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◆気楽に読書感想文◆

文責:中村某        代筆:氷河二代目
以下不定期に更新予定。
タイトルの見方:…癒し系/…エンターテイメント/…学び/…マンガ

2005年10月の日記においても毎日オススメ本企画実施中2
2005年10月の日記においても毎日オススメ本企画実施中

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暴れん坊本屋さん
 氷河オススメの1冊です。
 人知れない本屋さんの苦労、困ったお客さんなどなど、毎日の戦いが描かれています。
 爆笑間違いなしですよ!
 読み終わった後は、本屋さんにとってありがたいお客さんになろう!

→どんな本?

嫌韓流
 マスコミが報道しない現実、というものがある。
 2002年ワールドカップにて韓国が相手チームに行った所業。
 何故か次々と、日本の文化が「韓国発祥」とされていること。
 ある教科書に対する異常なまでの採択反対運動。
 そして。
 何故か週間売上ランキングから「意図的」に除外され、ベストセラーであっても報道されない本。
 それが、この本だ。

→どんな本?

だらだら毎日
 人の私生活というのはえてして他の人間には大して面白味もなく、つまらないものである。
 というのはこの本を読んでから考え直した方がよさそうだ。

 「ともに白髪の生えるまで」はまだまだ死語じゃない。
 
→どんな本?

トッティ王子のちょっぴし☆おバカな笑い話
 こいつがイタリアで出版されたと聞いた時は「ちくしょう、トッティファンはローマっ子だけ
 じゃねーだろ」と思っていた。
 やっと日本でもお目見えしたようだ。ただしこれは実際の笑い話ではなくあくまでもジョーク
 として語り継がれるものであるからご注意。ちなみにこの本の売り上げは100%慈善事業に
 回されるときている。
 というわけで内容から1つ、笑い話を引用してみよう。

 テレフォンショッピングをしようと電話に向かうトッティ。
 テープの声が聞こえてきた。
 テープ音声:「プッシュボタンで10を押してください」
 トッティ:「え? 俺のボタン。9までしかないんスけど…」
→どんな本?

なぜ、男は「女はバカ」と思って
しまうのか
 「これだから女は」だとか、「女のくせに」を連発することが、男のステータスだと勘違い
 している奴がいる。
 えてしてそういう人間ほど、女からは嫌われ、モテなくなるだけなのだが、それでもまだ
 「女は見る目がない」と女のせいにしている。

 ここまで極端でなくても男はたまに「どうして女ってやつぁ」と思うことはある。
 けれどそれはしょうがない。
 考え方が違うのだから。
 男がよかれと思ってやったことが、女にはとんでもない迷惑だったりするのは、珍しくない
 話だったりするんである。
→どんな本?

ちびギャラシリーズ
 最近癒される本がブームらしい。癒される飲物も必要らしい。
 そんなものがなければ癒されない人は贅沢だなと思っていたのだが、冷やかしにと思って
 開いたらなかなか侮れなかった。
 
 口を一文字にして雨の中を進むのもいいが、雨宿りしたって誰も文句は言うまいよ。
 
→どんな本?

大人たばこ養成講座
 本で人を殺そうと企むのはコント映画の主役ぐらいである。
  花婿を殺したいくらい憎いのは花嫁の父。
  タバコの火をつけるには火打石よりライターが早い。
 
  さて世の中のどうでもいい作法を笑いながら学んでみよう。
 
  正義の味方は、口上をとうとうと語る前にさっさと変身すること。
→どんな本?

世界がもし100人の村だったら
 世界の人口は60億を越えた。
  この本はその60億を100人という数字に置きなおして、その中の何パーセントの人間が
 どんな状況であるかを説明しただけの本である……わけがない。
  自分という立場が100人の中ではどのような位置にいるのか、果たして裕福といえる環境
 なのか、それを知らしめてくれる本だ。
  多分読み終わったら自分がどれだけ不幸であるかとか、思い通りにいかないと嘆いている
 ことがどれほど愚かなのか思い知るだろう。こうして本を読んでいるということがどれほど
 恵まれているのかも。
 
  蛇足ながらこの本の売上はすべて、「村の20人」の方へ寄付されるそうである。
→どんな本?

生存 LifE
 もしあなたが突然余命いくばくもないと宣言されたら。
 そしてそんな時、行方不明だった家族が他殺死体で発見されたら。その時効が眼前に
 差し迫っているとしたら。
 絶望するかそれでも前に突き進むか。

 この物語は、そんな絶望のふちに立たされた人間がたった一人で立ち上がり、警察すらも
 捜査を放棄した娘の殺人事件の真相を突き止めていく話である。
 宣告された余命と時効成立、どちらが先に時間切れを迎えるか。
 生きるとはどういうことなのか、まざまざと見せ付けられた作品である。
→どんな本?

新暗行御史
 日本の物語には大抵、読んでいて「ああこの先はこうなるな」というお約束がある。それは
  ある意味水戸黄門などの時代劇に代表される、「マンネリズム」を求める体質があるから
 だろう。
  そして、それを外そうとしてもマンネリズムが根底にある故に、新しい発想が出てこない。
  ならば、日本人でないならばどうだろうか。
 
  それを見事にやり遂げたのがこの作品である。
  ページを繰りながら「ああ、こういう展開になるんだろうな」と思っていたら、とことんやられた。
  かすりもしない。
  それでいて斬新な展開でぐいぐいと突き進んでいく。
  思うとおりにストーリーが運ばないジレンマを楽しみたいのなら一読されたし。
→どんな本?

トガリ
 実はコミックスになるのを待っていたりするマンガなのだ。
 正義の名のもとに罪を裁くのは本当に「正義」であり「英雄」なのだろうか。
 絶対的な悪が、罪人を裁く権利を手にしたらどうなるのか。
 それを大胆に投げかける話である。

 とまぁ大げさすぎる気がしないでもないが、今までのこういった手合いの話だと、主人公は
 嫌々そういう役を引き受けた奴であり、突っ張っている割にはそれなりの良心もあるし、
 何より周囲が暖かく見守っていた。
 しかしこれは違うのである。ネタ晴らしになってもつまらないので明言は避けるが、送り出した
 方は腹に一物ある。多分。主人公が罪人と共倒れになることを望んでいる節がある。表向き
 味方のような顔をして、だ。
 しかも傍目には主人公が善人(裁く罪人はたいてい善人の仮面を被っている)に暴力を
 ふるっているようにしか見えない上に、主人公自身は罪を犯してはならない。つまり、罪人を
 傷つけることなく罪を裁かねばならない。
 こんなハンデがあっていいものだろうか。

 いや、いいのかも知れない。今までの正義の味方は「裁く」ことを前提に暴力をふるっても
 許されていたのだから。
 思うとおりにストーリーが運ばないジレンマを楽しみたいのなら一読されたし。
→どんな本?

告白の連鎖/ステージ
 推理小説に本当は、ゴテゴテに装飾されたトリックなどいらないのかもしれない。同人誌で
 ヘタレ文字を書いているクセにいちいちトリックに凝ろうとする自分として、ふとそんな感想
 が浮かんだのもやむを得ないだろう。
 派手な仕掛けもなく、どんでん返しもなく、それでいて斬新なトリックにああそうかと理屈抜き
 で納得した。強制的に理解させられる推理小説は嫌いだが頭を悩ます必要もなく、現実味
 ある構成は素直に「読んで得をした」と思った。
 意地悪な欲を言えば、最初に張った伏線をいい意味で裏切って欲しかった。考えた通りの
 伏線では流石にがっかりもする。
 ああくそ、こんな小説が書きてぇな。俺には一生無理だろうが。 
未刊行

精神分析学の本
 いやはや、まいった。読書でハングアップしたのは久し振りである。分野的に必要であった
 為仕方なく目を通すが、自分は日本語が理解できなくなったのかと思ったほどだ。
 さわりだけ学ぼうとするのを許すほど甘い学問ではないらしい。ごまかしつつ何とか読んで
 少し理解は出来たが、一読では駄目らしい。しまった。この分野の本をあと4冊も買い込ん
 でいたのだった。
廃刊

絶対困らない議論の方法
 いやはや、単純に面白かった。日本語とはこういう使い方もあるのかと思った。自分は
 細細と物を書く方なので(笑)、外部の人間とはあまり議論をしない。というよりも、段々と
 むきになってくる相手に対して議論をする気が失せてしまう。面倒で黙り込むと途端に
 「じゃあ自分の勝ちだな」と来る。あまりにも低レベルな会話をしたくないだけだ、と思うが
 言ったところで理解できるような頭は持っていないだろうから放っておく。すると相手は非を
 認めろだの謝罪しろだの言ってくる。これが嫌で議論をしない。本当に相手を説得しなけ
 ればならないのなら、根回ししておけばいいだけだ。
 前置きが長くなってしまったが、ずばり「言葉少なく的確な反論をする方法」。この本の
 内容はこれに尽きる。ただし、相手の主張をきちんと理解できることが前提だが。これで
 まったく的の外れた批判をしてくる人間に大した労力を使わず反論を行える。
 面倒くさがりには丁度いい。だからもったいなくて正式なタイトルは教えられない(笑)。
 (氷河注:リニュにあたってタイトル掲載しました。ごめんよー)
→どんな本?

名探偵コナン
 単純にネタ切れなのか何なのか、トリックがやたらと理屈っぽくなってきた。込み入り過ぎて
 いてとても幅広い年齢層を対象にしているとは思えない。それから、時事ネタを取り入れる
 のもいいが、実際の事件において被害者の心境を十分考慮した方がいいと思う。
 まあそんなことを言っていたらどんな事件も描けなくなってしまうが、今時分バスジャックと
 聞けば大抵はあの事件を連想するから、少し配慮が欲しかったと思うネタである。
 ユーモアミステリーだとか、某本格推理マンガ(という肩書き)に対抗するのはいいが、
 トリックに凝り過ぎるのは問題。気のせいか最近その某マンガよりも、事件解決の糸口発見が
 偶然に助けられていると思うのは俺だけか。
→どんな本?

多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ→気楽に読書感想文