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警視庁メールマガジン第１６２号 |
＝＝警視庁メールマガジン第１６２号＝＝
発行日：07/09/07
 目次［〜お知らせ〜警視庁広報課より］ ●平成19年秋の全国交通安全運動について ●少年相談所開設のお知らせ ［捜査一課業務報告 明智管理官の見た事件］ ●強盗がやってくる ［大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や］ ●タクシー無線で犯人追跡 ［防犯ミニ知識］ ●オークション詐欺に遭わないために ［ほんの一口〜読者の声］ ●爆発物処理班は普段何をしてるの？ ［トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ］ ●良いカラーテレビを買おう！ ［内部密告コーナー］ |
［〜お知らせ〜警視庁広報課より］ ●平成19年秋の全国交通安全運動について ９月２１日(金)〜９月３０日(日)まで、全国交通安全運動を行います。 ＜全国重点＞ 1.飲酒運転の根絶 2.夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止 3.後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底 ＜地域重点＞ 二輪車の交通事故防止 秋の交通安全運動は、「高齢者の交通事故防止」が基本方針です。 交通事故を1件でも減らすため、地域で協力していきましょう。 ●少年相談所開設のお知らせ 警視庁では9月16日（日）から9月18日（火）までの3日間(各日とも午前10時〜午後5時)、少年相談所を開設致します。場所は東急百貨店 渋谷駅東横店 東館5階 特別サロンです。 お子さんに関する相談全般をお受け致します。無断外泊を繰り返す、出会い系サイトを利用している、お小遣いでは買えない品物を持っているなど、何でもご相談ください。秘密厳守です。 お問い合わせは、警視庁 少年育成課 少年相談室(03-3580-4970)まで。 |
［捜査一課業務報告 明智管理官の見た事件］ ●強盗がやってくる さて皆さん。郵便局や銀行などの金融機関を襲う強盗は、一体何時ごろにやってくると思いますか。 時間なんてバラバラだろうと思われるかも知れませんが、実は大きな特徴があります。 それは、閉店する時間直前にやってきているということです。 銀行などを想像していただきたいのですが、午後3時に表のシャッターが下ろされていく様子をご覧になった方もおられると思います。そうして外からは内部の様子がわかりにくくなる。これは強盗にとっても非常に有利な状況なのです。 また、閉店間際の方が多くのお金がある、客は少なくなっているという狙いもあるでしょう。 強盗は数ヶ月前から逃走経路をチェックしたり現場の下見を行い、念入りに計画を立てると言われています。もちろん生活出来なくなって突発的にというケースもありますが、警備の強固な金融機関を襲う場合は、コンビニ強盗などよりも計画的犯行が多いといえます。 一方で、銀行の警備システムも相当進歩してきています。ここですべてを書くわけにはいきませんが、今現在金融機関へ強盗に入って成功する確率は、まず0%に近いといっても過言ではないでしょう。(だからといってコンビニやスーパーその他なら成功するというわけではありませんが) 警察への通報システムは所轄署ではなく、直接都道府県警、東京なら警視庁へ入るようになっています。そこから無線で現場への急行指令が所轄署のパトカーへ出されますので、恐らく数分程度で現場へ到着するでしょう。この通報システムもテレビでやっているように、犯人の隙を見て行員がこっそりしゃがみこんでボタンを押す、というような野暮なものではありません。 実際に「金を出せ」と言ってからお金を急いで袋に詰めたとしても、入り口で警察と鉢合わせる。このようなタイミングになると思われます。 そのため非常にリスクも高く、割の合わない犯罪であるといえます。海外でもあの手この手で強盗を働く様子が紹介されていますが、その殆どが逮捕されています。 ただし、その逆に、金融機関からお金を下ろした帰りの人間を狙う「街頭犯罪」の方が増えてきています。大金を持ち歩く時はどうぞ注意なさって下さい。 ところで…。 万が一強盗が成功した場合の末路はどうなるでしょうか。それは服部君に語っていただくことにしましょう。 |
［大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や］ ●タクシー無線で犯人追跡 今回は明智さんとの連動記事っつーことで張り切っていくで！ 強盗が成功した場合か…。まあ金とって逃げられれば大したもんやけど、その金は大抵使われへんで。番号が控えられとるとか、偽物の金やったりするからな。流石に硬貨はそんなことしてへんけど、硬貨を100万円分とか持って逃げられたらそれはそれで尊敬するな。えーっと…500円硬貨で100万円用意させたとしてざっと14kgくらいか。これ抱えて走って逃げられるのはレスキューか自衛隊とかの、重い装備で仕事に就いとる人間くらいやろな。普通の人間だとまず無理。 誘拐でも「古い紙幣で、番号バラバラのもので用意しろ！」とか言うてるやろ。あれもぜぇーんぶ控えられとるで。ま、金融機関相手に勝てる思わんことやな。 話がそれたけど、最近車両で逃げられないと学習した強盗が使うんは大体タクシーなんやな。乗られる方は迷惑やけど、強盗からしてみれば、とりあえず現場から離れたところで乗り捨ててまた別のタクシーに乗ればわからない、という腹なんやろ。 ところがどっこい。 警察無線はな、タクシーの無線に割り込むことが可能なんやで。もしタクシーで強盗が逃げていくのが目撃された場合、暗号を使って特徴などを伝えることになっている。もしこれが今後ろに乗っている「お客様」やった場合タクシー運転手は、これまた強盗に気づかれんように外へサインを送る。 そうして警察との連携プレーが始まって、犯人は逮捕されるという仕組みや。外にサインを送った後どうやって連携するか、は防犯上書かんとくけどな。タクシーを慌てて降りても無駄なことは確かや。 カラーボールも大活躍やな。あの洗濯しても落ちんカラー塗料のやつ。うまく当てるコツは、犯人を狙わんと地面を狙って、その飛び散る塗料をつけるようにすること。 最近は大人だけでなく、ガキが面白半分で強盗したりするけども、万引とかの窃盗と違って強盗は重い処罰が待っとる。下らん遊びはやめとくことやな。 |
［防犯ミニ知識］ ●オークション詐欺に遭わないために 警視庁で詐欺担当の部署に所属しています。オークションで被害に遭った、という方からの被害届けも沢山きます。 オークション詐欺に遭う人は様々ですが、よくあるのが「慣れているから大丈夫だと思った」というものや「良い評価を得ているから安心していた」というものです。 少し前は、Yahooショップの認可を受けた店が大量出品し、入金させた後音信不通になるというケースもありました。 このように、●●だから安全というような判断の仕方はとても危険です。オークションでやり取りを行う場合は、取引が終了するまできちんと気をつけていましょう。 評価が良いから、というものに関しては、きちんとその評価のコメントを読んでみましょう。出品から落札した後コメントをつける時間が異様に早くないか、定型文ばかり並んでいないか、そのIDに特徴性はないか、など。沢山のIDを作って自作自演で評価を上げている場合があります。 手馴れた詐欺師になると、予めそんなに原価の高くない商品を安く出品し、安価で落札させて「本物の」良い評価を沢山つけ、信頼を得たところで一気に高額な商品を出品するという手口を使ってきます。今までそんなに安くないものを出品していた人が、大量に高価なものを出品してきた場合は注意が必要でしょう。 また、背景と紛らわしい色を使った文字を書き、商品を錯誤させるという方法もあります。 過去の被害例をもとに、下記に例を表示してみます。 ＜ 商品 ブランド物財布の写真＞ ●定価10万円のところ、少し使用した中古ですので3万円で出品します。 ●お客様の都合による返品・キャンセル・交換は一切承れません。 ●性質上時間の経過とともに日焼けなどが起こりますのでご了承ください。 ●中古といっても殆ど使用していませんが細かな傷はありますし、手入れによる 傷もある可能性があります。(これは写真に映っているものの説明です) ●商品状態・説明等を十分検討した上でご入札下さいませ。 さて。商品と書かれているところの"＜"にマウスのカーソルをあて、そこから下までドラッグしてみて下さい。このオークション品の詐欺手口がわかるかと思います。 これはもちろん極端な例ですが、似たようなケースが実際に発生しています。 説明を斜め読みして慌てて落札してしまわないように、きちんと隅から隅まで目を通しましょう。 他にも注意すべき点は沢山あります。 サイトの注意事項や、詐欺リストをチェックし、安全な取引を行うようにしましょう。オークション詐欺は遭ってからの対処よりも、遭わない対策の方がずっと簡単です。 |
［ほんの一口〜読者の声］ ●爆発物処理班は普段何をしてるの？ 「映画とかドラマによく登場する、爆弾を解体する人達がいますよね。ああいう人達は普段何をしているのですか？爆発解体の練習ですか？」 広報課からお答えします。 「爆発物処理班は、普段は一般の警備や警護にあたっています。処理班は当番制となっており、月に何回か当番が回ってきたときにその任務につきます。 爆発物が発見された場合、所轄署によって規制線が張られます。そして当番の爆発物処理班が現場に駆けつけ、処理を行います。ドラマなどのように、犯人によってめぐらされたコードを切るというようなことはありません。場合によっては爆発物の疑いがあるものを容器に収納、周囲の安全が確保される場所に運搬し、遠隔操作ロボットを使って処理します。 ただし、動かすだけで爆発の疑いがあるもの、一見安全そうなものに仕掛けられた「ブービートラップ式爆弾」のようなものは、処理班が直接処理せず、専門家に応援を求めることもあります。」 |
［トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ］ ●良いカラーテレビを買おう！ こんにちは！交通課の由美ですｖｖ先日の台風では本当に大変でした。帰宅時、ヒヤヒヤしながら運転された方も多いのでは？こういう時は早めにライトをつけて周囲に車の存在を知らせて下さいね！ さて今回は、地デジ対応のテレビが出始めて買い換える人もぼちぼち出てきたテレビについてです。 一昔前に比べたら性能もぐんと跳ね上がり、様々な種類が出ていて、どれを買ったらいいのか迷うという人もいるのではないでしょうか？ 性能的にはほとんど変わりませんから、好みで絞り込んだ後は、発色を問題にしてみましょう。 並んでいるテレビを見てみると少しずつ色合いが違うのに気づきますね。この時、人の肌の色が良いものがいい、なんていわれていますが、実は料理番組でも見分けることが可能なのです。 料理番組で出てくるのはもちろん野菜やお料理。これらがおいしそうに見えるテレビなら、色合いは間違いありません。普段見慣れているものだからこそ比較もしやすいのです。 ただしバンバンCMされているような商品は値引率が低いため、今発売されている型の一つ前の方が5割引なんてこともあります。色合いがほぼ同じであるようなら、安いものを買ったほうがいいかも知れませんね。 ところで、車の中でカーナビではなく、テレビをチラチラ見ながら走っているドライバーの皆さん！それは違反行為ですよ！車を運転している時はしっかりと前方を見てくださいネ。 |
［内部密告コーナー］※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。 白バイ隊員にあこがれて、長い訓練の結果やっと初出動することになったＴ君。 あまりの感動と緊張のあまりスタートからいきなり転び、初出動どころか、初始末書になった。 |
［あとがき］ 先日までの猛暑がウソのように涼しい毎日となりました。パジャマも、半袖にするか長袖にするか悩んだりします。かと思えば布団を跳ね除けて寝ていたりして、子供の寝相を注意できませんね。こういう時期が一番風邪を引きやすいですからお互い注意したいものです。 それではまた。 [警視庁メールマガジン] 総編集長： 警視庁 警視総監 白馬 編集長： 警視庁 総務部 牛黒 発行： 警視庁 転載を希望する場合はご連絡下さい。 |
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
