警視庁前で交通事故、交通整理になぜか見物人続々

　警視庁前で本日午後に発生した交通事故。
　右折の軽車両と直進の普通車が出会いがしらに衝突、けが人が数人出た。
　それだけなら大したものではなかったのだが、野次馬が続々と現れ、警察官が車の交通整理
だけでなく、見物人の整理にも追われる珍しい事態となった。
　野次馬のお目当ては、制服警察官に混じって交通整理を手伝っていた、警視庁捜査一課の
明智警視。
　捜査一課といえば殺人などの捜査が専門なのになぜ？
　実はこの1時間前に、数キロ離れた場所で大規模な玉突き事故が発生しており、交通課の
警察官はほとんど出動していたのと、夜の勤務の交代前であったため人手が足りず、たまたま
捜査一課にいた明智警視が様子を見て手伝いに繰り出していたのだ。
　交通事故自体は数十分で車が撤去され、片側交互通行で車の行き来が復活したが、歩道は
一目明智警視を見たい人であふれかえっていた。
　車の中からパシャリと撮影する人も。
　これには明智警視も苦笑い。
　最後は交通課の警察官数人を残して警視庁に入っていったという。
　寒い時期の珍事であった。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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