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本日のニュース

10月20日(火)  18時00分

撮影クルー謎の失踪、と思ったら生きていた

 殺人者高遠遙一のドキュメント番組を制作するため、8月から渡米して取材を続けて
いたクルーが突然失踪して10日。生死が危ぶまれていたが、驚くべき事実が判明した。

 撮影クルーは、年末放送予定の「あの指名手配犯は今」という番組においてメインとして
取り上げる予定であった、高遠遙一を担当。アメリカにいるという目撃情報をもとに渡米して
いた。
 今月5日、「ついに高遠を見つけました。接触してみます」という連絡を最後に居場所が
わからなくなっていた。携帯は通じず、テレビ局では現地警察に捜査協力を頼んでいたと
いう。
 そして15日失踪していたクルーから連絡があり、「一文なしになってしまった。何とかして
欲しい」とテレビ局に要請があった。
 事情を聞いたところ、「今はいえない」とのことで、現地の関係者と連絡を取り、撮影クルーを
全員無事保護した。
 撮影クルーは明日帰国するという。

 なぜ彼らがいきなり失踪したのか。
 当初、何らかの事件に巻き込まれていたと思われていたが、「現地でギャンブルにはまって
どうやら一文なしになっただけらしい」という説がまことしやかに語られている。
 彼らが滞在していたのはカジノで有名なラスベガス。
 高遠と接触しようとカジノに足を運ぶうち、どうやら本来の目的を忘れてしまったようなのである。
 テレビ局スタッフは非公式なコメントとして、「お騒がせして本当に恥ずかしい。番組は一旦
白紙に戻すことを予定している」と述べている。
 
 また、高遠の署名入りでテレビ局に「こちらが何かやったと思われるのは迷惑です。確かに
彼らがうろついているのは見ましたが、私がこんな無様な失踪にかかわっていると思われるのは
名誉にかかわる」とメールが届いており、警視庁が本物かどうか調べているという。

 犯罪に巻き込まれなかったのは何よりだが、事件を取材する側が事件を作ってしまっては
意味がないだろう。



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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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