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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
安全は正しい防犯知識を身に付けることから
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警視庁メールマガジン第181号

==警視庁メールマガジン第181号==
                                   発行日:2008/05/30



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●自転車の通行等に関するルールが改正されます

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●帰宅時に潜む罠

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●正当防衛は難しい

[防犯ミニ知識]
●6月1日から道路交通法が改正されます

[ほんの一口〜読者の声]
●死体と遺体の違いは?

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●帽子選びはこれで!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●自転車の通行等に関するルールが改正されます

 6月1日より、自転車に関してルールが改正されます。
 自転車が歩道を通行できるケースがより細かく区分されます。
 ・道路標識等で指定された場合
 ・運転者が児童、幼児等の場合
 ・車道又は交通の状況からみてやむを得ない場合
 これ以外の状況において自転車は歩道を走ることはできません。

 また、児童・幼児(13歳未満の者)を保護する責任のある者は、児童・幼児を自転車に乗車させるときは、乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません。実際に子供さんに装着させて、頭にあったものを選びましょう。
 平成19年度中、都内で交通事故に巻き込まれた自転車(保護者と一緒に乗っていた幼児のケース)のうち、60%が頭部にけがを負っています。
 
 歩道では歩行者が優先です。むやみにベルを鳴らしたり無理に歩行者の間をすり抜けて走ることは禁止されています。
 自転車で起こした事故も必ず警察に通報して下さい。歩行者にけがを負わせて逃げるとひき逃げとなります。
 ルールを守って安全に走行して下さい。




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●帰宅時に潜む罠

 江東区で起きた女性行方不明事件は最悪の展開となってしまいました。報道を見て衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。ご家族にとっては本当に残念な結果であったと思います。
 メディアでも取り上げられているように、実はこの帰宅した瞬間というのは被害者も気を抜いていることが多く、いわゆる「押し込み」という犯罪の被害に遭いやすい時でもあるのです。
 以前女性用のトイレでバッグなどの盗難が相次いだ時期があったのを記憶しておられるでしょうか。ドアのフックに引っかけたのを外から持ち去ってしまう手口なのですが、被害者がドアを閉めて安心した時を狙って行われるため、犯行は一瞬で犯人の目撃情報もほとんどありませんでした。捜査に当たった我々警察側も、「よくこんな手口を思い付いたものだ」とビックリしていたものです。
 トイレと同じというわけにはいきませんが、自宅はもっとも重要なプライベート空間です。そこにたどり着いたということで安心してしまう人が多く、在宅中は鍵をかけないというところもあるようです。
 しかし犯罪者にしてみれば、警戒されている路上で犯行に及ぶよりも相手が油断しきっている帰宅直後の方がやりやすいわけで、実際に鍵を開けて入った瞬間に強盗に襲われたというケースも多発しています。このように、帰宅した直後を襲うのが「押し込み」と言われる犯罪です。
 実はこの犯罪、非常に簡単な対策で防ぐことができます。しっかりと覚えて下さい。
 まず帰宅してドアの前に立ってからごそごそと鍵を探すのではなく、少し手前から手に鍵を持っておくといいでしょう。夜ドアの前が暗くていつも苦労するという方はなおさらです。
 次に、解錠する前に少しあたりを見回すことです。近くにこちらをうかがっているような不審な人物がいるようなら、家の前をわざと通り過ぎるという方法もありますね。
 解錠して家の中に入ったら、ドアノブを握ったその手ですぐに施錠しましょう。チェーンロックがあるならばそのままかけておいた方がいいですね。直後例えば宅配便を装って犯罪者が来たとしても、チェーンロックが防いでくれますから。
 実際私の部下も帰宅直後にやってきた、郵便局を名乗る人間に対してうっかりドアを開けてしまったことがあるのですが、たまたまチェーンロックをかけていたために相手は中に侵入できず、失敗したと感じた押し込み強盗は逃走しました。
 近隣で同じような事件が相次いでおり、帰宅直後に鍵をかけるということを実行していたおかげで、彼女は助かったわけです。ま、せっかく鍵をかけても油断してすぐ開けてしまったのでは意味がないのですけどね。
 帰宅したら一安心ではなく、鍵をかけたら一安心、これを是非実行してください。それだけであなたが狙われる確率は低くなります。オートロックだから安心というのは、「一緒に入ろうとする人間がいたら拒否する」という、西洋式の防犯意識あってこその前提です。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●正当防衛は難しい

 先日まさに「とんでもない」としかいいようのない、「正当防衛」をめぐる裁判の結論が出た。
 事件の流れはこうや。被告が路上である男性を殴った。この男性が、立ち去った被告を追いかけてきて殴ったため被告は特殊警棒で殴り倒した。これだけ聞くと男性が「正当防衛を認めてくれ」と裁判しとるように思えるやろ?
 ちゃうちゃう。被告が、「男性が反撃してきたから警棒でこっちが殴ったのは正当防衛だ」と主張しとるっちゅーことや。どう見ても正当防衛どころか傷害やけどな。
 それで最高裁は、「殴られたからといって再反撃、しかも自らの不正行為が原因であるわけだから正当防衛は認めない」と、上告を棄却した。まさに盗人猛々しいの一言につきる。
 そもそもこの被告、正当防衛の意味が分かってない。先に自分から手を出しておいて殴られたからやり返したというのは、傷害罪の成立事由にはなっても正当防衛なんてこれっぽっちも成立せん。これが認められたら全国で、そこらの相手にケンカ吹っかける連中が出てくるわ。
 では正当防衛が成立するケースはどんなことがあるか。これが難しい。ケースパスケースやし、裁判官の判断にも左右される。
 例えば、道を歩いていたら暴走族グループにいきなり囲まれて殴られそうになり、これを突き飛ばして逃げたら、後日相手のうちどころが悪くて死んでしまった。こういうような場合であれば正当防衛が成立する可能性は高い。
 しかしこれが、道を歩いていたら暴力団と肩がぶつかって、「どこに目ぇつけとんじゃい!」と言われたので怖くて殴ってしまった、ということになると正当防衛ではなくなる。相手は文句を言っただけで危害を加えると確定したわけやないからな。それに、こっちから手を出しとるし。
 ただ暴力団と肩がぶつかってこちらが謝っている時に、連れていた子供が殴られそうになったので「何をするんですか!」と思わず突き飛ばした。これなら正当防衛が成立するかも知れん。
 いずれにせよ、「正当防衛や!」と主張したところで認められるかどうかは状況次第、というとこやろな。良い行いをするためとは言っても、あんまり「正当防衛」を振り回すもんやないで。




[防犯ミニ知識]


●6月1日から改正道路交通法が施行されます

 少し前からニュースで、車後部座席のシートベルトが義務化という報道を耳にされていると思います。こちらばかり報道されていますが、実は今回の改正で施行されるのはもう1点あります。
 それは、「高齢運転者標識」いわゆる、高齢者が車につけるマークがドライバーが75歳以上の場合は必ずつけなければならなくなるということです。
 まずはこちらから説明していきましょう。
 6月1日から変わるのは、75歳以上には「高齢運転者標識」の表示が義務化されるという点。違反すると行政処分として1点が科され、違反金4000円を支払うことになります。ただし、これから一年間は指導期間として罰則(二万円以下の罰金又は科料)は科せられません。
 尚、70歳以上75歳未満の方についての標識の表示は努力義務です。
 他のドライバーにおいては、この標識及び初心運転者標識、身体障害者標識のある車両に対して、幅寄せ・割り込みなどの行為を行ってはならないと定められています。表示車に対して幅寄せ・割り込みをした場合は交通違反となります。
 次に、後部座席のシートベルト義務化についてですが、こちらは一般道と高速道路とで処罰などが異なります。
 一般道の場合、今秋までは指導機関として注意だけにとどまります。秋の交通安全運動終了後は高速道路と同じ扱いになります。
 高速道路の場合、後部座席においてシートベルトを着用していない場合は行政処分の1点が加点されます。
 後部座席を倒して寝転がっていればシートベルトを使わないでいいかというと、やむを得ず病人を搬送するようなケースを除いて認められません。
 しっかりと改正ポイントを確認の上、違反のないようにしましょう。また、当面は罰則がないから守らなくてもいいと思うのではなく、ご自身や周囲の安全のために進んでつけることを心がけてください。事故に遭ってから「着用していれば…」では間に合いません。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●死体と遺体の違いは?
「ニュースとかで、どこかで死体が見つかったという報道のあと、少ししてから、Aさんの遺体という風な言われ方に変わっていることがあります。何が違うのでしょうか?」

 広報課からお答えします。
「警察では規定というものはありませんが、マスコミの報道においては身元不明の場合は死体、身元が明らかになると遺体に書き換えるよう、ルールがあるようです。また、テレビニュースの場合は「死体」と言うのは生々しい印象を与えるため、基本的に「遺体」と言ったり「白骨化した状態」と言う風に置き換えて報道されるようです。」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●帽子選びはこれで!

 こんにちは!交通課の由美ですvv梅雨を通り越したかのような暑い毎日かと思えばいきなり雨になったりして、毎日の天気予報は欠かせませんね。
 さてさて。これからの時期紫外線対策に帽子をかぶるという人も多いのでは?また、趣味で帽子を集めたいという人もいるでしょう。
 そんな時、どうやって帽子を選びますか?鏡の前であれこれかぶり方を試してみるけど、どれもイマイチ…と悩む方も多いのでは?
 専門家に聞くと、帽子が似合わない人というのはほとんどいないそう。かぶり方の問題で、それさえ改善すればおしゃれでかっこいい帽子が見つかるとか。
 まず選ぶ時に、帽子を水平にして眉の上くらいまで深くかぶるようにしてみてください。こうすることでシャープな感じが出ますから、そこから少しずつ微調整していけばいいのです。
 上下に動かしてみると「これだ」というポイントがあるはず。
 そうして選び方に慣れてきたら、斜めにかぶってみたり、つばを折り曲げたりしてかぶり方を変えるといいでしょう。暖色系の帽子は、顔色を明るく見せる効果もあります。
 また女性であれば、スカーフを巻いたりブローチをとめてアクセントをつけるのも手。
 帽子もりっぱなおしゃれの一つです。こだわるなら帽子の形よりかぶり方から実践してみてくださいね。




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 非常識な110番が話題になっているが、Fさんはこの間休暇をとっている時に、所属課に電話してきて、「おいっ通報は何番だ!」と聞いていた。
 事故を発見、通報しようとしたはいいが、頭が真っ白になったらしい。




[あとがき]

 娘に携帯電話を買って欲しいとねだられているのですが、世間ではちょうど「小中学生に、いろいろな機能のついた携帯電話は必要ない」と言われています。これに従うのがいいか、それともやはり欲しがるものを買ってやればいいのか…。古い世代の自分としては、携帯電話を持っているだけで「ぜいたく品」と思ってしまいます。さてどうしたものやら。
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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