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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
安全は正しい防犯知識を身に付けることから
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警視庁メールマガジン第90号

==警視庁メールマガジン第90号==
                                   発行日:04/12/03



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●知っていますか、人権週間
●歳末特別警戒記事のお知らせ

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●お守りにはならない防犯ブザー

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●犯罪の臭いに敏感になれ

[防犯ミニ知識]
●日常生活の防犯対策、確認を

[ほんの一口〜読者の声]
●それらしい制服を着た訪問者

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●ブーツを型崩れせずに保管!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]

●知っていますか、人権週間

 12月4日〜10日は人権週間。12月10日は人権デーです。世界人権宣言が採択されてから今年の「人権デー(12月10日)」で56年目となります。法務省と全国人権擁護委員連合会では、人権についての正しい理解と相手の立場を考えた、明るい社会を築くため、市町村や関係機関の協力を得、全国で各種の行事を行っています。
 この機会に人権問題について考えてみましょう。

●歳末特別警戒記事のお知らせ

 今号は今年1年のまとめの号として日常における防犯対策のまとめや、年末に起こりやすい犯罪などについての特集と致します。
 是非お役に立てていただければ幸いです。




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●お守りにはならない防犯ブザー

 子供の連れ去り未遂、傷害事件が全国で多発しています。奈良での小学生誘拐殺人事件を受けて模倣犯が相次いでいるものと思われますが、こういった犯罪被害に遭わないための対策として、防犯ブザーを子供さんに持たせたり、GPS携帯を持たせるご家庭が増えてきました。
 しかし、犯罪に対し楽観視せず、明日はわが身ときちんと対策をしていただくのはいいのですが、これらの防犯グッズを過大評価している方が多いのもまた事実です。
 ある小学校において、防犯ブザーを持っている児童を調べてみたところ、殆どがランドセルに取り付けているだけで、実際に鳴らそうとすると手が届かなかったり、電池が切れてしまっているというケースが多かったようです。
 大人なら防犯ブザーが鳴らせなくてもとっさにうまく逃れる方法を思いつくかも知れませんが、子供の場合それだけで他に対策が取れなくなってしまうことがあります。
 防犯ブザーを持たせたら安心、ではなく、例えば登下校中は手に握っているようにする、衣服に引っ掛けられるようにして、いざとなったら引き抜くだけで鳴るようにしておくなど実際に使用できる状況にする、ということがとても大切です。
 またよく私達は子供に対し「知らない人に声をかけられたらついていってはダメ」と言いますが、最近では顔見知りの人間が何かしらの犯行に及ぶことも多く、言葉でこういった時にはこうする、と伝えることは困難です。
 ですから一度登下校の道を子供と一緒に歩き、危険な箇所をチェックする、車に乗ったまま声をかけられたような場合は手を伸ばされても届かない距離から話をする、おかしいと思ったら相手が誰でもすぐに逃げるといった風に教えていくのが一番でしょう。そしてできれば、子供が立ち寄りそうな場所にも行き、危険性はないかチェックしておくべきです。
 子供は好奇心の塊です。大人が想像もしないようなことに気を引かれて、危険な場所に行ってしまうことがあります。そんな時にも防犯ブザーが鳴らせれば、その音を聞いた人が駆けつけることもあるでしょう。
 防犯ブザーだけに限らず、防犯グッズを持って安心している人は、正しい使い方を知らなければお守りにもならないということを肝に銘じておきましょう。
 くれぐれも、不審者に襲われて慌ててバッグの中を探す、という事態に陥らないように。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●犯罪の臭いに敏感になれ
 
 「何かおかしいと思うそれにはコツがあるのか、あれば教えて欲しい」
 こういう問い合わせがあるんやけども、結構答えに困る質問なんやな、これが。
 せやなぁ…例えばいつも飲んでる牛乳のパッケージがどんなんか、すぐに思い浮かべることが出来るか?裏に書いてある成分表とか全部ではなくてもこんなもん、と言えるか?
 さっき読んだ本の作者、出版社、発行年月日とか覚えてるか?表紙がどんなやったか、きっちり再現できる?
 話は変わるけど、見てるこっちがイラつくくらい神経質な人がおるやろ。飛行機に乗ったら乗ったで落ちやしないかと心配してる人とか。待ち合わせの時間に気を遣いすぎて30分くらい前から待っとる人とか。確かに細かいことを気にしすぎてこっちの神経が磨り減りそうやけど、こういう人ほどちょっとした変化にも気がつきやすいんや。多分、友達の服のすそがほつれとるとか、すれ違った人間の眉毛が変やったとかそういうことに一番先に気がつくやろな。
 それは何でかというと神経質な分周囲に関する観察力がものすごいから。だからちょっとした変化も目ざとく見つけるし。机に置いといた本が1ミリ曲がっとっても見逃さんはずや。
 さて。こういうのはすぐにやろうと思っても無理や。人それぞれ個性があるからな。けども意識しておくことは十分可能やで。
 例えば近所のおばちゃんの話。まああれやこれやと話しとるけど、その地域の情報を一番持っとる。ヨン様の話ばかりでうんざりしても、この辺りで不審者がいなかったかとかどんな犯罪があったかとか、そういう話が聞けるのは有用やし。
 そんで次は子供達やな。子供に対する犯罪被害が出たところでは、外で遊ぶ子供の姿が減る。これは要チェックやで。次は女性が襲われたりする可能性も否定できんからな。
 あとは…そうやな、出来るだけ周囲の風景を観察したり、晴れた日雨の日、夜道(これは1人では歩かんようにな)と条件を変えてチェックしておくことや。それだけ様々なパターンを頭に叩き込んで「おかしい」と思うカンを磨けるようにするんやな。
 あれやこれやと杞憂しても仕方ないと思うかもしれんけど、犯罪対策については神経質すぎるくらいが丁度ええんやで。そうすれば自然、臭いはかぎ分けられるようになる。
 防犯対策の機械がカバー出来ない部分。それが、犯罪の臭いを感じ取る力や。




[防犯ミニ知識]


●日常生活の防犯対策、確認を

 年末年始多発する犯罪。その被害者とならないために、そして安心して年末年始を迎えるために、今一度家族でチェックをしてみましょう。
1.家の周りは安全ですか?
 ピッキングやカム送りという言葉がもうニュースに登場しなくなってからどれくらい経つでしょうか。未だ「うちはとられるものが何もないから大丈夫」などと思っておられる方はいませんでしょうか。
 また、「ゴミだしだからすぐ戻る」と、施錠せずに出たことはありませんか?
 空き巣の被害は家に現金を置くことが多くなるこの時期に多発します。また、空き巣は事前に下見をしていることが殆どで、そうやって「ちょっとの間」施錠をせずにいる家を見つけてチェックしているのです。
 空き巣の被害を防ぐのはとても簡単です。施錠をしっかりする、窓には補助錠をつける、玄関は鍵を2つにする。これだけで90%以上の確率で空き巣被害を防ぐことが出来ます。
 そして「取られるものがない」と言っている方。家に保険証や運転免許証、年金手帳、クレジットカードはありませんか。
 空き巣が狙うのは現金や通帳だけではないのです。最近ではこれらの重要な身分証明書を盗んで金融機関でお金を借りたり、クレジットカードでスキミングを行って預金を下ろしてしまうという手口が主流になってきています。
 「取られるものがない」といえる時代は終わっています。

2.車上狙いはなくなったわけではない
 つい先日、被害者がキーをつけたまま車を離れたところ、乗っていた子供さんごとこの車が盗まれるという事件がありました。こういったケースも珍しくはありません。
 家の車庫に入れていても、侵入されてカーステレオや貴重品が根こそぎ盗まれたというケースもあります。
 重要なのは、外から見える位置に貴重品を積んでおかない、小銭なども見えない位置に入れておくといった対策です。重要そうなケースが助手席に積んであったり、何らかのカード類が無造作にダッシュボードの上に投げてあるような車は危険だといえるでしょう。
 カーセキュリティ用品も沢山販売されています。車ごとの盗難に遭わないためにも、対策はしっかりとしておきましょう。

3.お金を下ろす時の油断が危険
 五十日や月末になると、ATMを利用する人の列があちらこちらで見かけられます。一度に沢山の出入金があるためか財布を横に置いたり、通帳やお金を出しっぱなしにして画面に向かっている光景もよくあります。
 ところが外国人窃盗団を始めとする「途中狙い」には、こういった隙のある人が格好のターゲットとなってきます。
 お金を下ろして手を伸ばしかけた時に後ろから声をかけられ、振り向いたらお金もカードも消えていた、後ろの人が落としたお金を拾ってあげていたらバッグごとなくなっていたという被害がこの手口によるものです。
 お金を下ろすときは常に後ろに注意し、バッグや財布、カードなどはしっかりと手に持つようにしましょう。また大金を扱う時は出来るだけ一人では行動せず、行員や局員に付き添ってもらうという手も有効でしょう。

 これらは年末年始に多発する犯罪の手口です。きちんと見直して被害に遭わないように注意しましょう。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●それらしい制服を着た訪問者
「メールマガジンを読んで、偽者の警察官や宅配業者、その他の制服を着た偽者に騙されないためにはどうしたらいいのかと思っています。有効な対策はありますか」

 生活安全課からお答えします。
「一番大切なのは、すぐにドアを開けないことですね。相手はそれを狙っているわけです。チェーンをかけたまま応対し、確認がとれたら開けるのでも遅くはないわけです。
 警察官の場合は1人で聞き込みに回るということが基本的にありませんので、不審に思われた場合は警察手帳を確認し、該当の警察署に問い合わせるなどされて下さい。
 宅配業者の場合も、荷物はドアの前に置いてもらい、サインが必要な場合はドアチェーンの隙間からやり取りをするということも可能です。最近では、「通りかかったらドアの前に鍵が落ちていましたがお宅のではないですか?」という風に手の込んだケースもあります。
 何故か具体的な用件を言わず執拗にドアを開けさせようとする訪問者は、こういったケースに関わらず注意が必要といえるでしょう。」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●ブーツを型崩れせずに保管!

 こんにちは!交通課の由美ですvv冬のボーナスが出たらあれを買おうかこれを買おうか…なんて眺めてます。でもその前にバシバシ取締りしちゃいますよ!
 さてこの時期、ブーツを履くことも多くなって、そのブーツを保管するにも倒れちゃったり、型崩れしちゃったりしてわざわざ市販のブーツストッパーを買っていませんか?それを買わなくても、たまに食べるあの食べ物の外側が役に立つのです!
 それは、円柱型のポテトチップス。友達同士で買って食べたりした時にそのまま捨てずに外をとっておいて、ブーツを脱いだ時に入れておくようにすればこれで型崩れを防げます!ま、あんまり見栄えは良くないけど、もったいないから使っちゃいましょう。
 高さがあまりないブーツの場合はその空き箱を切って調整したりするのもいいですね。
 ゴミにする前に有効な使い方というのも悪くないと思いまーす!




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 上司のKさんがこの間嬉しそうに、「年末に家族旅行でUFJに行くんだ」と話していた。…投資ですか?




[あとがき]

 今年も残りあと1ヶ月を切りました。相変わらず各地で地震が発生したり、季節外れの台風が来るような事態になっているようです。
 また来春は今夏が猛暑だったため、花粉の飛散量が例年の30倍だとか。今から気が重くなります。早めに対策をとっておきたいと思います。
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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