますヨ!
 一般に寝付けないというとホットミルクがいいと言われていますが、実はこれだけではちょっと足りなかったりするのです。
 もちろんホットミルクだからってグツグツ沸騰するまで温めちゃダメだけど、かるーく人肌くらいに温めたあとに、スプーンに1杯の砂糖を入れて下さい。ミルクだけでも赤ちゃんが母乳を飲んで満足して眠くなるのと同じ心理作用があるのだけど、砂糖を入れると大脳の睡眠中枢を刺激するのです。
 ミルクに含まれる「トリプトファン」というアミノ酸もまた、同じ睡眠中枢を刺激するんですけどね。
 眠れない夜のホットミルク。それに今度からは砂糖を一杯。良かったら試してみて下さいね!




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 こないだ交通事故の現場検証に立ち会っていた某さんは気がつかずに「これは、スペードの出しすぎですね」と言っていた。




[あとがき]

 夏真っ盛りです。うちの子は今日が1学期の終わりということで張り切って出かけていきました。うらやましいものです。でもまた夏休みの終わりには、一家総出で宿題をやるハメになっているかもしれません。今のうちに終わらせるよう言っておいた方がよさそうですね。
 それではまた。

[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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