多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ警視庁メールマガジン目次→警視庁メールマガジン


※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
安全は正しい防犯知識を身に付けることから
メールマガジンに戻る][ご意見募集][トップページ

警視庁メールマガジン第91号

==警視庁メールマガジン第91号==
                                   発行日:04/12/17



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●おれおれ詐欺の名称が変更

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●本当にあった話

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●報道の過剰な「推理」と微妙な証言

[防犯ミニ知識]
●ウィルスメール、対策は万全ですか?

[ほんの一口〜読者の声]
●混雑した店で火災にあったら

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●確実にいい福袋をゲット!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]

●おれおれ詐欺の名称が変更

 身内を装い、事故や架空の誘拐話で多額の現金を振り込むよう指示をする「オレオレ身詐欺」ですが、最近は手口が細分化しまた、犯行の実体に合わなくなってきているため、架空請求も含めた、電話や手紙でだましたり脅したりして、巧みに現金を振り込ませる事件を「振り込め詐欺」と呼ぶことになりました。
 また、増大する被害防止のため、警察庁に緊急対策チームを設置し、全国の捜査員を首都圏に集結させて合同捜査や情報交換を進めることになっています。
 今年1〜10月の振り込め詐欺の被害額は約222億円となっており、手口はますます巧妙化しています。
 どんな状況であれ現金を振り込むよう請求された場合は、必ずこちらから相手に確認をとりましょう。確認の取れないまま振り込むのは大変危険です。
 また家族同士でもよく話し合い、非常時の連絡などについて確認しておきましょう。




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●本当にあった話

 さて今回は、私からの少し早いクリスマスプレゼントということで、聞き込みをしていた部下が実際に遭遇した、当人達には笑えない、愉快な話をすることにします。
 まずは信用してもらえなかった部下から。普通聞き込みで、警察と名乗って手帳を出せば、留守でもない限り大抵の方が開けてくださるのですが、ある家に訪問したところ警察と名乗った時点でいきなりドアを閉められてしまったそうです。警察手帳を見せるからと言っても応じてもらえず仕方なく部下は諦めて次の家に向かったのですが、その家で何気なく話題にしたところ、事実が判明しました。問題の家では先日、「振り込め詐欺」の被害に遭いかけており幸いお金を振り込むまでには至らなかったのですが、それから警察という言葉に警戒するようになってしまったとのことです。そこの家の方にご協力をいただいてやっと聞き込みが出来たのですが、10回は「詐欺ではありませんから」と説明させられたそうです。
 そして次は、聞き込みが下手だったために起きたハプニングです。目撃者が子供である場合、証言を引き出すには最大限の注意をはらいますが、これがなかなか難しいのです。部下は精一杯愛想良く、丁寧に聞いたつもりだったのに、それが逆に怖かったのかはわかりませんが子供は泣き出し、連鎖反応でそこにいた子供達全員も泣き出してしまい、保護者の方も手のつけられない事態に。近所の方々がビックリして飛び出してこられ、危うく誘拐犯の汚名を着せられそうになりました。ま、刑事は事件を選べないので強面の刑事が子供に聞き込みをすることにもなり、仕方がないのですけどね…。
 もう1つ、こちらは少し時間が経った事件でした。手がかりがなくて行き詰ると、現場を何度も捜査しなおす刑事が多いのは皆さんもご存知だと思います。その刑事も新しい手がかりを求めて何度か通っていたところ、ある日彼のところにパトカーが1台やってきて止まったそうです。すわ新たな事件かと刑事が声をかけたところ、「1週間前から不審者がこの辺りをウロウロしていると通報があった」とのこと。犯人が戻ってきたかと急いで報告のため本庁へ戻ろうとした彼ですが、はたと気づいて確認してみれば、何のことはない、やはり自分のことでした。彼は非常にがっかりしたそうです。
 警察官というとやたら威圧的でえらそうに物を聞いてくる、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、現場には、実は影でこういった苦労もあると覚えておいてください。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●報道の過剰な「推理」と微妙な証言
 
 何度も言うてきてることなんやけども、事件が起きてそれを報道するのはええとして、テレビ局側で勝手な犯人像を作り上げる、あの体勢っちゅーのは何とかならんもんなんかな。
 タダでさえ日本人っちゅーのは肩書きに弱い人間が多いんやし、振り込め詐欺とかでも警察とか弁護士と名乗られるだけでもう緊張して、正常に考えられなくなったりする。それは仕方ないかも知れんけど、大阪やと警察なんぼのもんやってとこもあるから(これ、うちのおとんには内緒な)、警察が電話かけてきたくらいでは別にビビらん。ま、「誘拐されたら、うち金ないでって言え」と子供に教え込むくらいやから、金を払うということについては敏感ともいえるんやけどな…。
 それはさておきテレビや。俺もたまに犯罪についてコメントが欲しいとか、テレビに出て推理ショーやってくれとか言われるけど、すべてお断りや。そら現場を実際に見て、目撃者の証言もすべて聞いて、警察がつかんどる情報をすべて正確にもっとる状態なら推理は出来る、と自信持って言えるで?けど、ある情報はテレビ局が調べてきたもの、「こういう犯人像」というのを作り上げたい意図があるわけやから、俺はそんなん協力したくもないしな。
 そんで、テレビの何が問題かというとこの「犯人像」や。もちろん推理するのは構わんし、そうした方が視聴率も取れるやろ。けどな、まだ事件がハッキリと解明されてないうちから少ない情報で推理していくことは、とても危険なことなんや。推理の方向を間違うという危険性もあるし何より、まだ出てきていない目撃者の証言まで封殺してしまう可能性がある。
 例えばどや、皆が何か事件に関わった車両を目撃したとする。それが黒の普通車だったのに、テレビでどっかの犯罪学の専門家とかが「犯人は白い軽に乗っているに違いない」だの「いやいや犯人は車を使わなかったと推理できる」とか言われたらどう思う?多分「ほな自分が見たのは関係ないんやな」とか「見間違いやったやろか」と、自分の目撃したことに疑問を持ってしまわんか?
 事実いくつかの事件では、そうやって過剰とも言える犯人推理ショーが繰り広げられたあげくに、目撃者が「自分の証言に自信がもてなくなった」と証言を撤回するケースがあったんや。
 もちろん迷宮入りしてしもた事件や、壁にぶち当たっとる事件については、こうやってテレビとかが取り上げてあれこれ言うことによって、視聴者の記憶を呼び覚ましたり新たな情報のきっかけを作ることも大事や。けども起きたばかりの、全体像さえ掌握されてない事件を好き勝手に引っ掻き回すのは情報を持ってる人間にとっては迷惑でしかない。
 それから、もしも事件に関わることを目撃したら。どんなささいなことでもええし、テレビで言ってること新聞に書かれてることと違っても構わんから警察に届け出てな。




[防犯ミニ知識]


●ウィルスメール、対策は万全ですか?

 年賀状のやりとりをメールで行うという方も増えてきました。クリスマスも、メールに素敵なイラストを添付して相手に贈る、というやりとりもあちらこちらで見受けられます。友人の名前で届いたメールなら添付ファイルがついていても、何の疑問も持たずに開くという方は多いでしょう。
 しかしこの時期はそれを狙ったコンピューターウィルスが増え、気がつかずにクリックしてしまってパソコンがウィルスに感染したという被害が増加します。また年末年始でウィルスソフトのメーカーがサポートを休止するため、余計に被害が増えるといった状況にもなります。
 ウィルスに感染すると、インターネットを通じてその人のメールアドレスでウィルスメールがばら撒かれたり、パソコンの中のファイルが流出するような事態も起こります。
 未だ何の対策もせずメールを開いたりインターネットに接続している方がおられますが、自分だけの被害で済まないのがウィルスです。
 しっかりと対策をしておきましょう。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●混雑した店で火災にあったら
「この間、量販店で放火による火災が起きましたが、あのような複雑に入り組んだ店での買い物をすることに非常に恐怖を覚えます。近くにもこういった店があるのですが、改善してもらうにはどうしたらいいでしょうか」

 広報課からお答えします。
「消防法という法律を、この火災のニュースで初めて知った方もおられるかも知れませんね。殆どの建物はこの消防法によって、火災防止や危険の回避及び、火災発生時の速やかな消火、避難活動が出来るように指導されています。
 しかし今回のケースのように残念ながらその指導に従わず危険な状態のままになっている箇所も存在しています。
 これらの危険をなくすにはまず、お店に改善の要求を出す、最寄の消防署に相談するなどされると良いでしょう。地域で相談しあうという方法もあります。
 建物の管理者の皆さんも、今一度消防法に抵触している部分はないか、確認をお願い致します」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●確実にいい福袋をゲット!

 こんにちは!交通課の由美ですvvあちこちで、「クリスマス、どうするー?」なんて声が聞こえてきます。…ちょっと、そういう話は聞こえないところでやってよね!
 さてさて今回はちょっと早いけど、ハズレじゃない福袋をつかむコツをお教えしちゃいます!
 まず当たり前なのは、デパートの開店時間よりも前に並ぶこと。開店してから並んだところで、店内に入れるのは30分〜1時間後だったりしたら、もう福袋は残ってないと考えていいでしょう。実は、高額商品や目玉の商品は、売り出し初日のオープンと同時に売り出すというのが業界の常識でもあるんです。
 次に、小さな福袋を選ぶこと。大きなものにはそれだけ沢山入ってそうな気がするけど、毛布やコート類などかさばるものが入っていることが多く、そういったものが欲しいのならともかく、高額商品を狙っているなら避けた方がいいでしょう。
 そして売り場がやや落ち着いた頃に、残った福を求めていくなら、福袋を触ってみることです。ある程度の手触りから中身の予測がつくハズ。
 尚、できるなら友達と一緒にいって、後で中身の交換をした方がより有意義に福袋の中身を使えますネ。また、福袋の口を片っ端から開ける人がいますが、それはマナー違反なのでやめましょう!
 1年最初の運試し、頑張ってね!




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 お昼休みになり、ウキウキとお弁当のフタをとったK君。
 その時電話が鳴って反射的にとった彼は思い切り「はい、いただきます!」と叫んでいた。




[あとがき]

 そこここでクリスマスの音楽が流れ、今年のプレゼント予定額はいくら、などと報道されています。うちにやってくるサンタも子供の願いを聞き出すのに必死です。いくら聞いてみても「サンタさんに言うからパパには言わない」と教えてくれません。どうしたものでしょうね。ここはもう1人のサンタに頑張って聞いてもらうことにします。ところで私のところにはサンタはこないのでしょうか?
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
転載を希望する場合はご連絡下さい。


バックナンバー ご意見募集 トップページ

※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。