猫の後を追っていくと…？少年探偵団のお手柄

　飼い犬が飼い主のピンチを他の人に知らせるという話はよくあるが、今回は飼い猫が
通りがかった人を呼ぶという珍事件が発生した。しかもその呼んだ人間はおなじみ少年探偵団
だった。
　東京消防庁に119番要請があったのは、27日水曜日の夕方のこと。子供の声で、「練炭自殺を
しようとしていた人を発見。意識はもうろうとしているが呼吸は正常。至急救急車を」という通報が
あった。
　救急隊員が急行すると、民家の中でぐったりしている女性がおり、そばに少年探偵団の江戸川
コナン君と灰原哀ちゃんがいたという。
　女性は杯戸病院に搬送されたが現在意識は回復し、容体は安定している。

　コナン君から事情を聞いた警視庁によれば、２人は帰宅途中に猫を見つけ、撫でようとした
ところ、その猫が服を引っ張るようなしぐさをした。気になった哀ちゃんが後をついていくと、猫は
２人がついてきているか何度も何度も振り返りながら進んでいった。
　そして、ある民家の前で立ち止まり、近づいた哀ちゃんの服についていたブローチをくわえて
中へ逃げ込んだため、コナン君がこれを追跡、庭に回った時点で、室内で人が倒れているのに
気付き、ガラスを割って中へ入り、救助要請をしたという。
　猫は飼い主と思われる女性が搬送される間、庭の隅で大人しくしていた。
　コナン君は「猫がこんなに頭がいいとは思わなかった。たまたま通りかかって良かった」と話して
いる。また哀ちゃんは「また帰宅途中に猫を見つけたらついていくと思うわ」とコメント。
　女性の家族はニュース報道後「猫をぜひ一目見たい」という人が押し寄せ、「家族が助かって良かった」
としながらも対応に苦慮している様子。
　
　消防庁ではこの猫にも感謝状を贈るか真剣に検討中だという。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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