お見事！プロファイリングで自殺阻止

　警視庁きってのエリート刑事、明智警視が、その優秀な頭脳を生かして、集団自殺しようと
していた男女を救出していたことがわかった。
　18日の朝、ホームセンターを訪れていた明智警視は、店内で妙な動きをしている男女を
見かけた。最初は目的のものがどこにあるか分からず探しているだけのように思ったが、
たまたま耳にした彼らの会話から、それほど親しい関係ではないにも関わらず旅行に出かける
かのようなやりとり、それにしては購入するものが不自然であったことから、不審に思い、
それとなく尾行して様子を探ったという。
　
　購入物と会話から、あることを確信した明智警視は車種と車両ナンバーを警視庁に連絡、
捜査員の出動を要請した。また、自らも駆けつけたパトカーに乗って、プロファイリングから
導き出した場所を的確に指示したという。

　その目的地では明智警視の推測通り、車両に乗った男女が自殺を行おうとしていたところで
あり、駆けつけた捜査員らによって全員が保護された。
　念のため病院に搬送されたが、命に別状はないという。
　また現場には危険な薬品があったため近隣住民に避難を呼びかけ、警視庁の機動捜査隊が
これを処理した。
　
　明智警視は、「偶然とはいえ、自分のカンを信じて良かったと思います。命を救うことは
警察官としての当然の任務ですから、当たり前のことをしたまでです」とコメント。
　なお、男女らには面識がなく、ネットで自殺を募って集まっただけで、今はもう自殺する
つもりはないという。また、退院後明智警視を訪れてお礼を言いたいと伝えた。
　それを聞いた明智警視は「本当に良かったです」と笑みを浮かべていた。
　見事な推理の裏には、警察官としての強い使命感があった。
　

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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