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本日のニュース

7月22日(日)  18時00分

ちょっと待て、その財布は誰のもの

 うだるような猛暑下、都内のある交番で、暑さも忘れてしまうような珍事が起きた。
 手錠をかけられ、うなだれて交番からパトカーへ乗せられる男2人をたまたま通りかかった人が
見て「何があったの?」とツィート。そこからあっという間に話は広まり、警視庁へは問い合わせが
相次いだとのこと。
 
 事の発端は一人の男が財布を届けにきたことだった。
 交番の警察官は拾得物として受理しようとしていたが、男が「何か身元がわかるものはないかと
確認していたら変なものが入っている」と指摘したことから財布の中身を捜査。
 小さなビニール袋に入った白い粉を発見した。
 薬物検査でこれが大麻とわかり、警察官は男にどこで拾ったのか、どういう状況だったのかを
聞き取り調査していた。
 そこに警視庁の剣持警部が「この人がスリの被害に遭ったそうだが」ともう一人の男性を連れて
きた。
 この男性はバスの中で財布をすられたと話し、交番を探していたところたまたま剣持警部に
声をかけられてここまで来たという。
 ところが、財布の中から大麻が発見されたのを見るや逃げ出そうとした。
 交番警察官が大声でそれを指摘したため剣持警部が取り押さえ、大麻所持の男は緊急逮捕となった。
ちなみに財布を拾ったと嘘をついていた男もスリの現行犯で逮捕された。
 スリの男は「財布をすったらお金はほとんど入っていなかったが、変な薬が入っているのを見て
怖くなった。今捨てると自分が怪しまれそうなので届けようと思った」と供述しているという。
 二つの事件が起きた現場に居合わせた剣持警部は、「まったくもって奇妙な事件だった。自分が
犯罪者を伴って交番に行くことになるとは。世の中何があるかわからんなぁ」と未だによくわかって
いない様子で語った。 
 なお、大麻所持の男が持っていた財布には964円が入っていたという。


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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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