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野次馬ニュース

(週刊ダウトNo.1382号記事より)

高校生探偵・工藤新一インタビュー

 どんな難事件も迷宮なし。
 そう囁かれる探偵がいる。彼の名は工藤新一。なんとまだ17歳の現役高校生だ。彼が今までに
手がけた事件は非常に多岐に渡る。
 彼の父親はベストセラー推理作家として世界中に名を知らしめている工藤優作、母親は19歳で
すべての賞という賞を総なめにしながら20歳で結婚と同時に引退した女優、藤峰有希子(結婚後
工藤有希子)。つまり優秀な遺伝子を引き継いだ、天性の才能を持つ名探偵ということ。
 
 今回は読者からの熱烈な希望を受けて、彼に探偵としての意気込みなどを聞いてみた。



――小さい頃からこういったことに興味はあったんですか?
「そうですね。親父もよく事件の報道記事をスクラップにしてたし、家には推理小説や貴重な資料が
そろっていたから、片端から読んでました。だから事件の報道があると、犯人像や動機、背景などを
よく考察してましたよ」

――本格的に探偵として活動を始められたのはどういった動機から?
「警察の捜査は一辺倒で時折多角的な見方に欠けているな、と感じることがあります。まあそこの
ところを俺が補って、解決に協力できたらと思って。これからはもっと複雑な事件とかが増えると思い
ますよ。そんな時初動捜査の方向を見誤ったら捜査が長引くどころか、迷宮入りしかねないですからね」

――(苦笑)。では、調査の時などに心がけていることは?
「非常に基礎の基礎ですが、どんなに些細なことでも必ず情報を伝えてもらうことですね。その人は
大したことではないと思っても、何が解決につながる糸口か分からないですからね。だから俺は、
警察のように『怪しい人を見かけなかったですか』とか『変な物音を聞いたことは』などと、対象を限定
するようなことはせず、自由に発言してもらえるようにしてますよ。おっと、警察を馬鹿にするわけじゃ
ないですけどね」

――今世間を騒がせている怪盗1412号については?
「今度予告があった時には、警視庁に知り合いがいますので頼んで逮捕に関わらせてもらおうと思って
います。必ず俺が捕まえてみせますよ。これまでの犯行歴を分析すれば、必ず対策が見えてくるはず
ですから」

――警視庁に、ロスから帰国された明智警視が配属されたことについて一言
「ロスでの活躍を拝見させていただきましたが、かなり優秀な方だと思います。警察もああいう人が
増えればこれからもっと捜査がやりやすくなりますよ。ああ、でも俺の仕事がなくなっちまうかな(笑)。
でも、俺もあの警視さんには期待してるんですよ。一度お手並みを拝見させてもらいたいものです」

――そういえば、いろいろとファンレターなどが舞い込むようですが?
「いやぁ、大したことはないですよ。事件解決の報道に感動された方から激励の手紙を沢山もらった
からといって、それが探偵としての能力を決定するものではありませんからね。しかし励みにはさせて
もらってますよ。差し入れももらったりして芸能人みたいですね」

――…。で、一番多かった質問なんですが、本命はいらっしゃるんですか?
「本命?い、いや別に。事件の方が今のところ大事ですからね」

――では、最後に一言お願いします。
「困った時はこの工藤新一まで。必ず貴方の悩みを解決してみせます」

ありがとうございました。


 高校生探偵はまったく緊張したそぶりもなく、どちらかと言えば軽いノリでインタビューに応じてくれた。
これからも頑張ってもらいたいものである。
 もちろん当編集部は彼の活躍をこれからも追いかけていく。
 来月には西の名探偵、服部平次君にもインタビューを予定しているのでよろしく。質問なども受付中。


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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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