指名手配犯と知らずに会話、男性ビックリ

　イギリスのロンドンにおいて殺人の容疑で、国際指名手配中の高遠遙一が一般人と
接触していたことが判明した。
　スコットランドヤードの発表によると、25日夜22時頃(日本時間26日朝6時)、パブにて
たまたま高遠の隣に座った白人男性が、「あなたは日本人？」と尋ね、高遠が「そうだ」と
英語で応じ、しばらく会話をしていたのを店員が目撃していたという。
　この男性は以前日本に数年いたことがあり、懐かしくて話しかけた、と説明している。
　「(日本は)今はどこあたりが観光に向いているか」と男性が尋ねたところ高遠は「今の
季節は九州、四国、沖縄が良いと思います。東は冷え込みが厳しい」と答え、いくつか
観光スポットを紙ナプキンに書き込み、男性に手渡してきた。
　男性はお礼にとお酒を一杯奢ったと話す。
　高遠はそのまま「用事があるので」と店を出た。
　男性が高遠の正体に気付いたのは、しばらくしてスコットランドヤードの警官が店に
「さっきこの男がきたという目撃証言がある」と高遠の写真を見せてからだという。
　男性は「殺人犯だと知り、今になって恐怖を感じている。彼はまったくそんなそぶりも
見せなかったし、我々よりも紳士らしく振舞っていた。今度見かけたらちゃんと通報する
ことにするよ」とスコットランドヤードに語ったという。

　なお、この店を出てからの高遠の足取りは判明していない。
　スコットランドヤードは引き続き捜査を続ける。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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