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  ローカルニュース

5月19日(土)  ローカルワイド

危険を察知しよう

 警視庁が、発明家で知られる阿笠博士と協力して小学生のための危険予知帰宅コースを
作成し、この週末募集した親子連れとで実際にコースを体験することになった。

 小学生に対する不審な声かけが急増しており、また、「子供にどんな危険があるかを
口で説明するのが難しい」という保護者からの意見が多数寄せられたことから、阿笠博士が
少年探偵団の意見を取り入れて作成。半年かけて完成させたもの。これを警視庁捜査一課
所属の佐藤刑事が企画として持ち込み、広報課が実現へとこぎつけた。
 帝丹小学校の体育館を週末貸しきって行われる。(9:00〜18:00、見学は自由参加)
 
 コースは18日午後から設置され、このテストに編集部が参加できることになった。
 渡された地図を見て家の位置を覚え、帰宅するシステムであるが、途中には「道を教えて」と
尋ねてくる、車に乗った不審者や、「写真をとらせて」と声をかけてくる人間、見通しの悪い路地や
交通量の多い道路などを想定した場所が設置されており、なかなか本格的である。
 また途中には、「子供110番の店」と書かれた、駆け込みようの店もあり、避難出来るように
なっていた。

 さて、編集部が試した結果は…100点満点中30点。横断歩道を点滅信号で渡ったことや、
車に乗った不審者への対応が、「わかりませんと断るにしても、すぐに車に近寄ってはダメ」と
判断されたことによるもの。なかなか安全への道は厳しいようだ。
 
 同じようにテスト参加していた親子連れは、70点80点と高得点を出していた。
 体験した感想を聞いてみると、「走って逃げるだけでなく、お店に逃げた方がいい時もあると
わかった」「子供の帰宅路には思いがけない危険があるのを知ることが出来た」「下校時に
庭へ出るようにしておいてほしいという、地域の呼びかけの意味がわかった」と好反応。

 このコースを開発した阿笠博士は、「不審者が増えておるのも事実だが、子供のためを
思って挨拶をする大人までもが不審者扱いされておるのも事実。そういうところもちゃんと
見極めて欲しいもんじゃ」と、自らの体験を交えて話した。
 
 警視庁では、週末の本格的なコース体験を経て、結果がよければ毎年実施するようにして
いきたいとしている。


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