多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ警視庁メールマガジン目次→警視庁メールマガジン


※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
安全は正しい防犯知識を身に付けることから
メールマガジンに戻る][ご意見募集][トップページ

警視庁メールマガジン第126号

==警視庁メールマガジン第126号==
                                   発行日:06/04/21



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●オートロック、あなたはどうしてる?

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●会話から漏れる個人情報

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●とっさの機転

[防犯ミニ知識]
●行楽シーズンに備えて

[ほんの一口〜読者の声]
●海外犯罪の被害について

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●花粉症にお手軽ガム対策!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]

●オートロック、あなたはどうしてる?

 オートロックは防犯として安心できるシステムではない、ということがようやく知られてきていますが、例えばあなたがオートロックシステムのマンションに帰宅する時、入る時。誰かがあなたと一緒に入ろうとしたらどうしていますか?
 実はこんなことがあった時、そのまま一緒に相手を入れてしまうという人がかなり多いのです。「ここの住人だろう」「用事があるのなら一緒に入れてあげたほうが親切」という動機が多数を占めるようですが、その相手が本当に善良な市民かどうかわかりますか?もしかしたらこのマンションを狙う空き巣かもしれません。
 不審な人間を入れないようにするためにはまず、入る時周囲に人がいないか確認することです。誰かがいれば、その人を先に入れればいいのです。入ろうとするということは、入り方を知っているはずです。もしもあなたが入るのを待とうとしていたり、他の誰かを待っているようであれば、すぐ入らずに様子を見るべきでしょう。
 こんな簡単なことで、侵入者を防ぐことが出来ます。
 オートロックも使い方次第で本来のセキュリティシステムが活躍するのです。




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●会話から漏れる個人情報

 振り込め詐欺の初期の形である「オレオレ詐欺」が全国で被害が増加した理由は、「もしもし、俺だけど」と話しかけると電話に出た相手が「●●?」と名前を呼びかけてしまうからでした。今ではこの手は使えなくなったためか、名簿などを手に入れてこちらから名前を名乗り信用させてしまう、という手口になっています。
 さてこのように会話から情報を引き出す手法を「コールドリーディング」と言います。マジックで行われる「マジシャンズ・セレクト」のようなものですね。
 そうですね、例えば、道を歩いている方に「このあいだはどうも」と突然声をかけます。相手は当然心当たりがありませんから思い出そうとします。その時に「昨年の契約では随分とお世話になりまして…」とこちらが声をかけたとします。ビジネスマンであれば大抵は「ああ、A社さんですか」と名前を挙げるでしょう。その後は「ええ、本当にお世話になりまして」「いえいえとんでもない」と会話が続くはずです。
 この時に声をかけられた方はもう術中に陥っているといえます。声をかけてきた人間はもうA社の人間として認識されているはずだからです。
 警戒心の強い人なら、どうしても思い出せない場合は「人違いではないでしょうか」と立ち去るでしょう。
 少々強引に話を展開しましたが、相手の顔が思い出せなくて自分からあれこれ鎌をかけたりして相手を特定する、というのは誰も心当たりのあることではないでしょうか。
 これが結構危険なことだったりするのです。
 本当に相手が取引先の人ならいいですが、本当にまったく知らない人間でありかつ、あなたを騙そうとしている人間であった場合大変危険です。
 この会話術というのは驚くほど巧みに進められます。
 「あなたのお父さんは他界していないですね」と話しかけられたと考えてみて下さい。おそらく聞かれたすべての人が「はい」と答えるはずです。お父さんが亡くなられている方は「他界して(今は)いない」と受け取りますし、存命の方は「他界して(は)いない」と受け取るはずです。
 これが霊能者、超能力者を名乗る人であったらどうでしょう。「こんなこともわかるんだ」と驚き、相手の力を信じる人も出てくるはずです。ちなみにこういったことで人を騙そうとする人間は、コールドリーディングの他にホットリーディング(事前に情報を調べておくこと)も行っています。
 自分の事を次々と当てられて驚く前に、また、「心当たりがないはずなのに相手は自分の事を知っているといって訪ねて来ている」というようなことがあれば、会話から情報をもらしていなかったか、思い返してみられることです。 




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●とっさの機転
 
 探偵やっとって時には危険な目に遭う、というのももちろんありうることなんやけど何度か自分でも「こらあかん」と思った状況がある。そのうちの一つの話や。
 半年くらい前から大阪府警と組んで、大きな犯罪組織の調べを進めとった時のこと。
 その日はちょっと別の用事があって、幼馴染のやつとバイクで出かけとった。あ、誤解すなや、幼馴染言うても腐れ縁みたいなもんで何でもないんやからな。連れや連れ。
 あれこれ見て回って目的も果たし、さあ帰ろうかという時や。その組織のメンバーの一人を偶然見かけて、「こら追いかけた方がええな」と思ってそのままバイクで追跡。メンバーがある一軒家に入っていったところで、応援を呼ぼうとしたんやけど中から数人が出てきて、車で移動しようとしてん。
 このままやったらみすみす逃げられてしまうと思ったけども、それを追跡すれば、中にまだいるかも知らん人間も逃げてしまう可能性がある。かといって連れを見張りに残していくわけにもいかんかったしな。
 しかもそこで連れがヘマこいて俺ら見つかってしもた。相手は5人。武器は持ってないようやったけど流石に俺の顔もばれてるし、逃げる算段もない。
 そこでとっさに俺はイチかバチかの賭けに出た。
 ジャケットの襟元を掴んでな、「取引の現場を押さえたで!モニターで見たやろ?全警察官はそのまま待機!この家から逃走しようとする者がおらんか見張れ!後はこちらの指示があるまで待機!」っちゅーて叫んだんや。
 これで時間を稼いどる間に、連れがこっそり府警へ連絡、すぐに本物のパトやらその他いろいろ応援が飛んできよったわ。時間にして10分かからへんかったと思うけど、今までの経験のうちでも長いと感じられた方に入る時間やったな。
 で、連行されていく間連中は、「どう見ても普通のジャケットにしか見えないのに、カメラもマイクも仕掛けてあるとは、警察のハイテクはすごいな」ちゅーて首をかしげとったな。
 当たり前やん。種も仕掛けもない、本当にただのジャケットやし。
 仕掛けがあったんは俺の行動やっちゅーねん。




[防犯ミニ知識]


●行楽シーズンに備えて

 さあ来週からはいよいよゴールデンウィークがやってきます。早々と予定を立ててあちらこちら、宿泊や交通の予約に忙しい方もおられることでしょう。
 実はこのシーズン、留守にする家が多いため空き巣や盗難被害が多発する時期でもあります。しっかりと対策を行ってから出かけましょう。
 まずは基本的な対策から。長期間留守にする場合は新聞配達を止めてもらいましょう。郵便受けに新聞がたまっている状態では、留守をアピールしているようなものです。洗濯物も、朝から留守にして夜遅く帰るような時は「帰る時には乾いているから便利だわ」と思わずに、室内に干しておくようにしましょう。夕方になっても取り込まれない洗濯物は、留守の目印となってしまいます。
 ドアだけでなく、窓ガラスに補助錠をつけることも忘れずに。本来の鍵より離して取り付けるのがポイントです。防犯フィルムが鍵の周囲に張ってあればまず、泥棒は侵入を諦めるでしょう。
 そして意外に多いのが、留守番電話のメッセージに「×日まで留守にします」と入れているケース。泥棒は侵入する前にその家について調べているケースも多く、とても危険です。
 また、タイマーで設定時間になると自動的に照明をオンオフしてくれる器具をセットしておくのもいいでしょう。「ホームアローン」という有名な映画でも出てきましたが、外から見て「人が在宅している」という状況は、泥棒にとってとても入りにくい状況を作ります。
 行楽地においては、車上狙いに気をつけましょう。駐車場が満杯だからと人気のないところにコッソリ駐車していると、車上狙いに遭いやすくなります。外から見えるところに金品を置いておかないことも大切。遊んで戻ってきたら車の窓ガラスが割られてあれこれ盗まれていた、ということになったら大変ですね。
 楽しい連休を過ごすために、対策はしっかりと行いましょう。

 


[ほんの一口〜読者の声]

 
●海外犯罪の被害について
「今年のゴールデンウィークに、海外旅行を予定しています。ネットとかで情報は調べましたが、大体どんな被害が多いのか知りたいと思っています。教えてください」

 広報課からお答えします。
「海外で日本人が狙われる犯罪の被害として、スリ、置き引き、盗難がもっとも多く発生しています。特に置き引きが一番多く、ホテルでスーツケースを横において書類にサインして目を戻したらなくなっていた、というケースも。荷物をおかなければならない時は、格好が悪くても足ではさんでおくなどが良いでしょう。
 スリも、「服が汚れていますよ」と声をかけたり、飲み物をかけて注意をそちらにそらした隙に行うという手口が多く使われています。
 一番大切なのは、海外では「ここは日本のような安全なところではない」という意識を強く持つことですね。
 ニセ警官にも気をつけましょう。海外では言葉が通じない分、疑ってかかるべきです」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●花粉症にお手軽ガム対策!

 こんにちは!交通課の由美ですvvもうすぐゴールデンウィーク。仕事もある私は映画のハシゴをする予定です!…ちょっとむなしい?
 さて今回は、今年花粉症になってしまった人も、前々から花粉症に悩む人にもお役立ちのウラ技です。
 花粉症対策としてはマスクをしたり、薬を飲んだりが一般的。でも薬は人によって合わなかったり、眠くなってしまったり、副作用が出たりとなかなかピタリと合うものがないのも困りもの。
 さてそんな皆さんにオススメなのが、ガムをかむこと。
 といっても何でもいいわけではなく、グリーンガムやブラックガムなどのミント系でないと効果がありません。また、少なくとも5分以上は噛み続ける必要があります。
 実験としては毎日6枚のガムを二週間噛み続けて、約半数の患者さんが症状が軽くなったという結果が出ています。
 あまりにも重い症状の人には効き目はないかも知れませんが、一度試してみるといいかもしれません。副作用がないというのも大きなポイントですヨ!




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 上司のTさんの奥さんが出かけた先で道に迷い、困ってTさんの携帯に電話をかけてきた。
 現在地を特定しようとTさんが「周囲に何が見える?」と聞いたら奥さんは「道路を車が沢山走ってる」と答えたらしい。特定は難航したそうだ。


 


[あとがき]

 行楽シーズンがやってきました。気候も良く、まさにうってつけです。しかしこの時期は同時に交通事故も増えます。道に不慣れなドライバーが標識を見落としてあわててハンドル操作をしたり、レジャーで浮かれてスピードを出しすぎたりなど様々な理由があげられますが、いずれもゆとりのある運転をしていれば避けられるものです。
 余裕を持って行動し、家に帰るまでが旅行だということを忘れないように楽しみましょう。
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
転載を希望する場合はご連絡下さい。


バックナンバー ご意見募集 トップページ

※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。