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本日のニュース

10月12日(火)  18時00分

偽者予告を本物がいただき

 KIDが何故か銀行に予告状。
 こんな見出しが数週間前の新聞を飾った。
 KIDこと怪盗1412号といえば、宝石専門の窃盗犯であり、今まで現金などを盗んだことは
ない。
 何かの間違いか?と日本国民が首をかしげていたであろう事件であるが、先週末、予告した
日時に現金輸送車を何者かが襲撃、現金4億円が盗まれるという事態になった。
 一時、「KIDの犯行」として報道されたが、約30分後この銀行宛に、「盗まれた金額は4億円で
間違いないか」という不審な電話が入り、受けた行員が「合っている」と答えたところそのまま
電話は切れ、10分後にこの銀行の金庫を開けたところ盗まれたはずの現金4億円が無事
入っているのが確認されたという。
 誰がどうやってこの現金を金庫に入れたかはまったく不明。
 警視庁が防犯カメラのチェックにあたっているが、捜査のため出入りしていた警察官も多く
映っており、いつ戻されたか割り出すのは困難だという。

 そして本日午前、怪盗KIDの名前で銀行宛に「あれは偽者がやったことなので本物が責任を
もって盗まれたものをお返しする」という手紙が届いた。また、犯人一味の住処だという住所も
添付されており、警視庁が慎重に捜査を進めている。
 尚、KIDによると、偽者が強奪した現金は途中で偽札に変えられており、どこかで使用すると
すぐわかるようになっているとのこと。
 無事戻ってきた現金に安堵すべきか、警察のお株を奪われたことに怒るべきか、警視庁
面々の表情は複雑である。


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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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