プロファイリング見事的中

　警視庁は本日、1990年11月Ａ区において、会社員田中一郎さん(当時32)が殺害された
事件で、無職、鈴木三郎容疑者(46)を逮捕したと発表した。
　この事件では延べ6万人の捜査員を動員、捜査にあたったが手がかりが乏しく、時効
1年前を迎えるにあたり捜査一課明智警視主導によるプロファイリングを導入。その結果
導き出された犯人像から当時、田中さんが交際していた女性とトラブルを起こしていた鈴木
容疑者を割り出し、時効1ヶ月前での逮捕となった。
　鈴木容疑者は、「事件は迷宮入りだと思っていた。まさか今になって逮捕されるとは思わ
なかった」と反省のそぶりも見せていないという。

　見事事件を解決に導いた明智警視は、「プロファイリングは今の日本では簡単に行うと
いうわけにはいかないが、今後必要になってくる捜査方法。特に、これまでの犯人像が
当てはまらない犯罪が多発している現代では積極的に導入していきたい」と慎重な様子を
みせた。
　尚警視庁には報道を受けて早くも「明智警視の話をテレビで聞きたい」という市民からの
問い合わせがあり、対応に戸惑っているという。
　警視庁では「プロファイリングの技法を簡単に明かすわけにはいかない。それを逆手に取る
犯人も出てくる。ドラマのような派手な捜査ではないので、どうか納得していただきたい」と
コメントを発表した。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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