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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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警視庁メールマガジン第164号

==警視庁メールマガジン第164号==
                                   発行日:07/10/05



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●匿名通報制度を知っていますか

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●現場に出たがらない警察官

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●交番で「ちょいと電話を拝借」

[防犯ミニ知識]
●匿名通報制度スタート

[ほんの一口〜読者の声]
●居酒屋から出るのを待ち伏せ

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●旅行先で迷子にならない

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●匿名通報制度を知っていますか
 
 10月1日から様々な新制度がスタートしました。郵便局が民営化されたり、様々な物価が上昇したりと、良いことばかりでもないようですね。
 さて警察庁では10月1日より、匿名で犯罪情報が通報できるシステムをスタートさせています。今月の防犯ミニ知識コーナーで取り上げているので、どんなシステムなのか、どんな場合に通報するのかなど学んでいただければ幸いです。


 


[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●現場に出たがらない警察官

 これはキャリアである私にとっても耳の痛い話です。
 警察官といえば制服私服に関わらず、格闘技を身につけていて、犯人を颯爽と取り押さえてくれる頼もしい存在というのが昔からあるイメージですね。
 けれども最近ではそれが少し変わってきました。
 学力レベルは高く、試験も良い成績でパスして警察官になったものの、現場への関心が薄く上昇志向だけが強い、こんな警察官が増えてきているとのことです。
 もちろんすべての新人警察官がそうであるとは言いませんが、一部に「現場で苦労するより、さっさと試験を受けて楽なデスクワークをやりたい」という考えを持つ人間がいることは否定できません。
 集団から暴行を受けやっとの思いで通報した人が、「単なる仲間同士のケンカだと思った」という理由で救助してもらえなかったり、路上で倒れていた人が交番に保護されたものの、きちんとした手当てをしてもらえず放置されて亡くなってしまったりという不祥事を見ると、なんとも情けない限りです。
 少し前に、複数の窃盗犯を取り押さえるべくパトカーが出動していて、応援要請があった時のことです。応援として駆けつけた警察官が、なんとか奮闘の末仲間らと窃盗犯を取り押さえてからふと周囲を見てみれば、パトカーに乗り込んだままの警察官がおり、何をしているのかと尋ねたところ「無線で連絡していた」と答えました。
 無線での連絡は既に応援要請をした時点で終了しており、この警察官には犯人を取り押さえる義務があったにも関わらず、仲間達が頑張っている中一人パトカーから降りてこなかったというのです。つまり、無線連絡というのは建前で、怖くて知らんふりを決め込んだといったところでしょうか。
 こんなことがあれば大問題ですが、その警察官が幹部候補だったこともあり、格闘した警察官らは納得いかないまま怒りを納めるしかなかったようです。
 現場と触れ合いたいと願ってずっと制服警察官を拝命している人もいれば、警察官の最大の使命を忘れて上昇志向しか持たない人間もいる。
 願わくばこれからの警察には、前者が増えていただきたいものです。弱きものに対して優しく、強いものに対しては一歩もひるまない、そんな警察官がドラマや映画の中だけの存在になることはあってはならないでしょう。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●交番で「ちょいと電話を拝借」
 
 今は携帯電話が普及して、滅多に光景を見かけることはなくなったけども、まだ「派出所」時代は交番に「ちょっと電話かして」と訪ねてくる人も多かった。テレビの特番でもたまに、酔っ払いが交番へやってきて電話を借りる映像を流してたりするわな。
 交番にある電話は実は「警察電話」といって、一般の回線とは違うんや。これ一つで警察の様々なところにつながる、いわば警察専用の内線みたいなもの。完全に独立した回線なんやな。もちろん警察署内の電話交換を通すことによって、外部へかけることが出来る。だから誰かが「電話かして」と来ても貸す事は可能。けれどもそのかけた先はしっかりと署内の通話記録によってチェックされとるというわけ。(これは警察官が外にかけても同じなので、近所の店から出前をとるならともかく、勝手な私用電話に使ったりすると、それももれなくチェックされる)
 無線もあるのになんで電話でつながるようになってるんだ?と思う人もおるかも知れんけど、傍受される心配はないし、確実につながる。せやから大事な話は電話でということがもっぱらや。
 そんなわけだから、一般の回線のように、何分かけたらいくらという料金ではなく、当然一定期間ごとの契約という風に、料金面でもまた別の設定になってる。
 大きな交番や警察署の近くをよくよく観察すると、「警」と書かれた配線ボックスが見つかる。それが警察電話の配線ボックスというわけや。
 ちなみにもうひとつ。この警察電話からある特定の番号へかけることによって、捜査したい人物のデータを調べることができる。例えば、職質で引っ張ってきた人物の前科があるかないか、とかな。これは警察電話からでなければつながらないから、警察OBが勝手に調べようとしてもできないようになっとる。
 このように、電話ひとつとっても捜査のための様々なシステムが組み込まれているんやな。




[防犯ミニ知識]


●匿名通報制度スタート

 10月1日より、警察庁による匿名通報ダイヤル制度がスタートしました。一体どんなシステムなのでしょうか。
 このシステムは簡単に言うと、通報者が安全に、匿名で犯罪被害者の保護や事件の摘発につながる情報を提供できるようにしたものであり、それが解決につながった場合国費から最高10万円の情報料を支払うというものです。
 しかし犯罪ならなんでも情報料を支払うというのではなく、少年の福祉を害する犯罪(売春、覚せい剤、わいせつな行為、深夜業務や福祉に有害な場所における業務など)、及び人身取引事犯(女性や児童を売買したり、女性に売春や風俗店等で働くことを強要もしくはその賃金等を搾取すること)が対象となっています。

 では実際に匿名で通報できる流れを追ってみましょう。
 まず通報者は設置されている匿名通報コール「0120-924-839」へ電話します。ここでは、警察庁の委託を受けた民間団体がその通報を受けます。この時、通報者の名前や連絡先を尋ねることはありません。また、受付番号をお知らせしています。この番号がネット上で通報者へのメッセージを掲示する際などに使われますので、忘れないようにして下さい。
 その後、暗証番号を決めることになります。これは情報料を支払う時などに本人である確認をするためです。
 尚、1度目の通報の後新たな情報を入手した時はこの受付番号と暗証番号を使って、再度同じ事件について知らせることが可能です。
 通報が終了しましたら、通報を受けた団体が警察へ情報提供を行います。
 事件が解決した場合、警察から団体へ通知がなされ、「通報された情報の現在の状況」が更新されます。
 その後、手続きを経て通報者へ情報料支払いが行われます。この時も通報者の匿名に関して最大限の配慮がなされることになっています。

 いかがでしたでしょうか。
 尚、通報の受付時間は、月曜日から金曜日までの午前9時30分から午後6時15分までとなっていますのでご注意ください。
 詳細は「匿名通報ダイヤル」 http://www.tokumei.or.jp/index.php でご確認下さい。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●居酒屋から出るのを待ち伏せ
「居酒屋にいる友人から、付き合いで酒を飲んでしまったので迎えに来て、自分の車を運転してくれないかと連絡があり、行きました。そうして友人を乗せて駐車場を出たところで隠れていた警察官に止められました。もちろんボクは飲んでいなかったので問題ありませんでしたが、他にも同じようにして停止させられ、捕まってるみたいな人もいました。出る前にとめたら良いのでは?」

 広報課からお答えします。
「駐車場で車に乗り込んだ時点で声をかけないのは、例えば車の中に忘れ物を取りに来たケースや、カーラジオを聞くだけの場合、もしくは車内で携帯電話を使うということも考えられるため、飲酒して車に乗り込むことが即飲酒運転につながるわけではありません。
 また、車を動かしていない時点で飲酒運転者扱いすることは出来ません。
 そのため、駐車場から出た時点で、飲酒したまま車を運転する意志があるとみなし、ここで始めて飲酒運転となるわけです。
 違反させてから捕まえるのはおかしい、というのは本末転倒です。そもそも善良なドライバーは飲酒運転をしないものですからね」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●旅行先で迷子にならない

 こんにちは!交通課の由美ですvvこの間までの残暑はどこへやら、日が落ちると寒さを覚えるような気温になりました。こんな時こそ風邪に注意!ですね。
 さてこの時期増える行楽地への旅行。東京へも観光客が増えるのはありがたいですが、交番へやってきて「泊まっているホテルがわからなくなった!」なんてこともあるみたいです。
 こんなことを防ぐには泊まっているホテルのマッチかパンフレットを財布か鞄に入れて出かけましょう。面倒でなければ携帯電話にホテル名と電話番号を登録しておくのも手ですね。これで帰り道がわからなくなってしまっても、タクシーを拾って戻ったり、人に聞いたりすることが出来ます。
 また、万が一ホテルを出て歩いている途中に迷子になってしまっても、一旦ホテルに戻って仕切りなおしが出来ますね。
 楽しい旅行、迷子で時間をとられないためにも、お出かけ前の一工夫は大切です。
 



[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 給料日前で財布が寂しかったSさん。親しい同僚Kさんを飲みに誘ったが「行きたくない」と断られていた。ところがSさんは「わかった、行きたくない理由は飲み屋で聞くから」と無理やりKさんを引きずっていった。




[あとがき]

 連休続きで財布に秋風が吹いている、というご家庭も多いのではないでしょうか。行楽シーズンとはいえ、あれもこれも値上げでは、楽しむどころではありませんね。小遣い値上げを要求してみましたが却下されました。まだまだ我が家の財政も厳しいみたいです。とはいえ、家族団らんのひとときは大切ですね。
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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