張り込み中に女児誘拐を阻止、捜査員お手柄

　警視庁は本日、22日都内ショッピングモールで別事件の捜査のため張り込み中だった捜査員が
母親と一緒に買い物に訪れていた女児を拉致、連れ去ろうとしていた男を発見しその場で
現行犯逮捕したと発表した。
　捜査中だった事件の詳細については伏せられている。

　警視庁によると22日午後3時半頃、ショッピングモールのトイレ向かい側にある休憩所において、
警視庁捜査一課剣持捜査員と部下の正野捜査員が張り込みを行っていたところ、女児が一人で
トイレに入っていった直後周りを伺うようにして入っていった男を目撃したという。
　数分後男は出てきたが、女児は出てこず、男が入っていく時には所持していなかった大きな
キャリーケースを持っていたことから不審に思った剣持捜査員が身分を明かして職質をかけたところ
男はケースを置いて逃走、取り押さえてケースを確認すると中から拘束された女児が出てきたため、
未成年者略取の現行犯で逮捕した。
　女児の母親は、「レジで会計を待っている時に娘がトイレに行きたいと言い出した。一人で行けると
いったので行かせてしまった。こんなことが起きていたとは思わなかった。今後絶対に目を離しません」と
剣持捜査員に伝えたという。
　トイレ出入り口に防犯カメラは設置されていなかったが、通路にあったため確認すると、店の開店直後に
男がトイレにキャリーケースを持って入り、出てくる時にはなにも持っていなかった映像が残っていた。
　男は「女の子を連れ去る目的で朝から店にいた。拉致できそうな子を狙った。ここのトイレ
出入り口には防犯カメラがないから成功すると思った」と話しているという。

　警視庁は剣持捜査員の言葉として、「たまたまトイレ付近での張り込みをしていたために
事件を未然に防ぐことが出来たが、小さなお子さんからは目を離さないようにして欲しい」と
伝えた。
　子供が大きくなりひとりでやりたがる年齢になっても、トイレの出入り口までは付き添う、と
いった防犯意識も必要といえるだろう。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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