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1月20日(火)  12時00分

痛恨のミス?振り込め詐欺犯、間違い電話で逮捕

「もしもし母さん?俺だけど…」
 このフレーズを聞いて振り込め詐欺を思い出す人は少なくない。
 しかしその電話がいざ自分にかかってくると、子供を助けたいと思うあまり、言われるまま
お金を振り込んでしまう。
 これら特殊詐欺の被害額は平成26年で約380億円にものぼる。
 出し子と呼ばれる、お金を引き出す下っ端は逮捕できても、犯人グループの検挙率は依然と
して低く、各都道府県警も対応に頭を悩ませてきた。
 ところが先日都内で振り込め詐欺犯がスピード逮捕されるという出来事があった。

 振り込め詐欺犯からの電話を受けたのは何と、現役女性警察官だった。
 勤務中、自分の携帯電話にかかってきた電話に応対した警察官は、相手の口調から、本物の息子
ではなく振り込め詐欺であることに気づき、うまく応対しながら捜査二課の中森警部に相談、そこから
たまたま一緒にいた捜査一課の明智警視との連携で携帯電話会社に捜査を要請、位置を割り出す
ことに成功したという。
 携帯電話会社は、「緊急の要請であり情報公開に問題はなかった」としている。

 その後警察官は騙されたふりをして取引現場に赴き、張り込んでいた刑事らが新聞紙をつめた
鞄を持ち帰る受け子を尾行、詐欺グループが待ち合わせ場所に使っていた倉庫を取り囲み、緊急
逮捕した。
 一方で中森警部らは携帯電話がかけられていた場所を特定して乗り込んでおり、グループのリーダーを
含め10数人を詐欺の現行犯で緊急逮捕した。
 犯人グループは逮捕されるまで間違い電話に気付いていなかったという。

 女性警察官は潜入捜査も担当するため、顔とコメントはNGとのこと。
 中森警部は「いつもKIDに逃げられているとワシを無能呼ばわりする輩もいるが、だいたいKIDばかり
相手にしているわけではないからな!こうしてちゃんと詐欺グループを一網打尽にしておる。だいたい
KIDにしても…あっおいコラ、どこにいく。話はまだ(紙面の都合により省略)」

 たまたま捜査に協力した明智警視は、「これは一刻を争うと思い、上にかけあって携帯電話会社へも
協力を要請しました。犯人グループが逮捕されて何よりです。そして皆さんも、自分だけは大丈夫と
思わずにどうか気を付けて下さい」とさわやかな笑顔で語った。

 振り込め詐欺にはくれぐれもご注意を。


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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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