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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
安全は正しい防犯知識を身に付けることから
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警視庁メールマガジン第165号

==警視庁メールマガジン第165号==
                                   発行日:07/10/19



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●犯罪被害者相談所を開設します

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●重要参考人は被疑者に近い

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●探偵同士がバッティング

[防犯ミニ知識]
●夕暮れ時のライト点灯はお早めに

[ほんの一口〜読者の声]
●詐欺かを見分けるには?

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●毛布を丁寧に干そう!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●犯罪被害者相談所を開設します
 
 「犯罪被害にあったけれども、周囲に話せない、相談する人がいない」「怖い気持ちがなかなかなくならない」、こんな悩みを抱えておられる方のために、11月に犯罪被害者相談所を開設します。
 さまざまな犯罪にまきこまれた方やそのご家族の相談を受け付けます。
 ご相談は面接室で行い、予約の必要はありません。

 日時
 11月27日(火)〜29日(木) 10時〜16時
 場所
 新宿区市谷船河原町11番地 飯田橋レインボービル 1階特設会場 JR飯田橋西口
 または地下鉄飯田橋駅B3出口から徒歩5分
 ※電話による相談も受け付けます。
 ・03-3597-7830 (犯罪被害者ホットライン)
 ・03-3235-4161(期間中のみ) 問い合わせ先 警視庁犯罪被害者支援室
 ・03-3581-4321




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●重要参考人は被疑者に近い

 刑事ドラマが好きで見ている方なら、重要参考人と被疑者がどのように違うか、説明の必要はありませんね。
 重要参考人もしくは参考人とは、物証がなくて逮捕に至らない、逮捕令状をとれないが事件の被疑者と考えられる立場の人間、被疑者はすでに物証もあり逮捕令状を取れる状況の人間ということになります。
 ですからニュースで「●●という人間が参考人として警察に呼ばれた」という報道をされた場合、その人間が犯人ではないかと疑われている、ということになります。もちろん人権問題もありますから、最近ではこのような報道の仕方は減っています。
 殺人事件の発見者となった場合、何度も警察に呼ばれて話をさせられるということは珍しくありません。これは、その人にとって不愉快かもしれませんが、警察側としては何度も話をしてもらうことによって、毎回の話に矛盾点が出てこないか、前と違うことを言っていないかを確認しているのです。それは、殺人事件の発見者が実は犯人だったということも多いためで、疑われた人には申し訳ないのですが、そういう確認も疑いを晴らすため必要ですので許していただきたいと思います。
 逆に、こういう証言で前と違うことを言ったり、証言が二転三転するような場合、その人の立場が発見者から参考人、もしくは重要参考人に変わります。本当にただ発見しただけなら証言は変わりませんからね。
 なぜ証言が変わるかというと、その人が犯人であった場合、最初に証言をした後冷静になって考えて、「証拠を消したつもりだったがあれを片づけていなかったかも知れない」「電灯の指紋が拭き取れていなかったかも知れないから発見時にそのスイッチを入れたことにしたほうがいいかも知れない」と思い、次の証言でいかにも思いだしたかのように、「そういえば発見した時にこの部屋にも入りました」と証言するからです。自分にとって、後から不利になる証拠が出てきてもつじつまを合わせられるようにしようと思い、かえって不審な証言をしてしまうわけですね。
 こうなると重要参考人から被疑者に切り替わることもあるわけです。警察に矛盾点を突きつけられることによって隠し立てできなくなり、「自分が殺しました」と自供に至ることも多々あります。
 ちなみに、「あなたはこの事件の参考人です」と警察がその人にむかってズバリと言うことはありませんが、度々の呼び出しで当人の方がうすうす感づくこともあります。けれども逃走しようとしても、その時点ですでに警察の張り込みがついていたりしますから、逃げきることはできません。
 ドラマなどで、刑事課に電話がかかってきて「マークしていた重要参考人に高飛びされました」というようなのは、あくまでも演出ですのでお忘れなく。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●探偵同士がバッティング
 
 メールでの質問で「探偵同士が同じ事件に居合わせたらどういうリアクションになりますか」というのが来たけど。そんなん今までのこと見てたらわかるやん。どっちが早く解決するかとか、証拠探しの競い合いや。まあ、殺人事件でそないなことしたらあかんけどな。
 張り込み現場ではち合わせたら結構面倒なことになるで。例えば同じ会社の、違う社員を見張ってるとするやろ。自然、見張りやすいポイントを探すことになるから、その場所の取り合いや。まあ負けたら別の場所で見張るけども、相手の行動も気になるしな。
 ただ、相手の探偵が素人丸出しだったような場合は結構困ることになる。尾行はともかくとして、見張る段階から周囲に不審がられて通報されることもあるしな。
 実際あったんやで。たまたまターゲットの見張りについていたら、すぐ近くでパトカーのサイレンがするもんやから、事件かと思ってちょっと見たら不審者が連行されていくとこやった。そいつをパッと見ただけで「こいつ探偵やな」とすぐわかるもんや。ただ、俺もそこで口出すわけにいかんし、黙って見とるしかなかったけども。見張りをしようと思ったら、「そこにいるのが不自然でない」という雰囲気を作るのは基礎中の基礎やで。
 こんなんもおったな。事前に下調べをしてこなかったのか、パーティに私服で登場した連中が。そこ、参加者のほとんどが(俺も含め)スーツやで。私服連中がどれだけ浮くかわかるやろ。探偵同士だけでなく他の職業もそうやろうけど、お互い同じ職種というのは何となく見ただけでわかるもんや。あっちゃーと思って、そん時は声掛けてフォローしといたけどな。相手はなんで自分が探偵とわかったのか不思議だったみたいやな。そんなもん、経験積めば自然わかってくる。探偵は探偵なりの独特な動きがあるし。
 ま、事件調査の最中にあんまりバッティングは経験したくはないな。もしも依頼人が複数の探偵に同じ事件を頼んどった、なんてことがわかれば気持ちのいいものでもないし。
 中には探偵同士を競わせて、どの探偵が一番優秀かをランク付けしたがるやつもおるけど、そんなん悪趣味の極みやで。探偵の才能は手がける分野によりけりや。同じ事件で才能をはかろうなんて無意味や、無意味。




[防犯ミニ知識]


●夕暮れ時のライト点灯はお早めに

 さてドライバーの皆さん、「薄暮時」というのは一体いつ頃のことをさすのかご存じですか?もちろんこの定義はハッキリとなされているわけではありませんが、日が暮れる1時間前から、という風に警察では決めています。
 薄暮時に早めのライトを点灯しましょう、といった場合、夏場ではだいたい午後5時くらいから、冬場では午後4時くらいからということになります。地域によって違いはありますが、この時間帯からあたりが薄暗くなり始めるため、歩行者や他の車両の発見が遅れがちになります。特に秋は季節の移り変わりということもあり、かなり暗くなっているのに「夏はまだつけてなかったから」と、ライトを点灯せず走っている車も多く見かけます。
 早めにライトをつけて走ることでどのような効果があるかということについて、薄暮時に歩行者や他の車両の早期発見につながり、停止距離が短縮したという結果も出ています。(時速50km/hで走行時停止距離が3.9メートル短縮)
 薄暮時から日没にかけての事故が一番多く発生するのは10月と11月であり、トップは人と車との事故です。中でも10月は薄暮時のライト点灯率が一番悪い月であり、それが歩行者発見の遅れから事故に至ると考えられます。
 もちろんこれが絶対的なものではありませんが、「まだ自分が見えるから(ライトをつけなくても)大丈夫」ではなく、「周囲には見えていないかもしれないから早目のライト点灯」を心がけましょう。自分は見えているつもりでも歩行者に存在が見えていなければ、急な飛び出しなどが発生します。事故になってから「つければよかった」と思っても間に合いませんね。
 ちなみに日没後は日の出まで、すべてのライトをつけなければいけないことが法律で定められています。日没後スモールライトだけで走っている場合罰金対象になります。
 きちんとライトをつけましょう。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●詐欺かを見分けるには?
「よく、還付金がありますのでATMで操作を…とかいう振り込め詐欺がありますね。これと、本当の還付金返金手続きなどとはどう見分けたらいいのでしょうか?」

 広報課からお答えします。
「まず、振り込め詐欺が使う手口は必ずといっていいほど、ATMで対象者自身が操作を行うことを要求します。実際の還付金手続きなどは税務署が申告に使っている口座へ直接還付を行ったり、税務署に出向いて手続きを行うことが殆どで、ATMを使っての操作はまず行いません。ここが大きく違います。
 怪しいと思ったら、届いた書類に記載されている電話番号にかけて確認するのではなく、電話帳で税務署や行政機関の電話番号を調べてかけるようにしましょう。
 一人ひとりが確認するクセをつけるだけで詐欺の被害はぐっと減ります。」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●毛布を丁寧に干そう!

 こんにちは!交通課の由美ですvvそろそろ焼き芋のおいしい時期が始まります。最近ではレンジでも簡単に作れるけど、やっぱり石焼き芋にはかないませんネ!
 さて今回は、これから使うようになってくる毛布のお話です。そろそろ日に当てて干して使うご家庭もあるかと思いますが、実は毛布は、布団と同じ時間日に当てるといたみやすくなってしまいます。
 ふかふかにして、長持ちさせるコツは、片面干す時間を1時間以内にとどめること。つまり布団を2時間干すと仮定した場合、途中で毛布だけは裏返して面を変えておくのがコツです。
 これでふんわりとした毛布にくるまることができますね!
 また、絡まった糸くずや髪の毛が気になる場合は、濡らして固く絞ったスポンジでサッサッとぬぐうと簡単にとれますよ!
 



[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 新しい携帯電話に変えたといって自慢していた係長。
 数日後、どこかで落としたらしく毎日各警察署や警視庁遺失物センターに電話しては、該当物がないか探している。
 「仕事もそれくらい熱心にすればいいのに」ってSさんが言ってました。




[あとがき]

 日が落ちると寒さが身にしみる季節となってまいりました。気になるのは、夏の感覚のまま、暗くなっても無灯火で走る自動車や自転車です。警察官として「危ないな」と思いながら見ています。事故が起きてからの対処よりも起きる前の対策が良いにこしたことはありません。「自分だけつけているとはずかしいから」と思わないで、積極的にライト点灯していきましょう。
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
転載を希望する場合はご連絡下さい。


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