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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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警視庁メールマガジン第154号

==警視庁メールマガジン第154号==
                                   発行日:07/05/18



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●中型自動車・中型免許が新設されます

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●少年犯罪の「なぜ」

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●探偵業適正化法、施行開始やで

[防犯ミニ知識]
●水難事故防止の対策を知ろう2

[ほんの一口〜読者の声]
●探偵になりたくて勉強しています

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●記憶力アップの秘策!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]

●中型自動車・中型免許が新設されます

 平成16年6月に公布された道路交通法の一部を改正する法律の、平成19年6月2日施行に伴い免許制度が一部改正になります。普通自動車、大型自動車に加えて、車両総重量5トン以上11トン未満等の自動車が新たに「中型自動車」として定義され、これに対応する免許として「中型免許」、「中型第二種免許」及び「中型仮免許」が新設されます。
 新設の目的として、「車両総重量5トン以上の大きな車による死亡事故が顕著に高く、それを防止する必要がある」ということがあげられます。
 なお、普通免許、大型免許を持っている方は、運転できる車の範囲に変わりはありませんが、現行の大型免許は一定の条件を満たさないと車両総重量11トン以上の大型自動車は運転できないこともあります。(現行の大型免許を持っている方は、法律施行後の大型免許を受けているとみなされます。ただし、21歳以上で、普通免許等を受けていた期間(停止期間を除く。)が3年以上にならないと、法律施行後の大型自動車を運転できません)
 また、普通免許で運転できる中型自動車は8t車未満となります。
 詳しくは最寄の警察本部にてご確認ください。




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●少年犯罪の「なぜ」

 高校3年生の男子生徒が、母親を殺害しその首を持って警察署に自首してくるという驚くべき事件が発生しました。母親の死因は頚動脈を切られたことによる失血死、腕には防衛創もあり、つまり首を切られた時点で母親は生きていたということになります。
 いささか冒頭から生々しいことを書いてしまいましたが、このような事件が起きると決まって「少年犯罪の起きる原因探し」のようなものが始まります。様々な専門家がそれぞれの自説をテレビで述べるというのがお決まりとなっていますが、現場にいる私達としてはそのどれもが間違いであり、正解であると思っています。
 どんな犯罪もそうですが、統計はあくまでも統計であり、そこから見えてくるのは「この条件時にこういったケースが多い」という確率だけです。決して決定でも断定でもありません。また、この確率も時代や状況によって大きく異なり、誤解を恐れずに言うならば、データ通りの犯罪などないというのが現状です。
 ですから、「こういった家庭の子は犯罪に走りやすい」というような見方をするのは反対です。
 もちろんそれはプロファイリングを否定することになってしまうかも知れません。しかし、プロファイリングは残された現場の物的証拠と、過去のデータから一致するものを選び出し、捜査の方向性を決めることに使われており、決してこれだけで犯人を決めてしまうものではありません。法廷でもプロファイリング結果は証拠とはなりえません。(推測で被告の罪が決まってしまえば、司法の存在理由がなくなります)
 むしろこういった事件によって、周囲の「条件に当てはまってしまう子供」がそのような目で見られ、追い込まれていくことの方が重大な問題であると思っています。
 こんな話があります。ある母子家庭を題材としたドラマを扱ったところ、視聴者からこんな苦情がきたそうです。
「母子家庭なのにあんな高価な服を着ているのは不自然」、「母子家庭なのに笑顔が絶えないというのはおかしい」、「毎日の食事が豪華すぎる」。
 これこそ、母子家庭というものが普段どういう先入観を持って見られているか、とても顕著な例であるといえます。
 犯罪者の背景は確かに、その犯罪を起こすに至った経緯として注目に値しますが、この環境だからこの人は将来犯罪者になるという逆の命題はありえません。
 勝手に周囲が色眼鏡で見て決めつけてしまう。犯罪が起きる「なぜ」を唯一定義するとしたらそれなのかも知れません。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●探偵業適正化法、施行開始やで
 
 「探偵業の業務の適正化に関する法律」、以下探偵業法、流石にこれを現時点でも知らん探偵はおらんやろ。今回はこれを簡単に俺が説明することになったで。
 何度か取り上げてるようにこれは、探偵するならお国に届出せなあかんで、という法律や。
 平成19年6月1日をもって施行されるんやけど、これより後に探偵業を開業しようとする者はもちろん先に届出をせなあかん。今既に探偵業をやっとる人間も施行後1ヶ月以内に事務所があるとこの都道府県公安委員会への届出が必要。
 探偵の定義となるのは、人の依頼を受けてターゲットの所在や行動を調べること、面接、尾行、聞き込みなどを行って情報収集し、これを依頼者に報告する業務。
 ただしこの適用が除外されるケースがあって、ま、簡単に言うとマスコミの依頼を受けて報道目的での取材活動や、学術調査、裁判のための弁護士の行動などは「探偵業」とはみなされんわけやな。
 それからこの探偵業法では、探偵を営んではならない人間も細かく定義しとって、…ま、簡単に言うと未成年はもちろんダメ、犯罪の前科があったり暴力団員だった者は5年経過していないもの、破産者、法人の場合これらに該当する人間がいる場合、とこれは探偵をしてはならないことになっとる。俺は事務所作っとるわけやないし、別に営利でやっとるわけやないし、何より本業は学生で探偵は後学のためということやからOKなわけやな。
 それから書類は、全国に事務所がいくつかある、いう場合は事務所ごとに出す必要がある。これをせんと営業したらあかん。書類に添付するものはまたこれも各所で違うからちゃんと確認が必要やで。
 次に、許可をもろたからこれで安心して営業が出来る、というわけでもない。
 依頼者と契約を行う時に書類を交わすことが必要になる。
 まず依頼者からは、この調査結果を違法に使わないということの承諾書類。もちろん仕事上で差別理由に使わないというようなものも含まれる。また、契約の重要事項について説明する必要が生じる。これは携帯電話を契約したり、何かの購入でローンを組んだりする時にされる説明と同じやな。探偵業法届出内容の説明とか、個人情報保護に関することとか、料金説明、探偵が出来る業務内容、契約解除に関しての説明などなど。というかこれは決められてなくても、今までにちゃんと説明されてないとあかんものなんやけどな。
 契約を交わした後も、この契約についてこれこれこういう内容となりましたという書類を作らんとあかんで。
 さて長々と説明してきたけどこれらに違反するともちろん処罰対象や。しかも新しく導入された法律なだけに、違反第1号なんか見せしめ的に大きく取り扱われるで。探偵やるからにはきっちり守ってもらわんとな。
 それからしつこく言っておくけど、この届出をして許可を受けたからといって、探偵がスーパーマンになれるわけやない。個人宅へ勝手に侵入したり、電話を盗聴したり、得た情報を悪用すれば逮捕や。探偵といえども可能なことは一般の人間と同じ。それは絶対忘れたらあかんで。




[防犯ミニ知識]


●水難事故防止の対策を知ろう2

 さて今回は海での水難事故防止のお話になります。もう海開きで遊んできたという方も、これから行く予定の方も、改めて海について学んでおきましょう。
 まず、波の高い日や遊泳禁止の看板が出ている場合、そこで泳いではいけません。問題ないように思えても、危険性が高いために禁止の指示が出ていることもあります。泳ぐ前に確認しましょう。
 海水浴は子供達だけでなく大人も、一人では泳がず複数の人間で泳ぐ方が安全です。万が一おぼれた場合でもすぐに気づいてもらえます。
 また、子供達を遊ばせる時には必ず危険箇所を確認し、遊泳禁止場所などへ勝手に行かないことを約束させましょう。遊泳禁止場所などでは急に深くなっていたり、潮の流れが複雑であるため沖へ流されたりと、大人も危険であることが多いものです。
 おぼれている人を見たら自分で助けに行かず、監視員や周囲に知らせて助けを求めましょう。助けに行った人が一緒におぼれるケースが多発しています。
 泳ぐ時には1時間に1度休憩をとるなど、こまめに水からあがりましょう。自分では疲れていないと思っていても、体には大きな負担がかかっています。
 最近事故が増加しているのは、プレジャーボート等(モーターボート、ヨット、水上オートバイ、その他20トン未満の船舶)と遊泳者との衝突です。
 これらを操縦する人は絶対に遊泳区域に入らない、飲酒やその他の理由により正常な操縦が出来ない状態で絶対に乗らないなど、決まりごとを守って下さい。都道府県によってはプレジャーボートに関する条例が定められており、これに違反すると罰せられる場合があります。必ず確認しましょう。
 潮干狩りや釣りをする場合、そこが行ってもいい場所なのかきちんと調べておきましょう。また、係員がいれば指示に従い、勝手な行動はとらないようにしてください。
 雷が鳴り出した場合や急に天候が悪くなった時は速やかに海からあがり、避難しましょう。
 いずれの場合も、慣れているからと係員や監視員の指示を無視して無理な行動をとった人が事故に遭うケースが殆どです。きちんとルールを守り、安全な範囲で遊んでこそのレジャーです。
 また、ごみはきちんと家へ持ち帰りましょう。次に遊ぶ人へのマナーです。
 楽しい思い出作りのためにも、譲り合い精神を持ちたいものですね。

 


[ほんの一口〜読者の声]

 
●探偵になりたくて勉強しています
「いつもメルマガ見てます。服部君に質問なんですが、探偵業の法律とかが施行されますよね。これから探偵になろうとする人が届出がいるというのは分かるのですが、何か資格取得とか勉強とかが義務になるのでしょうか?教えてください」

 今回は服部君がお答えします。
「資格とか勉強は特にいらんから安心してや。むしろそういうこと言って騙す業者が出てくる可能性もあるから注意せんとあかんな。
 勉強関係で定められとるのは、探偵業を営む上で従業員に、業務の適正な実施のための指導が必要ということかな。つまり秘密保持だとか説明の義務だとかそういうことを徹底せいよ、ちゅーことやな。ま、もちろん探偵としての調査方法も教えといて欲しいとこやけど。
 別に探偵学校に入らなあかんとかそういうことやない。
 ライバルが一人増えるの期待しとるで!」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●記憶力アップの秘策!

 こんにちは!交通課の由美ですvv日差しがきつくなってきました。そろそろ日焼け止めが絶対に欠かせない季節。今年は絶対に焼きませんよ〜!
 さて今回は新しい環境にも慣れてきて新たに資格を取るべく勉強している人や、これからテストだ〜という人にお役立ちのワザ。覚えたことを忘れにくくしようというものです。
 せっかく頑張って覚えたのに、いざテストとなったら全部忘れちゃってて思い出せない…なんていう経験ありますよね。あれは本当にクヤシイ。
 テストなどで覚えたりする情報は「短期」の記憶として扱われます。そのため忘れやすくあまり保存も利かないのが難点。
 そこで、例えば一日何時間もかけて勉強するよりも、1日一時間とか時間を決めて暗記して、覚えたらそこで寝てしまいます。もちろん寝ても大丈夫なように、寝る準備をしてから勉強した方がいいでしょう。勉強が終わったからとダラダラテレビを見ていたりしては意味がありません。
 こうして、記憶した後すぐに寝て、起きたら復習するという方法に切り替えると、脳が寝ている間に情報の整理をするため忘れにくくなると言われています。
 これを繰り返しておけばテストも安心。
 ちなみに音楽を聴いたりテレビを見たりしながらの勉強だと、記憶が混同してしまうこともあるからご注意!




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 最近漢字がちょくちょくわからなくなるとボヤいてるSさん。すぐ調べられるように電子手帳を買ったと自慢していたが、その操作がわからないとボヤいている。




[あとがき]

 あちらこちらではしかが大流行して、休学に追い込まれる大学も増えてきているそうですね。自分が子供の頃は必ず予防接種をしたりしていたものですが、最近ではそういったことはしないのでしょうか?感染力の強い病気ですから、やはり対策は必要ではないかと思います。無事収まるといいですね。
 それではまた。

[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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